平成30年度門脇芳雄賞
[2019年7月20日最終更新]
平成23年度より新設された門脇芳雄賞。「詰将棋の普及・発展に貢献された方」を表彰する。単年度の活躍だけでなく、継続した貢献が評価されることが多い。これまでの受賞者は下記の通り。
第1回:加藤徹 第2回:若島正 第3回:該当者なし
第4回:筒井浩実・石黒誠一 第5回:金子清志
第6回:宮田敦史・藤井聡太 第7回:角建逸
第8回となる平成30年度は、詰将棋の普及に大きく貢献したとして、浦野真彦八段の受賞と決定した。詰将棋パラダイス6月号で発表、7月14日東京開催の第35回詰将棋全国大会で表彰される。
浦野真彦八段は7手詰ハンドブックなどの「ハンドブックシリーズ」の著者として将棋ファンに広く知られている。昨年には「詰手筋DVDブック」を発行して話題を呼んだ。詰将棋解答選手権では長く実行委員を務めた。
柳田委員「解答選手権に限らず、看寿賞の選考委員、公開イベントでの詰将棋の普及、初級向け詰将棋書籍の出版、将棋世界の詰将棋サロンの担当も務められたこともあります。平成時代の後半で詰将棋の普及に大きく関わってこられた一人だと言って過言ではありません。」
浦野八段の幅広い活躍、多数の著書については、下記を参照。
浦野真彦八段「詰将棋パラダイス6月号で発表されましたが、第8回門脇賞を受賞しました。ハンドブックシリーズ、解答選手権実行委員、看寿賞選考委員、詰将棋サロン担当、詰将棋出題監修など、40歳頃から詰将棋にかかわることが多くなりました。そういったことを評価していただいたのかもしれません。なお、選考の中で詰将棋解答選手権の実行委員を当初から務めてとありますが、正式な委員だったのは第6回から第10回までの5年間です。実行委員を降りてからは、地域会場のどこかへ行くのが春の楽しみになりました。受賞の言葉を補足すると、今回の受賞はハンドブックシリーズがすべてと言っても過言ではないと思っています。シリーズ23万部。微力ながら、詰将棋の魅力を伝えることができたのではないでしょうか。本当に多くの皆さんにお買い上げいただきました。あらためて、ありがとうございます!」
(詰将棋指し@nenehimapapa)
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