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推理将棋第194回解答(4)

[2026年2月25日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
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194-4 中級  Pontamon 作  令和8年の年賀推理     11手 

「あけましておめでとう。今年も元旦から年賀状書きか。今年の年賀推理はどんな感じ?」
「5筋の着手は無くて、先手は7手目以降、6筋、7筋、8筋の順で指して11手で詰めるんだ。11手目は8筋の駒を動かす手だよ」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手で詰み
  • 5筋着手無し
  • 先手は7手目以降は6筋、7筋、8筋の順に指した
  • 11手目は8筋の駒を動かした

出題のことば(担当 Pontamon)

 詰みまでの先手の残り3手は6~8筋の手です。後手玉は何処?

作者ヒント

 午年なので最終手はもちろん馬の手(Pontamon)

締め切り前ヒント

 作者恒例の年賀推理は△12玉を馬単騎で詰める形で、今年は▲89馬がトドメ。この手を有効にするための6筋の手と7筋の手を指します。


推理将棋194-4 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉、▲88角成、△24歩、
66歩、△23玉、▲77桂、△12玉、▲89馬 まで11手

(条件)
・11手で詰み
・5筋着手無し
・先手は7手目以降は6筋、7筋、8筋の順に指した(7手目▲66歩、9手目▲77桂、11手目▲89馬)
・11手目は8筋の駒を動かした(5手目▲88角成-11手目▲89馬)

Suiri1944

Suiri1944a最終手が8筋の成駒を8筋上を動かす手なので、先手は8筋へ成駒を配置する必要があります。容易い感じがするのですが、それ以前の手は6筋と7筋の手を指す必要があるので忙しそうです。でも、馬なら3手目に作ることができるので、その馬を8筋へ転回すればいいだけのことでしょう。この方針で指してみたのが参考図の手順になります。上手く解けたと思ったのですが、先手の6筋、7筋、8筋の手が5手目から始まっているので7手目から始まるという条件をクリアできていませんでした。着手筋が一筋ずつ移動できる桂を使ってみてはどうでしょう。▲76歩、△62玉、▲55角、△72玉、▲77桂、△62銀、▲65桂、△92香、▲73桂成、△71玉、▲82成桂の手順なら、7手目の▲65桂から7筋の▲73桂成と8筋への成駒の手の▲82成桂になっているものの、最終手は8筋の成駒の手ではなく7筋の成駒を動かす手なので条件をクリアできません。

参考図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42飛、▲66角成、△62玉、▲74角、△72玉、▲84馬、△62金、▲83馬 まで11手

8筋へ成駒を配置する手は7手目の6筋の手よりも前に終わっておく必要があるということになります。3手目に馬は作れますが、その次の5手目に84地点へ馬を配置するにはワープの反則しかありません。しかし8筋へ馬を配置できる地点があり、それは88地点です。さて、ここからが問題です。7手目は6筋の手で9手目が7筋の手で、最終手の11手目はこの88地点の馬を8筋へ動かす手で後手玉を詰める必要があります。88地点の馬が移動できる8筋の地点は87地点か89地点のどちらかしかありません。と言っても初期配置では87地点には歩、89地点には桂が居るので後手に取って貰うか先手が動かさないとそれらの地点への馬移動ができません。この後の先手の着手は6筋の手、7筋の手、88の馬を8筋へ移動する手で確定しているので、▲86歩は指せないので必然的に89地点の桂を移動する▲77桂を指して、空いた89地点へ最終手の▲89馬を指すことになります。▲89馬で後手玉を詰めるとなると後手玉は何処に居るのでしょうか。89の馬の利き筋を後手陣まで見て行くと12地点を睨んでいることが分かり、△12玉を馬単騎で詰める詰み形を思い出せます。後手の手は、△24歩で玉の移動経路を作って△42玉、△732玉、△23玉、△12玉の玉移動です。先手が角成を出来るのは22地点ではなく33地点になりそうですが後手玉が居るので2手目に△24歩を指すと33地点の歩取りが王手になって51の玉は12地点へ向かうことができません。なので2手目は△24歩ではなく△42玉です。3手目に▲33角成を指すと後手玉の行き場が無いので、3手目は▲33角不成として△32玉を指せるようにします。初手から、▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉となり、5手目は角を88へ引いて成る▲88角成です。そこで後手の6手目は△24歩として12地点への玉の移動経路を作ります。7手目の6筋の手は89地点の馬で12地点の玉へ馬の利きを通すための▲66歩です。続けて△23玉、▲77桂、△12玉、▲89馬で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「11手目8筋はてっきり前進の手かと思い込み苦戦。」

■後手陣での8筋前進の手でしょうか?93の馬とか73の成桂が8筋へ移動して詰ます形はあったように思いますが、後手陣の8筋の成駒が8筋上を移動する詰み形は無いようです。

RINTAROさん「5手目に5筋を使わずに8筋に馬を作る手順は88に作る手順しかなく、同時に詰め上がり図が見えました。」

■5筋の手なしの条件がヒントになったようですね。

飯山修さん「毎年恒例のシリーズがいつ迄続くか楽しみです」

■来年は令和9年だから9筋とか9手目とかの条件をまだ使えるのかも。令和10年以降は無理かな?

piyoさん「89馬の筋が全く浮かばず、98角~86歩などの筋を考えてしまってはまりました。」

■▲98角、▲86歩の空き王手ですか。

べべ&ぺぺさん「この詰みは素敵な形。」

■実は、2022年の年賀推理から続いている同様の詰み上がり図なんです。

ほっとさん「左辺で詰めようとするとうまくいかない。作意は雄大な手順。」

■左辺の後手陣辺りで詰めようとするとどれかの条件が邪魔になるような条件設定に苦慮しました。

るかなんさん「77桂84王85馬までみたいな形もありそうだけど73地点を塞げないか。」

■86地点へ馬を配置するのも難しそう。

桝彰介さん「締切前ヒントでゴールが分かったので解けました。」

■恒例の詰み形を予想していれば早かったかもしれませんね。

占魚亭さん「左辺で詰ますことしか考えていなかったので、この筋は盲点でした。」

■恒例の詰み形を思い出させないようにする条件設定が大変な作業になってきています。いつまで続けられるか...。

はなさかしろうさん「本問は完全にやられました。攻方の手が余る筋なので11手では完全に視界の外でした。第1ヒントで88に馬を作るしかないことが確定したのに、それから幾夜も思いつかず。
シンプルで分かりやすい割に強固な限定のかかる条件付けで、愕然の解き心地でした。」

■解答強豪者の何人かが手こずったようなので成功作だったと言えますね。

原岡望さん「ヒント頼み。雄大な構想ですね。」

■最初作った時は先手の残り3手は8筋、7筋、6筋の順だったのですが、令和8年なら8筋を最後にするのが良いかと思い変更しました。


正解:12

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  るかなんさん  桝彰介さん
  テイエムガンバさん  占魚亭さん  はなさかしろうさん
  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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