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推理将棋第200回解答(3)

[2026年8月30日最終更新]
推理将棋第200回出題の200-3の解答、第199回出題の当選者(飯山修さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第200回出題  推理将棋第200回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


200-3 上級  一乗谷酔象 作 選択肢は200通り2      12手 

「12手目の選択肢が200通りもあって迷ったけど詰みの手を発見して詰ませて勝ったよ」
「棋譜を見せて・・・あーなるほど。12手目は2手目と同じ駒種か。さらに、直前の手と同じ筋の手で応じたのが4回。端の手に対し端の手で応じた手もある。成る手は1回だね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 12手で詰んだ
  • 12手目に着手可能な手が200通り
  • 12手目は2手目と同じ駒種
  • 直前の手と同じ筋の手で応じたのが4回
  • 端「香」の手に対し端の手で応じた ※
  • 成る手は1回

※余詰修正した条件文


出題のことば(担当 Pontamon)

 本作はWFP200号(解説はWFP203号)の続編とのことでタイトルの最後が2になっています。

作者ヒント

 12手目の局面、後手持駒は歩以外の4枚(一乗谷酔象)

締め切り前ヒント

 12手目の局面での後手の持ち駒は香、桂、金、角で、金を打って先手玉を詰めます。



推理将棋200-3 解答 担当 Pontamon

76歩、△72、▲33角不成、△角、▲18香、△99角
88銀、△89馬、▲78金、△馬、▲48銀、△68  まで12手 


(条件)
・12手で詰んだ
・12手目に着手可能な手が200通り
・12手目は2手目と同じ駒種(2手目△72金、12手目△68金)
・直前の手と同じ筋の手で応じたのが4回(初手▲76歩-2手目△72金:3手目▲33角不成-4手目△同角:7手目▲88銀-8手目△89馬:9手目▲78金-10手目△同馬)
・端「香」の手に対し端の手で応じた(5手目▲18香、6手目△99角成)
・成る手は1回(6手目△99角成)

Suiri2003

Suiri2003a着手可能な合法手は初手や2手目は30手となっているので12手目までに合法手を増やす必要があります、持ち駒が多くて空きマスが増えれば合法手の数は多くなります。また、相手陣内で不成の駒があれば、不成で動くことも成で動くことも可能なので合法手は増えます。合法手の数の条件の他に本問では「直前の手と同じ筋の手で応じたのが4回」の厄介そうな条件があります。単純に考えれば4組の8手が必要になり、12手中の8手に制限があると何かと不便になるので、この条件をクリアしつつ手数を少なくする方法を考えてみると、それは同じ筋の連続着手が良いと分かります。もし5手連続で同じ筋の着手であれば、連続着手の2手目以降の5手目までの4手はそれぞれ直前の手と同じ筋への着手になるからです。この方針で指してみたのが参考図の手順です。参考図は参考手順での11手目を指し終わり、12手目を指す局面図にです。同じ筋の3連続着手が2回あり、この6手で「直前の手と同じ筋の手で応じたのが4回」の条件をクリアしています。持ち駒は後手が歩、香、飛、角の4枚で先手は歩1枚なので先後合わせて5枚。つまり初期配置の盤上40枚の駒から5枚減っているので空きマスは初期配置の41箇所から46箇所に増えています。後手が歩を打てる地点は後手の歩が切れている3筋の6地点だけなので、46×3+6=144手が駒打ちの手で、後手陣の盤上の駒移動が26手、99地点の角は角成と角不成で14手、38地点の龍は先手の駒を取る手も含めて16手を指せます。これらの手を足してみると丁度200なので解けたと思っていたのですが、後手の持ち駒の香を49地点へ打つ△49香は反則のため打てず、結果、合法手の数は199通りしかありませんでした。

参考手順:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲16歩、△99角不成、▲58金右、△37飛成、▲38飛、△同龍、▲68金寄、△49飛 まで12手

後手が歩を持ち駒にすると12手目の合法手が200に届かないようなので、後手は歩以外の駒を4枚取り、盤上の9段目の空きマスを増やす方針で指してみた手順は、▲76歩、△72金、▲33角不成、△同角、▲18香、△99角成、▲88銀、△同馬、▲78金、△同馬、▲48銀、△68金 です。初手と2手目は同じ筋の手で、他の同じ筋の手は全て同の手にしたので、持ち駒を増やす目的と同じ筋の手を指すことを両立させています。しかし、12手目の合法手の数を数えてみると、持ち駒の角、金、銀の3枚を盤上の46箇所の空きマスへ打つ手が138通り、香を打つ手は9段目の空きマス5箇所を覗いた41箇所で、盤上の駒の着手は32通りなので合計は211通りです。歩以外の持ち駒4枚では合法手の数がオーバーしてしまいました。歩を持ち駒にすると合法手を増やすのに苦労し、歩を持ち駒にしないと空きマスへの駒打ちが増えて合法手が増えすぎるため少なくするのに苦労しそうです。
角、金、銀、香の4枚の持ち駒では合法手の数が11通りオーバーしました。先手陣の後手駒は馬1枚で合法手が8通りだけです。成と不成の手を指せる他の駒を先手陣へ入れるのはいけません。後手陣内の駒の合法手を減らしたいと思っても大幅減少は期待できません。歩を持ち駒にすると減り過ぎるし、香をもう1枚取っても減る合法手は9段目の空きマスの分の5減しかありません。もうお分かりのように、後手は桂を持ち駒にすれば合法手の大量減を期待できそうです。桂が持ち駒だと8段目と9段目の空きマスへ打つことができないからです。桂を取ると言っても▲77桂、△同角不成の2手を挟む余裕は無いので、△99角成から△89馬で桂を取ることになりそうです。先ほどの手順の7手目の▲88銀を△同馬とするのではなく△89馬とすれば、同じ筋の連続着手のままで桂を入手できます。9段目の空きは5箇所でしたが、桂が居なくなると6箇所に増え、8段目には▲88銀が残るので空きマスは一つ減って5箇所になり、銀を打つ場合だと46地点が可能でしたが桂だと計11通りの合法手が削ります。初手から▲76歩、△72金、▲33角不成、△同角、▲18香、△99角成、▲88銀と進み8手目は△89馬で桂を取ります。9手目以降は先ほどと同じ手順の▲78金、△同馬、▲48銀、△68金で詰みとなりました。

【余詰について】
飯山さんとほっとさんから余詰手順の解答がありました。粗検、大変申し訳ありません。
▲76歩、△72金、▲33角不成、△同角、▲18飛、△99角成、
▲88銀、△89馬、▲79金、△同馬、▲48銀、△68金 まで12手
余詰手順は、5手目▲18飛の代りに▲16歩も成立。
なお、▲5手目98飛や▲96歩とする手順は『直前の手と同じ筋の手で応じたのが"5回"」となり条件未達です。

作者コメント
5手目▲18香~10手目△78同馬で9段目の空所を6か所に増やして、香の打場所を40か所まで減らす作意手順がうまく見えて、余詰手順は完全に見落としていました。粗検討お詫びいたします。
一乗谷酔象

【余詰修正について】
作者へ連絡して、余詰修正をしていただきました。
・端の手に対し端の手で応じた
の条件を
・ 端「香」の手に対し端の手で応じた
に変更して余詰修正とさせていただきます。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「2手目飛の紛れにはだまされないように。」

■最終手が39飛成、49飛、69飛など色々あるので2手目の△72飛を一度は考えた人も多かったはず。

飯山修さん(余詰解)「4枚の持駒が明かされ2手目金で後手の手はほぼ確定。詰み形も判ったが200に合わせる調整はやや面倒。多分この形であっているだろうと見切り送信します。18飛でも98飛でも数字が変わらないのが不思議。」

■18飛でも98飛でも成立していたのは余詰だったからでした。粗検、申し訳ありませんでした。
余詰検討の際、5手目▲98飛は幾通りか検討していたのですが、最終手が△57銀の形や△39飛成の形、または、▲16歩、△99角成、▲98飛、△同馬で飛を取って△69飛までの手順などを検討していて、余詰手順には考えが及びませんでした。(98飛は同筋連続着手条件をクリアでないので余詰ではありませんでした。16歩は余詰)

piyoさん「3問目は締め切り前ヒント頼みでした。ヒントなしで解ける人はすごいなぁと思います」

■この手の問題は詰み上がりを考えてからの逆算が良いのかも。

RINTAROさん「条件が神。200通りを数えるのに苦慮。18香で200通りのはず。」

■後手の香打ちの1手を減らす▲18香でした。

はなさかしろうさん「4種取ると200を越えるので減らす調整……数え間違えていない良いのですが、さて。」

■歩以外の4種の駒を取ると少なくとも盤上の空きマスは45箇所。先手も駒を取っていると更に増えて、それに掛ける4だと200通りを軽くオーバーしてしまいます。減らす工夫が必要でした。

原岡望さん「ヒント頼みです。よく200を見つけたものです。
表計算ソフトの世話になりました。
玉 飛 馬 角 金    銀 桂   香    歩 合計
 4  1 8 46 46 4 4  36 1 40 2 8  200」

■担当は後手陣を見て、1,2,3,4,....と地道に数えました。

桝彰介さん「分かりませんでした。手が広くて難しかったです。」

■同じ筋の連続着手が4回の条件は詰み上がりを考えた後での辻褄合わせが良いかと。

ほっとさん(余詰解)「5手目何を指すか、78馬型と79馬型のどちらを選ぶか、で着手可能な数が微妙に変わる。
記念作品とは言え、検証が面倒で苦手。」

■すみません、出題中の第二弾は3題とも足し算の検証が必須です。


正解:8

  NAOさん  さつきさん  飯山修さん  piyoさん
  RINTAROさん  はなさかしろうさん  原岡望さん
  ほっとさん


(総評)

NAOさん「フェアリー全国大会に参加。大盛況でした。
懇親会では推理将棋の話題もありましたが、参加者から次のような声が聞こえました。
・発表場所にかかわらず、作者が限られている。そもそも作者が少ないし、増えていない。
・解答者数が少ない。難問があると解答を送らない人も少なくないのでは。
・パラもおもちゃ箱も、担当が長期に渡る。後継は大丈夫か。
推理将棋そのものの普及を進めていくことが一番の課題かなと感じました。」

■今年の全国大会は神戸から近いのでどうしようか検討しつつ、会場への行き方を調べていたら、フェアリー全国大会が今日だったんだと気付きました。すっかり忘れていました。
フェアリー全国大会に来る人ならきっと推理将棋にも興味を持ってくれそうな気がします。普及はその辺りからかな。

さつきさん「フェアリー全国大会で作者直々にこの条件の解き方を教わったので挑戦。中間ヒントで後手駒台に歩がないと聞いて99角成の筋メインで読み始めました。端の手に対し反対の端の手で応じるのが意外でした。」

■作者に会われたのですね。以前、全国大会でお見掛けした際には「酔象」の文字が大きくプリントされたTシャツ姿でしたので一目で分かりました。

飯山修さん「初開催のフェアリー全国大会に参加しました。ほとんどの方がパラかWFPの作者・解答者でしたが本コーナー関係ではNAOさんとるかなんさんと私だけでした。
来年も開催されるようですが全国大会が仙台なので関西方面の方からは遠くなりますね」

■今年はうっかりしていて行けなかったので、来年の開催地をネットで探したのですが分かりませんでした。仙台なのですね。神戸空港⇔仙台空港は一日二便あるけど、懇親会に出ると日帰りは無理そう...。1泊して翌日は牛タン定食のランチか?(詰将棋全国大会も出ると2泊確定)

RINTAROさん「8月7日に解図。締め切り前ヒントがあるので、短時間で解けました。」

■ヒント投入前に解図の時間が取れれば良いのですが、いろいろと予定もあるでしょうから、締め切りが近ければヒントを活用してください。

原岡望さん「今月は10日16時の解答です。
パラはぎりぎりの2題解答でした。
虱潰ししているつもりなのに解けないのは残念です。
どうぞお手柔らかに。」

■200回記念特集は第三弾の9月出題までは少し難し目かもしれません。

桝彰介さん「200回おめでとうございます。これからも長く推理将棋が続きますように。」

■いつも解答を送付していただき、ありがとうございます。推理将棋は解答者が居るからこそ成り立っています。

るかなんさん「今月はなんとか1問だけ回答。」

■解答、ありがとうございます。1問だけでも結構です。

ほっとさん「200-3で最終手の入力ミスにより誤答になり凹んでいます。
余詰指摘もしているのに正解者に名前が無いのはつらい。」

■先月の誤答扱いは少し厳しかったかも。誤答がかなり効いているようで今回の総評は199-3の書き間違いですね。

占魚亭さん「今回も2問解答。全部解けるかと思ったのだけど時間が足りず……。」

■解けた分だけでも全然問題ありません。


推理将棋第200回出題全解答者: 14名

  NAOさん  さつきさん  飯山修さん  piyoさん
  RINTAROさん  中村丈志さん  はまちさん
  はなさかしろうさん  原岡望さん  Miyaさん
  桝彰介さん  るかなんさん  ほっとさん  占魚亭さん

当選: 飯山修さん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください

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