推理将棋第170回解答(5)
[2024年2月26日最終更新]
推理将棋第170回出題の170-5の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
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推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
170-5 上級 NAO 作 2024年の指し初め 11手
「指し初めをやろうよ」
「年も明けたことだし気分一新、23地点と5筋と5段目への手はなしにしよう」
「よしわかった。正月だし、不成の手もなしだよ」
・・・
「ちょうど11手で詰みだ。24龍は2024年辰年に相応しい1手だったね」
「6筋への手は先後とも1回ずつ、6段目への手も先後とも1回ずつ。ゲンがいい手を指せたね」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 11手で詰んだ
- 24龍と指した
- 6筋への手、6段目への手はいずれも先後1回ずつ
- 23地点と5筋と5段目への手はなし
- 不成なし
出題のことば(担当 Pontamon)
昨年の地点(23地点、5筋、5段目)の手は排除され、今年の地点(24地点、6筋、6段目)へ着手します。
作者ヒント
24龍は10手目です。(NAO)
締め切り前ヒント
6筋の玉が6筋の手で詰みます。6筋着手はこれら先後の1手ずつです。
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推理将棋170-5 解答 担当 Pontamon ▲76 歩、△32飛、▲33角成、△62玉、▲42馬、△37飛成、 (条件) |
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24龍の着手で思い出すのは12年前の「51-2 24年の龍の年」でしょう。今年が2024年なのに12年前が何故24年なのかというと、そうです平成24年だったのです。この時は先手の最終手での24龍でしたが、本問ではどちらの手なのでしょうか?51-2では6筋の手が1手も無かったのですし、先手の6手全てが24龍を指すために使われていましたので、先手の24龍では無さそうです。では、後手が24龍を指すにはどのような手順になるのでしょう?龍を作るには最短で6手かかり、△47飛成か△37飛成の2通りです。△47飛成で龍を作る手順だと、▲76歩、△44歩、▲同角、△42飛、▲53角成、△47飛成、▲63馬、△62銀、▲48飛、△44龍、▲98香、△24龍、▲41飛成 の13手になってしまいます。△44龍が邪魔をしていて11手目に48の飛を▲41飛成と指せないためです。また、6段目の着手は初手の▲76歩だけなので失敗です。参考図の手順は△32飛から△37飛成で龍を作る手順です。△37飛成で6手目に龍を作っているので、8手目に2回目の6段目着手として△26龍を指せば、次に△24龍として条件をクリアできそうでしたが、2回の6筋着手で後手玉を詰ますために▲31飛成のあとに▲61龍とするには△42金の協力が必要になり、△24龍を指す暇がありませんでした。
参考図:▲76歩、△32飛、▲33角成、△62玉、▲43馬、△37飛成、▲38飛、△26龍、▲31飛成、△42金、▲61龍 まで11手
参考図の手順では後手の協力手の△42金が必要になったのですが、3手目の▲33角成の王手に62地点へ逃げた後手玉を詰ます形が他にないでしょうか。先手の6筋着手が1手残っているので△62玉を詰ます頭金の形の▲63金が浮かびます。それには金を入手する必要があることと、63の金を支えることと、玉が居た51地点の退路をカバーする必要があります。これら3つの課題を一気に解決できる手は▲41馬で金を取ることです。初手から▲76歩、△32飛、▲33角成、△62玉まで進んだところで、先手の33地点の馬は後手の飛が△37飛成を指せるように33地点からどく必要があり、かつ、41の金を取れる地点へ移動する必要があるので、▲42馬がピッタリです。続けて、△37飛成、▲41馬で金を入手し、8手目の後手は△26龍で10手目に△24龍を指します。11手目は▲63金ですが、後手の協力手の△64歩は後手の2回目の6筋着手になるので指せません。となると▲63金を指せる地点へ9手目に金を控えて打つことになります。▲54金は5筋着手を禁じられているので指せなくて、▲64金を指すと11手目の▲63金と合わせると先手の6筋着手が2回になってしまうので条件をクリアできません。つまり9手目は▲74金になります。△24龍の年賀条件クリアの手に▲63金で詰みとなりました。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
NAOさん(作者)「難易度は2,3,4,5と同等か。後手方24龍を目指せば吉。」
■大甘の作者ヒントで、易しめの中級になった感じ。
飯山修さん「24竜がまさかの後手とわかると手順はとたんに限定される」
■実は、先手の24龍は11手目で後手玉を詰ます場面でしか指せない手でした。
RINTAROさん「10手目24龍は大ヒント。これも条件で手順が決まる感じがいいです。」
■4手目に△33同飛で先手の馬を取ってしまわないように気をつけるだけでした。
原岡望さん「6筋と6段目の条件が巧妙」
■初手▲76歩だと6段目着手が即あと1回になってしまったけど、24龍の年賀条件をクリアするための△26龍がぴったり。
ほっとさん「5筋・5段目禁止で詰むパターンは少なそう。」
■皆さんには通じないでしょうが、5筋・5段目禁止なのに飛打の手で詰むとか歩成で詰む条件なら一瞬「あれっ」となるかな?
るかなんさん「締め切り3時間前に諦めて感想書こうと考えを整理していたらはっと気付いて慌てて解答中。
「24龍が詰みに絡む形が浮かばない」と出力したところでようやく自縛ポイントに気づきました。」
■締切日は棋力3倍の法則が炸裂したようですね。
諏訪冬葉さん「玉方24竜から後手の手順はほぼ確定。条件から成った角は斜めに動くと裏読みして解決。」
■▲33角成した馬を▲22馬として角を入手しても、▲61馬や▲63馬の支えに角を使うには手数が足りませんね。何も駒を取らない▲42馬が意外だったかも。後手飛のために道を開けるとともに7手目に金を取る準備をする5手目でした。
はなさかしろうさん「年が改まる「23地点と5筋と5段目への手はなし」がぴったりでした。」
■▲23馬から▲41馬で金を入手して▲63金までの手順が封じられました。
ミニベロさん「「24竜は後手」がお年玉ヒント。」
■しかも「10手目」のおまけも付いていました。
正解:11名
NAOさん 飯山修さん piyoさん RINTAROさん
原岡望さん ほっとさん るかなんさん テイエムガンバさん
諏訪冬葉さん はなさかしろうさん ミニベロさん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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