推理将棋第200回解答(2)
[2026年8月23日最終更新]
推理将棋第200回出題の200-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。
関連情報: 推理将棋第200回出題 推理将棋第200回解答(1) (2) (3)
推理将棋(おもちゃ箱) 推理将棋(隣の将棋) どんな将棋だったの? - 推理将棋入門
200-2 中級 けいたん 作 86銀 10手
「10手で詰みか」
「玉に接する王手はないな」
「9段目の着手はないね」
「86銀の着手があったな」
さて、どんな手順だったのでしょうか。
(条件)
- 10手で詰み
- 玉に接する王手なし
- 9段目の着手なし
- 86銀の着手あり
出題のことば(担当 Pontamon)
担当は、玉に接しない馬単騎の王手を思い浮かべたのですが86銀の手は難しいようです。
作者ヒント
不成なし(けいたん)
締め切り前ヒント
79の銀が3手掛けて86へ移動しますが最後の▲86銀は待ちの無駄手です。
推理将棋200-2 解答 担当 Pontamon ▲76歩、△34歩、▲77桂、△同角成、▲68銀、△67馬、 |
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玉に接しない王手と言えば、飛、角、香などの飛び道具による遠距離からの王手でしょう。それらの中で何と言っても使い易いのは早くに入手できる角を使った二枚角の形が思い浮かびます。参考図の手順は、二枚角で先手玉を詰めた手順で、2回の王手は2枚の角それぞれでの遠距離王手になっています。後手に手が余ったので△35歩の手待ちをしていますが、86銀を後手が打つには銀の入手が必要ですが余り手は1手だけなので無理です。かと言って、79地点の先手の銀が86地点まで行くには最低でも3手が必要ですが先手には手の余裕はありません。
参考図:▲76歩、△34歩、▲77角、△同角不成、▲58玉、△65角、▲66歩、△35歩、▲48金、△76角 まで10手
飛での遠距離王手はどうでしょう。思い付くのは、はてるま手筋での一間龍の形です。先手の銀が86地点へ行き易いように68地点の玉の退路は後手が抑えるのが良いかと考えた手順は、▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲58金右、△37飛不成、▲78銀、△79角、▲77銀、△14歩、▲86銀、△39飛成 なのですが手数オーバーの12手になっていますし、禁じられている9段目の着手が2回もあるので駄目です。9段目以外で香を取って、5筋の中段へ香を打って詰める形では△59角の配置が必要になるので指すことができません。
万事休すかと思ったのですが、玉に接しないで王手が出来る駒がもう一つありました。そう、桂です。桂で詰めるなら吊るし桂の形ですが、後手の自陣の桂を跳ねて行くと△57桂不成で詰めることになりそうなのですが、それで先手玉が詰まされには玉は49地点か69地点でなければいけないので、9段目着手が禁じられている本問では、居玉の状態で詰まされる必要があります。玉の退路になる8段目は飛の横利きで抑えるか、57地点に金銀成駒を配置して、先手玉の前方3地点を抑えることになります。桂と飛を取ってそれぞれの駒を打つには手数が足らないので、後手は桂を入手して、57地点へ金銀成駒の類を配置して47か67地点へ桂を打つことになります。金や銀を取って打つのは飛を取って打つのと同様に手数が足りないので、正解は57地点へ馬を配置することになります。初手から、▲76歩、△34歩、▲77桂、△同角成で桂を入手します。この手が王手になっているので先手き5手目に▲68銀の移動合いをします。後手は77地点の馬を57地点へ持って行くタスクがあるので6手目は△67馬です。7手目は86地点の銀の手の条件を満たすべく68地点の銀は86地点を目指して7手目を▲77銀とします。続けて8手目は△57馬で9手目が▲86銀です。馬が77地点から57地点へ移動する際に67地点の歩を取り払っているので、最終手の10手目に△67桂を打つことができて、これで詰みとなります。
それではみなさんの短評をどうぞ。
(短評)
NAOさん「銀をすり抜けて吊るし桂」
■移動合いの▲68銀が居ると吊るし桂の邪魔なので▲79銀で戻っても良いのですが、▲77銀へ行くと66銀か86銀で限定されますね。
さつきさん「86銀で3手消費するので解きやすかったです。」
■最終手が記載漏れでしたが、今後の解答継続を期待して採点を甘くしました(笑)
飯山修さん「86銀が先手というヒントで王が動くヒマがないことから一気に解決」
■8段目玉なら角の遠距離王手に金銀での合いができないので、8段目玉の詰み形を追いそうですね。
RINTAROさん「玉に接する王手なしで、詰め上がりが浮かびました。」
■担当は、馬単騎という間違った詰み上がりを想像しました。
はなさかしろうさん「86銀は先手の待ち手が本命。後手で試みると76歩、34歩、58玉、88角成、66歩、79馬、67玉、86銀、58金左、78角までなど、他の条件が満たせませんね。」
■△78角が玉に接する王手なので、△98角、▲77桂、△89角不成とすると手数オーバーですね。
原岡望さん「86銀→88銀 にすると紛れが増えるのでは。余詰発生でしょうか。」
■作意では88には先手角が居るので88銀を指せませんので、他の条件をそのままで「88銀があった」にすると、
▲76歩、△34歩、▲48飛、△88角不成、▲77桂、△25角、▲58玉、△77角不成、▲88銀、△46桂
や
▲76歩、△34歩、▲58飛、△88角成、▲48銀、△89馬、▲66歩、△78馬、▲88銀、△67桂
の手順があるので非限定になります。
桝彰介さん「5七に成駒を作って吊るし桂までの詰め上がりはすぐに想定できたが、馬が横滑りしていくのはなかなか見えませんでした。」
■駒の特徴を生かせずにひとマスずつの横移動が2回なので気付き難かったかもしれません。
ほっとさん「「9段目の着手なし」がどのような余詰を消しているのかわからず。」
■9段目の着手を許すと、▲78飛、△34歩、▲58金右、△77角成、▲68銀、△78馬、▲77銀、△38飛、▲86銀、△39飛成 が余詰になります。
占魚亭さん「「接する王手なし」の条件から絞って解きました。」
■吊るし桂の場合でも、9段目着手が禁じられているので玉と金の入れ替えはできないので居玉のままで詰ます形になります。
正解:10名
NAOさん さつきさん 飯山修さん piyoさん
RINTAROさん はなさかしろうさん 原岡望さん
桝彰介さん ほっとさん 占魚亭さん
(当選者は全題の解答発表後に発表)
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