« 詰将棋メモ(2019年11月18日) | トップページ | 詰将棋メモ(2019年11月19日) »

推理将棋第121回解答(1)

[2019年11月19日最終更新]
推理将棋第121回出題の121-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第121回出題  推理将棋第121回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第121回解説  担当 Pontamon

10月出題の第121回は21名から解答いただき、全員全問正解という快挙でした。
ヒントが大甘ヒントだったのかもしれません。


121-1 初級 Pontamon 作  トレッキー作の修正  9手

「投稿作の条件は問題ないけどトレッキー丸出しの会話は変更してよ」
「『トランスワープでボーグキューブが突然現れた』は削除」
「わかった」
「『セブン・オブ・ナインが同化』は『9手詰みの7手目が同か!』」
「なるほど」
「『シールドを上げたか。抵抗は無意味だ。同化する』は『8手目は駒を直進させて粘ったけど、詰まされた手も同か!』」
「了解、亜空間通信終了。エンゲージ!」
「君もトレッキー?」

(条件) 

  • 9手で詰み
  • 7手目と9手目は同の手
  • 8手目は駒を直進

出題のことば(担当 Pontamon)

 同が付く手を2連続で指すパターンを整理しよう。

追加ヒント

 22の馬が連続同馬で2段目を寄って行きます。


推理将棋121-1 解答

▲76歩、△34歩、▲22角成、△52玉、▲51角、△32銀、
馬、△42金、▲馬 まで9手


(条件)
・9手で詰み
・7手目と9手目は同の手(7手目▲32同馬、9手目▲42同馬)
・8手目は駒を直進(8手目△42金)

Suiri1211

Suiri1211a攻め方の最後の2手がどちらも"同"の手となると思い浮かぶのは6手詰手順。推理将棋では無駄合いが有効なので6手詰はありませんが推理将棋の紹介や解説では必ず触れられる6手の手順があります。それは、初手から▲76歩、△34歩、▲68玉、△88角不成、▲58金右、△95角 で、詰将棋なら△95角の王手に対して▲86歩や▲77桂で頑張っても95へ打った角が△同角とすれば合駒の意味がないので6手目の時点で詰んでいるというものです。

参考1図は、先後を逆にして▲15角から▲24同角の次の最終手は22で成った馬で▲33同馬としてみた手順ですが、玉の退路を塞ぐ△52金右や△52飛の手が出来ていないので詰みません。

参考1図の手順:▲76歩、△34歩、▲22角成、△42玉、▲15角、△24歩、▲同角、△33桂、▲同馬

3手目に取った角を5手目に打って、その角で7手目に▲同角ができる角の打ち場所はそれほど多くはありません。▲55角と打って、△44歩、▲同角、△33桂、▲同馬は左右逆にした参考1図の二番煎じなので失敗します。2段目へ角を打っても、1段目や3段目は初期配置の駒が居るので次の手番で▲同角を指すには4手目に後手の協力が必要になります。

Suiri1211b参考2図は4手目に△52玉として、▲62角、△51金左、▲同角とした局面ですが、この後、後手が駒を動かして▲同角や▲同馬とする手はあるものの王手にはなりません。△32銀、▲42金だと詰みになりますが、"同"の着手の2連続にはなりません。

でもこの図を見ていると、左の金銀が無くて42へ金を打つ代わりに馬でも詰みの形になっていることに気付くでしょう。51地点での▲同角で金を取るのではなく、4手目の△52玉で空いた51地点へ5手目に▲51角とすれば、後手の金銀が2段目へ上がったところを▲同馬の連続で42地点へ進むことができます。8手目は駒を直進させる手の条件があるので、6手目からは▲32銀、△同馬、▲42金、△同馬で詰みとなります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「自家用車のナンバーに1701(エンタープライズの登録番号)を付けるほどのトレッキーではありませんが、スタートレックファンなので会話に取り入れました。」

斧間徳子「3手目までの手順と8手目の42金はほぼ確定と考えると、4手目は54歩か52玉のほぼ二択となる。易しいが、手順・条件ともすっきり仕上がった良問と思う。」

■はい、易しいはずだったのですが、難しかったとのコメントも。

のくせに「52玉から51角のアシストが思いつきにくく、かなり悩みました。」

■早い解答だったので「かなり」と言っても悩んでいたのは短かったようですね。

RINTARO「52玉51角の形に気付かず、結構考えました。」

■「結構」に「かなり」。慣れている詰将棋に比べて、思いのほか時間がかかったという感じなのかな。

占魚亭「『スタートレック:ピカード』の配信開始が楽しみですね(訳:今回、いちばん時間がかかりました)」

■いちばん時間がかかりました⇒会話がわからなくて....ですかね。(笑)

はなさかしろう「へえぇ。なんとなく動かしていると解けますが、、この条件でこの順しかないんですか。会話は…わかりません(笑)」

■修正後の会話と箇条書き条件だけ見てください。9手目の連続の同着手で詰むのはこれと122-1です。

ミニベロ「巧みな条件付けで、全て知っているはずの9手を40分考えさせられてしまった。」

■「結構」や「かなり」は、1時間未満、30~40分くらいのことなのかな。

諏訪冬葉「▲53角と打とうとしてうまくいかず、ためしに51に打ったらあっさり解決。」

■42の馬を支えるのは53角と51角の二択になります。

ほっと「同〇の連続という条件が珍しいのか。」

■9手では、同〇の連続で詰めるのが珍しいんです。

渡辺「詰形の発見に苦労。難しかった。」

■すんなり解けるので大丈夫だと思ってましたが、手こずると122-1の作意手順を先に見つけてられているかもしれないのが心配の種。

渡辺(追加コメント)「「トランスワープでボーグキューブが突然現われた」は「角を打った」ですね。この条件があると随分解きやすかったかも知れません。問題文の解釈も難題だった。スタートレックを一通り調べました。」

■想定していた状況は、後手陣へ突然現れた3手目の▲22角成だったのですが、角打ちと考えてもいいですね。でも「角打ちがあった」の条件追加は9手では甘やかし過ぎかも。

NAO「直進するのは玉に近い金しかありません。」

■直進の条件は△32金、△42銀の手順前後回避のための条件。

小山邦明「「8手目を駒の直進」で金銀を動かす順番を確定させるうまい条件設定。」

■やはり、そう思いますよね。

S.Kimura「トレッキーは分かりませんでしたが,ボーグキューブが角なのは分かりました.同馬が後手の駒と同化するというのも面白いたとえですね.」

■トレッキーは「スタートレック」シリーズの(熱狂的な)ファンのことです。

山下誠「5手目、角をどこに打つかを考える問題でした。」

■飛の横利きを遮ってもらう△52玉があって角の打ち場所が決まります。

ジェシー「5三角の筋を延々と考えてしまいました。」

■飛の横利きが残るので▲53角は失敗します。

飯山修「飛車の効きを遮りかつ42に利かす唯一の場所の発見問題だけど初級としては簡単ではなかったのは私だけ?」

■難問だったとの感想が多かったです。

神在月生「51角がある9手(笑)。飛の横利きを消し、42の支え駒を打つ場所を空ける、玉の協力に感謝。」

■確かに、玉の着手が一番の働き方改革。(時短で終わらせる?)

原岡望「馬角の強力な協力で仕留めた」

■取ったのが角なので使うしかないという説も。

変寝夢「締め切り前ヒントで助かりました。52玉~51角が阿吽の呼吸」

■ヒント後だと、残っている着手はこれらの2手だけ。

緑衾「62に玉が逃げるのがなかなか防げませんでした。」

■ヒント投入でもそこだけは考え処として残しました。

たくぼん「51角と下から打つのがいいんですね。1つの駒で連続駒取りは馬以外は無理そうですよね」

■122-1を出題中なので連続駒取りについてはノーコメント(笑)。


正解:21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
 
 はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

|

« 詰将棋メモ(2019年11月18日) | トップページ | 詰将棋メモ(2019年11月19日) »

推理将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 詰将棋メモ(2019年11月18日) | トップページ | 詰将棋メモ(2019年11月19日) »