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推理将棋第194回解答(3)

[2026年2月23日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


194-3 初級  Pontamon 作  8が8つ           8手 

「令和8年らしく、棋譜に数字の8が8つあって8手で詰んだけど初手に数字の8は無かったよ」 ※

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 8手で詰み
  • 棋譜に数字の8が8つ ※
  • 初手に数字の8は無し

※棋譜表記は筋も段も算用数字を使用し、同の手の棋譜には数字は無いものとし、「"8"手目」の8はカウントしません。


出題のことば(担当 Pontamon)

 同の手が無いとは言っていないけど8段目や8筋の同の手の8はノーカウント。

作者ヒント

 馬の手あり(Pontamon)

締め切り前ヒント

 本作も88地点の手が2回ありますが2回目は先手の▲88銀なので、銀の利きが無くなった8段目を活用します。


推理将棋194-3 解答  担当 Pontamon

76歩、△34歩、▲78金、△88角成、▲48銀、△78馬、
88銀、△68金 まで8手

(条件)
・8手で詰み
・棋譜に数字の8が8つ(3手目▲78金、4手目△88角成、5手目▲48銀、6手目△78馬、7手目▲88銀、8手目△68金)
・初手に数字の8は無し(初手▲76歩)


Suiri1943

Suiri1943a棋譜に数字の8が8つある8手となると、平均は1手にひとつの8があれば良いことになります。つまり、8筋の手か8段目の手を指せば良いので簡単そうです。と言うのも、忘れかけた頃に出題される飛先の歩を突く手順を使えそうだからです。その方針で指してみたのが参考図の手順です。元は7手詰の手筋なので、1手増やすために初手を▲68玉ではなく▲58玉として時間調整しています。しかし、条件を確認してみると初手には8が付かないとのことなので参考図の手順は失敗手順でした。しかも、馬の手もありませんでした。

参考図:▲58玉、△84歩、▲68玉、△85歩、▲78玉、△86歩、▲68飛、△87歩成 まで8手

初手は6段目への歩突きか8段目への駒移動しかないので、8が付かない初手は8筋以外の歩を突く手で間違いないでしょう。平均では1手にひとつずつ8が付けば良いはずでしたが、初手は8が付かない手なので88地点の手を指して8を稼がなければいけません。馬の手が必要なので後手の角が出ていけるように2手目に角道を開ける△34歩なら、この2手目にも数字の8が付かないので88地点の手を2回指す必要があります。そこで考えたのが▲76歩の初手から始まる▲76歩、△34歩、▲48銀、△88角成、▲78金、△同馬、▲88銀、△68金の手順です。初手と2手目には8が付かないので、88地点の手を2回指して、他の手は全て8段目の手を指すことによって8の数字が8つになるはずです。でも棋譜を確認してみると6手目が78地点の金を取る△同馬だったので棋譜に8の数字が無く、数字の8は7つしかない失敗手順でした。失敗の原因は、最終手で打つ金を取るための△同馬の手なので、金を取る手が△78馬になるように手順を変更すれば良さそうです。先手の▲78金を5手目ではなく3手目に早めるか後手が78地点の金を取る手を遅くして△同馬ではなく△78馬の棋譜にすれば良いのですが、馬の手を指さなければいけない後手は、2手目に角筋を開ける△34歩、4手目は角成で馬を作る手、8手目は金を打って詰める手なので金取りの手は6手目にしか指せないので、馬の手を遅くすることはできません。つまり、▲78金を3手目に早めることによって6手目の金を取る手を△同馬から△78馬にすれば解決です。初手からは、▲76歩、△34歩、▲78金です。4手目の馬を作るための角成の手は77地点と88地点が可能ですが、△77角成だと王手になるので△88角成です。これが最初の88地点の手になりますが、次の手番の6手目に△78馬で金を取ることによって88地点を空けることができます。4手目の△88角成に続いて5手目は玉の退路を塞ぐ▲48銀に△78馬で金を取ります。88地点が空いたので7手目は2回目の88地点の手になる▲88銀を指して68地点への利きを無くすことによって最終手の△68金で先手玉を詰めることができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「8づくしの年賀推理。パラ632とほぼ被りましたね」

■12/30に詰パラが届いた際、「令和8年の年賀推理はどうしても似てくるのは仕方ないか」とXで呟いてました。出題稿を送付済みだったし完全に被っている条件ではなかったので「条件が違えば別作品」としてそのまま出題しました。

RINTAROさん「88地点の手を複数入れる手順を考える。」

■初手で8の手を指せない分、88地点の手を指せば良いですからね。あとは回数...。

ほっとさん「シンプルな条件で、今回の8手の中では一番。」

■出題時、急に気になったのは棋譜の手番表記。実際に棋譜を見たことは無いので外れているかもしれないけど、8手目の手番の8をカウントされるとマズイと思い註釈を追加しました。

るかなんさん「初手の条件が無ければ87歩成で簡単。これで居玉は意識の埒外。」

■はい。「8手全ての棋譜に8の数字があり、数字の8は全部で8個だった」も考えましたが多数の余詰を排除するには「初手は8筋」とでもしなければいけない感じでした。

Miyaさん「88銀が好手すぎます。」

■8をふたつ稼ぎながら68地点への利きを外す一石二鳥の好手でした。

桝彰介さん「条件から、玉も8段目に移動するかと思いきや、居玉のまま詰むのは意外でした。」

■8段目の手として玉の手がありそうな気がしますね。

占魚亭さん「88地点への着手が2回必要と気付くかどうかで解図時間が変わりそう。」

■2手目△34歩は8が無いので88地点の手が必要になるけど、初手の▲76歩を埋める88地点の手は気付いても△34歩は△88角を指すための手だと思い込んでしまうと88地点の手で補足することを忘れてしまうかも。

はなさかしろうさん「8のつく手が8手だと後手8筋歩突きがあるのですが、初手8なしだと角の活用なので88が2回必要になるのですね。」

■はい、先後ともに角道を開ける歩突きの2手分の8が足りなくなるので88地点の手は2回必要です。

原岡望さん「こういう条件があるとは」

■令和8年の年賀推理作品だからこそ思い付いた条件と言えます。条件に合う手順を自分で探すことになるのが少し辛いけど。全手順に渡る条件だと普通なら全て同じ筋の着手とかがこの類かな。


正解:11名

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  ほっとさん  るかなんさん  桝彰介さん  テイエムガンバさん
  占魚亭さん  はなさかしろうさん  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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