推理将棋第194回解答(1)
[2026年2月21日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
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推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
推理将棋第194回解説 担当 Pontamon
2026年の年賀推理には15名の方々から解答をいただきました。いつも解答ありがとうございます。
残念ながら年頭の回で余詰を出してしまい、大変申し訳ありませんでした。
194-1 初級 けいたん 作 玉腹に銀 8手
「8手で詰みか。令和8年の指し始めにはふさわしいかな」
「同の着手があるね」
「不成はないな」
「金の着手が3回あったね」
「玉腹に銀の着手があったな」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 8手で詰み
- 同の着手あり
- 不成なし
- 金の着手3回
- 玉腹に銀の着手あり
出題のことば(担当 Pontamon)
最終手に玉腹へ銀では王手にはなりません。先後どちらの銀をいつ玉腹へ指すのでしょう。
作者ヒント
非効率な駒組み(けいたん)
締め切り前ヒント
8手なのに金の手が3回。先手は後手に金を差し出す手と玉の退路を塞ぐ手で、後手のトドメの金で3手になります。
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推理将棋194-1 解答 ▲48玉、△34歩、▲38銀、△77角成、▲68金、△同馬、 |
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通常、タイトルに主要な条件が使われることが多いので、玉腹への銀の手の線で検討してみます。居玉のままで玉腹へ銀の手を指すには、金をどかす手、銀は直進してから斜め後ろに下がる2手の計3手が必要になります。8手詰だと先手の着手は4回なので玉腹への銀の手を指すだけに3手を使うと残り1手は同の手のために駒を差し出す手くらいなので上手く行きません。では、後手が玉腹へ銀を打って、頭金で先手玉を詰ます形はどうでしょうか。後手が銀を取れるのは最短で6手目になり、玉腹へ銀を打つ手が最終手になるので全然駄目です。となると、やはり玉腹への銀の手は先手の手になるので、玉が8段目へ上がってその玉腹へ銀が上がる2手の手順しか無さそうです。金の手が3手指す必要があるのでそれも考慮した手順が参考図の手順になります。同の手もあり、金の手は3手を実現しているのですが、残念ながら手数オーバーの10手でした。
参考図:▲58玉、△34歩、▲68銀、△77角成、▲78金、△同馬、▲48銀、△69金、▲16歩、△68金 まで10手
68地点へ直接金を打てるのなら8手で詰むのですが、68地点には玉腹へ上がった銀が居るので後手は金を打てませんでした。参考図の7手目の▲48銀も玉腹への銀の手なので、68地点を占拠してしまった▲68銀を指さずに居れば後手は8手目に△68金を打てます。でも79に銀が居るので▲同銀で取られてしまうのでいけません。79の銀が78や88へ動いていれば68地点への利きが無くなるので△68金で詰めることが出来るので残念なところです。しかし、たとえそれが出来たとしても、金の手が▲78金と△68金の2手だけになってしまうので、79の銀の利きの問題と金の着手回数の問題を同時に解決する必要があります。参考図を眺めていると見えてくる配置がありました。それは全体を1筋右へ移動させる配置です。▲48玉に▲38銀で玉腹の銀の条件はクリアでき、▲68金で金を差し出して△同馬で取って最終手で△58金と打てば79の銀の利きが届いていなくなります。金のもう1手は参考図と同様に金銀の壁を作るために▲39金です。初手から、▲48玉、△34歩、▲38銀の後、不成なしの条件なので△77角成とします。次の金を差し出す先手の手を▲68金として△同馬で68地点へ馬を配置すると最終手の△58金を馬で支えることができます。続けて7手目は▲39金で玉の退路を塞ぎ、△58金で詰みとなりました。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
中村丈志さん「玉が左に行くとばかり思っていました。」
■手数が短いですし、後手の主力であろう馬ができるのは7筋か8筋辺りなので、玉が馬に近寄るとの推理は妥当なところですね。
NAOさん「初手玉から腹銀を先に指し同の手を残す」
■条件クリアを急ぐと失敗する例が多い気がしますが、本問には当てはまりませんでした。
RINTAROさん「馬を使うしかないので48玉に気づけばあっさり。」
■馬が出来る地点から遠ざかる初手▲48玉は見え難いですね。
べべ&ぺぺさん「うまくできていると感心しました。ヒントがなければ解けませんでした。」
■ちょっと条件数が多めですが、玉腹への銀の条件を見つけた結果です。
ほっとさん「年賀要素がちょっと弱いか。」
■令和8年の8手だけだと少し苦しいか。
るかなんさん「初王手条件が代わりに入らないかなあ?」
■作意と同じ詰み上がりになる手順は18通りあり、その中の12通りは初王手で詰むものなので、作意順を初王手で絞るのは難しそうです。初王手の条件を入れた全く別の条件セットを考えるしか無さそうです。
Miyaさん「最初、すらすらと解けたのですが、日がたって再度考えたときは苦戦しました。」
■解けたときに手順をメモして置かないと痛い目にあうことも...。
桝彰介さん「玉腹の銀が、手順を決めるポイントでした。」
■後手が攻めて来る前に玉腹の銀の条件をクリアしておくのがミソ。
占魚亭さん「玉腹への銀着手の最有力は38銀なので、すんなり解けました。」
■どちら側の腹でも銀の手が可能な▲58玉に惹かれなければ見つかるかも。でも銀が動いた39地点が玉の退路になりそうで指し難い。
はなさかしろうさん「腹銀は王手でないので8手だと先手の48玉-38銀。金3回でぴったりですね。」
■そもそも後手が銀を打てるのが最短で8手目。とどめが銀の8手は....
原岡望さん「玉腹に銀がかぎ」
■先手の手しか無いと決まれば、2手で出来る配置は少ないので虱潰しに調べる手もあります。
正解:14名
中村丈志さん NAOさん RINTAROさん 飯山修さん
piyoさん べべ&ぺぺさん ほっとさん るかなんさん
Miyaさん 桝彰介さん テイエムガンバさん 占魚亭さん
はなさかしろうさん 原岡望さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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