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推理将棋第147回解答(2)

[2022年3月23日最終更新]
推理将棋第147回出題の147-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第147回出題  推理将棋第147回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


147-2 中級  諏訪冬葉 作 数字だらけ          9手

「連続王手して9手で勝ったんだって?」
「おう、3手目から4連続王手。5回6筋の手があった」
「ほかには?」
「成駒の手は2回だった。」
「2から6が揃ってストレートって将棋に関係ないか。」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 先手は3手目から4連続王手をかけた
  • 6筋の手が5回あった
  • 成駒の手が2回あった

出題のことば(担当 Pontamon)

 9手なので一人で6筋着手5回はできません。

作者ヒント

 駒打ちが1回ありました(諏訪冬葉)

締め切り前ヒント

 王手は1段目と3段目の手が2回ずつ


推理将棋147-2 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△64歩、▲33角成、△62玉、▲51馬、△63玉、
41馬、△62玉、▲63金 まで9手

(条件)
・9手で詰んだ
・先手は3手目から4連続王手をかけた(3手目▲33角成、5手目▲51馬、7手目▲41馬、9手目▲63金)
・6筋の手が5回あった(2手目△64歩、4手目△62玉、6手目△63玉、8手目△62玉、9手目▲63金)
・成駒の手が2回あった(5手目▲51馬、7手目▲41馬)

Suiri1472

推理将棋では主題となる条件がひとつと手順限定するための補助的な条件で構成されていることが多いですが、本問では解図の糸口となりそうな主題が2つありそうです。ひとつは6筋着手5回でもうひとつは4回連続王手です。

Suiri1472a先手の6筋着手が5回であれば、▲68飛から6筋の歩を突いて行って▲63歩成までの9手で△62玉や△72玉を詰めることができますが、これらの手順だと6筋着手は6回になってしまいます。同じ筋の着手が多いと言っても6筋5回の実現はそれほど難しいものでは無さそうなので、4回連続王手を解図の糸口にした方が良さそうです。

4回連続王手だと、初手の▲76歩以外の角や馬での先手着手すべてが王手なので馬単騎でしょうか?年賀推理の146-5の詰み上がりだと、△24歩と△42玉の配置からだと、▲33角不成、△32玉、▲42角成、△23玉、▲24馬、△12玉、▲34馬の4回連続王手で成駒着手2回も実現できますが11手かかってしまいます。4回連続王手なので単騎詰だと勘違いしましたが、単騎詰の最短は龍単騎の8手で、馬単騎は10手が最短なので、9手詰では連続王手の途中で駒を取って、王手になるようにその駒を打つ手が必要になります。

3手目の王手は▲33角成/不成しかないので、その後の先手着手がすべて王手になるように指し進めてみたのが参考1図の手順となります。この手順では4回連続王手を実現できましたが、6筋着手は2回だけで、成駒着手は無かったので失敗手順となります。

参考1図:▲76歩、△72金、▲33角不成、△42金、▲同角不成、△62玉、▲61金、△52玉、▲51角成 まで9手

Suiri1472b6筋の着手を増やすため、△64歩で63地点を空けて、△62玉を▲63金で詰める形を実現したのが参考2図です。この手順では最終手の▲63金のために41の金を▲41馬で取る時にも王手になるように後手は一旦△63玉としてから詰まされる位置の△62玉へ移動して6筋着手回数を稼いでいますが、6筋着手は合計で4回なので1回足りませんでした。成駒着手は▲42馬と▲41馬の2回を実現できていたので非常に惜しい手順だったと言えます。

参考2図:▲76歩、△64歩、▲33角成、△52玉、▲42馬、△63玉、▲41馬、△62玉、▲63金 まで9手

参考2図の手順では、33で成った馬で王手を掛けながら41の金を取りに行ったのですが、後手玉は王手が掛かるように先手の馬から付かず離れずの△52玉を4手目に指しましたが、この4手目を△62玉にしても41の金を取りに行く33の馬を▲51馬に変えれば、王手をしながら7手目に41の金を取ることができることに気付くでしょう。▲51馬で王手を掛けられた後手玉は△63玉と逃げて、次の金を取る手の▲41馬でも王手されるように玉の逃げ方も協力することになります。参考2図の4手目から△62玉、▲51馬、△63玉、▲41馬になり、残り2手は参考2図と同じく△62玉、▲63金での詰みなので、詰み上がり図は参考2図の終了図と同じになりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

諏訪冬葉さん(作者)「次回作は「6筋の手が6回」かもしれません。」

■解説でネタばらししてしまったかなぁ...

けいたんさん「2手目72金だと6筋5回ができず難儀した。」

■参考1図の手順ですね。

飯山修さん「先手は6筋以外の手は3手必要なので後手は全部6筋と決まれば一気。」

■王手に対して6筋の合い駒は無理なので、後手玉は6筋着手で王手をかわす手だけ。

斧間徳子さん「素直な詰手順で、これは秒殺でした。」

■3手目の王手に△62玉と逃げれば立て板に水の如く詰み手順が出て来ます。

小山邦明さん「王手の連続という条件は考えやすかったです。」

■解図の糸口の正解でした。

NAOさん「51への空成は珍しいかも。」

■51への空成を条件にするのも一案ですね。ストレート条件には使い難いけど。

RINTAROさん「作意はすぐに分かりました。「成駒の手2回」が3手目限定のみの条件でしたらもったいないかもですが、ストレート狙いなら仕方ないか(笑)」

■はい、ストレート狙いの勝負手(笑)

ミニベロさん「9手、後手陣内でのやりとり。なつかしい古典の香り。」

■王手回数、着手筋回数、成駒手数など、どれも昔からある条件項目。

べべ&ぺぺさん「3手目で王手はこれだけです。その後の王手も考えやすかったです。」

■はい、▲33角成/不成だけですね。

ジェシーさん「どういうわけか、最後の玉の位置は7二にしたくなります。危ないところでした。」

■玉は壁際まで行きたくなりますね。

占魚亭さん「「成駒の手2回」を「駒成の手2回」と勘違いしていたため苦戦。うろ覚えはよくないですね(苦笑)。」

■王手の連続で駒成2回だと、5手目に△42銀を取っての王手、7手目に銀打ちの王手、9手目の銀成の王手で詰める必要があるので無理ですね。

エレーンさん「6筋5回の条件のおかげで解きやすかった。」

■後手玉の逃げ場所として6筋着手に活用すれば、名脇役の条件になります。

はなさかしろうさん「わかりやすい条件で楽しく解けました。条件文は2から6のストレートで、着手筋は3から7のストレートですね。」

■着手筋のストレートには気付きませんでした。

中村丈志さん「後手が、歩と玉しか動かさなかったのは意外だった。」

■解答いただいた手順では「成駒着手2回」をクリアできていませんでした。

原岡望さん「気持ちの良い詰手順ですね。」

■素直に王手を掛けていくと自然に解けます。

山下誠さん「6三に空間を作っておくのがポイントでした。」

■初期配置では62地点しか空いてないので、6筋着手の空間を作る2手目でした。その後の後手着手は王手をかわすしかないので、2手目の△64歩が限定されます。

ほっとさん「6筋の手が多いので2手目も6筋。意外と素直だった。」

■「6筋着手は先手の5回だけ」は不詰み。△52玉を▲63歩成で詰めることもできますが6筋6回になります。「5回」の指定がかなりきつい条件のようです。

桝彰介さん「6筋5回のヒントから、△6四歩を突いて玉が上下運動している間に金を取って6三に打つ詰み形が思い浮かんだので、早く解けました。」

■6筋5回の条件からそこまで見えたのなら簡単だったでしょう。

緑衾さん「6筋の手の回数がなかなか稼げず苦労しました。」

■▲76歩、△64歩、▲33角成、△52玉、▲43馬、△51玉、▲61馬、△42玉、▲43金なら6筋2回。61の金ではなく41の金を取るのがミソ。


正解:18名

  けいたんさん  飯山修さん  斧間徳子さん  小山邦明さん
  NAOさん  RINTAROさん  ミニベロさん  諏訪冬葉さん
  べべ&ぺぺさん  ジェシーさん  占魚亭さん  エレーンさん
  はなさかしろうさん  原岡望さん  山下誠さん  ほっとさん
  桝彰介さん 緑衾さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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