推理将棋第124回出題(2月10日まで)
[2020年2月26日最終更新] 124-3解答、第124回出題当選者
千日手について補足
初手から48玉、52玉、59玉、51玉、58玉、52玉、59玉、51玉、68玉、52玉、59玉 の後の12手目の51玉は現在のルールでは同一局面が4回目なので千日手になります。
旧ルールは、「同じ手順が3回」なので、この手順では千日手にはならず、もし先手が58玉と59玉を繰り返していたら4手一組の手順が12手目で3回になるので旧ルールでも千日手です。
124-1は現在の千日手ルールで解いてください。
(2月4日 Pontamon)
124-2余詰修正
124-2に余詰がありました。粗検深くお詫び申し上げます。次のように修正いたします。
会話へ"僕は歩で角を取ったけど、"を追加して
「僕は歩で角を取ったけど、23へ不成した歩で22の角を取っていれば違った展開だったと思うよ」
条件へ"後手は歩で角を取り、先手は"を追加して
・後手は歩で角を取り、先手は23へ不成した歩で22の角を取らなかった
なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。
(1月13日 Pontamon)
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第124回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2020年2月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第124回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第124回出題 担当 Pontamon
2020年、明けましておめでとうございます。本年も推理将棋をよろしくお願いいたします。
124回は恒例の年賀推理特集をお届けします。
年賀推理作品の投稿は1作でしたので担当から2題を出題させていただきます。
初級は緑衾さんからの31手。年初の問題を軽く解いて勢いをつけましょう。
中級は担当からの20手ですが、19手は2筋の着手なので指せる手は限られます。
上級は11手と手数は短いですが難易度は一番難しいと判断して上級としました。
■本出題
- 124-1 初級 緑衾 作 銀世界 31手 解答
先手の銀着手は12回、後手は少なくとも11回銀を動かしますが詰み形は? - 124-2 中級 Pontamon 作 2020と言えば 20手 解答
後手の着手は2筋だけ。不可解な22の後手角と23の先手歩の謎を解こう。 - 124-3 上級 Pontamon 作 2020年の指し初め 11手 解答
金銀同の3手連続着手と1筋連続着手の絡み合った条件を紐解きましょう。
■締め切り前ヒント (2月2日 Pontamon)
124-1初級:2手目は△42玉。右銀が移動して行って42地点を埋めますが千日手に気をつけて。
124-2中級:詰み上がりは8,9段の二枚飛車。▲23歩不成時点では後手角は無く、△22角は18手目の手待ち着手。
124-3上級:金銀同は4手目から開始。持ち駒を10手目に打って、16地点からの角の王手に合い無しにします。
124-1 初級 緑衾 作 銀世界 31手
「一面に雪が積もってきれいだね。あれを見ながら指し初めをしようか。
私は先手で令和2年に因んで最初の3手を2筋に指すよ。
その後は敵玉を詰ませる手以外はひたすら左銀を動かすことにするよ」
「じゃあ、後手の僕は元旦に因んで右銀を11手連続で動かすよ。
また、4手目を6二銀にして、歩と金の手は指さないことにするよ」
「予定通り進んで私が詰ませて勝ったね。
手数を数えてみると31手なのか。よし平成31年を惜しんでいることにしよう」
(条件)
- 31手目で先手が詰ませた
- 先手は最初の3手を2筋に指し、その後敵玉を詰ませる手以外は左銀を移動させた
- 後手は右銀を11手連続で移動させた
- 後手は4手目を6二銀として歩と金の手がなかった
124-2 中級 Pontamon 作 2020と言えば 20手
「明けましておめでとう」
「おめでとう。今年は2020年、20と20と言えば?」
「そりゃ、20枚対20枚の駒で戦う将棋だよ」
「今年は令和2年だから、2筋の着手だけで指し初めと行くか!」
「では、お願いします」
「互いに駒成りすることもなく、この20手目で詰んだな」
「参りました。ルールを忘れて2筋以外の手を1手指してしまってごめん」
「僕は歩で角を取ったけど、23へ不成した歩で22の角を取っていれば違った展開だったと思うよ」
(条件)
- 駒成なく20手で詰んだ
- 先手の1手以外は全て2筋着手
- 後手は歩で角を取り、先手は23へ不成した歩で22の角を取らなかった
124-3 上級 Pontamon 作 2020年の指し初め 11手
「明けましておめでとう」
「おめでとう。早速,指し初めするか」
「じゃ、お願いします。2020年はどんな年になるかね」
「東京オリンピックでは日本選手に金銀銅のメダルを沢山取って欲しいね」
「おっと、駒成はなかったけど、この11手目で詰みだ」
「君は1月1日らしく11手とか1筋への大駒の連続着手があって、僕は金銀同の順で3連続着手したね」
(条件)
- 駒成なく11手で詰み
- 後手は金、銀、同の順の着手を連続で指した
- 先手は1筋への大駒の連続着手
推理将棋の問題も募集しています
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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コメント
締め切り前ヒントです。
124-1初級:2手目は△42玉。右銀が移動して行って42地点を埋めますが千日手に気をつけて。
124-2中級:詰み上がりは8,9段の二枚飛車。▲23歩不成時点では後手角は無く、△22角は18手目の手待ち着手。
124-3上級:金銀同は4手目から開始。持ち駒を10手目に打って、16地点からの角の王手に合い無しにします。
投稿: Pontamon | 2020.02.02 17:09
千日手について補足
初手から48玉、52玉、59玉、51玉、58玉、52玉、59玉、51玉、68玉、52玉、59玉 の後の12手目の51玉は現在のルールでは同一局面が4回目なので千日手になります。
旧ルールは、「同じ手順が3回」なので、この手順では千日手にはならず、もし先手が58玉と59玉を繰り返していたら4手一組の手順が12手目で3回になるので旧ルールでも千日手です。
124-1は現在の千日手ルールで解いてください。
投稿: Pontamon | 2020.02.04 20:58