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推理将棋第116回解答(1)

[2017年12月12日最終更新]
推理将棋第116回出題の116-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第116回出題  推理将棋第116回解答(1)  (2)  (3)
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◇年賀推理将棋の作品募集(再)◇

恒例の年賀推理将棋特集を年末に出題する予定です。難易度問わず作品を募集します。

  • 年末年始、年賀詰("2018", "18", "30", "11", 干支"戌"、にちなんだ推理将棋)

※当初 12/5〆切でしたが、投稿作品が少ないため再募集いたします。投稿〆切12月17日


推理将棋第116回解説  担当 NAO

10月出題の第116回は18名から解答いただきました。


116-1 初級 渡辺秀行 作  24まで       9手

「おお、9手で詰んでいるとは。棋譜の最終手に24と書いてあるね」
「うん、金の着手の後、別の指し手があってから、15に着手していたよ」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 最終手の棋譜に24と書いてあった(※)
  • 金の着手の後、間を空けて、15の着手があった

※"同"が付くのはダメ。8手目が24への着手ではないことも暗に含んでいます。


出題のことば(担当 NAO)

 15地点に着手する駒は何か推理しよう。

追加ヒント

 7手目に角を打ち、9手目は"同"の付かない▲24角。


推理将棋116-1 解答

▲7六歩 △3四歩 ▲2二角成 △5二
▲2一馬 △2四歩 ▲1五角  △4二玉
2四角 まで9手.

(条件)
・最終手の棋譜に24と書いてあった(9手目▲24角)
・金の着手(4手目△52金右)の後、間を空けて、15の着手(7手目▲15角)があった

Suiri1161

本作は、端角で詰む"例の形"の応用した短編作品。"例の形"とは、最短手数の将棋として昔から知られている端の角打ちで詰む6手詰*です。解図はその詰手順を軸に手順を組み立てていきます。

*: ▲76歩 △34歩 ▲58金右 △88角成 ▲68玉 △95角まで。現在の推理将棋では無駄合も手数としてカウントする"無駄合有効"としているので、上記6手に▲77桂△同角成の2手を加え8手詰となる。

攻め方=先手として、6手の攻防を整理すると、

  • 先手の攻め:1)角道を開ける、2)角を取る、3)取った角を端(15)に打つ
  • 後手の協力手:1)角道を開ける、2)玉を移動(42)、3)玉腹の退路(52)を塞ぐ

これに最終手の24地点の着手を加える。

最終手が"同"でないことから、先後各々の手順を順不同で列記すると

  • 先手:▲76歩~▲22角成、この後▲15角~▲24角。残りの1手は33地点に効く桂を取る▲21馬。
  • 後手:△34歩、残りは△42玉と52地点の塞ぎに"金"を使う△52金右、他は最終手24角を可能にする△24歩。

初手から「▲76歩 △34歩 ▲22角成」ここまでは必然。
1)△24歩は6手目以前。2)△52金右の後、間を空けて▲15角。ここで、△52金右は4手目以降であるので、4手目△52金右~7手目▲15角が決定する。
4手目から「△52金右 ▲21馬 △24歩 ▲15角 △42玉 ▲24角」まで。

古の手順が解答者に優しい作品に仕上がりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(作者) 「現行の推理将棋のルールでは認められていない例の6手詰めのアレンジ」

ほっと 「手順前後を消す条件設定はうまいと言うべきか苦しいと言うべきか」

Pontamon 「最終手の15と24の角は非限定になると覚えていたので、15と24の両方の着手指定に面喰いました」

斧間徳子 「渡辺さんにしては条件がややまどろっこしい感じがする、と言っては酷でしょうか」

RINTARO 「詰め上がり図の推察ができるので、易しかったです。
『金の着手の後、間を空けて、15の着手があった』の条件が惜しい気がします」

飯山修 「非限定回避の為の棋譜数字表記は確かに面白いが、同を使わない少数派の回答者がいるので」

原岡望 「うまい条件」

■手順前後を消す条件は初級向けのサービスでしょう。

S.Kimura 「"例の形"というのがよく分かりませんでしたが,24角として詰む形を探したら,答えが見つかりました」

はなさかしろう 「1五、2四と来ればこの形ですね」

諏訪冬葉 「『▲15角を24に動かして詰み』と読んで手順を構成しました」

小山邦明 「15の着手が一番有力そうなのは角だと推理して解きました」

占魚亭 「普通に22角成とするのが盲点でした」

小木敏弘 「21馬が、桂のきき消しと32封鎖の一石二鳥の大活躍」

竹野龍騎 「15の着手を後手から考えて悩む」

後憂生 「棋譜、9手目に24。王方の23歩が邪魔だなぁ」

山下誠 「2四歩のタイミングに気付かず、何日も長考しました」

■単純な端角の筋も23歩の存在が悩ましく手順を考えさせられました。


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  後憂生さん
  小木敏弘さん  小山邦明さん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  竹野龍騎さん
  テイエムガンバさん  のくせにさん  はなさかしろうさん  原岡望さん
  ほっとさん  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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