長谷繁蔵さん逝去
[2021年12月31日最終更新]
詰将棋作家として、また解答強豪として活躍された長谷繁蔵(天津包子(アマツカネコ))さんが逝去との報。
(写真は詰パラより。1997年7月、詰将棋全国大会で10回参加者表彰にて)
- 長谷繁蔵(天津包子)さんを偲んで (Web Fairy Paradise 第162号(PDF))
「数日前にツイッターを見ていたら、長谷繁蔵(PN.天津包子)さんが亡くなられたと書かれていた。心よりご冥福をお祈りします。 ・・・」 - 第296回創棋会例会報告 (創棋会通信+α)
「・・・ 最後は長谷繁蔵さんの追悼。詰パラ編集部から連絡があり、長谷さんが11月にお亡くなりになったとのこと。長谷さんは1936年12月生まれで享年85歳。創棋会発足時のメンバーのお一人で、同人作家。入選200回を超える実力者ですが、解答強豪でもあり、例会で投稿作の解図に取り組まれていた姿を記憶している方が多数おられました。「あさぎり」や「凌雲」に収録されている氏の作品を鑑賞して、ご冥福を祈りました。・・・」
長谷さんは伝統詰将棋だけでなく、フェアリー詰将棋も手掛け、おもちゃ箱の展示室にも作品、解答をよく寄せられていました。くるくる、大道棋、協力詰、年賀詰などたくさんの作品を発表されています。2019年7月の展示室を最後に解答が途切れ、心配していたのですが・・・。
長谷さんの協力詰(ばか詰)で有名なのが、この作品。きれいな形でいかにも簡単そうなのにプロ棋士も悩ませたということで話題になりました。
このほか年賀詰などの長谷さんの作品がWeb Fairy Paradise 第162号の「長谷繁蔵(天津包子)さんを偲んで」で紹介されていますので、ごらんください。
ご冥福をお祈りいたします。
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コメント
長谷さんの訃報は詰パラ編集部から届きました。
12/19の創棋会例会では「あさぎり」や「凌雲」に収録された作品を参加者一同で鑑賞し、故人を偲びました。
長谷さんが例会に参加されていた頃のことも数名の方からお話がありました。解答強豪らしく課題への投稿作を解きながら、選題へのコメントをされていたそうです。
創棋会作品集への参加は「撫子」が最後でしたが、2011年に体調を崩されてからも、図面を拡大鏡で読んで詰パラに解答を出されていたと記されており、最後まで熱心に詰将棋に取り組んでおられたことが伝わってきます。
ご冥福を心よりお祈りします。以上
投稿: 吉松 智明 | 2021.12.21 17:59