河原泰之「GOLD LEAF」について(お詫びと訂正)
[2017年11月1日最終更新]
2017年6月5日に歩一色詰(詰上り玉と歩18枚、成生は任意)の長手数記録を下記の通り登録しました。
- 歩一色詰長手数記録 菅野哲郎 「かすがい」 47手
- 歩一色詰長手数参考記録 河原泰之「GOLD LEAF」 71手(早詰)
河原泰之「GOLD LEAF」 棋譜ファイル
詰パラ10月号のおもちゃ箱だよりでもこの記録作を紹介したのですが、それに対してほっとさんから
「『GOLD LEAF』って早詰なのかな。確認した限りでは、非限定やと金を余分に捨てることができる箇所はいくつかあるものの、早く詰む順は見当たらないのだが。」
との指摘が。
調べてみると、この指摘は正しく、早詰はありませんでした。
登録時は、詰将棋データベース収録の手順を柿木将棋で余詰を調べて早詰と判断したのですが、早詰箇所を確認してみると、受方の応手が誤っていました(作意に還元する変化別詰手順だった)。私の確認不十分でした。申し訳ありません。
他の箇所で手順前後、迂回手順、非限定、収束余詰(3手前)はありますが、作品の性格上キズ扱いでよいと思いますので、近いうちに河原泰之さんの「GOLD LEAF」を歩一色詰の長手数記録として登録し直したいと思います。
「GOLD LEAF」は玉金以外全て成駒の小駒全駒図式から歩一色詰になるとてもユニークな作品で、作者の発想には感心させられます。未見の方はぜひご鑑賞ください。
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