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eureka作品集(50)

[2018年6月10日最終更新]
eurekaは、詰将棋創作プログラミングの取り組みで、コンピュータとTETSUが協力して創作した作品で使用しているペンネームである。作品は詰将棋創作プログラミング 17 eureka作品集でまとめている。各作品について解答、解説を順次掲載していく。

eureka作品集(50) 創作プログラミング 作品50

Tst050 作品50 eureka 19手

飛角図式・四銀詰

▲2七銀打  △3九玉(38)▲6九龍(66)△2八玉(39)▲1九龍(69)△同 玉(28)
▲3七角打  △2八銀打  ▲4九飛(45)△2九銀打  ▲同 飛(49)△同 玉(19)
▲3八銀打  △1九玉(29)▲2八角(37)△同 玉(19)▲3七銀打  △1九玉(28)
▲2八銀打
まで19手詰

変化:2手
△同 玉(38)▲2五飛(45)△3八玉(27)▲6八龍(66)△3九玉(38)▲2八銀打
△同 馬(19)▲同 龍(68)△4九玉(39)▲6七角打  △5九玉(49)▲5八龍(28)
まで13手詰

2018年5月のおもちゃ箱展示室では「eureka飛角図式展」として、eureka作の飛角図式を5作品出題した。アート展示室での出題ということで、昨年、詰将棋創作プログラミング 24 飛角図式のランダム生成の手法で創作した飛角図式の中から、アート的な作品を選んだ。

本作はその2番目の作品で、飛角図式から四銀詰になる初めての作品である。

序はいろいろな手があって迷うが、27銀の捨て駒が正解。同玉は25飛以下早いのでこれは取れず39玉と逃げる。69龍のあと19龍と切るのが英断で、以下37角、49飛と迫ると連続して銀合が発生、最後は飛角が全て消えて銀4枚だけの四銀詰になる。

四銀詰といえば、盤面にも持駒にも銀がないところから4枚の銀が合駒で発生して四銀詰になる新ヶ江幸弘さんの作品が有名(アートNo.50 新ヶ江幸弘)。本作は持駒に銀が2枚あるので、新ヶ江作ほどのインパクトはないが、それでも飛角図式から四銀詰になるのはかなり意外性あり。

銀合が希望限定(角合でも同様だが、37銀のところ37角も生じる)なのはちょっと痛いキズ。

詳細な解説および解答者の感想をアート展示室 No.61 eurekaで見ることができる。


柿木義一さんの Kifu for Flashを使わせていただいています。手順が鑑賞できない場合はFlash Playerをインストールしてください。

棋譜ファイルはブラウザで表示すると表示が乱れることがあります。ダウンロードしてKifu for Windows(柿木の将棋ソフトウェアにあります)や柿木将棋などで開いてください。

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