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推理将棋第196回解答(2)

[2026年4月23日最終更新]
推理将棋第196回出題の196-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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196-2 中級  けいたん 作  角頭に角まで        10手 

「角頭に角まで10手で詰みか」
「飛の着手があったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 角頭に角まで10手で詰み
  • 飛の着手あり

出題のことば(担当 Pontamon)

 先手の角の角頭への角の手なら取られないだろうが、角の縦並びでの二枚角の可能性も?

作者ヒント

 不成2回(けいたん)

締め切り前ヒント

 詰み上がりの二枚の角はどちらも後手の角です。先手に持ち駒があったとしても合駒をするスペースはありません。


推理将棋196-2 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△34歩、▲77角、△同角不成、▲68金、△同角不成
▲58玉、△78金、▲48飛、△69角 まで10手


(条件)
・角頭に角まで10手で詰み(6手目△68同角不成-10手目△69角)
・飛の着手あり(7手目▲48飛)

Suiri1962

Suiri1962a頭が丸い角の頭へ角の手で詰むとのことで真っ先に浮かぶ形は先手の角頭へ角の手を指す形。初期配置の先手の角は88地点なので87地点への角の手であれば同の手で取ることができる駒は初期配置ではありません。ただし、△87角が68地点の玉への王手なら▲同玉で取られてしまうので、△87角を支える駒が必要になります。この方針で指してみたのが参考図の手順になります。角頭への角の手となると筋違いになるので角を取る必要があり、取られた先手も角を取り戻して打たなければ角頭にはならないため、互いに角を取って打つことで4手が必要でした。また、△87角を支えるための駒として金を取って△86金と打っているのでそこでも2手が必要になり、詰ましてみると手数オーバーの12手でした。

参考図:▲76歩、△34歩、▲78金、△88角成、▲69玉、△78馬、▲同玉、△86金、▲88角、△98角、▲68飛、△87角不成 まで12手

どうやら、相手の角頭への角の手では手数が足り無さそうです。となると、後手は先手の角を取って、自分の角頭へ角の手を指して詰ます二枚角の形で決まりのようです。それなら▲76歩、△34歩、▲何か、△88角不成で角を取って、△89角で詰ますのが自然な推理になります。角頭の角なので先手玉は離れた位置に居て、合い利かずの形になるとすれば、玉位置の有力候補は▲67玉です。しかし、その形だと▲76歩、△34歩、▲68玉、△88角不成、▲66歩、△98角、▲67玉、△14歩、▲68銀、△15歩、▲58飛、△16歩、▲59金左、△89角不成のように後手は3手も待ち手を指して、詰み形になるまでの先手の着手を待つ必要があり、大幅に手数オーバーとなる14手も掛かってしまいます。先手角の角頭への角の手では駒取りと駒打ちに手数が掛かるので後手の二枚角の形した方が手数が掛かってしまっては本末転倒です。何か推理に抜けがあったようです。参考図では3枚の駒取りと3枚の駒打ちが原因で手数オーバー。二枚角の形では後手は駒取りは1回で駒打ちも1回なので、4手少なくなっているのに後手の手待ち3手が必要になっていました。これらふたつの手順の中間なら良さそうです。ということで考え直したのは、後手は角と金を取って2回駒打ちをするだけにすると、先手は駒取りをしなくて済むので参考図の手順より2手少なくて済むはずです。後手が金を取るのは、二枚角で縦に並んだ両方の角を支えるのに適しているからです。何はともあれ、角が動けるようにするために初手からは▲76歩、△34歩の2手は確定でしょう。後手は金を取らなければいけませんが、初期配置の金の位置は筋違い地点なので角筋へ移動する必要があります。一番速いのは左金を動かす▲68金です。後手は角頭へ指すための角も取る必要があるので、将来の▲68金を後手角で取ることを前提にして、先手の角を後手に差し出す手となる▲77角が3手目です。続けて△同角不成、▲68金、△同角不成と進みます。この時点で後手の角は68地点に居て王手を掛けているので玉の逃げ場所が重要になります。69地点は後手が最終手で角の手を指す地点ですし△48玉逃げると最終手が王手にならないので7手目は▲58玉と逃げます。金が動いて69地点が空いているので後手は最終手で直接△69角と打つひとができるので8手目は68と69の角二枚を支えるための金打ちの手の△78金で9手目は玉の退路を塞ぐための▲48飛に△69角で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「2枚の角に紐を付けるのは難しいと思いこんでいたが、金の手があった。」

■△88角不成から△79角不成で取り易い銀では銀腹が弱点になりますね。

piyoさん「角は離して打つという先入観が邪魔をして、くっつけて打つ筋がなかなか思い浮かばなかったです。」

■初級の歩頭の角打ちが離れすぎていたので今度は▲67玉に△89角くらいが良さそうに見えます。

RINTAROさん「最初89角迄を考えたが、支え駒に金が必要なことに気づき、68金以下が一瞬で見えました。」

■詰みに関係してくる位置で金を取らせて手数を減らせました。

ほっとさん「3~5手目が見えずに諦めかけた。」

■金を取らせる位置がキーポイントでした。

べべ&ぺぺさん「手の付けどころがわかりません。詰みあがりの形も見えません。」

■自分の角の角頭へ角だと二枚角の形になります。本問では玉と角が接触している珍しい形でした。

飯山修さん「67王を89角で詰まそうとしていたが直前ヒントで角と玉がくっついていると言われ愕然。
両角に紐が必要と判ると金入手は必然となりとってみたらあっさり解決。
前例がないのが不思議。」

■48地点が銀の場合も含めて、過去作にこの詰み上がりは無いようです。掘り出し物ですね。

桝彰介さん「2枚角を1手で支える金の入手で解決。」

■金の取り方が肝でした。

はなさかしろうさん「最終手89角などを考えてしまって相当悩んでしまいました。手段はいろいろありそうなのに案外詰ましにくかった角頭の角、この条件で限定できるのは驚きでした。」

■非限定なのは48地点を埋める駒が飛なのか銀なのかだけの傑作でした。

原岡望さん「3手目の角、なぜか77だけ思いつけず苦悶。」

■66で角を捨てる▲76歩、△34歩、▲66角、△同角、▲68金、△57角不成、▲58玉、△68角不成、▲48飛、△78金、▲18香、△69角だと手数オーバーの12手。55、44、33でだと▲76歩、△34歩、▲55角、△同角、▲68金、△98角、▲77金、△同角不成、▲69玉、△87角不成、▲78銀、△88金、▲58飛、△78角不成の14手ですね。


正解:8

  NAOさん  piyoさん  RINTAROさん  ほっとさん
  飯山修さん  桝彰介さん  はなさかしろうさん  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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