推理将棋第196回解答(3)
[2026年4月25日最終更新]
推理将棋第196回出題の196-3解答、第195回出題の当選者(桝彰介さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第196回出題 推理将棋第196回解答(1) (2) (3)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
本作は、不詰条件での公開⇒作意の変更なしでの問題文の差し替え⇒余詰修正⇒余詰再修正⇒作意の記述間違いに気付いたのでその間違っている作意を導き出せるように条件の解釈の註釈を追加し、出題予定だった作意は幻となり最終的には複数解がある不完全作となりました。
結果稿を書いていて最後の最後にはなさかしろうさんからの解答を見て、幻の作意自体も余詰作だったことが判明しました。
あらゆる間違いをおかしてしまった問題作になりました。粗検、大変申し訳ありませんでした。
この結果稿は、本来出題するはずだった幻の作意についての解説になります。
196-3 上級 Pontamon 作 右と左の詰みが計4つ 19手
「棋譜に右や左が付くのはどんな場合か知ってるかい?」
「着手地点へ動ける同種の駒が着手地点に対して左右の筋に分かれている時だろう?」
「その同種の駒配置の段も関係してくるんだよ。左右の筋のほかに上下に分かれた段だと左・右ではなく上・引で区別するんだ。同種の駒が着手地点と同じ段なら左・右だね」
「で、何なの?」
「ごめん、ごめん。19手目に詰める手が4つあって、それら全てが右か左が付く初の不成の手という珍しい形だったんだ」
「へぇ、そうなんだ。でも、それだけじゃ分からないなぁ」
「それでどの手を指したの?」
「打った駒がそのまま19手目に動いたよ」
「その他はどんな進行だったの?」
「2手連続での同じ筋への着手が5回あったうちの1回は駒打ちに駒打ちで応じる手だったよ。あと、自分の歩以外の同種の駒が横並びになる手が2回あって、終局時には隅に大駒が居たから隅の手はあったけど都(55地点)の手は無かったよ」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 19手目に初の不成の手で詰んだ
- 19手目に後手玉を詰める手が4つあり、それら全てが右か左が付く不成の手
- 打った駒がそのまま19手目に動いた
- 2手連続での同じ筋への着手が5回あったうちの1回は駒打ちに駒打ちで応じる手だった
- 自分の歩以外の同種の駒が横並びになる手が2回あった
- 55地点の手は無く、終局時、隅に大駒が居た
出題のことば(担当 Pontamon)
1種の駒で左右の詰み10個の形もあり、複数種の駒なら12個も可能。さて本問の4個の詰みの駒種とその数は?
作者ヒント
2手連続で同じ筋への駒打ちだけの筋あり。3手連続同筋着手を2手連続が2回とカウントしたり2手連続着手としてカウントできません(Pontamon)
※出題稿の作意の記載が間違っていたので、3手連続同筋着手を2手連続着手としてカウント可能として、複数解がある不完全作になりました。
締め切り前ヒント
同じ筋の2手連続着手は3筋が2回で、4筋の2回では後手の手は2回とも玉です。2筋の駒打ちで先手は桂を打ちます。
修正等
・当初の出題条件では不詰だったため問題文を差し替えました。出題ページの取り消し線付きの黒字の会話と条件が元の公開原稿です。
・余詰修正:「終局時、隅に大駒が居た」を追加
・余詰再修正:「55地点の手は無い」を追加
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推理将棋196-3 解答 担当 Pontamon 出題時の作意 出題するはずだった幻の作意 |
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棋譜に左右の文字が着く手として良く目にするのは△52金右のような金の着手でしょう。金2枚が同じ段に1間離れている場合、たとえば▲43金と▲63金だと左右が付く着手は▲53金右、▲53金左、▲52金右、▲52金左の4通りがありますが、△51玉を詰ませることができるのは52地点への着手2通りだけです。金2枚では2通りしか無さそうですが、他の駒なら左右が付く手だけでもっと多くの詰まし方があるでしょうか?そこで考えてみたのが参考図の左右対称な駒配置です。この場合、25地点の飛や85地点の飛が動くと空き王手での詰みになり、飛が動ける地点は5地点だけに制限されているので棋譜には必ず右か左が付き、計10通りの詰みになっています。飛の手以外の▲44桂は△41玉、▲43香成や▲42香成は△同玉や△同金、△同銀で取ることができます。また、持ち駒を打つ王手ではどの手も詰みません。▲41銀や▲42金は△同金ですし、▲43銀や▲43金,▲44桂打の王手には△41玉と逃げます。結局、詰む王手は全て右や左が付く飛の手になっていますが本問の条件である左右が付く詰みが4つだけに合わないので、詰む手を減らす必要があります。たとえば、後手の駒配置が△51玉、△41桂、△61桂と△43銀で先手は▲32龍と▲72龍の配置で持ち駒が無い時、52地点は43の銀が利いているので▲42飛右成、▲42飛左成、▲62飛右成、▲62飛左成の4通りの詰みになります。しかし、この駒配置(参考図)を実現するには18手では足りません。1種類の駒2枚で左右が付く手での詰みが4つだけを実現するのは無理なようです。
次は飛ではなく角2枚で左右が付く4つの詰みを考えてみると、△52玉、△41銀、△61銀、△43歩、△63歩の後手の駒配置に対して先手は▲42角と▲62角の2枚だけの配置の場合、▲51角右成、▲51角左成、▲53角右成、▲53角左成の4通りの詰みになりますが、この場合も18手で4通りの詰みがある駒配置を実現できません。(※NAOさんが実現しました)
42地点と62地点の角の代わりに銀の場合はどうでしょう。後手は△52玉の他に△41金、△61金、△43歩、△63歩の配置であれば、▲53銀右不成、▲53銀右成,▲53銀左不成、▲53銀左成の左右が付く4通りの詰みになります。この形であれば駒配置に手数は掛からないかもしれません。例えば指してみると、▲76歩、△54歩、▲44角、△62銀、▲同角不成、△52玉、▲53角不成、△42銀、▲同角不成、△34歩、▲62銀、△66角、▲33角不成、△99角成、▲42銀、△44香のように16手で準備が整い、同筋の2手連続着手も5回あって1回は同筋への駒打ちに駒打ちで応じる手になっていて、終局時に隅に大駒を配置できています。しかし、残念ながら同種の駒が横並びになる手がありません。玉腹の銀ではなく4段目の銀にしてみた手順、▲76歩、△54歩、▲55角、△42銀、▲44角、△62銀、▲同角不成、△52玉、▲53角不成、△34歩、▲64銀、△66角、▲42角不成、△99角成、▲44銀、△45香も16手で準備完了で2手連続同筋着手は6回もあるので減らす必要があるほどです。しかし、玉腹の銀の時と同様に同種の駒が横並びになる手がありません。
成駒を覗けば、左右が付く駒種として残っているのは桂だけですが、桂の場合は指し手としては左右が付く桂不成と桂成がありますが、玉位置との関係で王手になるのは不成か成のどちらか一方なので2通りしかありません。詰みになる左右が付く4つの手を実現するには、複数の駒種を使うかひとつの駒種で3枚以上使えばどうにかなりそうです。複数の駒種としての例は、後手は△51玉だけで先手は▲43角、▲63角の角2枚と▲44桂、▲64桂の2枚の2種の駒配置があります。詰みになる手は、▲52角右成、▲52角左成、▲52桂右成、▲52桂左成の4つです。
また、銀3枚の場合では、後手の駒が△52玉、△43歩、△53歩、△63歩で先手の駒が▲31銀、▲51銀、▲71銀、▲33桂、▲73桂の配置であれば、詰みになる手は▲42銀右成、▲42銀左成、▲62銀右成、▲62銀左成の4つだけになります。これら2つの例だと、後手の駒を複数入手してそれらを打って局面を作る必要があるので手数が足りません。後手の駒を取るにしても最小限にできれば可能性はあるかもしれません。同種の駒が3つ以上で相手の駒を取る手を少なくすると自陣の駒を出陣せざるを得ませんが、少ない手数でおさめるには桂や角の配置地点は自分の初期配置の駒が行ける地点にすれば良さそうです。桂で後手玉に近づいくなら▲25桂、▲45桂、▲65桂、▲85桂あたりでしょう。どの桂も次に3段目で桂成をすることができますし、桂不成であれば吊るし桂の形へ持って行けば良さそうです。▲25桂、▲45桂、▲65桂の3枚の場合、桂成で詰ますのなら33地点か53地点での桂成になるので、その両方の地点での桂成で詰むには後手玉は△42玉のはずです。25や45の桂が33地点で桂成した場合、△52玉と逃げることができないようにするには後手の駒が52地点に居る必要があります。同様に45と65の桂が53地点で桂成して王手する場合には△32玉ができないよう32地点に後手の駒が居る必要があります。32地点も52地点も桂成をする筋なのでこれらの地点を埋める駒は頭が丸い駒である必要があり、残っている1枚の桂と角でこれら2地点を埋めることになります。どちらの地点も筋違いなので、後手が角で埋めるには先手の角を取る必要があるので、手数オーバーになるでしょう。そうなると、桂3枚で詰める形は吊るし桂になります。▲25桂、▲45桂、▲65桂の3枚の場合は後手玉は△41玉です。この形なら先手の桂打ちの手は▲25桂か▲45桂になります。配置の▲65桂は先手の89の桂が跳ねて行くことになるからです。後手玉の前方3地点を抑える駒は先手の2段目の飛か後手玉と同じ筋の3段目へ金銀や成駒を配置することになります。後手の飛を取って2段目へ打つには▲55角、▲82角成、▲2段目への飛を打つ手の3手が必要になりますが、▲33角成からの▲43馬なら2手で準備完了です。先手は左右の桂を5段目まで進める手や▲33角成から▲43馬の手を指しますが後手の桂を取って5段目へ打つ手も指す必要があります。それらの先手の手数に対して後手は41の金と51の玉を入れ替える3手は必須で、あとは協力手になるでしよう。その協力手のひとつは恐らく△33桂でしょう。桂が跳ねていれば▲33角成で桂を取ることができるからです。後手の後の手は条件をクリアするための手になるでしょう。たとえば、駒打ちの手に駒打ちの手で応じるには。先手は5段目への桂打ちがありますが、後手も駒打ちするには駒の入手が必要になります。すぐに気付くのは、終局時に隅に大駒が居たとのことなので、△99角成で香を入手する手が見えます。先手の桂打ちと後手の香打ちが同じ筋になるはずです。41の金と51の玉を入れ替えると61と51に金が並ぶことになりますが、もう一回同種の駒が横並びになる必要があります。自陣の銀を横並びにするには手数が掛かるので、あとは相手の飛を取って自分の飛の横へ打つ手でしょうか。▲99角成で香を取る前に▲88飛、△同角成で飛を取ってから▲99馬で香を取る手順があるかもしれません。その場合は先手の桂打ちと後手の飛打ちが同じ筋であり、且つ後手が飛を打つ地点が飛の隣になっている必要があります。先手が桂を打つ筋は2筋か4筋なので初期配置の後手の飛はそれらの筋の隣の筋へ移動していなければいけません。つまり、後手の飛は1筋、3筋、5筋のいずれかに居て、飛を打つ筋は2筋か4筋になるはずですが、3筋や5筋に後手の飛が居る場合は、桂不成の最終手を△同飛で取られてしまうので左右が付く詰みの手は4つ未満になってしまいます。となると、後手が飛を打つのであれば事前に△12飛が指されていなければいけません。目指す手順の概要が見えて来たので初手から考えてみます。33地点の桂を取る手順の▲76歩、△34歩、▲36歩、△33桂、▲同角成をすると3筋の手が4手連続になる上、5手目に王手を掛けてしまうので、一旦△42金で合駒をしてから△41玉、△52金寄、△51金引と進むと3手で金と玉を入れ替える予定が4手掛かってしまいます。そこで序を考え直して初手から▲36歩、△34歩、▲76歩、△33桂、▲同角成とすれば3筋の連続着手は2手になりますが相変わらず桂取りの手が王手になってしまうので5手目では33の桂を取るのではなく、同じ3筋の手の▲37桂が良さそうです。6手目からは玉と金を入れ替える手を開始します。41の金と51の玉を3手で入れ替える手順は、△52金左、△41玉、△51金引か△52玉、△51金左寄、△41玉か△42玉、△51金左寄、△41玉になります。7手目は▲33角成で桂を取る手か▲45桂か▲25桂の桂を跳ねる手になりそう。6手目が△42玉だと7手目の▲33角成の王手をかわす手が無いので、7手目が▲33角成なら6手目は△52玉か△52金左の手なので、△52玉、▲33角成、△51金左寄と進むか△52金左、▲33角成、△41玉と進むはずです。2手連続同筋着手は出てきませんが、7手目が▲45桂なら6手目に4筋の手を指す△42玉が有力でこの場合8手目は△51金寄なので3連続にはなりません。6手目と7手目が4筋の同筋2手連続になったのでこのまま進めてみると9手目からは▲33角成、△41玉に▲43馬の2手連続4筋着手が出て来て、これで3回目の2手連続同筋着手になりました。2手連続同筋着手はあと2回で、そり内の1回は同筋への駒打ちなので、12手目は△99角成で香を取る手です。▲45桂は指したので先手の桂打ちは▲25桂で決まりです。13手目は▲77桂として▲65桂を予定しています。桂打ちは▲25桂なので最終手は▲33桂右不成が確定しました。しかし、99地点に馬が居る状態では19手目の▲33桂右不成を△同馬とされてしまいます。未達成の条件は2回目の同種の駒の横並びなのですが、先手の残りの手は確定しているので、同種の駒の横並びを実現するのは後手の手です。持ち駒に香がある状態なので、△21香と打てば同種の駒の横並びを実現できますが12手目の▲33桂右不成を△同馬とできてしまう問題点は未解決のままです。終局時に隅に大駒が居るとのことなので香を取った99の馬を放置していたのが原因だと気付けば、対角の隅である11地点へ△11馬で移動させる手順が浮かびます。11地点を空けるための△12香から△11馬とすれば終局時に隅に大駒を置いておけます。11地点の馬の33地点へ利きを遮る目的と2回目の同種の駒の横並びを実現する△22香が一石二鳥の手になります。12手目からをまとめると△99角成、▲77桂、△12香、▲65桂、△11馬、▲25桂、△22香、▲33桂右不成で詰みとなりました。
幻の作意以外の解答していただいた手順
NAOさん
▲36歩、△34歩、▲76歩、△33桂、▲37桂、△42玉、▲45桂、△51金左、▲33角成、△41玉、▲43馬、△55角、
▲77桂、△28角成、▲65桂、△19馬、▲25桂、△21香、▲33桂右不成 まで19手 (余詰)
▲76歩、△52玉、▲33角成、△32銀、▲22馬、△72銀、▲31馬、△同金、▲62角、△16角、▲同歩、△41銀、
▲42角、△51金、▲66歩、△61銀、▲18香、△92香、▲51(53)角右(左)成 まで19手
角はどちらも打った角、解説では手数オーバーになる形だが、51に後手の金を残すことで手数オーバーを回避。
出題文の差し替え前条件に合致。
差し替え条件での余詰
▲36歩、△34歩、▲76歩、△33桂、▲37桂、△45桂、▲同桂、△52金左、▲33角成、△41玉、▲43馬、△88角成、
▲77桂、△51金引、▲65桂、△79馬、▲25桂、△21銀、▲33桂右不成 まで19手
2回目の同種の駒が横並びが銀
▲76歩、△52玉、▲33角成、△51金左、▲43馬、△41玉、▲36歩、△88角成、▲77桂、△79馬、▲65桂、△33桂、
▲37桂、△45桂、▲同桂、△21銀、▲25桂、△14歩、▲33桂右不成 まで19手
後手が△34歩を指さない手順
▲76歩、△52玉、▲33角成、△51金左、▲43馬、△41玉、▲36歩、△99角成、▲77桂、△33桂、▲37桂、△45桂、
▲同桂、△62飛、▲65桂、△21香、▲25桂、△98馬、▲33桂右不成 まで19手
33への馬の利きを外すための△98馬
piyoさん
▲76歩、△32飛、▲33角成、△同桂、▲77桂、△45桂、▲65桂、△37飛成、▲同桂、△99角成、▲92飛、△52金左、▲45桂、△41玉、▲88飛、△51金引、▲25桂、△21香、▲33桂右不成 まで19手
作者ヒント投入前の解答。2~4手目が3手連続の3筋着手なので不正解と思っていたが作意に3手連続同筋着手ががあり、条件の解釈方法を変更したので正解
▲76歩、△52金左、▲33角成、△41玉、▲43馬、△33桂、▲77桂、△45桂、▲65桂、△37桂成、▲同桂、△99角成、▲98飛、△51金引、▲45桂、△21香、▲25桂、△33馬、▲同桂右不成 まで19手
「終局時、隅に大駒あり」の条件追加前の条件に一致している余詰解
RINTAROさん
▲76歩、△34歩、▲36歩、△33桂、▲37桂、△42玉、▲45桂、△51金左、▲33角成、△41玉、▲43馬、△99角成、
▲77桂、△12香、▲65桂、△11馬、▲25桂、△22香、▲33桂右不成
作意と違っているので締め切り前にTETSUさんから転送されてきた解答で、4手連続同筋着手を2手連続同筋着手が2回とカウントしたもの。
全ての手は作意と一致しているのにどこの手順が違っているのかを作意を見比べてみた際に提出していた作意が間違っていることに気付くきっかけとなった解答でした。
はなさかしろうさん
▲36歩、△34歩、▲76歩、△33桂、▲37桂、△52金左、▲33角成、△41玉、▲43馬、△99角成、▲77桂、△62金上、
▲65桂、△51金、▲25桂、△61金引、▲45桂、△44香、▲53桂右不成
締切46分前の解答なのでどうすることも出来ませんでしたが、幻の作意の条件に合致している最終手が非限定になる余詰手順でした。△44香で△33同馬を消しているのがミソ。
幻の作意を限定するには、「55地点の手は無く、終局時、隅に大駒が居た」の条件を「隅の手が2回あって、終局時、隅に大駒が居た」にすれば良さそうです。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
Pontamon(作者)「作図の際、最終手はこの一手しかないと思っていたので、条件設定の際にはどうやって18手の局面を作り出すかに囚われていて、最初は「大駒の不成の手なし」で考えていたのにいつの間にか「不成なし」になっていました。また完成直前の手順では3手目までが3筋の手になっていたのでそれを排除するための条件を考えていて、ようやく見つけて手順が決まりました。しかし、その最終手順は頭の中だけで、出題稿の会話と条件は修正したのに完成ひとつ前の手順を入れ替える作業をしなかったため、誤った作意手順であり、且つ最終手が▲33桂右不成なのに「不成なし」の条件での不詰作を公開してしまいした。
195-1の短評を読んで作り始めた作品なので、僅か1日という短時間だったのが失敗の原因でした。慣れにより作図に対する驕りがあったのだと思います。深く反省しております。」
NAO(双方解)さん「後手の玉形の手順は52玉51金左41玉か52金左41玉51金引の二種類かとみていたが、もう一つの42玉51金左41玉を選べば4筋玉移動に絡めて2回、2手連続同じ筋を稼げる。」
■手順を限定するために要素となっている手をやり繰りしている中で4筋の玉の手2回を2手連続同筋着手に絡めるのが良さそうという発見がありました。
piyoさん(双方解)「99馬の利きをどう潰すか(しかも限定手で)に苦戦しました。」
■99の馬が33地点へ利いているので▲33桂右不成に△同馬で詰まなくなる
RINTAROさん(双方解)「詰め上がり図は見えてる。手の組み合わせのみだが、12香から11馬は気づきにくい。
4手連続3筋だが、2手セットで2回という判断。
初手と3手目は入れ替え可で、それだと4手連続着手もないので、そちらが作意かな。
そうであれば、4手連続着手も認めない条件にした方がいいと思います。
私も最初、入れ替えできることに気づかずに送信してしまったので、4月4日のPontamonさんのコメントを見て、気づいた次第。」
■本来ならば3手連続や4手連続の手は2手連続ではないのですが、初手から3手目までが3筋着手の完成前の手順を作意としていた原稿のままで提出してしまっていたため、作意順を導き出すために条件文の解釈の仕方を変更しました。
ほっとさん「問題文の修正だらけで何が何やら。とりあえずこれで条件は満たしているはず。
同一筋の3連続着手が出て来ないので、不詰云々は不明だが。
それにしても、素材は面白いのに、料理のせいで台無しになってしまったのは残念。」
■解答していただいた手順は出題中にずっと作者の頭の中にあった作意でした。
べべ&ぺぺさん「難しいです。」
■作者も頭がパニックになってボロボロの作品になってしまいました。
飯山修さん「3手目角をとらないと1手足らないと思い右銀を角でとる方針にしたが、隅の大駒99角成を実現させる手順がうまくいかない。今回はギブアップです。」
■隅の大駒の条件は余詰修正で追加されたものなので、余詰手順を探すという解図もありました。
桝彰介さん「銀2枚と桂2枚で詰ます形の目星はつけたものの、解けませんでした。」
■後手の駒配置が△52玉、△41金、△51角、△61金、△43歩、△53歩、△63歩で先手は▲44銀、▲64銀、▲45桂、▲65桂の配置だと詰みは▲53銀右成、▲53銀左成、▲53桂右成、▲53桂左成の4つと言いたいところですが▲53銀右不成、▲53銀左不成でも詰むので計6個ですね。
後手の駒が△51玉だけで左右と上部が空いていて、先手の駒は▲43銀、▲63銀、▲44桂、▲64桂なら▲52銀右成、▲52銀左成、▲52桂右成、▲52桂左成の4つになる形でしょうか。
はなさかしろうさん(余詰解)「面白いテーマですね。桂3枚を5段目に並べるのかな、と思うのですが、最終手が確定できませんでした。局面編集で、左右がつく手で詰み、かつ左右がつかない手では詰まず、生成を別で数えて良い、とすると、30通り(着手地点は10)までは行けましたが、まだ増えるでしょうか?」
■着手地点10箇所で30通りの詰みになる配置ですか!参考図は1種類の駒で10通りの詰みですが、31と71の銀を先手の駒として42と62に配置し、41と61には先手の金を配置して金銀の持ち駒をなしにすれば、53銀成、53銀不成、51銀成、51金の左右で8通りの詰みが追加されて18通りで着手地点は7か所。まだまだ負けてますね。
原岡望さん「条件が多くてヒントだのみ。3桂による詰形と25桂 22香に気づいてようやく解決」
■素直に解いていくと導き出し易い形だと思います。別の形を捻り出す解答者の棋力に脱帽です。
正解:6名
NAOさん piyoさん RINTAROさん ほっとさん
はなさかしろうさん 原岡望さん
(総評)
piyoさん「中間ヒント前に解答するのを一度やってみたかったので、3問目は怪しいですがひとまず解答してみました。」
■196-3の3手連続は2手連続にはならないとコメントさせていただいたのですが、結局はそれも認める条件解釈にする必要が出てきたので正解です。再解答いただいた手順も元条件の余詰解でした。
RINTAROさん「今回は難問揃いでした。」
■初級も結構難しかったようです。
ほっとさん「この時期はやることが多くて解答を出すのがきついです。」
■年度末の3月出題は簡単なものが良さそうですね。覚えていれば来年はきっと...。
べべ&ぺぺさん「ごめんなさい。一問も解けませんでした。」
■いえいえ、コメントをお送りいただけるだけで感謝、感謝です。
飯山修さん「3月29日の詰将棋解答選手権の裏方をやってきましたが岩村四段の独走で面白かったです。
伊藤二冠におもちゃ箱も解いて下さいとお願いすればよかったかも。」
■2026年は未だに無傷の出題回が無くて...。
るかなんさん「今回は全く歯が立ちませんでした…。」
■不調な時もありますって。⇒自分へ言い聞かせている(^^;
桝彰介さん「今回は上級が難しくて解けませんでした。またチャレンジします。」
■出題中の12手のるかなんさん作にチャレンジしてください。捉えどころが無いような条件ですが、最終手の棋譜は判明していますので。
原岡望さん「今月は大苦戦。パラは苦戦の末珍しく6日にできたのに。
10日午前中 2、3は23時に解決。心臓に悪いです。
解決力低下を痛感。
今月はお手柔らかに。」
■担当は196-3の作図失敗による後遺症が心配です。
推理将棋第196回出題全解答者: 10名
NAOさん piyoさん RINTAROさん ほっとさん
べべ&ぺぺさん 飯山修さん るかなんさん 桝彰介さん
はなさかしろうさん 原岡望さん
当選: 桝彰介さん
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コメント
興味深いテーマでした。196-3解図の際、はなさかしろうさんコメントと同じことを考えていました。"王手を掛けると1手詰となり、その全てに右か左の付く"局面について、王手の最大数の答え合わせすると、30通り(着手地点は10)で一致しました。
>> 左右がつく手で詰み、かつ左右がつかない手では詰まず、生成を別で数えて良い、とすると、30通り(着手地点は10)までは行けましたが、まだ増えるでしょうか?
投稿: NAO | 2026.04.26 09:32
NAOさん、はなさかしろうさん
「1手詰の王手の全てに右か左が付く局面の最多王手は30手(10地点)」のテーマで、
・下記条件での最多王手数
・右か左が付く駒種の最多・最少
・王手の地点数の最多・最少
これら3つの組み合わせで様々なテーマが生まれそう。
30通り10地点を探索してみようか....
投稿: Pontamon | 2026.04.26 10:18