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推理将棋第146回解答(4)

[2022年2月22日最終更新]
推理将棋第146回出題の146-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第146回出題  推理将棋第146回解答(1) (2) (3)
  (4) (5) (6) (7) (8) (9)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


146-4 中級  NAO 作   2022年の指し初め    11手

「初手と2手目は同じ種類の駒を同じ筋に指していたね。その後、11地点の手に対しては1筋の手で応じていたけど、あの将棋どうなった」
「11手目に22地点に小駒の手を指したら、それが初王手で詰んじゃった」
「2022年元旦に相応しい指し初めの一局だね。今年もよろしく」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手目22地点の小駒の手が初王手で詰んだ
  • 11地点の手に対し1筋の手で応じた
  • 初手と2手目は同じ種類の駒を同じ筋に指した

出題のことば(担当 Pontamon)

 1筋の端攻めもにおいますが、後手玉の位置はどこになるのでしょう。

作者ヒント

 "隅と端の攻防"が見所です。(NAO)

締め切り前ヒント

 最終手は11の駒が22へ成ります。斜め後ろへ動ける小駒はあれしかありません。


推理将棋146-4 解答 担当 Pontamon

48玉、△42玉、▲96歩、△32玉、▲97角、△54歩、
▲31角不成、△12香、▲11銀、△14歩、▲22銀成 まで11手

(条件)
・11手目22地点の小駒の手が初王手で詰んだ(11手目▲22銀成)
・11地点の手に対し1筋の手で応じた(9手目▲11銀、10手目△14歩)
・初手と2手目は同じ種類の駒を同じ筋に指した(初手▲48玉、2手目△42玉)

Suiri1464

Suiri1464a22地点への小駒着手で詰んだとのことですが、先手の2筋の歩を5手進めて行って▲22歩成までの手の他に▲76歩があれば88の角で支えることができそうですが、1筋着手を課されているので、飛先の歩を突き進める手筋では無さそうです。では最終手で▲22香成ではどうでしょう?香入手のために1筋着手もあるので良さそうな気がします。参考1図はこの方針で指してみた手順になります。11手目の▲22香成で詰んでいるのですが、「11地点の手に対し1筋の手で応じた」(この場合、後手が1筋着手で応ずる必要がある)が実現できていません。もし5手目の▲11角不成に対して6手目△14歩だと、△33桂を指すことができないため▲22香成の後に△33玉と逃げられてしまいます。それに初手と2手目の条件も満たしていませんでした。

参考1図;▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42玉、▲11角不成、△32玉、▲26香、△42銀、▲23香不成、△33桂、▲22香成 まで11手

Suiri1464b22への最終手の小駒として歩や香が駄目なので残るのは桂か銀。桂の場合は、△12香としてからの△11角に▲14桂で応じて、最終手▲22桂成とする手順が想定されるけど手数が足りないようです。そこで、最終手を銀だと仮定して詰み形を考えてみます。銀なら▲11銀からの▲22銀成ができるので有望候補と言えそうです。参考2図はこの方針の11手で詰めた手順になります。▲53角不成が王手になってしまうので失敗です。角を表の筋から出て行く▲76歩、△74歩、▲44角、△42玉、▲53角不成も同様です。

参考2図:▲96歩、△94歩、▲97角、△42玉、▲53角不成、△32玉、▲31角不成、△12香、▲11銀、△14歩、▲22銀成 まで11手

参考2図は失敗手順でしたが、最終手の駒種のことを考慮すると▲11銀からの▲22銀成は最有力候補なので、参考2図の手順を見直して、手順前後が可能なのかを検討してみます。▲53角不成が42の玉に王手を掛けてしまうのが問題なので、もっと早い時点で後手玉を△42玉から△32玉へ進めておければ▲53角不成が王手になることを避けることができそうです。では、△42玉を最速の2手目に指してみます。初手と2手目は同じ筋の同じ駒種の条件があるので初手は▲48玉になり、2手目から△42玉、▲96歩、△32玉、▲97角とすれば次の▲53角不成では後手玉は32地点にいるので王手にはなりません。次の手は6手目なので△54歩と歩を突けば先手は▲53角不成をしないで7手目に直接31の銀を▲31角不成で取ることができます、8手目から△12香、▲11銀、△14歩と進み、最終手▲22銀成での詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(作者)「129-2"隅と端の攻防"の年賀バージョンです。」

■意表を突く初手の無駄手追加。

諏訪冬葉さん「76歩から進めたら33がふさがらない。こっちからか。」

■角の裏街道が正解でした。

斧間徳子さん「無駄手の48玉と14歩を条件にしているので非常に解きにくい。今月、解くのに一番時間がかかった。」

■無駄手が初手にあると解き難いです。

飯山修さん「王手なしで銀の捕獲の何と難しいことか」

■11から22へ移動できる小駒は銀しかないのがわかっていても、その銀入手が難しい。

べべ&ぺぺさん「後手の角は、取られるだけなのですね。」

■使いもしない駒が先に取ると後の展開が面倒ですが、後手角は最後に取られるだけというのも想定しにくいですね。

RINTAROさん「34歩を突くと33地点がどうしても埋まらないので、9筋に方向転換。」

■△34歩を突かなくても、▲44角経由だと▲53角不成が必要になって手数オーパー。

緑衾さん「この手の問題は無駄手を指すのが定跡なんですかね。」

■攻め手側と玉方での必要手の数に差があると無駄手をどうやって限定して指させるのかが作図のカギになります。

ミニベロさん「端からしか成立しないとは驚き。」

■表通りの▲44角から71の銀を取ると▲22銀成の紐になれず、53経由で31の銀を取ると手数オーバー。

原岡望さん「玉を避難させる」

■早めの玉退避で王手になるのを避けます。

ジェシーさん「角が玉を直射しないようにするのが一苦労でした。」

■最終手を初王手にするミッションが難しい作品でした。

はなさかしろうさん「待ち手が2手入るけれど9手では詰まない順。年賀条件が綺麗です。」

■先手と後手に1手ずつある無駄手ですが、9手にはならないところが不思議。無駄手ではなく手待ちなのでタイミングが重要なのですね。


正解:12名

  諏訪冬葉さん  斧間徳子さん  NAOさん  飯山修さん
  べべ&ぺぺさん  RINTAROさん  テイエムガンバさん
  緑衾さん  ミニベロさん  原岡望さん  ジェシーさん
  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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