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推理将棋第158回出題(2月10日まで)

[2023年2月28日最終更新] 158-7解答

158-6の余詰再修正

会話の『 すべて異なる駒だから、初王手駒としました」』の続きに『 また、七草粥にちなんで、同の手は7回です』の1文を追加して、
 すべて異なる駒だから、初王手駒としました
 また、七草粥にちなんで、同の手は7回です」

追加条件
・同の手が7回

(1月6日 Pontamon)

158-6余詰修正

NAOさんから158-6の余詰の連絡がありました。粗検、大変申し訳ありません。
下記のように修正させていただきます。

余詰修正
会話と条件文の「歩の王手9回を含む生駒の王手」の部分を「歩の王手9回と、香の王手を含む生駒の王手」に修正させていただきます。

なお、元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

(1月4日 Pontamon)


将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第158回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2023年2月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第158回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第158回出題  担当 Pontamon

2023年、あけましておめでとうございます。本年も推理将棋をよろしくお願いいたします。
今年の年賀推理は5手から61手までの7題で、手数が最短と最長の同時出題となりました。
年賀推理の投稿、ありがとうございました。


■本出題


■中間ヒント (1月20日 作者)

158-1初級:ノーヒント
158-2初級:正確には「5筋???の手はなかった」なのです(諏訪冬葉)
158-3中級:不成あり(けいたん)
158-4中級:駒成はもちろん5手目の角成(Pontamon)
158-5上級:先手の6枚の駒のうち3枚が初期配置の駒(Pontamon)
158-6上級:玉以外のすべての駒種の王手があった(ミニベロ)
158-7上級:何かがあぶり出されます(はなさかしろう)

■締め切り前ヒント (2月3日 Pontamon)

158-1初級:成る手が無いので23へは駒を打つしかありません。
158-2初級:「あり」を使って「5段目の着手あり」でも成立します。無いのは52の手。
158-3中級:後手の後手陣への角打ちは玉の退路を塞ぐ協力手です。
158-4中級:昨年の年賀推理(146-5)での先手の使用駒数は3つで今回は2つで同じ詰み形。
158-5上級:詰みに直接関係する先手の初期配置の3枚の駒は、4筋、5筋の歩と角。
158-6上級:18、19手目は2手連続の逆王手。歩の王手は7手目▲25歩から31手目▲97歩まで。開き王手、両王手なし。
158-7上級:23手目に73で角成した馬が5回の移動で42地点へ行くまでに歩3枚を取る。後手の13の角は57地点で3回歩を取って13へ戻る。


158-1 初級 諏訪冬葉 作  5=23              5手

「今年の指し初めはどうだった?」
「5手目に2三の手があったからそこで終了にした。」
「ということはあの駒かな?」
「ちなみに成る手はなかったよ。」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 5手目に2三に着手した。
  • 成る手はなかった

解答は5手目までの手順を答えてください。


158-2 初級 諏訪冬葉 作  年賀状没問題2          7手

「この7手で詰む問題、ヒントに「5」を使っているのになんで没なの?」
「使ってはいるけど『5筋の手がなかった』って存在を否定するのはどうかと」
「そういうものなのかな・・・」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
  • 7手で詰んだ
  • 5筋の手はなかった

158-3 中級 けいたん 作  先手後手とも5筋に角を打つ   9手

「9手で詰みか。この対局は令和5年の指し始めにふさわしいんじゃないかな」
「そうだね。君も僕も後手陣の5筋に角を打ったからね」
「角成を同銀で取る手があったな」
さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 9手で詰み
  • 先手後手とも後手陣の5筋に角を打つ
  • 角成を同銀で取る手あり

158-4 中級 Pontamon 作  4年分の年賀推理       11手

「あけましておめでとう。元旦早々何やってるの?」
「今日は差し出し日に元旦って書いて年賀状を出す日だから年賀状を書いているんだ」
「物は言いようだけど12月25日までに出せなかったんだろ。で、何で将棋盤が出てるの?」
「年賀状に年賀推理を書いているだろ、でも毎年毎年作るのが面倒だから4年間使える1作を作ったんだ」
「どんなの?」
「11手で詰んで、先手も後手も指した駒は2個ずつ。駒の表裏は不問だよ」
「物理的に1つの木片の駒なら、成って裏面で使っても1つということだね。それで?」
「23年から26年の4年間使えるように、23地点から26地点までの2筋の着手があったという条件さ」
「令和5年にちなんだ着手は?」
「5段目での駒成だよ。昨年作ってたら4段目での駒成にしたな」
「来年、6段目での駒成りにできないのなら、来年も新作を作らないといけないね」
「・・・・」
さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 先手も後手も着手した駒は2個ずつ(駒種の数ではなく物理的な駒の個数。駒の表裏で使ってもひとつの駒とする)
  • 23、24、25、26地点の着手があった
  • 5段目での駒成があった

158-5 上級 Pontamon 作  先手も後手も2回と3回    11手

「あけましておめでとう、さっそく指し初めと行くか」
「新春ルールは2023年に因んで、10手目まではそれぞれが選んだ2つの筋を交互に指して、11手目からは自由着手にしよう。このルールだと10手目までに二人とも2回指した筋と3回指した筋が出来て23年らしいし、足した5は令和5年に通じるしね」 ※1
「最初の10手は新春の儀式みたいなものだね。新春ルールへの追加で、お互いの年明け最初の手で動かした駒は二度と動かしてはいけないことにしよう」
「了解。では、よろしくお願いします。」
 :
「この11手目からは本気の勝負だね。ではこの手でどうだ!」
「あれっ、僕が本気を出す前にその11手目の初王手で詰まされてしまった」
「詰みに直接関係している僕の駒は6枚だね」 ※2
「直接ってなんか意味深な言い方だな」
「・・・・」
さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手目の初王手で詰み
  • 10手までは先後それぞれが選んだ2つの筋を交互に指した ※1
  • 詰みに直接関係する先手駒は6枚 ※2
  • 初手と2手目で動いた駒は二度と動かなかった

※1:先手と後手が10手目まで着手する筋は重複してもよいし全く別々でもよい
※2:詰みに直接関係する先手の駒とは、王手している駒、玉の退路を抑えている駒、これらの駒を後手玉に取られないように支えている駒です


158-6 上級 ミニベロ 作  初駒王手が16回・遊べる35手詰 35手

「それでは今年の年賀詰を発表します。35手詰です」
「2023年だから、23手じゃないの」
「2023年の3と、令和5年の5で35手なの」
「なんか無理やりだね」
「でも、初駒王手16回というお目出度いテーマだよ」
「初が付けばいいというもんじゃないけどね」
「いいの! その初王手駒による王手だけど、
 歩の王手9回と、香の王手を含む生駒の王手が16回あり、
 すべて異なる駒だから、初王手駒としました
 また、七草粥にちなんで、同の手は7回です
「開き王手や両王手はどうするの」
「それは注釈を見てね。あと、銀のコビンに歩を打つ手があるよ」※
さて、年賀詰はどんな手順なのでしょうか。

(条件)

  • 35手詰
  • 歩の王手9回と、香の王手を含む生駒の王手が16回あり、すべて異なる駒
  • 同の手が7回
  • 銀のコビン(ナナメ前)に歩を打った ※

※ 開き王手は、動いた駒ではなく、王手を掛けている駒が当該
※ 両王手は1回とカウントし、どちらかの駒が初王手駒であれば可
※ 上記注釈は、開き王手・両王手があることを保証しない
※ 一度王手した駒は、持ち駒になってもその履歴は消えません


158-7 上級 はなさかしろう 作 指し初めはうさぎのたまごで 61手

「あけましておめでとう! 今年は卯年だね」
「謹賀新年! 『おおきな森のどうぶつしょうぎ』だと桂がうさぎだね」
「うさぎといえばイースターで卵を運んでくるんだよね」
「誕生や再生のシンボルなんだね。今年こそ良い年になるといいな」
「ほんとにね。ゆっくりたっぷりやっていこうよ」
「うん。よし、61手でできたね。持駒は桂が1枚ずつだよ」
「「というわけで、本年もよろしくお願いします!!」」
61手で詰んだ手順を下記の情報をもとにして再現してください。一体何ができたのでしょうか。

(条件)

  • 61手で詰んだ
  • 詰上りの持駒は双方桂1枚ずつ
  • 7手目までの局面で1筋の1~7段目の全てに駒があった
  • 14手目までの局面の駒配置は55を中心とする点対称
  • 18手目の△同玉に対して飛を縦に動かした
  • 22手目は2度目の銀の手
  • 28手目の△39角生に対して2度目の▲57歩で応じた
  • 32、34、36手目はそれぞれ△13角生、△64歩、△88歩
  • 38手目の△同玉に対して▲42馬で応じた
  • 41~44手目は34、74、46、66の順に銀を打った
  • 46~49手目はいずれも右方向への桂跳ね
  • 52、54、56、58手目に82、72、31、21の順に歩を打った
  • 55、57、59手目はそれぞれ▲63と、▲78金、▲48玉
  • 60手目の△65銀に対して▲45銀引で応じた

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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作者からの中間ヒントです。
158-1初級:ノーヒント
158-2初級:正確には「5筋???の手はなかった」なのです(諏訪冬葉)
158-3中級:不成あり(けいたん)
158-4中級:駒成はもちろん5手目の角成(Pontamon)
158-5上級:先手の6枚の駒のうち3枚が初期配置の駒(Pontamon)
158-6上級:玉以外のすべての駒種の王手があった(ミニベロ)
158-7上級:何かがあぶり出されます(はなさかしろう)

投稿: Pontamon | 2023.01.20 00:02

締め切り前ヒントです。
158-1初級:成る手が無いので23へは駒を打つしかありません。
158-2初級:「あり」を使って「5段目の着手あり」でも成立します。無いのは52の手。
158-3中級:後手の後手陣への角打ちは玉の退路を塞ぐ協力手です。
158-4中級:昨年の年賀推理(146-5)での先手の使用駒数は3つで今回は2つで同じ詰み形。
158-5上級:詰みに直接関係する先手の初期配置の3枚の駒は、4筋、5筋の歩と角。
158-6上級:18、19手目は2手連続の逆王手。歩の王手は7手目▲25歩から31手目▲97歩まで。開き王手、両王手なし。
158-7上級:23手目に73で角成した馬が5回の移動で42地点へ行くまでに歩3枚を取る。後手の13の角は57地点で3回歩を取って13へ戻る。

投稿: Pontamon | 2023.02.03 00:01

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