推理将棋第175回出題(7月10日まで)
[2024年7月30日最終更新] 175-3解答、第175回出題当選者
175-3の余詰修正
原岡望さんとNAOさんから余詰の連絡がありました。粗検、大変申し訳ありませんでした。
以下のように会話と条件を修正させていただきます。
会話の最後の文の「そこからは展開が変わったなあ」を「そこで動かした駒は後の手順では動かなかったな」に修正いたします。
条件の「動かす手だった」を「動かす手であり、そこで動かした駒は後の手順で不動であった」に修正いたします。
なお、元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。
(6月18日 Pontamon)
175-1の補足について
対局開始前の初期配置を先手の実戦初形の回数として数えて良いのかとの質問が複数ありましたので171-1の問題文を下記のように補足させていただきます。
会話と条件のひとつ目の欄外に「※」を追加して、条件文の後に下記の補足を追加いたします。
※初期配置は、先手の実戦初形の回数に数えません。
(6月14日 Pontamon)
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第175回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2024年7月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第175回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第175回出題 担当 Pontamon
今月は少し長めの手数の3題です。条件や終局図に特徴がある3題となっています。
初級は初登場の内田昭さんからの19手です。先手の初期配置の駒配置で後手玉を詰まします。玉位置を特定すれば手数の割にはするすると解けるはずです。
中級はけいたんさんからの11手で、3回の王手全てが玉に非接触の王手という制限を突破しましょう。
上級は上谷直希さんからの14手で、後手の着手は禁欲ルールで指してください。
■本出題
- 175-1 初級 内田昭 作 実戦初形 19手 解答
先手の20枚の駒配置が初形の状態で後手玉が詰む地点と詰み形を考えましょう。 - 175-2 中級 けいたん 作 玉に接しない王手 11手 解答
離れた王手に、逃げることも、駒を取ることも、合い駒もできない詰み形とは? - 175-3 上級 上谷直希 作 禁欲な駒取り 14手 解答
禁欲ルールの後手が駒を取る手しかないという状況を推理しましょう。
■中間ヒント (6月26日 作者)
175-1初級:突歩詰(内田昭)
175-2中級:端の手あり(けいたん)
175-3上級:最終手で取られた駒は小駒(上谷直希)
■締め切り前ヒント (7月3日 Pontamon)
175-1初級:最初の実戦初形になるのは3手目の着手後。5手目以降、先手はひとつの筋の着手のみ。
175-2中級:3回の王手は全てゾロ目地点の着手で、筋は1筋側から9筋側への順。
175-3上級:13手目は玉頭へ歩を叩き、玉の逃げ場がなく同飛と取って先手玉の詰みになります
175-1 初級 内田昭 作 実戦初形 19手
「初手7筋2手目3筋で始まった将棋、19手で詰んだ局面は駒の損得が無く、先手の駒配置は2度目の実戦初形だったね。」※
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 19手目に詰んだ時の先手の駒配置は2回目の実戦初形だった ※
- 初手は7筋で2手目は3筋
- 詰の局面は駒の損得無し
※初期配置は、先手の実戦初形の回数に数えません。
175-2 中級 けいたん 作 玉に接しない王手 11手
「11手で詰みか」
「不成があるな」
「3回あった王手は全て玉に接しない王手だったね」
「取った駒は歩1枚だけだな」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 11手で詰み
- 不成あり
- 3回あった王手は全て玉に接しない王手
- 取った駒は歩1枚だけ
175-3 上級 上谷直希 作 禁欲な駒取り 14手
「ハンデをもらったのに14手で負けてしまった。かなり悔しいよ」
「どんなハンデをもらったの?」
「相手には禁欲ルールで指してもらったんだ。それなのに駒取りの手で詰まされてしまったよ。」※
「それは完敗だね。どんな手順だったの?」
「1手目も2手目もそれぞれの最下段の駒を動かす手だったけど、そこからは展開が変わったなあそこで動かした駒は後の手順では動かなかったな」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 14手目の駒取りの手で詰み
- 後手は禁欲ルールを課せられていた※
- 1手目、2手目は最下段から駒を動かす手だった動かす手であり、そこで動かした駒は後の手順で不動であった
※【禁欲】駒を取らない手を優先して着手を選ぶ。
すなわち、駒を取る手しか選べない場面のみ駒を取ることができる。
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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コメント
作者からの中間ヒントです。
175-1初級:突歩詰(内田昭)
175-2中級:端の手あり(けいたん)
175-3上級:最終手で取られた駒は小駒(上谷直希)
投稿: Pontamon | 2024.06.26 00:00
念のため確認です。
175-2で両王手をかけた場合でも王手は1回ということでいいでしょうか?
投稿: 諏訪冬葉 | 2024.07.02 21:41
諏訪さん
175-2の王手3回の中で両王手は1回とカウントしてください。
ただし、王手している2つの駒は両方とも玉と接していてはいけません。
投稿: Pontamon | 2024.07.02 22:27
締め切り前ヒントです。
175-1初級:最初の実戦初形になるのは3手目の着手後。5手目以降はひとつの筋の着手のみ。
175-2中級:3回の王手は全てゾロ目地点の着手で、筋は1筋側から9筋側への順。
175-3上級:13手目は玉頭へ歩を叩き、玉の逃げ場がなく同飛と取って先手玉の詰みになります
投稿: Pontamon | 2024.07.03 00:02
締め切り前ヒントです。(修正版)
175-1初級:最初の実戦初形になるのは3手目の着手後。5手目以降、先手はひとつの筋の着手のみ。
175-2中級:3回の王手は全てゾロ目地点の着手で、筋は1筋側から9筋側への順。
175-3上級:13手目は玉頭へ歩を叩き、玉の逃げ場がなく同飛と取って先手玉の詰みになります。
投稿: Pontamon | 2024.07.03 06:56