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eureka作品集(48)

[2018年2月10日最終更新]
eurekaは、詰将棋創作プログラミングの取り組みで、コンピュータとTETSUが協力して創作した作品で使用しているペンネームである。作品は詰将棋創作プログラミング 17 eureka作品集でまとめている。各作品について解答、解説を順次掲載していく。

eureka作品集(48) 創作プログラミング 作品48

Tst048 作品48 eureka 25手

飛角図式

▲1六角(34)△同 龍(46)▲3九香打  △同 玉(38)▲3七龍(77)△3八金打
▲1七角(44)△同 龍(16)▲4八銀打  △2九玉(39)▲3九金打  △1九玉(29)
▲1七龍(37)△1八金打  ▲2九飛打  △同 金(38)▲同 金(39)△同 玉(19)
▲3九金打  △1九玉(29)▲1八龍(17)△同 玉(19)▲2八金打  △1九玉(18)
▲2九金(39)
まで25手詰

変化:8手
△4九玉(39)▲4七龍(37)△5九玉(49)▲5七龍(47)△6九玉(59)▲6八金打
△7九玉(69)▲7七龍(57)△8九玉(79)▲7八龍(77)△9九玉(89)▲8八銀打
△9八玉(99)▲8七銀(88)△9九玉(98)▲9八龍(78)
まで23手詰

変化:6手
△3八歩打  ▲4八銀打  △2九玉(39)▲3九金打  △同 歩成(38)▲同 龍(37)
△1八玉(29)▲1九歩打  △2七玉(18)▲3七龍(39)
まで15手詰

2017年8月に開催された第12回たま研では、柿木将棋の開発者、柿木義一さんの講義(「柿木将棋の詰将棋の機能」)があり、それに関連して筆者も柿木将棋のユーザの立場から「詰将棋創作での柿木将棋の活用」について話をさせていただいた。

本作はそのときの課題「合駒2回以上」に応募して、参加者の投票で選ばれたもの。2回の合駒はいずれも横に利かせるための金合と普通の合駒で、課題には今一つと思ったが、飛角図式から角を2枚共捨てて、最後は龍2枚も消えて合駒で取った金2枚で詰め上げる構成が好評だった。

ちなみに、データベースで詰上りに飛角が残らない飛角図式を検索したら、以下の7作しかなかった。

  • 山下雅博 11飛24馬|12馬21飛31玉|金 21手 詰棋めいと第2号1985年2月
  • 北原義治  53飛54馬|13飛31玉42馬|銀桂桂歩3 37手 近代将棋1994年7月
  • 橋本孝治 32飛53馬54馬|14玉21飛|桂桂 33手 詰パラ2002年5月
  • 江口伸治 24馬44飛|21玉32飛42角|銀桂桂 37手 詰パラ2005年10月
  • 江口伸治 35角52角63飛|31玉32飛|桂 31手 詰パラ2014年2月
  • 小林看空 36龍42龍|12玉22馬23馬|銀桂3 35手 おもちゃ箱2017年7月
  • eureka 34角44角77龍|38玉46龍|金銀香 25手 詰パラ2017年11月

本作も、詰将棋創作プログラミング 24 飛角図式のランダム生成によって、自動生成した作品である。捨駒や合駒に加点して点数の高いものを生成するようにしたことで、効率的におもしろい作品を創作できるようになった。

詰将棋パラダイス2018年2月号で、本作の解説と解答者の短評を読むことができる。詰将棋パラダイス誌の入手方法は下記を参照。


柿木義一さんの Kifu for Flashを使わせていただいています。手順が鑑賞できない場合はFlash Playerをインストールしてください。

棋譜ファイルはブラウザで表示すると表示が乱れることがあります。ダウンロードしてKifu for Windows(柿木の将棋ソフトウェアにあります)や柿木将棋などで開いてください。

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