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推理将棋第133回解答(1)

[2020年11月23日最終更新]
推理将棋第133回出題の133-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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推理将棋第133回解説  担当 Pontamon

第133回は15名からの解答をいただきました。解答、ありがとうございます。


133-1 初級 けいたん 作   全手順奇数筋    8手

「8手で詰みか」
「初手は金の着手だったね」
「全手順奇数筋の着手だったな」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 

  • 8手で詰み
  • 初手は金の着手
  • 全手順奇数筋の着手

出題のことば(担当 Pontamon)

 初級手順+1手で中級問題の余詰にならないということは....?

締め切り前ヒント

 全着手が奇数筋なので48や68で駒を取れません。後手は57で駒を取ります。


推理将棋133-1 解答

58左、△14歩、▲56歩、△13角、▲57金、△角成、
38金、△58金 まで8手


(条件)
・8手で詰み
・初手は金の着手(初手▲58金左)
・全手順奇数筋の着手(全手順は1、3、5筋の着手)

Suiri1331

Suiri1331a奇数筋だけの攻めで詰めるとのことなので、77の角と51の金での詰み上がりが思い浮かぶでしょう。参考1図は詰んでいる図ですが、先手に▲48金の手があるため全ての着手が奇数筋にはなっていませんし、この形を作るために後手はタイミング合わせのための△33角、△55角の2手を使っているので手数オーバーの10手も掛かっていて失敗です。

参考1図:▲78金、△34歩、▲76歩、△33角、▲77金、△55角、▲58玉、△77角不成、▲48金、△59金 まで10手

Suiri1331bそれでは、最終手として一番多い△57銀までの手筋はどうでしょう?△57銀までの詰み形には48や68の角との連携で△57銀とする形の他に59地点を角で抑えるのではなく先手の金で埋めて9段目の馬と△57銀を連携する形があります。△66角を経由しての△39角成で偶数筋の手が入るので、奇数筋だけにするのであれば、△14歩からの△13角の後△79角成とする手筋になります。参考2図はこの手筋を使って8手で詰ました図です。ところが先手の金の着手は初手ではなくて3手目になっているためこの手順も失敗でした。

参考2図:▲58玉、△14歩、▲59金左、△13角、▲56歩、△79角成、▲16歩、△57銀 まで8手

参考2図の手順では先手に余裕手が1手あるので、それを初手の金に使えないでしょうか?初手で▲58金左とすると▲58玉を指せません。初手で一旦▲68金とすると59へ行くには▲69金、▲59金左の2手が必要なので手数オーバーですし偶数筋の6筋着手が2手入ってしまうので駄目です。そもそも初手で金の着手となると、可能なのは38、58、78の3箇所しかありません。初手で金が38や78へ移動してしまうと、△57銀までの手では初期配置で金が居た地点と玉が動いた59地点の両方を後手が抑えるか先手の協力で埋めることになるので実現不可能なのです。

玉が動かずに居玉のままであれば、同じ筋の5筋からの攻めの頭金の形が良さそうです。頭金の場合は飛車の横利きを遮る必要があるので▲38金は必須になります。最終手で後手が△58金と打つために、先手は左金(初期配置69の金)を後手に取らす協力が必要になります。△78銀、△79金として79地点で金を取らすと後手は57へ馬を引く手が必要になるので手数オーバーです。後手は57地点で金を角で取って成れば次の最終手で△58金を打てます。57で金を取らすことができる先手手順は、▲58金左、▲56歩、▲57金の3手です。残り1手は▲38金で飛の横利きを遮ります。

初手から、▲58金左、△14歩、▲56歩、△13角、▲57金であれば6手目の△57角成で金を取るタイミングが合います。7手目は▲38金で最終手の頭金の△58金で詰みになります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

けいたんさん(作者)「端角は奇数筋。」

■▲76歩、▲44角、▲53角の本通りに対して、角の裏通りと言うことがあるようです。

ミニベロさん「飛び道具で3・7筋から行くか、5筋から行くか。」

■解説では触れていませんが、3筋から行く手順▲38金、△34歩、▲36歩、△55角、▲37金、△同角不成、▲58玉、△59金 は際どいですが68地点が空いています。

RINTAROさん「初手金が大ヒントで詰上図が見えました。」

■3手目金だと余詰みます。強豪解答者には見えてしまいますね。

はなさかしろうさん「全手順奇数筋、ぴったりですね。」

■全手順奇数筋の最短は参考2図の先手余裕手を削った7手。初手金の条件で7手の手順を排除した8手作になりました。

NAOさん「飛の効きを消す38金を残すため初手は金左」

■初手での▲38金と迷うところですが、金取りのタイミングがあり初手は左金でした。

飯山修さん「成程角の侵入ルートを奇数筋条件で限定した」

■同じ3手で53へ到達できますが裏取りは全て奇数筋。

小山邦明さん「飛の利きをなくすため、初手の金の着手が限定されるのが良い。」

■△57銀までの手筋が使えると飛の利きは考慮から外せるのですが...。

神在月生さん「飛利き消す ための右金 ゆっくりと」

■8手での初手の金の手は、68金に次いで38金が2位のようです。初手38金を我慢。

諏訪冬葉さん「飛車と金の利きを消す定番の▲38金」

■飛の利きを消す▲38銀は、58への利きが残るのでNG。

べべ&ぺぺさん「角を一筋から使うことに気付いたら、解けた」

■55経由や77経由だと上手くいきません。

中村丈志さん「初め7七からの角のルートばかり読んでいました。」

■57へは同手数での裏通りがあります。

原岡望さん「幽霊角に惑わされた。」

■担当が知らない将棋用語。持ち駒なしでの6手目△15角は無理そう。

山下誠さん「1手目金の手が大きなヒントで、5筋で詰める筋が浮かびました。」

■初手の奇数筋の金は4択。5筋に狙いを付けても後手が5筋の歩を突き進めると10手必要。諸々を排除して初めて解へ到達するはずなんだけど。

ほっとさん「うまく手順が限定されている。」

■「初手は金」の条件が絶妙。

占魚亭さん「初手、どちらの金を上げるか。」

■初手で右金を上げると、▲38銀と▲78金の2手が必要になり手数オーバー。


正解:15名

  ミニベロさん  RINTAROさん  はなさかしろうさん
  けいたんさん  NAOさん  飯山修さん  小山邦明さん
  神在月生さん  諏訪冬葉さん  べべ&ぺぺさん  中村丈志さん
  原岡望さん  山下誠さん  ほっとさん  占魚亭さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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