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推理将棋第130回解答(1)

[2020年8月23日最終更新]
推理将棋第130回出題の130-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第130回出題  推理将棋第130回解答(1) (2) (3)
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推理将棋第130回解説  担当 Pontamon

第130回は上級問題が難しかったようで130-3の正解者は作者を含めて5名で、全体の解答者数も12名と少な目でした。
1題でも解けたら是非解答を送付してください。感想だけでも歓迎です。


130-1 初級 Pontamon 作   珍しい28銀   8手

「初手は7筋の普通の手だったのに、たった8手で詰まされたよ」
「8手とは早かったね。何か新手はあったのかな?」
「そうだね、28銀は珍しい手かな」

(条件) 

  • 8手で詰み
  • 初手は7筋
  • 28銀があった

出題のことば(担当 Pontamon)

 初心者向けの簡単8手です。129-2でも28地点の銀着手があったので珍しいとは言えない?

締め切り前ヒント

 先手の28銀はトドメの金の打ち場所を作る協力手。


推理将棋130-1 解答

78飛、△34歩、▲58玉、△77角不成、▲59金右、△同角不成、
28銀、△48金 まで8手


(条件)
・8手で詰み
・初手は7筋(初手▲78飛)
・28銀があった(7手目▲28銀)

Suiri1301

Suiri1301a後手が28銀の手を指すのは難しいはず。飛が居ると先手も28銀は指せないので後手が飛を取って、一間龍で詰ましてみたのが参考1図です。初手から▲68金、△34歩、▲36歩、△55角、▲58金、△28角不成、▲同銀、△38飛、▲37銀、△39飛成 で一間龍で詰みなのですが、28地点への銀着手は▲28銀ではなく▲同銀でした。しかも初手は7筋なのに6筋だし、手数も10手なのでオーバーしていてボロボロ。

Suiri1301bでは、初手76歩で角道を通す協力の後に▲18飛、▲28銀で飛の横利きを止める協力。後手は角を取って2枚の角で先手玉を仕留めてみたのが参考2図です。今度は確かに詰んでいるし、▲28銀の棋譜にもなっていますが、手数オーバーの10手なのは同じでした。

参考2図の手順:▲76歩、△34歩、▲18飛、△88角、▲78金、△58角、▲28銀、△78馬、▲48金、△69馬 ので10手

初手が7筋とのことなので、歩突きでないとしたら▲28銀を実現させるために移動しなければいけない飛を初手で▲78飛としてみます。後手は当然の△34歩から角が出てきます。先手は3手目に▲28銀を指せます。7筋の歩は突いていないので△77角成くらいになりますが、これが王手なので68地点へ金銀飛のどれかを移動して合い駒にするか玉が逃げることになります。仮に移動合いした場合は後手は△同馬しか攻める手立てがないのでこれがまた王手なので先手は▲48玉。後手は68地点の馬と金銀飛のどれかの持ち駒ですが、先手の両金が残ったままなので詰みがありません。手を戻して、△77角成の時に合い駒をしないで玉が逃げるとどうでしょう?77の馬は99の香を取るくらいしか攻め駒の補充ができません。

先手の両金が残っては駄目で、後手は何か駒を補充する必要があります。これらを解決する手順は、3手目に▲28銀を指さずに先に玉が逃げておく▲58玉に△77角不成として、先手のどちらかの金を59へ寄って△同角不成で金を補充します。先手はようやく▲28銀を指せますが、この手は条件クリアとともに48への利きが無くなる手になっています。したがって5手目は▲59金右として右金を差し出しておくと8手目に△48金で詰みとなります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

はなさかしろうさん「7手の場合82銀は指せないので、飛を退かすことになりますが…28銀は5通りありますがいずれも7手目の着手で、本譜と違う詰め上りがひとつだけあるようです。」

■是非、その手順の8手作の投稿を! 初級作品が手薄なので131回は担当から2題の出題になっています。

ミニベロさん「初手7筋は、手順前後や飛車の行き場所など、いろいろ限定の旨い条件付け。」

■初手76歩を考えた方は居るのかな。初手飛だと▲18飛が余詰になってしまいます。

RINTAROさん「一目とはいかなかった。」

■やること(飛車をよけて▲28銀)は分かっていても手順が少しややこしい。

ほっとさん「初手はまあ普通なのかな。」

■振り飛車党でも初手▲78飛は少ない?

占魚亭さん「詰み形が浮かぶまで大分時間がかかりました。暑さのせいかな?」

■手待ちかと思う▲28銀が協力手だったので

けいたんさん「すぐ28銀を指したくなってしまった。」

■結局、▲28銀を指せるのは先手の最終手の7手目まで待つしかありませんでした。

NAOさん「銀を動かすため28を空ける初手78飛。後は自然に詰形に導かれる。」

飯山修さん「8手で28銀はさすがに先手の指手。となると飛車の移動が必須なので初手は78飛に決まる」

山下誠さん「7八飛と2八銀をセットにすれば考えやすい問題でした。」

諏訪冬葉さん「28銀のための初手飛車が見えたのですぐ解けました。」

■まとめてのコメントですみません。78に飛がいるので、角の進入路とは反対側の48金で仕留めるまでの流れがベテランには即見えてしまいますね。

原岡望さん「ちょっと意外でした。」

■意外だったのは何だろう。▲28銀は条件クリアするだけの待ち手の予想だったのかな?


正解:12名

  はなさかしろうさん  ミニベロさん  RINTAROさん  ほっとさん
  占魚亭さん  けいたんさん  NAOさん  飯山修さん
  山下誠さん  諏訪冬葉さん  神在月生さん  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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