推理将棋第132回解答(1)
[2020年10月21日最終更新]
推理将棋第132回出題の132-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第132回出題 推理将棋第132回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
推理将棋第132回解説 担当 Pontamon
第132回の9手特集では6題出題にもかかわらず、解答者は前月より1名増えて16名でした。
解答、ありがとうございます。
第133回の出題では2021年の年賀推理の募集をしています。解答のみならず作品投稿もよろしくお願いします。
132-1 初級 Pontamon 作 攻めにも逃げにも遠い金 9手
「9手で詰んだ対局の話を聞いたんだけど、手順がよくわからないんだ」
「どんな対局だったって?」
「34金の着手があったらしいけど、指したのは先手なのか後手なのか聞いてなくて…」(条件)
- 9手で詰み
- 34金の着手があった
出題のことば(担当 Pontamon)
「〇手目は34金」なら91問題ですが、どちらが指した手なのか分からない条件です。
締め切り前ヒント
91問題なら「8手目は34金」。41の金は42、33、34と動きます。
|
推理将棋132-1 解答 ▲76歩、△32飛、▲33角成、△42金、▲32馬、△33金、 |
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1条件の34金は先手の手でしょうか?後手の手でしょうか?
先手が金を取って34へ打つ手順で詰めることができるかやってみたのが参考1図で、34金を支えにして9手目に32の馬を▲43馬とした図です。馬が動いたために41地点が玉の退路として空いてしまい失敗です。34の金を▲43金とすると61地点が空いています。8手目に△51金と寄らなければ61地点は埋まっていますが51が空いていて詰みません。
参考1図:▲76歩、△32金、▲33角成、△52玉、▲32馬、△62飛、▲34金、△51金、▲43馬 まで9手
金を34ではなく33へ打てば下記手順で詰めることができるのですが...。
▲76歩、△32金、▲33角成、△52玉、▲32馬、△62飛、▲33金、△42銀、▲同金 まで9手で詰み
後手の41の金が42、33、34の順に移動するのなら参考2図のような手順でしょうか。
参考2図:▲76歩、△42金、▲33角成、△41玉、▲22馬、△33金、▲42角、△34金、▲31馬 まで9手
この手順だと金移動の3手の他の残り1手を玉移動に使ったため、52地点を埋める手を指せないので詰んでいません。4手目に△32銀として5手目▲同馬だと玉は動かないでいいのですが、▲41銀と打って▲52馬で詰ますには飛の横利きを遮る△72金が必要になり手数オーバーです。
金の移動経路が違っていたのでしょうか?32、33、34と移動する場合、▲33角の王手に対して△42銀や△42飛で合いをして▲同角と指すと結局は玉が逃げなければいけなくなって手数オーバーになります。かと言って初手から▲76歩、△32金,▲33角成、△41玉の後に▲22馬、△33金、▲42角、△34金、▲31馬なら参考2図と同じになります。
34へ行くために急いで指した2手目の△42金が間違いです。2手目に△32飛として▲33角成の王手に対して△42金、その後▲32馬で飛を入手すれば、金が33、34と移動している間に▲42飛、▲41馬で居玉を詰めることができます。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
飯山修さん「解いた記憶があると思って調べてみたらパラの問題は34銀だった。ソッポという手は印象に残るのかも」
■34銀だと7手目の先手番での34銀の手順があるので、先後どちらの手なのかが限定されません。
NAOさん「金が馬をすり抜ける筋。パラ53番「24銀」、パラ235番「34銀」の予備知識で解けました。」
■よくあるのは角不成でのすれ違いなので角成が見えにくい想像したのですが、ベテランには通用しませんでした。
RINTAROさん「素直な問題。」
■凝った会話ではなく素直な会話だった?
渡辺さん「作った覚えがあるので一瞬でした。」
■渡辺さん作の詰パラ53番の「詰み上りで24に銀があった」ですね。担当はまだ推理将棋の存在を知らなかった2009年9月号での発表。
ミニベロさん「金を奪って34金がなければこれしかない。」
■先手が金を奪って33金は可能なので、先手の34金も検討していただけたなら大満足です。
ジェシーさん「これだけの条件で限定できるんですね~。」
■1条件で限定できる手順を探すのが大変。
小山邦明さん「34の金は後手と予想されるので、3手で行ける道筋を考えました。」
■予想と反対の手番になる問題を作れるかなぁ。予想通りになる初級でした。
はなさかしろうさん「42で合駒して馬をやり過ごせば、5+3手の詰み。待ちの一手条件ですね。」
■後手の余った1手で△34金。△24金でも1手順ですが、これだと後手着手が見え見え。
諏訪冬葉さん「後手の金が上がるのはすぐ見えたけど▲42飛が見えづらかった」
■金が34へ上がって行ける経路は4つ。(△44歩を突いて43経由は考えない)
べべ&ぺぺさん「2手目と4手目の手順が限定できる手順を考えた」
■いわゆる裏読みですね。有効な解図手段です。
原岡望さん「ヒントで3手目判明。」
■後手が2手目△34歩なら▲22角成ができますが34に歩が邪魔になるので、3手目は▲33角成で3筋の歩を取ります。
山下誠さん「3四金を後手の手と考えれば容易でした。」
■肩慣らしの初級でした。
占魚亭さん「後手の金と決め打ちしたら秒殺でした。」
■秒殺だったとは、復調の兆しか?
神在月生さん「主を見捨て 一目散の 逃避行」
■金は玉の守りの要のはずなのに...。
正解:16名
飯山修さん NAOさん RINTAROさん 渡辺さん
ほっとさん ミニベロさん ジェシーさん 小山邦明さん
はなさかしろうさん 諏訪冬葉さん べべ&ぺぺさん
テイエムガンバさん 原岡望さん 山下誠さん 占魚亭さん
神在月生さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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