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推理将棋第149回解答(1)

[2022年5月21日最終更新]
推理将棋第149回出題の149-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第149回出題  推理将棋第149回解答(1) (2) (3)
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推理将棋第149回解説  担当 Pontamon

第149回の解答者数は少な目の13名でした。
3年ぶりの制限なしのGWがあり、16手作や難問だった10手作との兼ね合いで解図時間が足りなかったのかもしれません。


149-1 初級  けいたん 作    初王手まで        8手

「初王手まで8手で詰みか」
「金の着手は3回だったが最終手は金ではなかったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 初王手まで8手で詰み
  • 金着手は3回だったが最終手は金ではなかった

出題のことば(担当 Pontamon)

 最終手が金なら簡単なのですが。なお、8手詰で金着手は4回可能です。

作者ヒント

 とどめは駒打ち(けいたん)

締め切り前ヒント

 とどめの駒打ちは大駒です。


推理将棋149-1 解答

▲78飛、△34歩、▲68金、△77角成、▲48金、△78馬、
58金左、△69飛 まで8手

(条件)
・初王手まで8手で詰み(8手目△69飛)
・金着手は3回だったが最終手は金ではなかった(3手目▲68金、5手目▲48金、7手目▲58金左)

Suiri1491

Suiri1491a金の手3回でとどめに金を使えるなら、▲48玉、△34歩、▲38金、△77角成、▲68金、△同馬、▲16歩、△58金 のように先手の金の手は2回で後手が取った金を最終手で打って詰ますのは簡単です。とどめの金が禁止されたのなら、同じ金気の駒の銀で詰ましてみましょう。

銀がとどめと言えば、7手詰の形がありますし、8手詰なので余裕手を使って先手の金移動をさせてみたのが参考1図の手順になります。初期配置49の金が59。48、49の順で移動して元の位置に戻っていますが、この金着手のために協力手の▲56歩ができなかったので後手は△67角不成の1手が余分にかかってしまって手数オーバーの10手になってしまい、失敗でした。

参考1図:▲58玉、△14歩、▲68銀、△13角、▲59金右、△57角不成、▲48金、△68角不成、▲49金、△57銀 まで10手

Suiri1491b▲56歩、△14歩、▲68金、△13角、▲58金寄、△79角成、▲48金寄、△68銀 としてみても▲58玉と逃げられてしまいます。どうやら銀では無理なようです。金のとどめではなく8手詰と言われると龍単騎のはてるま手筋がありました。右金は58へ移動する必要があり68地点の埋める駒に左金を使い、金着手が3回になるように一旦▲78金としてみた手順が参考2図になります。3回目の金着手の▲68金左が間に合いませんでした。しかも3手目の▲33角不成が1回目の王手になっているため、これも王手回数の条件を満たしていませんでした。

参考2図:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲58金右、△37飛不成、▲78金、△39飛成 まで8手

とどめに金を使えず、銀や飛成での詰ますのが無理なら67桂成までの手順でしょうか?しかし▲77桂、△77同角成 が王手になるのでこれも失敗のようです。
39飛成までのはてるま手筋を使えないことで飛の最終手は無いと思い込みましたが、飛を取って最終手に飛を打つ手順が未検討でした。

初手から▲78飛、△34歩、▲68金と上がっておいて次の△77角成が王手にならないようにします。5手目は金着手の回数を稼ぎつつ詰み形を作るための▲48金です。6手目△78馬で飛を取り、8手目に△69飛と打って詰むように、玉の退路封鎖とともに69地点への金の利きを外す▲58金左が7手目です。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

小山邦明さん「最終手が金で無いところがポイント。後手は最短で金を取るのに3手かかるので、金の着手の3回目の手は先手、つまり金の着手のすべてが先手と推理しました。」

■後手の場合は金を取っても打てるのは最終手になりますね。

NAOさん「トドメの金を封じられれば、飛を取るしかない。」

■初王手の縛りもあり、飛しかありませんね。

ミニベロさん「8手もまだまだ掘り起こせば、条件次第で使える順がある。」

■8手の詰み上がり図は365個あるようですが、不要手を外して親戚をまとめればもっと少なくなりそう。

緑衾さん「銀を取っても角を取っても駄目だったのですが,飛車もあるのを思い出しました。」

■最終手の金を禁じられると一気に難しくなりました。

飯山修さん「この作品のような条件設定は過去問研究派には極めて有利。金3回以上使用作は10件(うち2件は4回)あるが最終手金でないのはこの作意のみ。パラ28番は先手の金3回後手ゼロという条件でしたがこちらのほうがいい。」

■ほぼ同条件のパラ28番があったのですね。それにしても使用駒の回数で検索できるように分類されているとは凄い!。

RINTAROさん「後手が金を取れるのは6手目なので、金の手3回が先手の手であることが分かる。金を取らないなら飛車しかないということで、初手78飛に気付く。」

■先手は飛を振って、あとは金の手だけ。

はなさかしろうさん「「最終手は金ではなかった」で一気に7手の詰手順の派生から離れました。」

■基本手筋は大事。余詰を見逃してしまいます。

べべ&ぺぺさん「最終手を考えてみたら、解けました。金ではないので飛でしたね。」

■8手の生の駒の最終手で香以外は全部あるようです。

桝彰介さん「3手目と5手目の金の動きが非限定かと思って条件を見直したら、初王手の条件で限定されていました。」

■はい、担当もその罠に引っ掛かりました。

ほっとさん「68金~58金左が渋い。」

■王手への事前対応から玉の退路封鎖へ。

諏訪冬葉さん「短手数で飛車打ちまでは珍しい気がする」

■9手になれば飛角サンドイッチの形が出てきますが、8手ではこれだけかな。

原岡望さん「金の動き巧妙」

■事前の合い駒の▲68金の後に58へ移動して飛の打ち場所作り。

占魚亭さん「最終手金以外となれば、飛車しかない。」

■金の手3回という条件付きでの話になります。


正解:13名

  小山邦明さん  NAOさん  ミニベロさん  緑衾さん
  飯山修さん  RINTAROさん  はなさかしろうさん
  べべ&ぺぺさん  桝彰介さん  ほっとさん  諏訪冬葉さん
  原岡望さん  占魚亭さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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