推理将棋第194回解答(5)
[2026年2月26日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-5の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第194回出題 推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
194-5 上級 けいたん 作 玉尻の角3回 11手
「元日の指し始めは51地点の手は無く翌日になって11手で詰んだか」
「玉尻に角の手の着手が3回あったな。12の着手があった指し初めは1月2日の終局になったな」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 11手で詰み
- 51地点の手は無し
- 玉尻に角の手の着手が3回あった
- 12の着手あり
出題のことば(担当 Pontamon)
玉尻へ角の手を3回指すには、玉の位置や先後の角など検討項目が多そうです。
作者ヒント
角成は角の手(けいたん)
締め切り前ヒント
35地点の玉の玉尻へ3回目の角の手を指して詰ませます。
余詰修正
会話の「元日の指し始めは」の直後に「51地点の手は無く」を追加挿入させていただき、条件には「・51地点の手は無し」を追加
余詰再修正
最後の会話の「3回あったな」の直後に1文を追加して「玉尻に角の手の着手が3回あったな。12の着手があった指し初めは1月2日の終局になったな」にして、条件に「12の着手あり」を追加
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推理将棋194-5 解答 担当 Pontamon ▲76歩、△34歩、▲22角成、△42玉、▲12馬、△33玉、 |
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玉尻への角の手と聞くと真っ先に思い出すのは△52玉の玉尻への▲51角不成の形でしょう。担当が推理将棋に出会った頃に▲51角不成で金を取って7手目に金を打って詰める7手に驚かされました。この推理将棋らしい手順を元にして玉の斜め移動に合わせて玉尻への角移動を続ければ都詰にできるはずです。その方針で指したのが参考図の手順になります。最初の暗算では、52地点の玉が55へ移動するのに3手で、先手は角不成で2回目の玉尻への着手後に3回目の玉尻は▲53角成とすれば、△55玉に▲56金の頭金だと目論んでいたのですが、52地点からだと△44歩を突いて43地点を経由する必要があって手数オーバーになりました。先手は待ちの手として▲77桂を指しているのでトドメは▲56金でも▲46金でも良い非限定になっていたので作意できないことに気付きました。
参考図:▲76歩、△52玉、▲33角不成、△51金左、▲同角不成、△44歩、▲77桂、△43玉、▲42角不成、△54玉、▲53角成、△55玉、▲46金 まで13手
後手玉が52地点のまま動かずに先手の角を3回51地点へ指すには51地点の角を移動してから再度▲51角不成を指す必要があり、2回目の▲51角不成は9手目になってしまうので11手で3回の▲51角不成はできません。やはり後手玉の斜め移動に先手角が付いて行く手筋の方が効率が良さそうです。と言っても参考図の手順のように最初の玉尻の角の手が5手目だと52地点の玉の斜め移動ができないので道を作るための歩突きが入ってしまいます。となると玉の最初の位置は△42玉が良さそうです。でも玉が角筋を斜めに移動するのであれば、玉尻の角は筋違いの角の手になります。と言うことは先手は後手の角を取って玉尻へ打つのを最初の玉尻の角の手にする必要があります。初手から、▲76歩、△34歩と双方とも角道を開ければ、先手は22の角を取れるし後手は4手目の△42玉から33地点へと角筋の移動ができるはずです。問題は3手目に22の角を取った先手の角/馬が居ると△33玉を指せないことです。たとえば3手目から▲22角不成、△42玉、▲13角成として玉尻の角の手を指せるように6手目を△51金左にして7手目から▲41角、△33玉、▲32角不成、△44玉とすると3回目の玉尻の角の手の11手目を▲43角成で王手するしかなく、△同玉で詰みません。玉尻の角の手を指せるようにした協力手の△51金左が災いになったようです。それならば、△33玉に▲32角を1回目の玉尻の角の手にしたいところですが22の角を取った先手の駒が33地点に利いているのでそもそも△33玉を指せません。先手の22の駒の利きを33地点から外す必要があります。3手目▲22角成から△42玉、▲21馬と33地点への利きを外すと、△33玉、▲32角、△44玉、▲43角不成、△55玉、▲54角成で詰むかと思っても△同歩で詰みません。そこで33地点への馬の利きを外す5手目を▲12馬にすると、続けて△33玉、▲32角、△24玉、▲23角不成、△35玉、▲34角成が5手目の▲12馬が支えとなって無事詰みとなりました。
余詰について
飯山さんからの余詰指摘は51地点の玉尻の角の手を先手だけではなく後手の角も使う手順
▲76歩、△52玉、▲33角不成、△51金左、▲同角不成、△33角、▲73角不成、△51角、▲同角不成、△32銀、▲42金 まで11手
でした。
NAOさんからの余詰修正条件での余詰指摘は作意の詰み形を一筋ずらした手順
▲76歩、△52玉、▲33角不成、△44歩、▲22角不成、△43玉、▲42角、△34玉、▲33角左不成、△45玉、▲44角成 まで11手
でした。
粗検、大変申し訳ありませんでした。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
NAOさん(双方解)「詰上がりは中段玉に馬2枚。余詰順は一路ずれてたのか、なるほど。
二段階の修正だったので仕方ないが12着手指定なら"51の手無し"は不要かも。」
■再々修正は避けなければいけないので再修正はネタばらしような感じになってしまいました。最初の修正は不要になってました。
RINTAROさん「35玉で詰むという最終ヒントで瞬殺でした。」
■35の玉が詰むと言っても過去作だと、「134-2 3筋の歩突きまで」の36歩まで、「163-2 46角成まで」の46角成まで、「170-3 縦と斜めを交互に」の25飛まで、「179-2 駈込み推理将棋」は12手なので34歩の突き歩までのように玉頭とか玉腹への手で詰むものが多かったのでまだ紛れがあったかもしれませんが、玉尻を明かしているので34角成は見え見えでした。ちょっと甘過ぎなヒントでした。
飯山修さん(双方解)「35で詰むとは思っていなかった。これは成程ですね。余詰順より遥かにいい。」
■余詰検討の際、51角不成の手は先手だけが指すには手数が足りないので大丈夫だっ思い込んでいました。粗検、申し訳ありませんでした。
piyoさん「角の手3回なので22角「成」はかなりやりにくく盲点となりました。あと、1回くらいは後手角の手があるのかなと本出題ヒントにうまくまやかされてしまいました。締め切り前ヒントで条件狭まってようやく。」
■角不成の手を指さないといけない予定なので、いきなり3手目の22角成は指し難いですね。
ほっとさん(双方解)「余詰筋の方が先に見えて首を捻る。51を使わずに詰ますことができるとは。」
■玉尻へ打つ筋違い角からの追跡劇が可能でした。
るかなんさん「まず51角から読んでました。12の着手を明かすのは悔しいところですね。」
■51の着手を拒絶すれば余詰修正できると思ったのですが、それでも余詰があったので12着手を明かすという奥の手しかありませんでした。
桝彰介さん「頭だけでなく、尻も丸い角でどう詰ますかと考えてたら、ヒントの「角成りは角の手」で解決しました。」
■駒を成る手は生駒の手で、指し終わった時に成駒に変わっているという認識ですね。
占魚亭さん(双方解)「「7六歩、5二玉、3三角成(or不成)、4四歩、2二馬(or角成/角不成)、4三玉、4二角、3四玉、3三角不成、4五玉、4四角成まで」が最初に見えたものの成生非限定なので悩んでいましたが、12着手の追加でスッキリ。51着手の筋も見つけようとしたけど、全く見えません。」
■難しい手順の方の余詰を見つけられていたのですね。51地点の方は先手と後手の角で回数を稼ぐ手筋でした。
はなさかしろうさん(双方解)「76歩、52玉、33角生、51金左、同角生、33角、62角生、51角、同角生、32銀、42金までのような手順を51地点なしで封じられてみると、さてどうしたものかと。玉を追跡する角の動きが面白く、馬の強さが際立つ詰め上がりでした。」
■玉の周りのマスには玉尻の馬が1枚あるだけの詰み上がり。7段目に並んでいる初期配置の歩がいい仕事をしていました。
原岡望さん「これもヒント頼み。12馬が妙手」
■最終手を支えるとともに玉移動ができるように22地点から遠ざかる好手でした。
正解:11名
NAOさん RINTAROさん 飯山修さん piyoさん
ほっとさん るかなんさん 桝彰介さん テイエムガンバさん
占魚亭さん はなさかしろうさん 原岡望さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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