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推理将棋第112回解答(1)

[2019年8月18日最終更新]
推理将棋第112回出題の112-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第112回出題  推理将棋第112回解答(1)  (2)  (3)
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推理将棋第112回解説  担当 Pontamon

今回の選題は、9手詰1題と112回に因んだ「11手詰2条件」2題です。(担当 NAO)

第112回 出題2017年5月14日、解答締切2017年6月10日、解答20名


112-1 初級 渡辺秀行 作  同馬と寄る(その1)    9手

「昨日の将棋どうだった?」
「うん、9手までの詰みで負けちゃったよ。63に同馬と寄る手に参ったね。
 2手目62に着手したときは大丈夫と思ったのになぁ」

(条件) 

  • 9手で詰んだ
  • 2手目は62地点への着手
  • 63同馬と寄る手があった※

※棋譜に「寄」と付く必要はありません


出題のことば(担当 NAO)

 63同馬の直前、63地点への後手着手駒を推理しよう。

追加ヒント

 トドメは飛車。



推理将棋112-1 解答

▲76歩 △62飛 ▲44角 △64歩 ▲53角成 △63
同馬 △32金 ▲41飛 まで9手

(条件)
・9手で詰んだ
・2手目は62地点への着手(2手目△62飛)
・63同馬と寄る手があった(7手目▲63同馬)※

※棋譜に「寄」と付く必要はありません

Suiri1121

Suiri1121a  条件の注釈ですが、普段の将棋の会話では「引いた」とか「寄った」という言葉を使っていても「引」や「寄」が棋譜に付く手とは限りません。また、会話にある「63に同馬と寄る手に参ったね。」の「参った」は気持ちの話であって投了したことではありません。▲63同馬で詰んだと勘違いした方が居るようです。(詳細は短評をご覧ください)

本問は解図者を惑わすような会話ではないので、状況をそのまま信じれば解けるはずです。
2手目の62地点への着手は、のちに63地点で"同"で先手に取らせるための準備だという予想は正しいです。

となると、その駒種は何か?△62玉ではその後王手放置の反則になるので、62着手の候補は金銀飛の3択になります。先手の攻め駒としては、63に馬が居る状況になるのが分かっているので、同で取った駒で詰めるのに使い易い駒は何かを考えると詰み形が見えてきます。

参考1図は、▲63同馬で金を取り、後手は△72銀で飛の横利きを遮る協力手を指して、▲62金と王手をした局面です。▲53角成のままで金を持っていれば詰みなのですが、馬が63では△42玉へ逃げられてしまいます。後手△72銀の代わりに△32金に▲41金としても51地点が空いていて失敗します。

Suiri1121b参考2図は、▲63同馬で銀を取った後、王手をした銀が取られない形を考えてみただけで、もちろん△32玉と逃げられてしまいます。

ということで2手目の正解は△62飛です。飛の打ち場所を作る後手の△32金の協力手のおかげで詰ますことができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

渡辺(作者)「金でないことに気付くかどうか?」

はなさかしろう「63馬には41飛金が形。8手目の32金限定が味良いです。」

■推理将棋では協力手は必須。

小山邦明「良くあるのは41金の収束形だと思いますが、うまく飛を入手しての41飛での収束は面白かったです。」

■2手目62金だと61が空くので41金では詰まない仕掛け。

Pontamon「簡単そうに見えたのにどうしても理屈が合わない。それどころか諸々の条件を無視しても63馬で詰む手順がない。早とちりで自滅していただけのことで、63同馬が最終手でないことが分かった瞬間に解けました。(参ったなので63同馬で投了したと思いこんでました)「同馬と寄る(その2)」があるのかな?」

■参ったで参ったのは新担当でした。出題時は一解答者なのでコメントが載りました。

斧間徳子「入門者向けの超易問。」

■入門者向けはベテランにとっては超易問でも入門者には難問か?

諏訪冬葉「△64歩が角のルートを限定してくれました」

■▲96歩、▲97角、▲53角成では63へ馬が寄るときに飛が63にいません。

ほっと「7手目の「寄る手」という条件は必要?それはともかく、その2以降も期待。」

■その〇まであるのか興味津々。

波多野賢太郎「これはヒントなしで解けました。6三馬なら4一に金か飛車打ちの詰上がりが予想しやすいですね。単に6三馬という条件なら別詰があるのもわかりましたが、寄るという条件がないと別詰があるのかはわかりませんでした。」

占魚亭「問題文に「寄る」がないと余詰があるんですか?」

■諸々の条件を外したとしても9手詰で「63馬寄」の手はないようです。2手目条件を外すと、左金が63へ来たところを▲53角成した馬で▲63同馬として▲41金までの詰みがあります。

小木敏弘「53に馬を作るのがウマい手でした。」

■44から成る手がウマい手ですね。

高田明浩「始めて本出題解けました。よろしくお願いいたします。」

■これからも解答をお願いします。

RINTARO「これは易しかったです。」

■ウォームアップに最適な初級問題。

竹野龍騎「分かりやすい。破壊力のある右四間飛車戦法を粉砕(違)」

■うっかり63へ上がったのが命取り。

原岡望「割に素直に解けました。入門に好適。」

■9手作にも入門向け問題がまだありそうです。

キリギリス「最終図▲63馬より▲41飛は予想できるので逆算で手順を考えました。」

山下誠「6三に移動する後手の駒が飛車と分かれば簡単でした。」

S.Kimura「馬で取るのは金だと思っていたら,飛車でした.」

隅の老人B「敵も味方も63同馬の実現に向かって邁進。助け合うことは、良いことですね。」

桝彰介「空いた4一の空間に飛車がぴったりでした。」

■41へは金か飛か?2手目条件で決まりました。

飯山修「最終手同馬と勘違いし苦戦」

■新担当と同様に悩まれた方が居ましたか。


正解:19名

  はなさかしろうさん  小山邦明さん  Pontamon  諏訪冬葉さん  ほっとさん
  波多野賢太郎さん  渡辺さん  小木敏弘さん  高田明浩さん  RINTAROさん
  竹野龍騎さん  原岡望さん  キリギリスさん  山下誠さん  飯山修さん
  S.Kimuraさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  桝彰介さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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