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推理将棋第116回解答(2)

[2017年12月14日最終更新]
推理将棋第116回出題の116-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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116-2 中級 NAO 作   端に金       10手

「たったの10手で負けちゃった。初手から玉が動いて守り重視のはずだったのに」
「"右"の付く手もあったけど、端に指した金の手が勝負を分けたね」

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 初手は玉が動いた
  • 端に金の手があった
  • 棋譜上"右"の付く手があった

出題のことば(担当 NAO)

 1筋か9筋か、端金の位置を推理しよう。

追加ヒント

 端の金は後手ではなく先手の金。"右"が付くのは金ではなく角。


推理将棋116-2 解答

▲5八 △3四歩   ▲7六歩 △8八角不成
▲7八金 △7九角不成 ▲8八金 △5九角
△6八角成 まで10手

(条件)
・初手は玉が動いた(初手▲58玉)
・端に金の手があった(9手目▲98金)
・棋譜上"右"の付く手があった(10手目△68角右成)

Suiri1162

本作は2枚角の連係で詰む短編。端金は先手か後手か、"右"の手は金か角か、惑わせる狙いがあります。攻め方の後手が端金の手を指して詰みを目指しても10手では"右"の手が入りません。

  • 先手金が端に行くには3手要すが、大駒が邪魔。後手に角を取ってもらって、先手金が9筋に移動すればよい。初手玉移動の後の協力手は角道を空ける▲76歩。先手の残りの3手は金移動に費やす。玉位置は決めず先手の指し手を並べると、XX玉~76歩~78金~88金~98金。
  • 後手は△34歩~△88角不成は必然。後の角打ちから"角右"の手を狙う。
  • 初手は途中角の王手が掛からないよう▲58玉に決定。初手から「▲58八玉 △34歩 ▲76歩 △88角不成」
  • 後手は先手金の移動で88角を取らせないよう▲78金の後△79角不成。79角と持駒の角で"右"の手を狙って攻めればよい。先手方の金銀の効きがなくなった68地点で"角右成"と指せるよう△59角を置く。5手目から「▲78金 △79角不成 ▲88金 △59角 ▲98金 △68角右成」まで。"右"の手▲68角右成が止めの1手。
  • "右"の手条件がなければ、後手金を72~83~94~85と繰り出して86玉を詰ます筋がある。

それではみなさんの短評をどうぞ。

NAO(作者) 「金の着手を先手か後手か迷ってもらい、一瞬でも"金右"に手を進めてもらえれば成功です。なお、『"右"の付く手があった』の替わりに、『"同"と"不成"以外の補助記号("右"、左"、"上"、"寄"、"直"、"引")の付く手があった』としても唯一解になり謎解き要素が増しますが、表現のわかりやすさから"右"と明かしました」

斧間徳子 「"金右"をミスリードするうまい条件。無意味な金の横歩きが滑稽で面白い」

はなさかしろう 「右の手、第一感の▲5九金右があっさり空振り。端金条件が後手の手順にもぴったりはまって解き心地良いです」

小山邦明 「最初は、先手に59金右の手順を入れて、後手が34歩、77角、59角と取る手順を考えたが、端の金の着手を入れると残り1手では詰みそうにない。そこで、先手の金が端の手で右の着手は後手の角と考えたらうまく解けた。
最後の『棋譜に右の付く手があった』という条件がなければ、68玉、72金、76歩、84歩、77玉、83金、86玉、94金、77角、85金のような手順もあるという事ですね」

竹野龍騎 「"右"は1手で可能な金から考えた。端金条件もあるので金がテーマかと思い、なおさら」

後憂生「右"と付く手を金と思い込んで大苦戦。作者の罠に見事に嵌る、でした」

■解答者の多くは一旦"金右"から考えられたようで、作者としては満足です。

ほっと 「守り重視とは一体」

■受け方の手は玉が1手、金が3手ですので守り重視かと・・・

Pontamon 「金右からでは端まで行けないし、金を取る手もなさそう。右は角と予想して解決」

小木敏弘 「"右"のヒントで限定しているのが面白い」

RINTARO 「先手の端金、後手の角右が分かると瞬殺でした」

山下誠 「先手の左金の移動と考えれば、意外に選択肢は少なかったです」

諏訪冬葉 「後手金を端に指すのは詰みにつながらなそうなので先手。最初▲48角-▲57角右成を考えていたら、69が空いていて失敗」

S.Kimura 「ヒントに予想していたことしか書かれていなかったので愕然としましたが,79角不成を発見して事なきを得ました」

■角右成の詰形を少しだけ考えさせられますが、端金が先手左金とわかっていれば易問でしょう。

占魚亭 「76歩として間に合うのか!」

原岡望 「ヒントに助けられた。端が意外に近いのには驚いた」

飯山修 「端金となると無駄手の連続を考えるしかない」

■68金の1手で済むところ金に3手掛けてます。金を取らせない場合、68の効きを外す手(88金)が必要手となるので実は無駄手は98金の1手だけでした。


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  後憂生さん
  小木敏弘さん  小山邦明さん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  竹野龍騎さん
  テイエムガンバさん  のくせにさん  はなさかしろうさん  原岡望さん
  ほっとさん  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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