推理将棋第184回出題(4月10日まで)
[2025年4月25日最終更新] 184-3解答、第184回出題当選者
将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第184回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
解答、感想はメールで2025年4月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第184回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。
推理将棋第184回出題 担当 Pontamon
今月は54手の長編があるので、簡単な初級2作と上級1作の構成でお送りします。
7手の初級は諏訪冬葉さんからで、8手の初級は担当から。
上級の54手ははなさかしろうさんからで、手数は長いですがやる事は単純で連続の駒取り王手です。
■本出題
- 184-1 初級 諏訪冬葉 作 約数 7手 解答
年賀推理では素因数分解の話が2つありました。今度は約数の話題です。 - 184-2 初級 Pontamon 作 隣のマス 8手 解答
初手を指せる段は2つだけ。その隣のマスへの手で詰むのならどちらの段なのかもうお分かりですよね。 - 184-3 上級 はなさかしろう 作 とある連続駒取王手詰 54手 解答
解図方針が合っているかどうかを確認できる締め切り前ヒント級の作者ヒントが出されるようです。
■中間ヒント (3月27日 作者)
184-1初級:実は7手詰めに1筋と8筋の手はありません(諏訪冬葉)
184-2初級:横へ動ける駒種は金、飛、成駒しかない(Pontamon)
184-3上級:先手の駒取りは3,5,35,47,49手目、先手の合駒は7,13,21,31,43,51,53手目で、7,21手目は移動合です(はなさかしろう)
■締め切り前ヒント (4月3日 Pontamon)
184-1初級:別条件の同一手順の先行作が一昨年に出題されていました。
184-2初級:初手は▲68玉なので、78地点の手で詰みます。
184-3上級:24回の駒取り王手に玉以外の初期配置の駒19枚では足りないので後手の駒を5枚取って合い駒に使って後手に取らせます。3手目、5手目、47手目、49手目は3段目の歩を取り、35手目は48地点の龍を玉で取ります。7手目の移動合は▲68金で21手目の移動合は▲88銀です。最初の駒打ちでの合い駒は13手目の▲58歩です。49手目に玉で63地点の歩を取って、先手玉はその場で詰まされます。
184-1 初級 諏訪冬葉 作 約数 7手
「6月8日:今日は算数で約数を習った。6の約数は「1,2,3,6」、8の約数は「1,2,4,8」でどっちも4つだった。」
「今日はそうちゃんと将棋をした。7手で詰まされた。そうちゃんに「今日は8の約数の筋の手がなかったね」と言われた。すると、横で見ていたたっくんが「全部の手が6の約数の段だったね」と言った。2人には勝てそうにない。」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 7手で詰んだ
- 8の約数(1,2,4,8)の筋の手はなかった
- すべての着手が6の約数(1,2,3,6)の段だった
184-2 初級 Pontamon 作 隣のマス 8手
「隣のマスへ駒を動かして先手玉を詰めた8手目は初手の隣のマスだった」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 8手で詰み
- 隣のマスへ駒を動かした最終手は初手の隣のマスの手
184-3 上級 はなさかしろう 作 とある連続駒取王手詰 54手
「181-3の連続駒取王手、おもしろかったね」
「うん。あれは3手目スタートだったね。序を長くしたらどこまで行けるかな」
「そう、それをやってみた。54手で詰んだんだけどさ」
「ほう」
「後手は6手目以降王手をかけ続け、8手目以降駒を取り続けたよ」
「ということは、後手の8~54手目が駒取王手でそのまま詰んだのか」
「それから、3の倍数段目への着手は合計19回だったよ」
「3の倍数段目って、3・6・9段目か。19回だと総手数の1/3以上だね…って、数字ばかりだな」さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 54手で詰んだ
- 後手は6手目以降王手をかけ続け、8手目以降駒を取り続けた
- 3の倍数段目への着手は合計19回
このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。
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コメント
作者からの中間ヒントです。
184-1初級:実は7手詰めに1筋と8筋の手はありません(諏訪冬葉)
184-2初級:横へ動ける駒種は金、飛、成駒しかない(Pontamon)
184-3上級:先手の駒取りは3,5,35,47,49手目、先手の合駒は7,13,21,31,43,51,53手目で、7,21手目は移動合です(はなさかしろう)
投稿: Pontamon | 2025.03.27 00:05
締め切り前ヒントです。
184-1初級:別条件の同一手順の先行作が一昨年に出題されていました。
184-2初級:初手は▲68玉なので、78地点の手で詰みます。
184-3上級:24回の駒取り王手に玉以外の初期配置の駒19枚では足りないので後手の駒を5枚取って合い駒に使って後手に取らせます。3手目、5手目、47手目、49手目は3段目の歩を取り、35手目は48地点の龍を玉で取ります。7手目の移動合は▲68金で21手目の移動合は▲88銀です。最初の駒打ちでの合い駒は13手目の▲58歩です。49手目に玉で63地点の歩を取って、先手玉はその場で詰まされます。
投稿: Pontamon | 2025.04.03 00:05