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推理将棋第160回出題(4月10日まで)

[2023年4月24日最終更新] 160-3解答、第160回出題当選者

160-2の会話と条件の補正

分かりにくい出題文のようなので、下記のように補正させていただきます。

会話:

  • 「重複する手もあったけど、同じ終局図なのに4人の手順は違っていたね。」⇒「A君の手順には他の人の手があったけど、B君、C君、D君の手順には他の人の手は無いのに4人とも同じ終局図になる別々の手順だね。」に変更。
  • 「C君とD君の手は矛盾している感じだけど」 ⇒ 「B君とC君の手の両方がある手順やB君とD君の手の両方がある手順もありそうですが、C君とD君の手は矛盾している感じなので」に変更。
  • 会話の最後に
    教授「C君の手でもD君の手でも同じ終局図になるというのが終局図を探すヒントになりそうだよ」
    を追加。
  • 「さて、どんな手順だったのでしょうか。」⇒「さて、実際の対局手順はどんな手順だったのでしょうか。」に変更。

条件:

  • 「同じ終局図になる手順」⇒「同じ終局図になる別々の手順」に変更。

(3月19日 Pontamon)


将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第160回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2023年4月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第160回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第160回出題  担当 Pontamon

今月は条件が比較的に多い作品ばかりです。
条件が多いと解き易くなる場合もありますが、逆に全ての条件をクリアすることが難しさの原因になることも。


■本出題


■中間ヒント (3月27日 作者)

160-1初級:将棋の格言では、とどめは何でしょう?(けいたん)
160-2中級:同じ終局図になる別手順に「9手/右の手に同じ筋の手で応じたあとに上の手が2回」がある(Pontamon)
160-3上級:12手目に86の歩を玉で取るためには後手は1手の猶予もありませんね(チャンプ)

■締め切り前ヒント (4月3日 Pontamon)

160-1初級:後手は不成の手で角と金を取り、とどめは取った金を打つ手です。
160-2中級:終局図は、22の角と33の馬の2枚で後手玉を詰める形です。最終手は33地点です。
160-3上級:13手目の歩の手は▲87歩の王手。14手目の合法手が△87同玉だけになるように準備します。


160-1 初級  けいたん 作  大駒を1枚小駒を1枚     8手

「8手で詰みか」
「初手は歩突きだったね」
「大駒を1枚小駒を1枚取ったな」
「成る手はないね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 8手で詰み
  • 初手は歩突き
  • 大駒を1枚小駒を1枚取った
  • 成る手なし

160-2 中級  Pontamon 作  手順が多い9手        9手

教授「諸君、この9手で詰んだ終局図になる手順と特徴のある手を答えて」
A君「この手順で、右の手に左の手で応じました」
B君「この手順で、同の手がありました」
C君「この手順で、22角成がありました」
D君「この手順で、最終手は上の手でした」
教授「重複する手もあったけど、同じ終局図なのに4人の手順は違っていたね。A君の手順には他の人の手があったけど、B君、C君、D君の手順には他の人の手は無いのに4人とも同じ終局図になる別々の手順だね。しかし、実際の対局手順には君らの手は無くて、「右の手に同じ筋の手で応じる手」がある手順だったんだよ」
A君「C君とD君の手は矛盾している感じだけど、B君とC君の手の両方がある手順やB君とD君の手の両方がある手順もありそうですが、C君とD君の手は矛盾している感じなので、事実は小説より奇なりとはこのことですね」
教授「C君の手でもD君の手でも同じ終局図になるというのが終局図を探すヒントになりそうだよ」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
さて、実際の対局手順はどんな手順だったのでしょうか。
(条件)
  • 9手で詰み
  • 右の手に同じ筋の手で応ずる手があった
  • 同じ終局図になる別々の手順には下記の手が単独もしくは複数含んだものもあるが、「右の手に同じ筋の手で応ずる手があった」手順にはこれらの手は含まれていない
    A)右の手に左の手で応じた
    B)同の手があった
    C)22角成があった
    D)最終手は上の手だった

※右の手、左の手、同の手、上の手は、棋譜にそれらの文字がある手のことです


160-3 上級  チャンプ 作  挑発合戦!?         15手

熱男「昨日指した将棋の話を聞いてくれよー」
冷男「どうかしたのか?」
熱男「こっちが後手だったんだけどさ、相手が初手に▲86歩として来たんだよ」
冷男「それはナメられたもんだね」
熱男「そう!だからこっちも△42玉とやり返してやったんだよ」
冷男「最初からとんでもない出だしだな」
熱男「そしたら相手は平然とした顔で次の手を指してきたから、カッチーン!と来たわけよ」
冷男「それはお互い様だろ」
熱男「そこで俺様ピッカーン!と閃いたのさ」
冷男「何をだよ」
熱男「あの86の歩をズッバーン!と玉で取ってやったら、さすがに平然とはしてられないだろうってね」
冷男「どうしたらそういう思考に辿り着くか全く理解できないけど?まぁそれでどうだったのさ」
熱男「12手目に▲86玉と歩を取ってやったさ」
冷男「一応なんとか無事に目標は達成したということか」
熱男「でも次の歩の手を見て俺様悟ったんだ」
冷男「負けをか?」
熱男「何で分かるんだよっ!」
冷男「そんだけ自玉を突っ込んで行ったら当然だろ」
熱男「それで仕方なく14手目を指したんだ」
冷男「何か他に対処法は無かったのか?」
熱男「14手目は1手しか指せる手が無かったんだよ」
冷男「で、15手目に詰まされたというわけか」
熱男「挑発に乗った俺様がバカだった・・・」
冷男「(気付くのが遅いだろ・・・)で、成る手や不成の手は無かったのか?」
熱男「そういや、不成の手があったよ」
冷男「なるほど、そうなるとこの手順ってことだな」
熱男「ショッボーン」
さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 15手で詰んだ
  • 指し始めは▲86歩△42玉
  • 12手目に86玉と歩を取った
  • 13手目は歩の着手
  • 14手目の候補手は1手しかなかった
  • 不成の手があった

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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コメント

作者からの中間ヒントです。
160-1初級:将棋の格言では、とどめは何でしょう?(けいたん)
160-2中級:同じ終局図になる別手順に「9手/右の手に同じ筋の手で応じたあとに上の手が2回」がある(Pontamon)
160-3上級:12手目に86の歩を玉で取るためには後手は1手の猶予もありませんね(チャンプ)

投稿: Pontamon | 2023.03.27 00:04

締め切り前ヒントです。
160-1初級:後手は不成の手で角と金を取り、とどめは取った金を打つ手です。
160-2中級:終局図は、22の角と33の馬の2枚で後手玉を詰める形です。最終手は33地点です。
160-3上級:13手目の歩の手は▲87歩の王手。14手目の合法手が△87同玉だけになるように準備します。

投稿: Pontamon | 2023.04.03 00:00

160-2 ある終局図を選び、その図に至る、Aを満たす手順、Bを満たす手順、Cを満たす手順、Dを満たす手順、A-Dのどれも満たさない手順※を見つける、
ただし、最初の4つの中には同一のものがあってもよい。そのうえで※手順を解答する。

でよいでしょうか。

投稿: 原岡望 | 2023.04.06 22:29

原岡望様
会話と条件を補正させていただきましたが、それでもまだ分かりにくかったようです。申し訳ありません。

解答していただくのは実際の手順、つまり教授が言った「右の手に同じ筋の手で応じる手」があるものだけになります。
ただし、その手順にはA、B、C、Dの手が入っていてはダメだという条件です。
と言っても、「右の手に同じ筋の手で応じる手」がある手順なら何でもいいのでなく、A、B、C、Dの手は実際の手順を限定するために必要な情報になっています。(同じ終局図になる)
ちなみに、同じ終局図になっても、A、B、C、Dの手を含む手順はそれぞれ1手順には限定されません。

解答、よろしくお願いします。

投稿: Pontamon | 2023.04.07 07:28

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