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推理将棋第197回解答(1)

[2026年5月23日最終更新]
推理将棋第197回出題の197-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第197回出題  推理将棋第197回解答(1) (2) (3)
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推理将棋第197回解説  担当 Pontamon

推理将棋第197回は11名の解答者から解答をいただきました。いつも解答ありがとうございます。


197-1 初級  けいたん 作  銀頭と銀尻          9手 

「9手で詰みか」
「不成はないね」
「先手に6筋の着手が2回あったな」
「銀頭と銀尻の着手があったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 9手で詰み
  • 不成なし
  • 先手に6筋の着手2回
  • 銀頭と銀尻の着手あり

出題のことば(担当 Pontamon)

 同じ銀の頭と尻への手なのか、別々の銀の頭と尻への手なのでしょうか?

作者ヒント

 飛の手あり(けいたん)

締め切り前ヒント

 銀頭の手は2手目、銀尻の手は6手目と7手目の2回。


推理将棋197-1 解答

▲76歩、△32飛、▲66角、△72銀、▲93角、△71金
同馬、△42銀、▲62金 まで9手

(条件)
・9手で詰み
・不成なし(5手目▲93角成)
・先手に6筋の着手2回(3手目▲66角、9手目▲62金)
・銀頭と銀尻の着手あり(銀頭:2手目△32飛、銀尻:4手目△72銀-6手目△71金/7手目▲同馬)

Suiri1971

Suiri1971a銀尻への手を指すには銀を上へ動かさなければ銀尻に空間を作ることができません。初期配置の銀の位置は角筋になっているので銀が真っ直ぐ上に上がれば、31地点や71地点へ角を移動すれば銀尻の手になります。6筋の着手条件があるので、△72銀に▲71角不成として△61玉を頭金の▲62金で仕留める形が思い浮かびます。この方針で指してみたのが参考図の手順です。銀頭の手は31の銀頭へ唯一指すことができる△32金が8手目を埋めるのに丁度よいタイミングになっていました。これで解けたと思ったのですが、条件を確認してみると6筋の着手条件は先手が着手でしたし、不成なしの条件もクリアできていませんでした。

参考図:▲76歩、△72銀、▲44角、△71金、▲53角不成、△61玉、▲71角不成、△32金、▲62金 まで9手

後手の銀が真っ直ぐ上がれば、銀が初期配置で居た地点が銀尻になり、しかもそこは角筋なので先手の角で銀尻の手を指すことが出来るのでその手筋を採用するのは正しいように思われます。不成なしの条件なので銀尻への角の手は角成でなければいけないですが、馬になったことにより隣の金を取ることができます。銀頭の手は後手玉が馬から逃げて行って銀頭の手を指す方針で指してみると、▲96歩、△54歩、▲97角、△32銀、▲31角成、△62玉、▲41馬、△72玉、▲64金、△14歩、▲63金のように先手が6筋の手を2回指して後手玉を詰ますことはできるのですが、手数オーバーの11手になってしまいます。逆パターンの▲76歩、▲44角から▲71角成、▲61馬だと先手は6筋の着手を1回しか出来ず、手数を縮めることもできません。しかし、よくよく考えると、先手が6筋の着手をしつつ銀尻地点の71を目指す経路がありました。▲76歩、▲66角、▲93角成、▲71馬です。9手詰での先手の着手は5回なのでこの4手を掛けて71地点へ行けても残り着手は1手だけなので、その手で詰める必要があります。しかもその手は6筋の着手である必要があります。71地点に居る馬が6筋へ動いても馬単騎での詰みはないので、71地点へ行くまでに最終手での6筋への駒打ちで詰むような駒を入手する必要があります。5手目は▲93角成なので、2手目が△94歩で4手目が△93桂や△93香なら香か桂を取ることはできますが、この手順だと82の飛が邪魔で7手目に▲71馬を指せません。6手目が飛を移動する手なら▲71馬を指せますが△72銀を指していないので銀尻の手にはなりません。参考図の手順のように△72銀、△71金で71地点に金がある状態で▲71馬を指す必要がありそうです。その為には82地点の飛が邪魔なので2手目は飛移動の手が良さそうです。初手から▲76歩、△飛移動の手、▲66角、△72銀、▲93角成、△71金、▲同馬と進みます。後手玉は居玉のままなので最終手の9手目は▲62金の金打ちになりますが、2手目で移動した飛が62地点へ利いていると△同飛があるし、▲62金に△42玉と逃げる手もまだ排除されていません。玉が4筋へ逃げれないように4筋に壁ができている必要がありますが、2手目が△42飛では▲62金を△同飛とされてしまうので42地点を埋める駒は△42銀のはずです。銀頭への着手条件が残っていますが、2手目に△32飛と銀頭へ飛が移動していれば8手目に△42銀を指して4筋に壁を作り9手目の▲62金で詰ませることができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

中村丈志さん「6筋の手と言われなければ、6六角が思いつかなかったかも。」

■単に6筋着手2回だと、▲76歩、△34歩、▲22角成、△92香、▲52角、△62銀、▲61角不成、△32金、▲52金 という手順があるので「先手」が指定されています。(不成なしになっているので余詰ではありませんが)
先手の序だと、▲66歩、▲66角、▲68銀、▲68飛など66地点か68地点に目が行くことになり解き易くなっていたはずです。

RINTAROさん「先手6筋2回の条件が厳しいので、66角から93角成の筋を追ったら、あっさり詰みました。」

■後手陣の6筋への先手着手が9手目か7手目なら、序で指せて有効そうなのは▲66角ですね。

NAOさん「2手目の銀頭と6,7手目の銀尻。6筋2回の縛りが利いて解決。」

■先手の6筋2回の条件が効いています。

原岡望さん「銀尻2回から取る手を思い付き解決」

■銀尻条件があると1回だと思い込み易いので2回あると意表を突かれます。

はなさかしろうさん「6筋2回で先手の角馬のルートがなんとなく見えてきます。」

■▲66角から▲93角成のルートが見えたら簡単。

るかなんさん「先手の銀の周りでぺたぺたやっていました。後手玉詰ますなら後手陣に入るべきだった。」

■攻める側が自陣の手(無駄手?)を指していては間に合わなくなりますね。1桁手数の場合は特に。

ほっとさん「暗算に手頃。」

■詰将棋が不得意な担当も、9手ならどうにか暗算ができるようになりました。

飯山修さん「先手が6筋2回の9手過去問を検索するとパラ442と502が出てくるがこれらには銀頭と銀尻両方はない。しかし502は工夫すれば銀頭が実現すると判明。」

■担当が記録しているエクセル表では、パラ442では6筋着手1回、502では0回。担当の記録間違いかなぁ。
mixi502番の2手目△42飛を銀頭の△32飛として8手目に△42飛にして別の詰み形にすることはできましたが、mixi502番にはそもそも6筋着手がないので検索に引っ掛かって来ません。狐につままれた感じです。

桝彰介さん「締切日の夜にお風呂入ってる時に閃きました。盤面を大きく使うんですね。」

■推理将棋の解図に限らず、行き詰った時には視点を変えるとかリラックスするための入浴が効果がありそう。


正解:11

  中村丈志さん  RINTAROさん  NAOさん  piyoさん
  原岡望さん  はなさかしろうさん  るかなんさん  ほっとさん
  飯山修さん  桝彰介さん  テイエムガンバさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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