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推理将棋第189回解答(1)

[2025年9月22日最終更新]
推理将棋第189回出題の189-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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推理将棋第189回解説  担当 Pontamon


189-1 初級  けいたん 作  63銀まで          9手 

「63銀まで9手で詰みか」
「角腹に角の着手があったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 63銀まで9手で詰み
  • 角腹に角の着手あり

出題のことば(担当 Pontamon)

 角が横並びになるのは何処なのか推理しましょう。

作者ヒント

 不成2回(けいたん)

締め切り前ヒント

 最終手の▲63銀を支えるのはもちろん角です。


推理将棋189-1 解答

▲76歩、△34歩、▲22角不成、△62玉、▲31角不成、△51金左、
41角、△64歩、▲63銀 まで9手


(条件)
・63銀まで9手で詰み(9手目▲63銀)
・角腹に角の着手あり(5手目▲31角不成、7手目▲41角)

Suiri1891

Suiri1891a最終手が▲63銀だと分かっているので簡単に解けそうな気がします。最終手の情報には不成が付いていないので後手陣への先手の着手で不成が付かないのであれば駒を打つ手で決まりです。最終手が銀打ちなので先手は当然ながら銀を持ち駒にしておく必要があります。銀を取るだけなら▲97角から▲31角不成で最短5手目に銀を取ることができます。角腹に角の手という条件もありますが角腹の位置は筋違いなので、取った角を打つ手がなければいけません。▲96歩、△54歩、▲97角、△42銀、▲同角、△同金で後手が角を取ったあと8手目に△32角や△12角で角腹の角の手を実現できますが、持ち駒が銀だけの先手は最終手で▲63銀を指せてもこの銀を支える駒がありません。となると、角腹の角の手は後手ではなく先手になるので先手は銀だけではなく角も取る必要があります。ということは▲22角不成で角を取ってから▲31角不成で銀を取る手順になるはずです。この方針で指したのが参考図の手順になります。先手は22の角を取ったら、最終手の▲63銀を支えるための▲52角を打ち、62地点へ上がった後手玉が51地点へ戻るのを防ぎつつ角腹の角の手を実現する▲42角不成を指していますが、手数オーバーの11手になってしまい失敗でした。後手玉は72地点まで行く必要もありませんでしたし、待ち手の△92香も無駄手でした。

参考図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△64歩、▲52角、△62玉、▲31角不成、△72玉、▲42角不成、△92香、▲63銀 まで11手

参考図の手順の8手目の局面を見てみると玉の退路を塞ぐ協力手の△51金左を指せば9手目の▲63銀で詰みになるのですが、角腹の角の手を指せていないのが問題となっています。詰み形で△51金左の協力手を生かすように手順を再検討してみます。22の後手角を取った時点で角腹の角の手としては▲12角か▲32角がありますが、どちらの角も最終手の▲63銀の支えにはならないので、角の打ち場所は63地点への利きがある地点になります。参考図の4手目の△64歩を突いた局面では63地点に角の利きが及ぶ地点は52地点の他に36-72の斜めの地点なので、どの地点に角を打っても角腹の角の手は指せません。しかし、△51金左の協力手の後であれば角を打つ手として▲41角が可能になります。▲41角を打った後に▲31角不成で銀を取るか、先に▲31角不成としてから▲41角を指すかは後手の着手手順との関係になりそうです。初手から▲76歩、△34歩、▲22角不成までは確定です。5手目には▲31角不成を指せますが、後手玉は51地点の居玉のままなので4手目に△51金左は指せません。したがって4手目は6手目に△51金左を指せるように玉が動く手の△62玉になるので5手目は▲31角不成になります。続けて6手目の△51金左で空いた41地点へ7手目に▲41角と打ちます。8手目は最終手の▲63銀を打てるように63地点を空けるための△64歩で▲63銀までの9手で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

RINTAROさん「シンプル条件で分かりやすかったです。」

■最終手の▲63銀と二枚角が分かっていますからね。

NAOさん「1段目に2枚角を並べてぴったり」

■二枚角が見えていると、ついつい角打ちで詰ます手順を考えてしまいそう。

ほっとさん「解きやすくてよい。
「プルーフゲーム9手」でも完全作?」

■はい、プルーフゲームの9手作としても成立している終局図ですね。

飯山修さん「角の腹に角でなおかつ銀の入手が必要となるとこの形がすぐ思い浮かぶ
前例がなかったのが不思議」

■63銀までの9手は相当の数なので、駒成・同の手・初王手・左が付く手等々を駆使して限定しないといけなくなるので嫌厭されているのかも。角腹に角の条件をよく見つけたものです。

原岡望さん「これはヒントなしで解けました。口開けに最適。」

■作るのは大変だけど解くには容易な作品になっていました。

中村丈志さん「角は交換になると予想したが違った。」

■角交換後に相手が打った角の腹へ角を打つシナリオですね。新作に使えるかも。

はなさかしろうさん「頭銀は53銀までだと7手のところ、角腹の角が面白い条件で金寄りが導かれました。」

■一筋ずらした詰み形は作図テーマになりそうですね。

Miyaさん「最終手63銀なので、すごく考えやすかった。ヒント無しで解けたの初めてかと思います。」

■客寄せには最適な作品でした。

はまちさん「連続角不成からの角腹の角の手順が面白いです!!」

■角腹へ角を打てるようにする後手の協力手は△33桂ではなく△51金左でした。

桝彰介さん「先手の角を二枚並べることに気づいたら解けました。」

■角腹と言っても相手の角ではなく自分の角を二枚並べて解決。

るかなんさん「7手解53銀までの応用編。こちらの方が手が狭いのは意外。」

■7手だと空いている玉尻を埋める△51金左は同じでも31の銀を取る時には成る必要がありました。


正解:12

  RINTAROさん  NAOさん  piyoさん  ほっとさん
  飯山修さん  原岡望さん  中村丈志さん  はなさかしろうさん
  Miyaさん  はまちさん  桝彰介さん  るかなんさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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