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推理将棋第169回解答(1)

[2024年1月24日最終更新]
推理将棋第169回出題の169-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第169回出題  推理将棋第169回解答(1) (2) (3)
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推理将棋第169回解説  担当 Pontamon

2023年最後の出題だった推理将棋第169回には13名から解答をいただきました。
いつも解答ありがとうございます。


169-1 初級 NAO 作     58同銀不成まで     10手

「あれ~。10手目58同銀不成で詰まされちゃった」
「初手の隣の筋に指した2手目が勝因かな」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 10手目58同銀不成で詰んだ
  • 初手の隣の筋に2手目を指した

出題のことば(担当 Pontamon)

 57地点へ銀を打ったり△57銀不成で詰ます形は多いのですが、本問は58銀不成です。詰み形は?

作者ヒント

 初手は銀の手(NAO)

締め切り前ヒント

 とどめが58地点の銀不成だと先手の2枚の金が邪魔。1枚は同銀不成の同で取らせる。


推理将棋169-1 解答

48銀、△34歩、▲56歩、△66角、▲57銀、△同角成、
▲38金、△49銀、▲58金、△同銀不成 まで10手

(条件)
・10手目58同銀不成で詰んだ(10手目△58同銀不成)
・初手の隣の筋に2手目を指した(初手▲48銀、2手目△34歩)

Suiri1691

Suiri1691a58同銀不成の手で取る駒は玉の隣に居る金なのは容易に想像できます。58同銀不成を指すには6手目に銀を入手して8手目に銀を打つ必要がありますが、58の銀を支える駒が必要です。39角成・不成や79角成・不成で6手目に銀を入手しても39や79からでは角でも馬でも58の銀を支えることができません。それでは8段目で銀を取る手順はどうでしょう。▲56歩、△34歩、▲48銀、△66角、▲78金、△48角成、▲69玉、△57銀、▲58金、△同銀不成 の手順だと▲68玉で逃げられてしまいます。となると7段目の57地点で角成で銀を取って58地点へ馬の利きを残せば良いはずです。参考図はこの方針で詰めた手順なのですが「初手の隣の筋に2手目を指した」の条件をクリアできていません。

参考図;▲56歩、△34歩、▲68銀、△66角、▲57銀、△同角成、▲38金、△49銀、▲58金、△同銀不成 まで10手

参考図の手順では、初手と3手目の手順前後が可能なのですが、初手を▲68銀とすると2手目の△34歩からますます離れてしまいます。参考図が出来る前の不詰みの手順では3手目は▲48銀でした。57地点で銀を取らせるのであれば、57地点へ出て行く銀は39の銀でも79の銀でも良いはずです。初手から、▲48銀、△34歩、▲56歩、△66角、▲57銀、△同角成で後手は銀を入手しました。次の後手の手では銀を打つ手になりますが、58地点へ動ける地点へ銀を打つ必要があります。つまり、47、57、67、49、69地点のいずれかですが、6手目を指し終えた時点ではこれらの5地点には駒が居るので、銀の打ち場所を作る7手目は慎重に考える必要があります。▲46歩や▲66歩で銀を7段目に打つ手順だと、58地点への金移動を同銀不成で取ることはできますが、もう一つの金も居れば飛の横利きも通っているので詰みません。飛の横利きを防ぎながら金をソッポへ動かす▲38金が必須のようです。7手目から▲52金左、△69銀、▲38金、△58銀不成で詰むのですが、最終手が同の手になっていません。となると金を動かす順番を入れ替えて、7手目から▲38金、△49銀、▲58金、△同銀不成 で無事に詰ますことができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(作者)「シンプル条件の易問。10手目同銀の詰型の一つ。」

■頭銀の形は、玉腹の角に頭銀の形か本問の形しか無いようですね。

はなさかしろうさん「8手目58金までの筋の応用ですね。58を明かさずに別の条件で限定されていたら難しかったかも。」

■58地点を隠すなら「10手目の同銀不成で金を取る手まで」くらいかな?

るかなんさん「最後銀不成でないと詰まない形にはできないものか。」

■玉の斜め後ろから銀を引っ掛ける形なら、銀成では王手にならないので銀不成でなければ詰まない形になりますね。

ほっとさん「57で銀を取らせる手順をうまく限定している。」

■57で銀を取らせるならどちらの銀でも良さそうな気になりがち。

ミニベロさん「端角と先手の手順前後を一筆で解消。」

■初手の隣の筋へ2手目が秀逸な条件。

原岡望さん「王道の頭銀」

■7手詰の角と銀の形は多いけど....。

中村丈志さん「初手からわからなかったがヒントに助けられた。」

■作者ヒントが良かった。

飯山修さん「6手目に銀を取る手で最も効率のいいのは57と考えれば解決」

■57地点で銀を角で取るための角軌道も限定されてました。

RINTAROさん「条件と手順がマッチした佳作。」

■銀不成がとどめだと銀腹へ逃げられてしまうという錯覚が起きそう。

桝彰介さん「初手の銀の手が最終手に使われる駒になるという、ドラマ仕立てのような手順でした。」

■実は潜入捜査をしていた銀だったりして。

諏訪冬葉さん「6手目に銀を取って8手目に打つので取る場所はヒモになる一。」

■ヒモにするために△57角成で銀を取るというシナリオ。

占魚亭さん「後手は角を使うしかないので、そこから手順を組み立てるのは容易でした。」

■5筋の歩を突いて行くと10手目の△58銀で詰むけど同が付きません。△57桂成で銀を取る手順も△58銀になるので角しかありませんね。


正解:13名

  NAOさん  はなさかしろうさん  るかなんさん  ほっとさん
  ミニベロさん  原岡望さん  中村丈志さん  飯山修さん
  RINTAROさん  桝彰介さん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん
  テイエムガンバさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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