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推理将棋第118回解答(3)

[2019年9月21日最終更新]
推理将棋第118回出題の118-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第118回出題  推理将棋第118回解答(1) (2) (3) (4)
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118-3 中級 NAO 作   18手目の初王手       18手

「あけましておめでとう。新年早々調子がよさそうだね」
「"同"の付く手が2回あって、18手目の初王手で11の玉を詰ませて勝ったよ」
「2018年の元旦にぴったりだね」
「それだけじゃないよ。1つの駒が8連続で動いたし、1筋の手が11回あったよ」

さて、どんな将棋だったのだろうか。そして2018年、貴方の勝負手は?

(条件) 

  • 18手目の初王手で11地点の玉が詰んだ
  • "同"の付く着手が2回あった
  • 1つの駒が8連続で動いた
  • 1筋の着手が11回あった

出題のことば(担当 NAO)

 8連続で動くのはもちろん玉。11地点で詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 同の付く手は9手目15同玉と13手目13同玉。


推理将棋118-3 解答 担当 Pontamon

▲36歩 △14歩 ▲4815歩 ▲3716
▲2615香 ▲同玉11角 ▲14玉 13
同玉 △32銀 ▲12玉 △31金 ▲11玉 △21金 まで18手

(条件)
・18手目の初王手で11地点の玉が詰んだ(17手目▲11玉、18手目△21金)
・"同"の付く着手が2回あった(9手目▲15同玉、13手目▲13同玉)
・1つの駒が8連続で動いた
(3手目▲48玉、5手目▲37玉、7手目▲26玉、9手目▲15同玉、11手目▲14玉、13手目▲13同玉、15手目▲12玉、17手目▲11玉)
・1筋の着手が11回あった
(2手目△14歩、4手目△15歩、6手目△16歩、8手目△15香、9手目▲15同玉、10手目△11角、11手目▲14玉、12手目△13桂、13手目▲13同玉、15手目▲12玉、17手目▲11玉)

Suiri1183

2018年1月1日に因んで、18手、1つの駒が8連続、1筋11回が条件に入った年賀詰です。
11地点の玉が詰んだことと一つの駒が8連続で動いたということから、初手は中段への出口になる歩を突く手で、残りの先手の8手は玉を11へ移動して行く手だとわかります。また、1筋の着手が11回なので玉移動は1筋が多いはずで、そうなると11にある香が居なくなっていないといけません。

玉が一番早く1筋へ行くには初手の歩突きは▲36歩で、その後玉が斜め一直線で15へ行けるのは9手目なので、玉の1筋移動は15から11までの5回。1筋の着手の残り6回は後手が指すことになります。

後手の香が利いている状態では▲15玉はできないので、後手は2手目以降に1筋の歩を△16歩まで突いて次に△15香とすることになります。タイミングはバッチリで△15香は1筋着手4回の8手目なので、9手目で▲15同玉ができます。

Suiri1183a先手玉が11まで行く道中で、13地点へ利いていいる桂と角の処理が必要で、1筋の着手もあと2回残っています。桂と角の両方の駒が13地点に利いているのでどちらかひとつの利きを外さないと先手玉は13地点へ進めません。桂は13にしか行けないですが、角は11へ引くことができるので、1筋の残り2回着手は△13桂と△11角になります。

同の着手2回の条件があるので、△11角を先に指して、△13桂を"同"の手で取れる手順にしなければいけません。

途中図は▲13同玉と桂を取った13手目の局面ですが、後手飛の横利きがあるので、11へ玉が辿り着くことができて、さらにどうやって詰ますのかが問題です。後手の着手は残り3手なので、まずは△32銀で飛の横利きを遮って▲12玉をできるようにし、△31金、△21金で11の玉を詰めることができます。長旅をして来た玉があっけなく後手の3手で詰まされます。

本作は2018年にピッタリの条件で、理論立てて考えるとスッキリ解ける好作でした。(参考図は不要でした)

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon「練習問題の条件とごちゃ混ぜになって、18手目の18の初王手で11の玉が詰んだと勘違い。同玉で持ち駒があるなら18飛は両王手のはず。途方にくれました。王様の通り道作りと王手回避の協力に手数を費やして、間に合うのか心配でしたが金の2連続寄りで隅玉を詰めれるのは意外。」

NNN「過去に1一に先手玉が行く問題があったような記憶が(曖昧ですが)。飛車の横ききを銀で塞いで金の横移動で仕留めるぽいなとなると玉は59 48 37 26 15-11しかなく、考えやすい範囲内で答えにたどり着けた感じです。」

■11へ先手玉が行く作品は96-3はなさかしろう作「一番街の駒取り祭」でしょうか。

小山邦明「連続着手と1筋の着手の条件で見事に限定されている。」

斧間徳子「1筋の着手が11回、という条件ですっきりまとめているのがうまい。」

S.Kimura「先手の手がほとんど限定されていたので,解きやすかったです.」

山下誠「1六歩から1五香が予想外で、一直線に入玉ができずに大苦戦でした。」

小木敏弘「玉が重戦車のように敵陣深く突入も、援軍なく玉砕。」

飯山修「大駒のエサは強力」

原岡望「玉の道を空けて誘き寄せる。」

リーグ戦ファン「「先手9手で11玉+1つの駒が8連続で動いた」の条件だけで先手の手はほぼ決まり、あとは後手が懸命に先手玉のルートを作っていくという私の大好きなタイプのパズルでした。約20分。手順前後を「同の付く着手が2回」だけで縛ったのがすごいです。」

■年賀条件の1筋11回で玉を後手陣へ無理なく誘導。

RINTARO「条件より先手の指し手が決まる。次に1筋からの侵入を可能にするための後手の指し手が決まる。実質5手詰だが楽しめました。」

桝彰介「分かりませんでした。先手の指し手は、3六歩から玉が1一目指して一直線までは分かりましたが、終盤の後手の指し手が不明でした。」

ほっと「8連続で動いたのは先手玉、は予想通りだが、どうしても途中で王手が掛かってしまいヒント待ち。32銀~31金~21金が見えなかった。」

諏訪冬葉「近くの駒を全部捨てたせいで最終形が浮かばず一苦労」

■最後の5手が考えどころ。


正解:15名

  Pontamon  NNNさん  小山邦明さん  RINTAROさん  斧間徳子さん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  小木敏弘さん  飯山修さん  原岡望さん
  ほっとさん  キリギリスさん  リーグ戦ファンさん  はなさかしろうさん
  諏訪冬葉さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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