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2021年2月

詰将棋メモ(2021年2月28日)

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詰将棋メモ(2021年2月27日)

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推理将棋第135回解答(8)

[2021年2月27日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-8の解答、第135回出題の当選者(占魚亭さん、山下誠さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第135回出題  推理将棋第135回解答(1) (2) (3)
  (4) (5) (6) (7) (8)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


135-8 上級  Pontamon 作  丑年の初詣は善光寺    21手

「あけましておめでとう。お邪魔します」
「今年もよろしく。では、指し初めと行くか」
「(パチ)今年は2021年か、コロナ禍はどうなるのかな。コロナは王冠が語源だってね」
「(パチ)東京五輪を開催できるのかな。トップ選手のぶつかり合いを観たいなぁ」
「(パチ)今日は善光寺さんへ初詣した帰りなんだ」
「(パチ)丑年の初詣は善光寺か。「牛に引かれて善光寺参り」の由来はなんだっけ?」
「おっと、駒成は無かったのにこの21手目で詰みだね」
「21と11への玉の手は2021年1月1日らしい手だったね」
「後手のある駒の頭へ先手の盤上のある駒を連続で5回ぶつけた手も今年らしい」
「そうだね、何度も頭をぶつけるのは牛の角突きみたいだったね」
「頭と言えば、玉頭の歩を突く手があったね」
「玉から角が伸びたみたい。奥さんが角を生やす前に帰った方がいいよ」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 

  • 駒成なく21手で詰み
  • 21と11への玉着手があった
  • 後手のある駒の頭への先手の盤上のある駒の着手が連続で5回
  • 玉頭の歩を突いた

出題のことば(担当 Pontamon)

 対局中の世間話。過去問では会話にヒントが隠されている事も。

作者ヒント

 不成も無いから中段玉?(Pontamon)

締め切り前ヒント

 後手陣で先手の駒が動くが、成や不成が付かない駒。32への駒打ちで詰み。

余詰修正

 会話と条件
 「5回」⇒「連続で5回」

余詰修正2

 会話と条件
 「先手のある駒」⇒「先手の盤上のある駒」


推理将棋135-8 解答  担当 Pontamon

68玉、△34歩、▲66歩、△同角、▲67玉、△55角
56玉、△44角、▲45玉、△33角、▲34玉、△22角
23玉、△42銀、▲22玉、△52金左、▲11玉、△41玉、
21玉、△51金寄、▲32角 まで21手


(条件)
・駒成なく21手で詰み(21手目▲32角)
・21と11への玉着手があった(17手目▲11玉、19手目▲21玉)
・後手のある駒の頭への先手の盤上のある駒の着手が連続で5回
(4手目△66同角-5手目▲67玉、6手目△55角-7手目▲56玉、8手目△44角-9手目▲45玉、10手目△33角-11手目▲34玉、12手目△22角-13手目▲23玉)
・玉頭の歩を突いた(初手▲68玉、3手目▲66歩)

Suiri1358

11玉と21玉の着手があったという条件なので初期配置で51の後手玉を11まで移動してみますが、その際、後手玉の駒頭へ先手の1つのある駒を5回ぶつけることができそうです。ぶつけることができる駒種は、王手だったとしても後手玉がかわすことができる駒種でなければいけないので、飛、角、銀の3種しか無さそうです。

Suiri1358a飛を後手玉の頭へ当てると、後手玉は1段目を1筋側へ移動していき、先手飛は隣の筋の2段目へ移動します。これを1筋まで繰り返せば駒をぶつける手を5回達成できます。

先手の駒が銀や角の場合は、後手玉は斜め移動してぶつけられた駒の脇腹へ移動します。

先手のどの駒種をぶつけるにしても、後手玉が移動する経路に後手の自駒があってはいけません。

参考1図は、先手が後手の飛を取って、横這いする1段目の玉を▲52飛から▲12飛不成まで5回連続で追ったものです。▲12飛不成まで行って駒を頭に5回ぶつけることができた次の手は△21玉と戻ったところを▲22金の頭金で詰める手順なのですが、手数オーバーの23手になってしまいました。

参考1図:▲76歩、△42飛、▲33角不成、△52玉、▲42角不成、△54歩、▲31角不成、△51玉、▲22角不成、△42金、▲11角不成、△33桂、▲52飛、△41玉、▲42飛不成、△31玉、▲32飛不成、△21玉、▲22飛不成、△11玉、▲12飛不成、△21玉、▲22金 まで23手

Suiri1358bそこで、銀を後手玉の頭へぶつける手順を検討してみたのが参考2図です。玉は52、41、32、21、12の順で移動できるように経路を準備しておきます。玉頭の歩を突く手の条件があるので、△52玉の後の△54歩がピッタリで、銀を玉の頭へぶつける最初の▲53銀を打つことができ、△12玉、▲13銀不成の後は△11玉を指して11玉と21玉の手の条件をクリアし、21手目の▲22金までの手順が参考2図となっています。後手の飛の横利きが残っているために21手目の▲22金では詰んでいません。

玉の頭へぶつけるのが銀ではなく▲53角から開始しても同様に21手目の▲22金では飛の横利きがあって詰みにはなりません。

参考2図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△52玉、▲31角不成、△54歩、▲22角不成、△33桂、▲11角不成、△42金、▲53銀、△41玉、▲42銀不成、△32玉、▲33銀不成、△21玉、▲22銀不成、△12玉、▲13銀不成、△11玉、▲22金 まで21手

玉の移動に乗じて後手駒の頭へ先手駒をぶつける手順を検討しましたが、玉移動と5回のぶつけは別なのでしょうか?

▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲11角不成、△33桂、▲72角、△62銀、▲63角不成、△51銀、▲52角不成、△62銀、▲63角不成、△51銀、▲52角不成、△32玉、▲41角不成、△21玉、▲32角不成、△11玉、▲21金 までの21手だと△12玉の逃げ場が残っていて失敗です。

あとは何処が間違っているのでしょう?

条件を見直してみると「21と11への玉着手があった」となっているだけで、後手玉だとは言っていませんでした。解図の際、都合が良さそうだから後手玉が21や11へ行くのだと勝手に思い込んでいました。

まさかとは思うものの、過去の年賀作品では先手玉が後手陣へ行く作品がいくつかあったので、21と11の玉着手が先手玉の場合を考える必要がありそうです。9段目の玉が1段目へ行くのには最低8手必要で、11と21の玉着手も考慮すると先手玉の着手回数は最低でも9手。先手着手が全部で11手のうちの9手を玉移動で費やすと、残りの先手着手は2手になり、最終手は玉で王手するわけにはいかないので玉移動中に入手した駒を打つ手になることが予想されます。

先手玉はどこから後手陣へ入玉できるのでしょうか?後手の歩頭の4段目へ玉が出る訳にはいかないので、どこからの後手の歩を突いてもらい、その歩を斜めから取って4段目へ行き、次の手では両隣りの筋のどちかの3段目の歩を取って入玉することがでそうです。

次に2段目への玉移動ですが1段目の後手駒の他に飛の横利きもあるのでちょっと難しそうです。11や21へ行く必要があるので、後手の△12香と飛の横利きを止める手の協力があれば▲12玉から▲11玉や▲21玉という経路がありそうです。その他には△42銀で飛の横利きを止めてくれれば▲22玉から▲11玉や▲21玉を指せそうです。こちらだと後手の協力手は1手だけで済みそうです。ちろん▲22玉とするには後手角の利きが無い状態か22に後手角が居る必要があります。

話は戻って、先手に残されている手はあと1手です。まだクリアできる見込みが立っていない条件は「玉頭の歩を突いた」と「後手のある駒の頭へ先手のある駒を5回ぶつけた」の条件です。先手の駒を5回ぶつけることができる駒は後手陣へ向けて移動する玉しかありせんし、頭へ玉をぶつけることが可能な後手の駒は角しかありません。となると先手の残り1手は玉頭の歩を突く手に違いありません。(後手が後手玉の玉頭の歩を突く可能性もありますが)

後手の角の頭へ先手玉をぶつけ、角は一マス斜め後ろへ引き、玉は角頭へぶつけ直すことを繰り返すことになります。玉の移動中に後手が突いた△34歩を取る必要があるので、最初に角頭へ玉をぶつける地点は67。そのためには後手角は66へ来ている必要があり、▲67玉を可能にするには▲66歩が指されている必要があります。▲66歩を突くのは手順前後がありそうですが、ここで効いて来るのが「玉頭の歩を突いた」という条件。

これらをまとめると初手から、▲68玉、△34歩、▲66歩、△同角、▲67玉と角頭へ玉をぶつけるのが最初なので5回目は、△22角、▲23玉になります。続く14手目は△42銀で22の角への利きを外し15手目は▲22玉。この後、先手は▲21玉と▲11玉の2手と最終手の駒打ちで詰ます必要がありますが、持ち駒にあるのは角と歩で今後入手可能なのが香と桂。42に後手の銀が居るので、とどめは銀腹の32への角打ちになりそうです。その32の角を支えるためには17手目は▲11玉で19手目が▲21玉の順になります。▲32角で詰むためには後手玉は41に居る必要があるので、16手目からは△52金左、▲11玉、△41玉、▲21玉として、20手目は玉の退路を塞ぐ△51金寄に▲32角で詰みになります。

余詰手順について

最初の余詰修正の「連続で5回」ですが、「21と11」の着手駒が「玉」であることを明かし、「駒成なし」も条件に追加したことで「連続5回」としなくても「5回」だけで限定されると思ったのですが甘かったです。5手目に玉頭へ角を打つ手で開始されて、頭をぶつける手が5回連続ではない余詰手順数種がNAOさんから指摘されました。

例:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△32飛、▲52角、△42玉、▲43角不成、△12香、▲31角不成、△同玉、▲32角不成、△22玉、▲92飛、△24歩、▲23角不成、△11玉、▲12角不成、△31金、▲21角不成、△同玉、▲12銀 まで21手

最初の余詰修正後にNAOさんから指摘があった余詰手順は下記のような手順になります。

▲76歩、△52玉、▲33角不成、△54歩、▲22角不成、△33桂、▲11角不成、△42金、▲53角、△41玉、▲42角不成、△32玉、▲33角左不成、△21玉、▲22角上不成、△12玉、▲13角不成、△32銀、▲14桂、△11玉、▲22金 まで21手

余詰修正2は「盤上の駒」に限定したものです。これによって、修正1の余詰指摘手順にある▲52角と打つ手から始まる手順は除外されるので、最初の余詰修正の「連続で」の追加は不要かもしれませんが、修正2を公示するまでに他の手順を検討する時間が無かったので修正1はそのままにしました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon「『牛に引かれて善光寺参り』の由来の『軒下の布を角に引っ掛けて行った牛を追いかけ、追いつきそうになっては離されるを繰り返しているうちに善光寺へ着いてしまった』を序にする構想から作図したところ、運よく21と11の着手も絡めて21手になりました。ただ、その後の余詰消しに四苦八苦。緩めた条件で出題した結果、余詰み作となってしまいました。申し訳ありません」

NAOさん(双方解)「作者ヒントの"不成なし"で謎が氷解。ツノに玉をぶつけるとはビックリ。
不成を含む筋を相当追いかけました。取った駒(飛、角、銀)で追い回す筋もどれも際どいが1手だけ足らず。」

■5回連続の初回が駒打ちだと余詰む順があるのは気付いてましたが他の条件によって排除されていると思っていたので、余詰再修正が必要になってしまいました。余詰指摘ありがとうございます。

ミニペロさん「先手玉だと気が付くかどうかが分かれ目。問題文は21・11とあるが、11の香から先に取るのがミソ。」

■21、11の順は会話の流れ。ミスディレクションを誘う気は毛頭ないけど、異論が出るかな?

飯山修さん「後手陣というのが3段目以内と思い込みあきらめていた手順だけどそうでないと判ればあっさり解決」

■後手陣は3段目以内のことになりますが、「後手陣」が出て来た締め切り前ヒントを「先手着手は全て後手陣内」だと勘違いされたのですかね?

小山邦明さん「修正前の条件で考えていたので、飛の横利きを遮断するため、途中で玉頭の駒をスイッチさせる事で詰ます事を考えました。」

■玉頭の駒を別の駒にスイッチすると「先手の"ある駒"」が"別の駒"に代わることになるので条件を満たしていませんでした。▲53銀から▲42銀の代わりに持ち駒の角を▲53角と打ってかの▲42角不成の後▲33角右不成、▲22角不成、▲13角不成としても駒種は角ですが途中で別の角に代わるので、この手順も修正前の条件を満たしていません。

ほっとさん「11や21の玉着手が先手玉だったとは。」

■「玉着手」はミスディレクションを狙った条件でした。

ジェシーさん「時間切れです。ぶつける駒とは、3二玉に対し3三角不成~2二角不成の往復という迷路にはまってしまいました。」

■2地点間の往復や3地点の往復などいろいろありそうです。「牛に引かれて…」の由来を調べると閃き易かったと思うのですが、短評からは推し量れませんでした。

原岡望さん「玉で攻めるとは意外」

■先手の金を後手角へぶつけて行くと、最終手の32角を支えることができません。と言っても出題時の条件では11と21の着手は玉と明かしている(作図時は単に「21と11の着手があった」)ので、21と11の玉が先手玉だと気付くかが解図の岐路になります。

RINTAROさん「余詰手順しか分かりません。ヒントを見て、ますます分からなくなりました。
『成や不成が付かない駒』って『金』ですよね。そもそも作者ヒントによると『不成も無い』ということですから、角を使うのはあり得ないということですね。全く分かりません。降参です。」

■解答いただいた▲52飛から▲12飛不成までの横這いで玉を追う手順では、51玉の状態で54歩としているので「玉頭の歩を突いた」の条件をクリアできていませんでした。
「後手陣で動いても成や不成が付かない先手の駒は2種あります。」という直前ヒントも用意していたので、こちらだったら玉に気付いたことでしょう。最終、32への駒打ちを追加したので2種は削ってしまいました。

山下誠さん「1一玉と2一玉が先手の玉と気づくまでが長い道のりでした。」

■そばにいる後手玉のはずという先入観ですね。先手玉が後手陣まで入り込む過去作としては98-4、118-4がありました。

はなさかしろうさん「素晴らしい手順でした。会話を振り返ると、いろいろ仄めかされていたわけですが。
今回は半分以上の問題で完全にヒントを頼りにしましたが、最後にこの問題を解けて良かったです。」

■会話での仄めかしや134-2の解説で「駒成なし」は「不成があった」ことにはならない、と伏線を張りましたが効かなかったようです。「成る手も不成の手も無し」の条件だったら「21と11の玉着手」が先手玉だと気付く方が多かったことでしょう。


正解:8名

  NAOさん  ミニベロさん  飯山修さん  小山邦明さん
  ほっとさん  原岡望さん  山下誠さん  はなさかしろうさん


総評

NAOさん「"21"と"3"に関連した年賀詰特集を楽しみました。
詰まされる玉位置が8問とも異なっているのが素晴らしい。なぜか21玉での詰みはなかったが、最後に先手の21玉型が出てきて納得。」

■「成駒の着手なく11手目の11香成で詰めた/玉を3回連続で動かした」とか「21玉を11手目の32金で詰めた」がありそう。

ミニペロさん「ご迷惑おかけしました。今年一年、多難な年になりそう。」

■こっちこそ、粗検申し訳ありませんでした。

諏訪冬葉さん「135-8 は考え中ですが、今年も全問正解の目標が1月で潰えそうな気がします。」

■結局、再解答は無かったようです。残り全問正解を目指しましょう。

小山邦明さん「上級の135-7と135-8は、条件の修正がある前に解いていた手順です。
最終条件での手順は、最初に考えた手順とは大きく違っていそうなのでギブアップしそうですが、頑張ってみます。」

■135-7は余詰手順で正解、135-8は僅かながら条件をクリアできていませんでした。出題数が多かった上での余詰3作では解く時間が足りなかったですね。申し訳ありませんでした。

べべ&ぺぺさん「かなり悩みました。本年もよろしくお願いします。」

■こちらこそよろしくお願いします。

ほっとさん「「最終手が21」でもいろいろな形があるもの。しかし数が多くて1作1作の条件も多く、大変でした。」

■過去問だと、8作あれば2回出題に分けていたようなので、出し過ぎでした。

占魚亭さん「相変わらず低調です……。」

■低調というより、出題が多くて解図の意欲が湧かなかった?

ジェシーさん「今月は難問揃いで、直前ヒントに大いに助けられました。」

■ヒントは有効に活用してください。今年からは出題2週間後くらいに中間ヒントとして作者ヒントを投入していきます。

神在月生さん「短評を 書く余裕なし 情けなや」

■解答をお寄せいただけるだけでも助かります。解答者1桁の前回はショックを受けたので。

原岡望さん「今月は詰パラに苦戦してこちらに手が回らずヒント頼みの〆切日解答です」

■締め切り日解答で全問正解はさすがです。

RINTAROさん「久しぶりに解けなかったです。1~7は比較的短時間で解けましたが、8が分かりません。もしかすると条件の勘違いや解釈の相違なのかもしれませんが、あまり考える気がしなかったのも事実です。残念ですが、解答発表を楽しみに待ちます。」

■135-8では作者の狙いではありますが、11と21の玉着手が後手の手だという先入観が災いしたようです。

山下誠さん「今年も年賀推理将棋を、長い時間楽しく苦しみました。」

■昨年の年賀推理は3作で寂しかったので、今年は6作を用意していたところ投稿締め切り日後に+2になったのにそのまま1回で出題してしまいました。


推理将棋第135回出題全解答者: 15名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  中村丈志さん  小山邦明さん  べべ&ぺぺさん  ほっとさん
  占魚亭さん  ジェシーさん  神在月生さん  原岡望さん
  RINTAROさん  山下誠さん  はなさかしろうさん

当選: 占魚亭さん、山下誠さん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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詰将棋メモ(2021年2月26日)

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推理将棋第135回解答(7)

[2021年2月26日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-7の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第135回出題  推理将棋第135回解答(1) (2) (3)
  (4) (5) (6) (7) (8)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


135-7 上級  ミニベロ 作  令和三年 年賀詰     13手

「はい、13手目の初王手で詰み。僕は偶数筋には着手しないで勝ったよ」
「駒を取ってすぐに駒を取ったその筋に打つ手が3回あったね」
「金の手は4手目だけか。変な将棋だったね、成る手もなかったし。」
「ところで、令和三年の年賀状は書いた?」
「書いたよ。今年は丑年だから、レバーとかミノとか、牛の部位のイラストにしたよ」
「・・・・・・・・・。」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 

  • 13手目の初王手で詰み
  • 先手は、偶数筋には着手しなかった
  • 駒を取ってすぐに駒を取ったその筋に打つ手が3回あった
  • 金の手は4手目だけ
  • 成る手なし

出題のことば(担当 Pontamon)

 年賀条件らしいのは年賀状の牛の部位のイラストという会話?

作者ヒント

 17-3を見てね!(ミニベロ)

締め切り前ヒント

 国会の牛歩は遅いが、歩みは速く老婆は追いつけない。肉の部位はミスジ。

余詰修正

 会話と条件の「打つ手が3回」の前に「駒を取ったその筋に」を追加

余詰修正2

 会話:「変な将棋だったね」の後に「、成る手もなかったし」を追加
 条件:・成る手なし を追加


推理将棋135-7 解答  担当 Pontamon

▲36歩、△42玉、▲35歩、△51金右、▲34歩、△52飛、
33歩不成、△同桂、▲34歩、△32歩、▲33歩不成、△同角、
34桂 まで13手


(条件)
・13手目の初王手で詰み(13手目▲34桂)
・先手は、偶数筋には着手しなかった(初手▲36歩、3手目▲35歩、5手目▲34歩、7手目▲33歩不成、9手目▲34歩、11手目▲33歩不成、13手目▲34桂)
・駒を取ってすぐに打つ手が3回あった(7手目▲33歩不成-9手目▲34歩、8手目△33同桂-10手目△32歩、11手目▲33歩不成-13手目▲34桂)
・金の手は4手目だけ(4手目△51金右)

Suiri1357

Suiri1357a先手の着手が奇数筋だけとなるとどんな詰み形が思い浮かびますか?派手なものには▲58飛と▲55角から▲33角不成の両王手がありますが、第一回で出題された同じ作者の1-3「とどめは香」9手の詰み形も有力です。手数が増えているので▲22角不成で偶数筋の着手をしないで済むように、▲33角不成で後手の角を取れるように後手の協力も期待でき、取った角は▲51角と打ち、▲11角不成で取った香で仕留める筋書きです。

参考1図の手順だと、41地点が空いているので詰みではありません。しかし、4手目に金の着手をしないといけませんし、金の手は1手だけなので△41金と戻ることもできません。2手目△42飛は3手目の▲33角不成の王手を避けるためだけではなく、金移動で空いた41を△41飛で埋める予定でしたが、その手を入れると手数オーバーになります。

参考1図:▲76歩、△42飛、▲33角不成、△32金、▲77角不成、△55角、▲同角、△52玉、▲51角、△54歩、▲11角不成、△55歩、▲54香 まで13手

※余詰修正により、駒を取った筋と同じ筋へ打たないといけないので、11で取った香を5筋に打つことはできなくなっています。

Suiri1357b余詰検証や解図の際には必ず検討されていると思われる形として、1間龍(飛)の形があります。居玉に対しては▲31飛や▲71飛が最終手になる形です。本問では成る手ができないので、▲31/71龍や▲31/71飛成はできないので玉の媚びんは別の方法で抑える必要があります。具体的には▲54桂や▲53角などがあるでしょう。

先手は奇数筋にしか着手でなくて駒成もできないので、△32飛を▲33角成かの▲32馬で取ることはできません。53地点で飛を取るには4手目金の条件があるのでうまくいきません。参考2図は、玉の媚びんを▲53角で抑え、▲71飛で詰ませた図になります。しかし、▲53角不成で取った歩を打つ手はありませんし、▲71同角不成で取った飛を次の手で打ってもいないので失敗です。

参考2図:▲96歩、△72飛、▲97角、△52金右、▲53角不成、△82銀、▲35角不成、△71飛、▲同角不成、△84歩、▲53角不成、△83銀、▲71飛 まで13手

参考2図で53の歩を取らないで済むように、▲76歩、△72飛、▲55角、△52金右、▲16歩、△74歩、▲15歩、△73飛、▲同角不成、△62銀、▲72飛、△42銀、▲71飛不成の手順で詰みますが、取った駒を次に打つ手が1回しかありません。

▲71飛での詰みは無いと思っていましたが、「成る手なし」の条件追加をする前の条件で、飯山さんから指摘があった手順を取り入れた順が下記の▲71飛で詰みになる手順でした。粗検、申し訳ありせん。

▲96歩、△54歩、▲97角、△52金右、▲53角成、△42銀、▲71馬、△74歩、▲72銀、△同飛、▲同馬、△73銀、▲71飛 まで13手

なお、最初の条件でNAOさんか指摘があった下記の余詰手順では、取った駒を取った筋とは別の筋へ打つ手順でした。

▲96歩、△54歩、▲97角、△32金、▲31角成、△52玉、▲72銀、△34歩、▲76歩、△99角不成、▲71銀不成、△51香、▲53銀 まで13手

また、修正1後の成る手が許されている条件での余詰手順もいただいています。

▲36歩、△52玉、▲35歩、△51金右、▲34歩、△62銀、▲33歩不成、△同角、▲34歩、△38歩、▲33歩成、△44歩、▲34角 まで13手

13手もあるといろんな手段が可能になるようです。粗検、大変申し訳ありませんでした。

さて、作意順ですが、奇数筋だけと言われると2つの筋を行き来して駒を入手して次の手で打つような流れを想像しそうです。しかし、そのような手が3回あるとのことですので、攻める先手の7手のだけでは無理なのが分かります。初手▲76歩なら、残りの6手は、駒を取って次に打つという手を3回繰り返すことになりますが、3手目に取れるのは33の歩だけなので5手目に歩を打てる筋がないからです。となると、後手も先手の駒を取っ次の手で打つ必要があります。後手陣近くで先手の駒を取るのであれば、先手が着手している奇数筋の駒を取ることになります。最初に先手の駒を取られてしまっては攻めの継続が難しくなるので、後手が先手の駒を取るタイミングは、先手が後手の駒を取る手を指したその駒を同で取るか、先手が取った駒を打った時に同で取るかになるでしょう。また、余詰修正によって、取った駒はその筋へ次の手で打たなければいけないので、同じ筋の着手が増えることになります。3回目の駒を取って打つのは先手でしょうし、それまで手が進んでいる筋は2回の駒取りがあった筋なので、結局、先手の着手はひとつの筋である可能性が高いはずです。

では、その筋は何処でしょう?取って取られてを繰り返すには、先後の駒が多数利いて地点を探してみるのが良さそうです。13地点は、後手の香、桂、角が利いているし、先手が1筋の歩を伸ばしていけば、先手の香も利くし、▲18飛の1手を入れれば飛も利いてきます。しかし、1筋は玉から遠いので手数が足り無さそうです。9筋も同様に遠いので外します。5筋の2段目なら左右の金が利いていますが、初王手での詰みの条件をクリアするのが難しそうです。残る奇数筋の3筋と7筋を比較すると3段目への利きが角の分だけ多い3筋の可能性が高いでしょう。

初手から、▲76歩、△42金、▲33角不成で歩を取っても5手目に歩を打つことができないので、角の出番があるとしてもそれは後半になるでしょう。とすると、初手は▲36歩しかありません。先手は3筋の歩を突き進めるしかないので、▲33歩不成で歩を取れるのが7手目で、9手目には取った歩を打たなければいけないので、後手は8手目に33の先手の歩を△33同〇の手で取る必要があります。これで先手は9手目に▲34歩と打って、11手目には後手が8手目に指した33の駒を取ることができますが、残りの手は最終手で11手目に取った駒を打って詰める必要があります。後手は8手目に33で取った歩を10手目に3筋へ打つことになります。7手目以降を整理してみると、7手目から▲33歩不成、△同〇、▲34歩、△3〇歩、▲33歩不成で8手目着手の駒を取って、10手目の△何かの次に9手目に取った駒を3筋へ打って詰める。9手目に▲33歩不成で駒を取った歩がそのまま33に居る場合はそれを支えにして駒を打てるのは32地点になります。最終手を支えている33の歩を32へ打った駒で支える必要もあるのでその駒種は金になるはずです。ところが金の着手は4手目の1回だけなので、33の歩と協力して2枚の駒での詰みではないことになります。となると、11手目に打つ駒ひとつだけで詰める単騎詰めになります。11手目に3筋へ打つ駒が取られないためには、9手目に取る駒は桂で10手目は△33同角であれば頭の丸い角頭の34地点への桂打ちで詰む形を作れます。7手目からの手順を再確認すると、▲33歩不成、△同桂、▲34歩、△32歩、▲33歩不成、△同角、▲34桂になります。

先手が7手目まで歩を進めているうちに後手は△42玉へ玉移動したり、退路になる51や52地点を埋める手が必要になります。初手から、▲36歩、△42玉、▲35歩、△51金右、▲34歩、△52飛 の6手になり、7手目以降の手順で桂単騎の詰みになります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

ミニベロさん(作者)「正月用に条件をいじったのが間違い。新年早々申し訳ありませんでした。
第17回は、私がタラパパさんの代打ちを務めた回ですが、はなさかしろうさんが解答デビューした回でもありましたね。
令和三年・先手3筋のみ、歩の前進・牛歩ということで、一応年賀でよろしく。」

NAOさん「先手が描いたのは3筋(ミスジ)。美味しい牛をごちそうさま。」

■ミスジは肩甲骨辺りの肉で、1頭から数百グラムしか取れない希少部位らしいですね。(3kgとの情報もあり)

諏訪冬葉さん「中間ヒントで桂吊るしは見えましたが歩の打ち直しに気づくまで時間がかかりました。」

■成る手なしなので後手の歩を取った自分の歩が盤上にあるので次の手で歩は打てないと思い込むと後手の△33同桂が見える前に▲33歩不成は駄目だと判断してしまいがち。

飯山修さん(双方解)「作者のヒントで吊し桂は判ったが角で入ると王手になってしまいお手上げでした。歩なら確かに王手がかからない。
歩の行進で間に合う為の13手は長すぎて余詰潰しが難しいですね」


■余詰手順の御指摘、ありがとうございました。

小山邦明さん(余詰解)「修正前の条件で考えていたので、最終手は31飛打で合駒無しを収束形として考えました。」

■▲53角成で取った歩を次の手で打っていないですが、「取った駒は"必ず"次の手で打った」という条件ではないので解答いただいた手順(取った銀をすぐ打つのが2回と取った飛をすぐ打つのが1回の計3回)も正解になります。
▲96歩、△32飛、▲97角、△52金左、▲53角成、△62銀、▲31馬、△34歩、▲33銀、△同角、▲32馬、△35銀、▲31飛 まで13手

ほっとさん「先手はまさかの3筋のみ。」

■奇数筋のみと言われると、最終的には2つの奇数筋の駒での協力を想定してしまいます。

ジェシーさん「17-3を見なければ、絶対に解けない問題でした。」

■作者ヒントが甘過ぎましたか。

原岡望さん「素っ気なく見え、実は親切なヒント」

■作者ヒントで詰み形がほぼ見えてました。

RINTAROさん「17-3と牛歩戦術を参考に解けました。」

■ヒントが解図の参考になったようですね。

山下誠さん「なるほど3筋で牛歩戦術でしたか。まじめにヒントを読むべきでした。」

■考えなくてもわかるようにミスジ(3筋)の方が良かったですね。

はなさかしろうさん「ぴったりで楽しい手順でした。」

■解図を楽しんでいただけたようで幸いです。


正解:11名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  小山邦明さん  ほっとさん  ジェシーさん  原岡望さん
  RINTAROさん  山下誠さん  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2021年2月25日)

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詰将棋メモ(2021年2月24日)

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推理将棋第135回解答(6)

[2021年2月24日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-6の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第135回出題  推理将棋第135回解答(1) (2) (3)
  (4) (5) (6) (7) (8)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


135-6 中級  NAO 作   初成りの初王手      11手

「あけましておめでとう」
「おめでとう。指し初めの将棋、途中まで観戦させてもらったよ。
後手は玉を2回、1手おきに動かしていたね。その後どうなった?」
「11手目に21地点への初成り、初王手で詰ませて勝ったよ。
3筋に指した大駒の手に対し大駒の手で応じたのが勝負の分かれ目だった」
「新年早々から絶好調だね。今年もよろしく」

さて、指し初めの一局はどんな将棋だったのだろうか。

(条件) 

  • 11手目21地点への着手が初成りの初王手で詰んだ
  • 後手は玉を2回、1手おきに動かした
  • 3筋に指した大駒の手に対し大駒の手で応じた

出題のことば(担当 Pontamon)

 11手詰の3作品とも最終手は21。本作は21での初成初王手です。

作者ヒント

 玉移動は4手目42玉と8手目33玉の2回です。(NAO)

締め切り前ヒント

 空き王手で33の玉を21の手で詰める。21の手は不成ができない強制成の駒。


推理将棋135-6 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲11角不成、△32銀、
▲22香、△33玉、▲35角、△42飛、▲21香成 まで11手


(条件)
・11手目21地点への着手が初成りの初王手で詰んだ(11手目▲21香成)
・後手は玉を2回、1手おきに動かした(4手目△42玉、8手目△33玉)
・3筋に指した大駒の手に対し大駒の手で応じた(9手目▲35角、10手目△42飛)

Suiri1356

Suiri1356a最終手が21で、玉の手は1手おきの2回なのでおそらく3筋で玉が詰まされるはず。2手目に△34歩を指さない場合は3手目の有力候補の▲33角不成が王手にならないようにするので2手目は△42金か△42銀。△42飛だと、4手目に41の金を動かしてからの6手目の△41玉になるはず。となると1手おいて、後手の最終手となる10手目に3筋への玉移動になる。

この方針で指し進めてみたのが参考1図です。どうにか11手目を21で駒成での初王手をしてみましたが、21の馬を支えるために7手目は▲11角成をしているので、最終手は初駒成ではありませんでした。それより、41地点が空いているので詰んでません。2手目が△42金だとしても、結局42地点の駒が残って、41地点は空いたままになるので結果は同じになります。

参考1図:▲76歩、△42飛、▲33角不成、△52金左、▲22角不成、△41玉、▲11角成、△33桂、▲12角、△32玉、▲21角成 まで11手

Suiri1356b2手目に△34歩を指すと、3手目は▲22角不成で角入手が参考1図より1手早くなります。その場合は最終手の21角成の馬を支える駒として11の香を入手して▲22香と打つことが可能なので11への角着手は不成で済ますことができます。この手順で11手で詰めたのが参考2図です。最終手の▲21角成は初の駒成で初王手になっています。また参考1図では実現しなかった、先手の大駒の手に後手が大駒で応じる△42飛も実現できましたが、先手の大駒着手は1筋なので「3筋に指した大駒の手」にはなっていなかったので失敗でした。

参考2図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲11角不成、△33桂、▲22香、△32玉、▲12角、△42飛、▲21角成 まで11手

参考2図を見ていると、11の角に22の香の配置に目が留まるかもしれません。つまり、最終手が▲21香成で空き王手になるように玉は32ではなく33に居る場面が頭の中に浮かんできます。▲12角からの▲21角成ではなく最終手が▲21香成なら、▲12角と打つ1手が余ってきます。

玉が33なら、玉が移動でる地点としては24と44の中段への進出と、▲21香成では利きがない32地点の3箇所になりそうです。

初手から進めてみると、▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲11角不成、△何か、▲22香、△33玉。続く9手目からは先手の3筋の大駒着手に10手目の後手の大駒着手のあとに最終手▲21香成ですので、9手目は▲35角と打って、24と44の玉脱出経路の両方を防ぎます。10手目の後手の大駒着手は△42飛です。もし10手目に△32飛で32地点を埋める手だと、空き王手の時に△22飛で合いが可能になるからです。31の銀が居るままだと同じく△22銀での合いができるので、不明だった6手目の「何か」は△32銀になります。これで玉の退路の32を埋めつつ、△22銀の合いができませんので、空き王手での詰みとなります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(作者)「開き王手狙い。年賀でなければ4筋の大駒着手としたいところ。」

■少なくとも「21の小駒着手があった」の条件は必要なようです。

ミニペロさん「「後手は玉を2回、1手おきに動かした」計3回ともとれるが、これでいいのかな。
44に利きが重複するので、「大駒の手に、同じ筋に大駒で応じた」としたいが、この辺は作者の好みか。」

■「後手は1手おきに玉を2回動かした」なら、玉移動があった後のことかもしれないので玉移動3回の可能性がありそうですが、問題文は読点で区切られているので多分大丈夫なのでしょう。(実は担当も2,6,10手目の3回玉移動の順を検討しました)
同じ筋に大駒の条件だと、▲35角ではなく▲46角に△42飛の形ですね。

諏訪冬葉さん「中間ヒントのおかげであき王手しかないと気づきました。」

■33の玉ですからね。大甘の作者ヒントでした。

飯山修さん「これも作者のヒントがなければ到底到達出来ない手順。1月22日迄待ってて良かった」

■「玉移動は4筋への4手目と3筋への8手目の2手のみ」くらいでも良かったかな?

小山邦明さん「最終手しか成りがないので、11に角、玉は33で24への脱出ができないようにと考えました。」

■成が最終手の21と聞くと、飛先の歩を突いて行って21歩成までで31の後手玉を詰ます手順が思い浮かびますが、それでは大駒着手ができません。成が最終手という情報から空き王手を発想できるところが凄い。

ほっとさん「22香~21香成が見えにくい。」

■空き王手を読まない限り思い付かない香入手と▲22香の手。

ジェシーさん「つい、玉を3一に持ってきたくなりますよね~。」

■駒成が21への最終手だけとなると、思い浮かんだ詰み形から抜け出せなくなります。

RINTAROさん「なるほど、空き王手もあるのか。」

■下からの空き王手は少ないように思います。

山下誠さん「飛角の組み合わせばかりを考えて手間取りました。」

■攻めの主流は何と言っても大駒なので、飛角の組み合わせを検討することは仕方ありません。

はなさかしろうさん「初成の初王手、新春らしくフレッシュでした。」

■実はこちらの作品が無理を言って作っていただいた2作目。最新作という意味でもフレッシュでした。


正解:12名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  小山邦明さん  ほっとさん  ジェシーさん  神在月生さん
  原岡望さん  RINTAROさん  山下誠さん  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2021年2月23日)

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推理将棋第135回解答(5)

[2021年2月23日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-5の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第135回出題  推理将棋第135回解答(1) (2) (3)
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135-5 中級  NAO 作   令和3年の決め手     11手

「あけましておめでとう。指し初めの一局はどうだった?」
「11手で詰ませて勝ったよ。成の手、不成の手、同の付く手、玉頭の手は各々1回ずつだった」
「新年早々"1"尽くしとはめでたいね」
「それだけじゃないよ。3連続王手を掛けて2一の手が決め手だった」
「令和3年元旦の指し初めに相応しい一局だね。今年もよろしく」

さて、どんな将棋だったのだろうか。そして令和3年、貴方の勝負手は?

(条件) 

  • 11手目に21地点の着手で詰んだ
  • 先手は3連続で王手を掛けた
  • 成の手、不成の手、同の付く手、玉頭の手は各々1回ずつだった

出題のことば(担当 Pontamon)

 決め手(最終手?)は21。他に勝敗を分ける決め手があるのか?

作者ヒント

 初王手で止めの金を取る(NAO)

締め切り前ヒント

 後手玉の右側から連続王手で玉を4筋、3筋へ追い、21の腹金で仕留める。


推理将棋135-5 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△34歩、▲22角不成、△同銀、▲72角、△33桂、
61角成、△42玉、▲43馬、△31玉、▲21金 まで11手


(条件)
・11手目に21地点の着手で詰んだ(11手目▲21金)
・先手は3連続で王手を掛けた(7手目▲61角成、9手目▲43馬、11手目▲21金)
・不成の手、同の付く手、玉頭の手は各々1回ずつだった(3手目▲22角不成、4手目△22同銀、8手目△42玉-9手目▲43馬)

Suiri1355

1回ずつ指された手が4種類ありますが、普通に考えると、成や不成の手と玉頭の手は攻めている先手側の手でしょう。

同の手が先手なら3手目の同の手は▲44同角しか無いので、おそらく5手目以降でしょう。▲44同角は王手にはならないので、5手目の同の手で駒を入手するか、7手目以降の同の手で初王手になるか、それ以降の合い駒を同の手で取っての王手の手になるはずです。

後手が同の手を指すのなら先手の攻め駒を取られてしまうか捨て駒することになります。先手の駒が取られても良いようにするには先手が2枚以上の駒を取る必要があります。

Suiri1355a3連続王手が5手目からだと最終手の11手目の王手と合わせて4連続王手になるので、3連続王手は3手目から7手目の3連続か7手目から11手目の3連続のどちらかになります。連続王手は3回ですが、王手は3回だけとは言われていないので、3手目の王手と7手目から11手目までの3連続王手を合わせて4回の王手とか、3手目からの3連続王手と最終手の王手を合わせて4回という可能性もあります。

この4回王手の手順で詰ましたのが参考1図の手順です。先手は7手目に▲21角と王手で角を打ち捨てて後手が△同玉、続いて▲31角成での駒成の王手と最終手の▲21銀の駒打ちで詰ましました。玉頭の手は後手が△33桂で自玉の頭への桂跳ねで実現していますが、棋譜を見ると不成が2回あったので失敗でした。(手順がスイスイ思い浮かぶと思ったら前問の135-4の作意順でした)

参考1図:▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉、▲22角不成、△33桂、▲21角、△同玉、▲31角成、△12玉、▲21銀 まで11手

Suiri1355b参考2図は、角での王手を同の手で取らせて、玉頭への駒打ちでの王手、21への駒成での王手の3連続王手で詰めた図です。同の手は後手、不成、成、玉頭の3種の王手を連続で実現しているので解図完了だと思いきや参考1図と同様に不成の手が2回ありました。3連続王手の条件があるので1回ずつの4種の手のうちの3つは王手の手のはずだと思い込んだのが間違いでした。成、不成、玉頭、同の手は通局での条件でした。

参考2図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△33桂、▲12角、△42玉、▲31角不成、△同玉、▲32銀、△22玉、▲21角成 まで11手

参考1図の手順も参考2図の手順も不成が2回になって原因は、後手陣へ角が不成で侵入してからさらに後手陣内で移動する必要があったからです。同の手を後手が指す場合、先手は駒を1枚取られることになるので詰みにするには2枚以上の駒を取る必要があります。(単騎詰み以外)参考2図の手順で▲31角不成の代わりに▲31角成で駒を捨てると最終手の成の手と合わせて成が2回になるので、駒取りのために不成で敵陣に入った駒を成の手で動かすのは効率が悪いようです。となると、3手目に▲22角不成で後手角を入手した後の22の角は動かさずに先手は放置して、取った後手角を使ってもう一枚の攻め駒を入手することになりす。5手目に角を打つことになるので7手目の角成で王手しながら駒を取るか、9手目に馬を動かす時に駒を取って、その持ち駒と馬とで詰みに持って行く必要がありす。最終手の着手地点は21なので、9手目に駒を取ったのであれば21への駒打ちが王手になる必要があります。7手目に駒を取る場合は駒を打つのは9手目か11手目で、どちらであっても王手での駒打ちになります。9手目に王手での駒打ちをした場合の11手目は21地点への馬移動か9手目に打った駒の移動になります。

初手から、▲76歩、△34歩、▲22角不成となった後、7手目に駒を取れるように5手目の角打ちを何処にできるのかを考えると、駒取りの対象となる駒は金しかありません。銀を取るために42や62地点へ角を打つと5手目に王手になってしまうため条件をクリアできないからです。3手目の▲22角不成を△同銀や△同飛で取った場合は31への角打ちで7手目に▲22角成で銀か飛を取ることはできますが、それは王手にはならないので駄目です。7手目から11手目までの3手全ては王手である必要があるからです。

玉頭の着手条件もあるので5手目に▲52角と打った次の手で▲61角成で金を取る手が王手になるには6手目に玉を動かすことはできません。41の金を角成で取るのであれば6手目に△42玉と上がることはできますが、▲41角成の王手での逃げ場は△33玉になり、中段へ玉を逃がしてしまいます。

5手目から▲52角、△何か、▲61角成、△42玉になりますが、ここで9手目に王手になるように▲52金と打ってしまうと11手目に21の着手ができないので9手目は馬を引く▲43馬での王手。42の玉の逃げるための地点を空けるには3手目の▲22角不成を△同銀で取って、31地点を空けておく必要があります。また、9手目が馬での王手であるため、11手目は持ち駒の金を21へ打つ手になりますが、そのためには桂をどかしておく必要があるので6手目の"△何か"は△33桂が確定します。

9手目から▲43馬、△31玉、▲21金で詰みました。

これで安心してはいけません。5手目の▲52角も9手目の▲43馬の手も玉頭の手になっているのでこの手順は正解ではありません。9手目の▲43馬は必須ですので、5手目を▲52角ではなく▲72角とすることで作意順となります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(作者)「3手目が意外性あるかも。」

■3手目でわざわざ成るのは何の為?4手目の△同銀も意外な手でこの2手でぐっと難易度アップ。

ミニペロさん「これは難問。ヒント待ち。一つ一つの条件はきつくないのに、全部揃えるのは大変。際どい順が満載で、よく推敲されていると思う。
解いてみれば、無理のない流れるような順で、私が作者でも中級にしたと思うが、何とも不思議な作品。他の人の感想も聞いてみたい。」

■4手目の△同銀で22の馬を取る手が盲点だったという感想が多かった感じです。

諏訪冬葉さん「135-5に135-4と同じ回答を書こうとして不成が1回多いことに気付いた。まさか角を取られるとは思いませんでした。」

■筋違い角を打つための角入手の役目が終わったら取られてもいいのは後になれば分かるけど、指し難い手順です。

飯山修さん「こんな都合のいい手順は作者のヒントを見るまで考えもしなかった。NAOさん甘いヒントありがとうございました。早速詰上り図面DBに追加します」

■詰上り図面DB、いいなぁ。どんなものだろう?作りたいと思ってたけど、似た図を検出する方法が未だ見つからず。

小山邦明さん「最終手は王手なので、3連続の先手の王手は、7手目、9手目、11手目となり考えやすかった。」

■担当は「3手目からの3連続王手+最終手」や「3手目王手+7手目からの連続王手」の計4回王手も要チェック。

ほっとさん「4手目取ってしまうのが盲点。これも条件が多くて気を遣う。」

■単に1回ずつなので条件は覚えやすいはず。成・不成・同はよく出てくるけど玉頭の条件が少し珍しかったかも。

ジェシーさん「2二に行った角をすぐ同銀と取るのは、推理将棋では案外盲点かも・・・。」

■皆さんの短評からも分かりましたが確実に盲点だったようです。

原岡望さん「玉頭条件よし」

■▲52角の紛れ筋と思い付き難い▲43馬の二重の罠。

RINTAROさん「自然な22同銀が上手いです。」

■指し将棋なら▲22角成に△同銀は自然ですが、推理将棋では同で取るのが不自然。

山下誠さん「玉頭の手が4三馬と気づくまでが一苦労でした。」

■玉頭の手で思い浮かぶ▲52角は失敗します。31空いているのが実現できた▲43馬でした。

はなさかしろうさん「なるほど。61の金を取りにいくんですね。」

■過去問の経験からだと▲52角から取りに行ってしまいそうなので要注意。41の金を取る手順が多いと思いますが。


正解:11名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  小山邦明さん  ほっとさん  ジェシーさん  原岡望さん
  RINTAROさん  山下誠さん  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2021年2月22日)

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推理将棋第135回解答(4)

[2021年2月22日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第135回出題  推理将棋第135回解答(1) (2) (3)
  (4) (5) (6) (7) (8)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


135-4 中級  けいたん 作  牛のツノ         11手

「2021年1月1日に対局をしたよ」
「ところでツノ銀雁木戦法は銀を牛のツノに見立てたものだそうだね」
「21銀まで11手で詰みか」
「打った駒を次の手で取られたな」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 

  • 11手で詰み
  • 最終手21銀
  • 打った駒を次の手で取られた

出題のことば(担当 Pontamon)

 年賀条件はもちろん最終手の「21銀」。ツノ銀雁木との関係は?

作者ヒント

 ツノは漢字で書くと角。21年か…。(けいたん)

締め切り前ヒント

 21への7手目の角と11手目の銀着手で「ツノ銀」。後手にも21の着手あり。


推理将棋135-4 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉、▲22角不成、△33桂、
21角、△同玉、▲31角成、△12玉、▲21銀 まで11手


(条件)
・11手で詰み
・最終手21銀(11手目▲21銀)
・打った駒を次の手で取られた(7手目▲21角、8手目△21同玉)

Suiri1354

Suiri1354a最終手は21銀の条件なので、△32玉に▲22銀と▲12龍からの▲21銀不成の両王手は条件に合いません。最終手の21銀は駒打ちになります。銀を打っての詰みとなると、玉の位置は32か12しかありません。参考1図は32の玉を詰めた図です。21銀の支え兼銀尻の22地点をカバーするために12馬が居ますが、15手も掛かってしまいました。銀を打てるようにすることと退路封鎖を兼ねた△33桂と42地点を塞ぐ△42飛、▲21銀の腹を埋めねための▲31角などが必要なので手数が掛かってしまいました。

参考1図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲13角不成、△32玉、▲22角打、△同銀、▲同角不成、△31角、▲13角成、△33桂、▲12馬、△42飛、▲21銀 まで15手

Suiri1354b参考1図の手順では、31の左銀を取ったので31地点を埋めるための△31角が必要になり、角を取る手と31へ打つ手のために2手使ってしまっていました。先手は71の右銀を入手することによって31の左銀はそのままで良くなります。また、▲13角成してから▲12馬と移動するのも効率が悪いので、21の銀と22地点のカバーなら▲11角成で充分です。これらの反省点を修正したのが参考2図になり、11手目の▲21銀で詰ますことができました。しかし、棋譜を見ると同が付く手がないので「打った駒を次の手で取れた」の条件をクリアしていませんでした。そもそも先手が駒を打ったのは71の銀を取るための▲62角の手と最終手の▲21銀の2回で、どちらも次の後手の手で取られるわけにはいきません。

参考2図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲62角、△32玉、▲71角不成、△42飛、▲11角成、△33桂、▲21銀 まで11手

32の玉が詰む形では、玉移動は2手だけで良いのですが、退路封鎖の協力手があるので11手が精一杯のようなのですが、全ての条件(と言っても2条件なのですが)をクリア出来る手順が見つかりません。32までの玉移動で駄目なのに12地点まで4手掛けての玉移動だと後手の手数は残り1手しかありません。実現不可能な気がしますが、32玉で駄目な12玉で詰む形を考えてみるしかありません。

理屈は同じで、▲21銀を支えることと銀尻の22地点をカバーするのですが、玉が12に居るのであれば11馬では駄目なので、参考2図とは逆位置になる31の馬と21銀との組み合わせで12の玉を詰める形になりそうです。

▲31角成/▲31馬で銀を入手して▲21銀と打てば効率が良いのですが、玉とのすれ違いが必要になります。

角と玉がすれ違わなくて良いように、▲97角から31の銀を取り、後手角はそのまま22地点に居座っても詰ますことができます。

▲96歩、△42玉、▲97角、△32玉、▲53角不成、△34歩、▲31角不成、△33桂、▲42角成、△21玉、▲31馬、△12玉、▲21銀 の手順だと手数オーバーの13手ですし、打った駒を次の手で取られることもありません。となると、角と玉のすれ違いの手筋の序から入ってみましょう。初手から▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉。先手は31の銀を取りに行くために5手目は▲42角不成か▲22角不成。

▲42角不成だと、△33桂、▲53角成、△21玉、▲31馬、△12玉、▲21銀までの11手で詰みですが、またしても「打った駒を次の手で取られた」を実現できません。となると、5手目は▲22角不成で次は△33桂。7手目に▲31角成をしてしまうと△21玉はできないし、▲31角不成にすると9手目に▲42角成で馬を作ってから31へ戻って来ると手数オーバーになってしまいます。7手目の妙手が「打った駒を次の手で取られた」も実現する▲21角の打ち捨てです。8手目からは△21同玉、▲31角成、△12玉、▲21銀で11手詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「退いた後に打つのは指しづらい。」

■21への角のただ捨てが手順限定と余詰み排除の妙手。

ミニペロさん「先手の余り手を条件に取り入れて旨くまとめている。渋滞をすり抜けて21にたどり着いた玉。シンプルな条件は見事。」

■自駒と先手駒で2筋は大渋滞。道を開けても先手にブロックされたので強行突破の△21同玉。

諏訪冬葉さん「そうか、34歩を突かなければ12玉まで行けるのか」

■51から遠い△12玉は普通は思い浮かび難いです。

飯山修さん「12玉を詰まそうとすれはすぐこの手順に行き着く。初級でいいと思います。」

■12玉を詰まそうと考えた時点で9割方解図成功!?

小山邦明さん「打った駒を玉で取るという事になかなか気付きませんでした。」

■それが作者の狙いでした。

ほっとさん「玉が12まで行くのが読みにくい。」

■遠い地点なので無意識に読みから外してしまうでしょう。

ジェシーさん「このシンプルな条件が素晴らしい。思わず「何としても解きたくなる」作品です。」

■最終手の棋譜が分かっていると実に解けそうな気がしてきます。

原岡望さん「端に追い込む角捨て」

■この▲21角が見えにくい。

RINTAROさん「2手目42玉を追えば一直線。気持ち良い詰上り。」

■△23玉経由もありますが、それでは最終手▲21銀ができません。

山下誠さん「打った駒を取られた場所を想定するのが困難でした。」

■作者の狙い、玉の通り道への角のただ捨て。

はなさかしろうさん「21銀までは案外詰ましにくかったです。」

■32玉型を考えてしまいますから。


正解:13名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  小山邦明さん  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  ジェシーさん
  神在月生さん  原岡望さん  RINTAROさん  山下誠さん
  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2021年2月21日)

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推理将棋第135回解答(3)

[2021年2月21日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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135-3 中級  ミニベロ 作  2021年 新年指導対局 10手

「さっき先生に、新年指導対局を飛車落ちで教わったんだ」
「初手は3筋だったね。この場合は、34歩か32金か32銀だね」
「1段目の着手は僕の3回だけだったけど、あっさり10手目の初王手で詰ましちゃった」
「不成りで取った駒を次の手で打った手があったね」
「丑年だから、勝ったご褒美は牛丼らしいんだけど、ステーキのほうがいいな」
「丑年ってそういうことなの? 2021年は牛にとって受難の年になりそう!」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 
手合割:飛車落ち

  • 10手目の初王手で詰み
  • 1段目着手は下手の3回のみ
  • 不成で取った駒を次の手で打った
  • 初手は3筋

※ 飛車落ちですので、上手(平手の後手番側)から指し始めます

TETSU注)図面では「先手」「後手」となっていますが、「下手」「上手」と読み替えてください


出題のことば(担当 Pontamon)

 手合割は飛車落ち。飛があると詰まない詰み形になるのか?

作者ヒント

 どうして平手じゃないの(ミニベロ)

締め切り前ヒント

 最終手は31の馬を21へ動かし、51の角とで後手玉を詰める。合い駒に注意。

出題間違いのお詫び

 結果稿の解説を書いている時、出題原稿に「初王手」が抜けているのに気付きました。
 担当の不手際、申し訳ありませんでした。


推理将棋135-3 解答  担当 Pontamon

34歩、▲76歩、△52玉、▲22角不成、△44歩、▲51角
△43玉、▲31角成、△52金左、▲21馬 まで10手


(条件)
手合割:飛車落ち
・10手目の初王手で詰み
・1段目着手は下手の3回のみ(6手目▲51角、8手目▲31角成、10手目▲21馬)
・不成で取った駒を次の手で打った(4手目▲22角不成、6手目▲51角)
・初手は3筋(初手△34歩)

Suiri1353

初手は上手の3筋とのことですが、下手の角を受け入れる準備として角道を開く△34歩で決まりでしょう。
下手だけが1段目の着手を3回指すとなると、2手目の▲76歩、4手目の▲22角不成はほぼ確定しているので残り3手全てが1段目着手になります。
不成で取った駒を次の手で打つという条件があるので、6手目に1段目へ取った角を打てるように上手は3手目か5手目に1段目の駒を動かして、角打ちの場所を作る必要があります。
8手目は4手目で22へ不成で動いた角を1段目へ動かすしかありません。行けるのは11か31になります。
最終手の10手目は8手目で取った駒を1段目へ打つか、8手目が1段目への角成であれば馬を寄る手も1段目着手になります。10手目に1段目へは香を打てないので、駒打ちであれば8手目は▲31角として取った銀を1段目へ打つことになります。銀を打つ地点が空いている必要があります。
10手目が駒打ちで無い場合は、8手目に11か31で角を成った馬を一筋寄る手になるので、▲21馬か▲41馬のどちかになります。

Suiri1353aまとめると、

  1. 3手目か5手目に上手は1段目の駒を動かし、その駒があった地点へ下手は4手目で取った角を6手目に打ちます。上手の協力手が1手だと21と81地点は無理ですが、3手目と5手目の2手を掛けることができるので、たとえば3手目△74歩、5手目△73桂とすれば6手目に▲81角も可能。つまり6手目の可能性としては9筋全ての1段目への角打ちが可能。
  2. 8手目は▲11角成か▲31角成のどちらか。(10手目が駒打ちなら31角で成・不成は不明。上手の玉位置によって決まるのか?)
  3. 10手目は8手目に取った銀を1段目へ打つか、▲21馬か▲41馬の3択。
    下手の着手だけを考えると①の9通りと③の3通りの積の27通りになるので総当たりで解図することができそうに思える。

参考1図は、8手目に▲31角成で取った銀を31の馬の支えで▲41銀と打つ手順ですが、王手を掛けられた52の玉の退路として51が空いているので詰みません。

参考1図:(手合割:飛車落ち)△34歩、▲76歩、△12香、▲22角不成、△52玉、▲11角打、△51金左、▲31角成、△62金左、▲41銀 まで10手

Suiri1353b参考1図では▲11角と打った角が何も仕事をしていないので、この▲11角を使うため、10手目を銀打ちではなく、8手目に31角成で成った馬を▲21馬として43の玉へ王手する手順にしてみたのが参考2図です。これだと11へ打った角が33へ利いているので△33玉で王手をかわすことはできませんが42や52の退路が残ったままなので失敗です。

参考2図:(手合割:飛車落ち)△34歩、▲76歩、△12香、▲22角不成、△42玉、▲11角打、△44歩、▲31角成、△43玉、▲21馬 まで10手

参考2図では、42と52の退路の他に△32金での合いも可能です。もし41の金が△52金左で52へ動いていたら、玉の退路の52地点が減り、△32金の合いもできなくなります。玉の退路としては42地点が残っていますが、眺めていると11の角でカバーしている33地点と玉の退路として残っている42地点の両方をカバーできる▲51角の手が見えきます。

つまり、3手目は△12香ではなく51の玉を動かす手であれば6手目に▲51角を打つことができます。初手か△34歩、▲76歩、△52玉、▲22角不成、△44歩、▲51角。この時に王手にならないように3手目は△42玉ではなく△52玉です。先に3手目に△44歩をすると4手目の▲22角不成ができないので、51地点を空ける△52玉は3手目に限定されます。7手目から△43玉、▲31角成、△52金左で△32金の合いができないように協力すれば最終手▲21馬で合い利かずの詰みになります。

なお、手合が飛車落ちではなく109-4のような香落ちだと、下記のような△52飛を使う手順があります。上手の1段目着手条件があるので、本問では余詰みにはなりませんが。

(手合割:香落ち)△34歩、▲76歩、△42銀、▲22角不成、△52飛、▲31角打、△同金、▲同角成、△62銀、▲41金

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

ミニペロさん(作者)「10手詰なので、本来は89なのですが、飛車落ちにして無理やり21に。
勿論、担当先生の入れ知恵です!」

■4年前のDD++さんの年賀作109-4の『三羽のトリ 11手(香落ち)』で盤面を反転して数字を合わせた前例がありました。

NAOさん「▲21馬と指すための駒落ですね。」

■お察しの通りでした。

諏訪冬葉さん「平手でないのは最終手を21にするためでしょうか?」

■無駄手を入れて11手にするのもイマイチなので手合を駒落ちに。

飯山修さん「52で詰まそうとすると51がカバー出来ない事が判ったので、やむなく3段目で仕留める順に切り替えたら あっさり解決。香落ちでは余詰があるのかしら」

■角落ちと二枚落ち以上でなければ成立します。

小山邦明さん「駒落ちの推理将棋出題とは斬新なアイデアだと思いました。」

■4年前の年賀特集の時にも駒落ち手合がありました。

べべ&ぺぺさん「ヒントを見て、なんとか解けました。」

■51角と21馬とでは互いに支えになっていないので、後手玉は離れた3段目地点以遠なのが判明します。

ほっとさん「21の着手にするために飛車落ちにしているのが強引。」

■109-4の左香落ち手合のように、駒落ちに意味がないことを断わった方が良かったかな?

占魚亭さん「手成りで解けました。」

■下手の1段目着手3回が決め手になったと思います。

ジェシーさん「3段目玉に1段目2枚角かなあ・・・という予想は一応できたのですが、両側から挟撃というのが盲点でした。解けそうで解けない難問でした。」

■▲22角不成で取った角を▲51角と打って条件はクリア。▲31角成を▲31馬としたのは誤記だと判断して正解にしました。(結果稿を書き終わった後に誤記の連絡もありましたし)

原岡望さん「香落でも成立?」

■左香落ちで下手が取った飛を11へ打ち込む手順、△32飛、▲76歩、△52金左、▲33角不成、△42飛、▲同角不成、△41玉、▲11飛、△44角、▲21飛成、△51金寄、▲31角成 がありますが手数オーバーの12手。香落でも成立します。

RINTAROさん「飛車落ちとは・・・。可能性が広がってしまった。」

■駒落ちの手合だと、例えば飛車落ちだと飛先の歩を突いて行く筋を余詰から外し易くなったり、逆に下手が大駒を捨てる手順が重要になったりする可能性がありそうですね。

山下誠さん「飛車落ちということに拘ると余計なことを考えてしまいます。」

■二枚飛車で追われる余詰みがあるのかと考えたり....?

はなさかしろうさん「なぜ駒落ち…と思ったら、最終手21でした。」

■はい、今回も109-4と同様に盤面反転が目的でした


正解:14名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  小山邦明さん  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  占魚亭さん
  ジェシーさん  神在月生さん  原岡望さん  RINTAROさん
  山下誠さん  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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3月の詰将棋

[2021年3月3日最終更新] 詰パラ

2021年3月の将棋雑誌での詰将棋の話題やホームページでの3月出題について。

 ネット詰将棋  詰パラ  将棋世界

関連情報: ネット詰将棋・解答募集中  Web Fairy Paradise
  おもちゃ箱: 詰将棋情報(他の月の詰将棋はここから)  展示室  推理将棋

===== ネット詰将棋3月の出題 =====

詰将棋パラダイス今月の懸賞詰将棋
2021年3月1日、詰将棋パラダイスで、3月の懸賞詰将棋。締切は4月1日午前6時。
「今月の懸賞詰将棋 【作者】沖 昌幸 【手数】11手 → ヒント →解答送信(Response Form)」

詰将棋駒の舞(新館)で今月の新題
2021年3月1日、詰将棋駒の舞(新館)
・2021/03-1:「続不成の舞」:19手詰
・2021/03-2:「詰図の舞」「対称図形」:25手詰

おもちゃ箱、展示室で3月の詰将棋
2021年3月1日、おもちゃ箱展示室で、3月の詰将棋出題。解答締切は2021年3月末。
「ドキドキひなまつり 大道棋特集」
・ドキドキ展示室 No.109 TETSU
・ドキドキ展示室 No.110 金少桂
・ドキドキ展示室 No.111 鳥本敦史
・ドキドキ展示室 No.112 金少桂
・ドキドキ展示室 No.113 鳥本敦史

日本アマチュア将棋連盟懸賞詰将棋
2021年2月27日、日本アマチュア将棋連盟で、懸賞詰将棋今月の出題 (須藤大輔さんの作品)と前月の解答。締切り3月15日。

将棋を孫に伝える会懸賞
2021年2月27日、日本アマチュア将棋連盟で、将棋を孫に伝える会懸賞。締切り3月15日。

財界九州、詰碁・詰将棋 次の一手
2021年2月20日、財界九州で、2021年3月号 次の一手 答え合わせ (PDF)

===== 詰将棋パラダイス3月号 =====

詰パラ3月号到着
2021年3月3日、創棋会通信+αで、 詰パラ3月号到着

詰パラ3月号
2021年3月2日、富山県将棋情報で、詰パラ3月号

詰パラ3月号発売
2021年3月1日、詰将棋パラダイスで、3月号発売

詰パラ最新情報
2021年2月20日、詰将棋パラダイス最新情報で、3月号予告。
「短編コンクール結果発表:7手詰50題の結果発表!」

===== 将棋世界4月号 =====

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詰将棋メモ(2021年2月20日)

ネット詰棋界
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推理将棋第135回解答(2)

[2021年2月20日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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135-2 初級  Pontamon 作  十ノ一          10手

「指し初めの「くノ一」対決は、棋譜に同角成2回と馬寄1回がある10手で詰めました」
「2021年に相応しく、2と1か」
「推理将棋風に言えば、10手詰1条件ですし、今年の十二支にもなる「十ノ一」です」
「馬の条件があるし「十ノ一」は午のことだね。でもそれだと5年早いよ」
「えぇ~「十ノ一」と言えば牛でしょ」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 

  • 10手で詰み
  • 棋譜に同角成2回と馬寄1回

出題のことば(担当 Pontamon)

 馬寄の棋譜を実現できるように馬2枚を配置する必要があります。

作者ヒント

 馬2枚を作ったら最終手(Pontamon)

締め切り前ヒント

 寄が付く手を指せる馬2枚の配置はいくつかあるが、今回は77と78の馬。


推理将棋135-2 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△34歩、▲77角、△同角成、▲68金、△69角、
▲78銀、△同角成、▲48銀、△68馬寄 まで10手


(条件)
・10手で詰み
・棋譜に同角成2回と馬寄1回(4手目△77同角成、8手目△78同角成、10手目△68馬寄)

Suiri1352

Suiri1352a馬寄の手を指すためには馬を2枚作る必要があり、後手は△34歩で角道を開けたら、4手目の角成で先手角を取って1枚目の馬を作り、6手目に取った角を打って、8手目に成って2枚目の馬作成。最終手は"馬寄"の手を指すことになるので、解図は簡単そうです。

参考1図はこの方針で指し進めて10手で詰ました図になります。最終手が△78同馬上では詰みにならず、馬寄が必須の手順になっているので「なるほど」と納得してしまうと誤答になります。同の手は2回なので合っていそうですが、同は2回とも角成の時というのが条件でした。

参考1図:▲76歩、△34歩、▲58金左、△88角成、▲69玉、△68角、▲77桂、△同角成、▲78銀、△同馬寄 まで10手

Suiri1352b4手目の1回目の角成の時に"同"が付く手は、▲77角、△同角成しかないので、あとは6手目に角を打って、7手目の先手着手で動いた駒を同角成で取ればいいだけです。そこで、▲76歩、△34歩、▲77角、△同角成で進めてみると、4手目の△77同角成が王手になっているため、玉が逃げるか68地点で合い駒することになります。(▲同桂で馬を取ってしまうと馬寄の手が指せなくなります)どれにしようかと考えてみると、8手目に同角成の手を指す手順が中々見つからないことに気付きます。5手目から▲56玉、△59角、▲68銀、△同角成では王手になるので▲48玉で逃げれると詰みがありません。5手目が▲68飛だと角を何処へ打っても8手目に同角成ができません。参考2図では5手目を▲68銀として7手目に金移動ができるスペースを作り、6手目から△88角、▲79金、△同角成、▲48銀、△68馬引で詰ますことはできましたが最終手は△68馬引か△68馬上のどちらかになり、馬寄を実現できませんでした。

参考2図:▲76歩、△34歩、▲77角、△同角成、▲68銀、△88角、▲79金、△同角成、▲48銀、△68馬引 まで10手

4手目の王手の応手として玉移動、▲68飛、▲68銀はどれもうまく行かないようです。残る手は▲68金での合いです。金移動で空いた69地点へ7手目に移動できる駒は玉しかないので、6手目の角打ちはこの空いた69地点になります。そうすれば8手目の同角成を念頭に入れると7手目に可能なのは▲58金上、▲58飛、▲78銀の3手があります。しかし、△58同角成が8手目だと、その馬を取るしかないので、7手目の正解手は▲78銀で8手目に△78同角成で2枚目の馬を作ると馬は78と77の縦並びになります。先手玉は居玉のままですので、最終手▲68馬寄で詰むための9手目の協力手▲48銀を指して玉の逃げ場を塞ぎ、▲68馬寄での詰みになります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「「くノ一」は書き順通りで「女」、書き順なら「十ノ一」ではなく「ノ一十」で牛か午になるので、馬だらけの会話ですが無理矢理の牛の年賀条件」

NAOさん「馬寄って意外と難しい。」

■馬寄は5手でできるので9手詰でも馬寄の手はありますが、2つの馬を作る手をどちらも同が付く手にするのが少しやっかい。

ミニペロさん「十ノ一が牛とは旨い!」

■無理矢理の牛。

諏訪冬葉さん「中間ヒントどおりでした。」

■はい、馬を2つ作った次の手は最終手しか残ってません。なので最終手が馬寄の手。

飯山修さん「1回目の同角成は4手目でないと間に合わないので必然手順の連続。初級に相応しい問題」

■4手目、しかも77でしかできない1回目の同角成。

小山邦明さん「棋譜の表記だけで限定できている点がすばらしい。」

■実現し難い棋譜を複合させると限定し易くなります。

べべ&ぺぺさん「4手目までは必然。問題は2枚目の馬の作り方でした。」

■最終手の馬寄を見越して、何処に2つ目の馬を作る/作れるのかという問題でした

ほっとさん「これが1条件というのは無理がある気がするが。」

■2条件を並列記載して1文にする裏技?私はリンゴを買った。私はイチゴを買った。⇒私はリンゴとイチゴを買った。

ジェシーさん「「馬寄」という手を作るだけでも、結構大変ですね。」

■作り難い局面だからこそ条件を少なくできます。出題中の136-3が良い例。

原岡望さん「こじ開ける攻め」

■角の打ち場をこじ開けて、その駒を馬寄で取って詰みにする。

RINTAROさん「同角成は4手目8手目なので、ほぼ手が限定されている。」

■▲78銀、△79角、▲68金、△同角成では王手になってしまい、▲48玉を△78馬寄や△67馬寄では詰められない。そもそも4手目の△77同角成が王手なので5手目▲78銀はできない。

山下誠さん「2度目の角の打場所を考える問題でした。」

■6段目で同角成はできないので、8段目で2枚目の馬を作るが角の打ち場所が無い。先手の協力が必須。

はなさかしろうさん「▲6八金に△6九角がぴったりでいい感じ。」

■5手目は王手の応手なので、必然の流れの▲68金に△69角からの▲78銀、△同角成。


正解:13名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  小山邦明さん  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  ジェシーさん
  神在月生さん  原岡望さん  RINTAROさん  山下誠さん
  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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詰将棋メモ(2021年2月19日)

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推理将棋第135回解答(1)

[2021年2月19日最終更新]
推理将棋第135回出題の135-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第135回出題  推理将棋第135回解答(1) (2) (3)
  (4) (5) (6) (7) (8)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第135回解説  担当 Pontamon

余詰を出さずに順調だった2020年後半が嘘だったかのように2021年の年賀推理の第135回は余詰を大量生産してしまいました。作者ならびに解答者の皆様、粗検大変申し訳ありませんでした。
年賀作品の過去例では6作なら1回、8作なら4作ずつ2回に分けられていました。1回での8作は多過ぎたようで解答の集まりが悪かったですが、15名からの解答をいただけました。


135-1 初級  けいたん 作  馬では詰まない       9手

「2021年の指し初めは9手で詰みか」
「最終手は角不成で詰んだが、同じ地点への馬では詰まなかったね」
「最終手は桂を取ったな」
「不成は1度だけだね」
「11の手もあり、2021年の年賀に相応しい対局だった」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件) 

  • 9手で詰み
  • 最終手は角不成で詰んだが、同じ地点への馬では詰まなかった
  • 最終手は桂を取った
  • 不成は1度だけ
  • 11の手があった

出題のことば(担当 Pontamon)

 ソッポへではなく同じ地点への馬着手では詰まずツノで詰める。

作者ヒント

 桂は跳ねたん?(けいたん)

締め切り前ヒント

 桂を取る最終手は、初期配置のまま動かなかった21の桂を角で取ります。

余詰修正

最後の会話の冒頭の「でも」を消して「11の手もあり」に修正。
「11の手があった」の条件追加


推理将棋135-1 解答

▲76歩、△34歩、▲22角成、△42玉、▲11馬、△32玉、
▲12角、△42飛、▲21角不成 まで9手


(条件)
・9手で詰み
・最終手は角不成で詰んだが、同じ地点への馬では詰まなかった(9手目▲21角不成)
・最終手は桂を取った(9手目▲21角不成)
・不成は1度だけ(9手目▲21角不成)
・11の手があった(5手目▲11馬)

Suiri1351

Suiri1351a参考1図は2枚角の手筋で後手玉を詰めたものです。不成は最終手の1回だし、最終手の▲43角不成の代わりに▲43馬では51の退路があるし、桂も取ったので解けたはず。年賀作品としては21年の21地点に牛のツノの角着手もある。しかし、この手順では正解にはなりません。桂を取るのは最終手でなければいけないからです。

参考1図:▲76歩、△34歩、▲22角成、△33桂、▲同馬、△52玉、▲21角、△62金、▲43角不成 まで9手

Suiri1351bそれではと、最終手で33の桂を角不成で取れるように馬と角を一筋ずらした詰み形を考えてみたのが参考2図です。最終手の▲33角不成で桂を取り、不成は1回なのですが、▲33角不成の代わりに▲33馬でも詰んでしまうので条件をクリアできていませんでした。

参考2図:▲76歩、△34歩、▲22角成、△33桂、▲15角、△42玉、▲23馬、△52金右、▲33角不成 まで9手

参考1図も参考2図でも手順中に△33桂の手がありましたが、桂を跳ねずに21に居るままの桂を9手目に角不成で取って詰む形を考えてみます。

▲21角不成で詰むということは、玉は32に居るはずです。また、21地点は角筋ではないので、先手は後手の角を取ってから打ったはずです。32に玉が居て21角不成ができるのであれば、角は12へ打ったはずです。後手角の入手を考えると、初手から▲76歩、△34歩、▲22角成になります。不成は1回だけで最終手での角不成なので3手目の角着手は角成です。

玉は32へ移動しなければいけないので、4手目は△42玉。33地点が空いているので先手の駒で抑える必要がありますが22に馬が居るままでは△32玉ができません。そこで5手目からは▲11馬、△32玉、▲12角です。玉の退路として残るのは42地点ですが、△42金や△42銀では玉の退路が置き換わっただけになるので退路封鎖の協力手は△42飛です。△42銀の場合、最終手が▲21角成であれば詰むのですが最終手は▲21角不成なので8手目の△42飛が確定されます。

ミニベロさんから指摘があった元条件での余詰手順は下記になります。△52金右ではなく△52金左の手を見逃していました。粗検、申し訳ありませんでした。

▲76歩、△34歩、▲22角成、△52金左、▲23馬、△33桂、▲88角、△42玉、▲33角不成

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(双方解)「11と21を使ってすっきり。△52金左。馬で取ると詰まない形があった。」

■9手作で余詰を出していては担当失格、トホホ。

ミニペロさん(双方解)「最終手に条件が集約しているようなので、整理できそう。」

■「最終手は初の角不成で桂を取った」で少しはまとまるかな?最終手までに角以外での不成があっても良いことになるけど。

諏訪冬葉さん「桂馬は33で取ると思ってました。」

■33の桂を取ると失敗になるはずでしたが△52金左を見逃してました。

飯山修さん(双方解)「桂を取る=33が記憶に染み付いているので余詰解答者が多いでしょうね」

■解答者の3分の1の方々から双方解をいただきました。

中村丈志さん「つい2二角不成とするところでした。」

■「不成」に限らず、条件をクリアしたくて、チャンスがあると早まってしまうことがあります。

小山邦明さん「馬と角という条件で最終手をうまく限定できていると思いました。」

■強い駒だと詰まないという不条理感。角成では詰まず角不成で詰むと誤解すると大変なことに。

べべ&ぺぺさん「桂を取るのが、最大のヒントでした。」

■素直に初期配置の桂を取りに行くと正解へつながりました。

ほっとさん「条件が多くて注意が必要。」

■条件が多いと情報が増える一方で手の制限が増加するので、痛し痒し。

占魚亭さん「「同じ地点への馬では詰まない」という条件で詰み形が見えました。」

■馬が動いてしまうと利きが外れる地点へ玉が逃げることができるという推理ができても、詰み形が見えるには閃きが必要。

ジェシーさん「詰み形は何となく見えましたが、9手でどうやってやるんだろう、と悩みました。」

■先手は5手しかないのに、馬を作る、角を取って打って不成の手を指す。角道もあける必要があるとなると役割を兼ねる必要が出てきます。

原岡望さん「素直な作品」

■9手だとあまり凝った手順はなさそうです。

RINTAROさん(双方解)「最初に余詰手順が見えたが、本手順も分かりやすい。」

■最終手が角不成なので、その駒を支えるには...と考えると見えてきます。

山下誠さん「1一の着手の追加条件が大きなヒントになりました。」

■▲22角成からの▲11馬が見えやすくなりました。

はなさかしろうさん(双方解)「最初、▲7六歩△3四歩▲2二角成△4二玉 ▲2三馬△5二金左▲8八角△3三桂▲同角不成まで を考えていました。11に着手すると桂が跳ねられませんね。」

■桂が跳ねた後の21地点は11の馬がカバーしていますが、▲33角不成で42の玉に王手を掛けても32地点が空いてしまいます。


正解:15名

  NAOさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん  飯山修さん
  中村丈志さん  小山邦明さん  べべ&ぺぺさん  ほっとさん
  占魚亭さん  ジェシーさん  神在月生さん  原岡望さん
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(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第136回出題(3月10日まで)

[2021年3月3日最終更新] 締め切り前ヒント

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第136回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2021年3月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第136回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第136回出題  担当 Pontamon

余詰量産だった年賀推理のことは忘れて、今月からは心機一転で通常出題に戻ります。
今後も中間ヒント(作者ヒント)を投入していきますので、ふるっての解答をお願いします。
今月は条件に「金」がある3作品を選題しました。


■本出題


■中間ヒント (2月25日 作者)

136-1初級:玉は動いたのかな(けいたん)
136-2中級:高飛車くんの勝ち(NAO)
136-3上級:玉は動いたのかな(Pontamon)

■締め切り前ヒント (3月3日 Pontamon)

136-1初級:先手着手は金、玉、玉、金の順の4手。つまり2枚の駒が動いただけです。
136-2中級:▲45飛の支えの▲41金ではなく高飛車の手は▲55飛です。41金は後手の手。
136-3上級:後手は、金の手で72地点の金を取って82へ打つために先に飛を動かします。


136-1 初級  けいたん 作  初手と7手目は金   8手

「8手で詰みか」
「初手と7手目は金の着手だったね」
「金は1枚しか動いていないな」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
  • 8手で詰み
  • 初手と7手目は金の着手
  • 金は1枚しか動いていない

136-2 中級  NAO 作   高飛車くん(その2) 9手

「見たかい。俺の5段飛車」
「相変わらず高飛車な奴だな。たったの9手で詰みか。5段目の飛車より後の41金が勝負を分けたね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)
  • 9手で詰んだ
  • 5段目の飛の手より後に41金と指した

136-3 上級  Pontamon 作  誰が何処へ     11手

「あっちの将棋は11手で詰んだってね」
「うん、棋譜をチラッと見たけど"金打"の手があったよ」
「何処へ金を打ってた?」
「よく見なかったけど8筋だったみたい」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手で詰み
  • 棋譜に8筋への"金打"があった

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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詰将棋メモ(2021年2月1日)

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