カテゴリー「推理将棋」の記事

推理将棋第125回出題(3月10日まで)

[2020年2月14日最終更新] 125-2 注釈追加

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第125回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2020年3月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第125回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第125回出題  担当 Pontamon

年賀推理は手数が長かったですが、今月は通常問題に戻ります。
123回の結果稿以降に作品投稿があり、4月を以っての休載の危機は回避できそうです。
出題作の難易度はヒントで調整することになるかもしれません。

初級は担当からの9手詰です。3の倍数でアホになるのではなく駒が成ります。
中級の11手詰はけいたんさんからで2012年6月の56-2以来の登場。詰み場所はどこ?
上級はミニベロさんからの12手詰。最終手が8マス移動の3題目になります。


■本出題


■締め切り前ヒント (3月3日頃 Pontamon)


125-1 初級  Pontamon 作  3の倍数の駒成  9手

「9手で詰んだ対局は、3の倍数の手番は異なる段での駒成だった」
「聞いた聞いた。銀の着手は無かったらしいね」
(条件)
  • 9手で詰んだ
  • 3手目、6手目、9手目は異なる段での駒成
  • 銀の着手は無かった

125-2 中級 けいたん 作  初手と最終手だけ違う駒 11手

「さっきの将棋11手で詰んだんだって」
「先手は初手と最終手以外同じ駒しか動かしていないな」
「後手は2手目以外同じ駒しか動かしていないね」
「後手は5筋の手を2回、6筋の手を3回指したな」
「とどめは歩頭の金打ちだったね」

(条件)

  • 11手で詰み
  • 先手は初手と最終手以外同じ駒しか動かしていない 
  • 後手は2手目以外同じ駒しか動かしていない 
  • 後手は5筋の手を2回、6筋の手を3回指した
  • とどめは歩頭の金打ちだった

  ※駒成後は別の駒とします。 (2月14日 Pontamon)


125-3 上級 ミニベロ 作   長い話  12手

「長い話をしよう。3手目に4筋の手、12手目に8マス移動して終わりじゃ」
「ええっ、もう終わりなの」
「そう、成る手もない。どうじゃ、長い話じゃろう」
「行こっ!」

(条件)

  • 12手目の8マス移動する手で詰み。
  • 3手目は4筋
  • 成る手なし

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第123回解答(3)

[2020年1月30日最終更新]
推理将棋第123回出題の123-3の解答、第123回出題の当選者(のくせにさん)を発表します。

推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第123回出題  推理将棋第123回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


123-3 上級 上谷直希 作  ワン、ツー、スリー 12手

「12手目の小駒の手で詰みですね」
「後手の着手は1筋に1回、2筋に2回、3筋に3回。きれいな配分です。不成が複数回登場するトリッキーな対局と感じましたがいかがでしょうか」
「6手目の角の手が強烈でした。その角は後の手順で不動でしたが、だからこそ光る1手とも言えるかもしれませんね」

(条件) 

  • 12手目の小駒の手で詰み
  • 後手の手は1筋に1回、2筋に2回、3筋に3回
  • 6手目に着手した角は後の手順で動かなかった
  • 不成の手が複数回あった

出題のことば(担当 Pontamon)

 後手着手は1~3筋だけなのに詰みに関与する6手目の角着手をするには?

締め切り前ヒント

 後手は桂を跳ねて行き、とどめは両王手です。

【余詰修正】
会話
「12手で詰みですね」⇒ 「12手目の小駒の手で詰みですね」
条件
・12手で詰み ⇒ 12手目の小駒の手で詰み


推理将棋123-3 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△32飛、▲33角不成、△桂、▲48玉、△18角
▲38玉、△25桂、▲48銀、△37桂不成、▲39玉、△29桂成 まで12手

(条件)
・12手目の小駒の手で詰み(12手目△29桂成)
・後手の手は1筋に1回、2筋に2回、3筋に3回(6手目△18角、8手目△25桂、12手目△29桂成、2手目△32飛、4手目△33同桂、10手目△37桂不成)
・6手目に着手した角は後の手順で動かなかった(6手目△18角)
・不成の手が複数回あった(3手目▲33角不成、10手目△37桂不成)

Suiri1233

6手目に角の着手を指定されていますが、後手の全着手の筋は限定されているので△14歩や△12香からの1筋の角着手はできません。3筋なら3回の着手ができるので、△34歩からの△33角や△32銀からの△31角などができます。これらの角着手は最短で4手目に可能ですので、6手目にさらに角を動かして、詰みに都合の良い地点への移動ができるかもしれません。詰みに効果がありそうなのは、△33角から△15角でしょうか。

Suiri1233a後手の着手だけで6手目に角の着手をする手順を考えましたが他の手順としては、3手目に先手が▲22角不成か▲33角不成をした角を4手目に取って、6手目に好きな地点へ打つ手順があります。

4手目に先手角を取るにしても、1~3筋での着手数が限定されているので効率が良いのは、▲76歩、△何か、▲33角不成の時に、△同角とするか△同桂とするか、4手目に33へ移動できるように2手目に32銀、32金、32飛、32玉としておいて▲33角不成を同で取る手があります。端歩や△25金などで先手玉を詰める形があるので先手玉は中段へ進出させてみます。参考1図は、初手から、▲76歩、△32金、▲33角不成、△同金、▲48玉、△12角、▲46歩、△34金、▲47玉、△24歩、▲36玉、△25金 までの12手を指した局面です。6手目の△12角によって、45地点の玉の退路は抑えていますが、47の退路は空いたままです。もし、6手目に△16角としておいて同手順で進んで、最終手を△25角にすると47地点の退路を抑えることはできますが26地点が玉の退路として空いているので失敗です。(6手目に打った角を動かしてしまうし)

攻めを考えると有力な2手目は△32飛でしょうか。3手目に▲33角不成で飛先の歩を取ってもらうと先手陣まで飛の利きが直射します。4手目に取った角は好きな地点へ打ちますが、その後の着手は禁じられています。ここで注意しなければいけないのは、6手目の着手した角はそれ以降で動かすことはできませんが、別の角の着手が禁じられている訳ではありません。そんなミスディレクションには引っ掛からないぞという手順が参考2図になります。

Suiri1233b参考2図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲58飛、△28角、▲16歩、△15角、▲17桂、△24歩、▲48玉、△37角上成 まで12手

参考2図では先手玉が見事に詰んでいて、4手目に△33同角とした角はその後△15角から△37角上成と2回の移動をしています。なので、6手目に△28角の代わりに△15角を指してしまうと最終手で△37角成とできないので注意が必要です。無事、解図できたと思ったのですが、「不成の手が複数回あった」の条件を満たしていませんでした。先手の▲37銀が間に合っていれば最終手は△37角上不成でも詰むので「不成の手が複数回あった」の条件を満たすことができたのですが僅かに届いていませんでした。

4手目△33同飛の後、不成回数条件を満たす△37飛不成からの△39飛成のはてるま手筋では3筋の着手回数をオーバーするので失敗です。そうなると4手目は△33同桂でしょうか。6手目の角打ちする地点はちょっと置いておいて、桂が33に居座っていては飛を使えないので跳ねるのですが条件から8手目は△25桂しかありません。これで37地点へは25の桂と32の飛が利いているのでこの地点の着手で玉を詰めるのなら、4手目からの手順は△33同桂、▲48玉、△xx角、▲38玉、△25桂です。37地点の先手の守りの桂があるのでそっぽの▲17桂と移動させるために9手目から▲16歩、△何か、▲17桂、△37飛成/37桂成 で詰めるなら玉の退路として空いた29地点をカバーする必要があります。そこで6手目は△18角です。

これで詰んでいるのですが、参考2図と同様に「不成の手が複数回あった」の条件を満たしていません。そこで6手目は△18角で8手目の△25桂の局面まで戻ってみます。盤面をみていると後手は残り2手で△37桂不成から△29桂成の空き王手が見えますが、先手は歩を持っているので合駒可能です。しかし、△29桂成が両王手なら合駒される心配はありません。先手は△29桂成が王手になるように玉を39へ持っていきます。すなわち、9手目から▲48銀、△37桂不成、▲39玉、△29桂成の12手目の両王手で詰みとなります。

余詰手順は有名な手筋のオンパレードでした。粗検、申し訳ありませんでした。

両王手△28飛不成
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲26歩、△15角、▲36歩、△同飛、▲48玉、△26飛、▲何か、△28飛不成

両王手△29飛不成
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲58金右、△16角、▲48銀、△37飛不成、▲49玉、△27飛不成、▲18飛、△29飛不成

48銀をピンして△29飛不成
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲68飛、△15角、▲58金右、△37飛不成、▲48銀、△27飛不成、▲36歩、△29飛不成

二枚角
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲68金、△15角、▲58玉、△37飛不成、▲32歩、△27飛不成、▲46歩、△25角

玉頭への△27飛成
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲18飛、△16角、▲48玉、△24歩、▲38玉、△37飛不成、▲28玉、△27飛成

玉頭への△37飛成
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同桂、▲16歩、△26角、▲17桂、△25桂、▲48玉、△17桂不成、▲38玉、△37飛成

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

上谷(作者)「拙作が余詰とのことで大変申し訳なく思います。」

■粗検、申し訳ありませんでした。

RINTARO(双方解)「予想通り、作意は桂を使う手順でした。最終手小駒ってことで、かなり手が限定されますね。」

■元の条件や会話の変更内容が一番少ない修正でしたが、限定がかなりきつくなったようです。

NAO(双方解)「38玉を引く手と9段目への桂成を使った両王手の詰形が斬新。」

■新担当への修正作の再投稿だったのですが、『原案にあった条件「後手は角を取った直後の手番で角を打った」を変更したことが裏目に出ました。』とのコメントがNAOさんからありました。元作品を見ていませんが、4手目同角ではなく同飛でも直後の手番で角を打てるので条件修正されたのかな?

ほっと(双方解)「(余詰解)5手目が58飛~98飛でもOK、また18飛の場合は5~9手目が手順前後成立なので余詰でしょうか。
(作意解)詰上りが見えず、直前ヒント待ちになってしまった。なるほど両王手か。」

■飛角での両王手が主流ですが、飛と小駒での両王手だと詰み形が浮かんで来ないかもしれません。

ミニベロ(双方解)「ヒント待ちでやっと解けた。効率の悪い玉の動きは、推理将棋では通常使わない順。全く見えなかった。」

■解答4人目にして4つ目の余詰手順でした。大駒と小駒のコンビの両王手作を作られていても他の作者に出されると見え難かったですか。

リーグ戦ファン「桂の連続跳躍問題(私は大好き!)には珍しく守備側の囲いに手順前後の余地がない綺麗な筋なので、こっちは手順が先に完成されていて、後から123狙いの条件付けに当てはめたのだと想像します。」

■詰み形や手順に趣きがある作品の場合、条件付けに一苦労することが多いです。本作ではピッタリのワン、ツー、スリーを見つけたのだと思います。

斧間徳子「今月はこれが一番早く解けました。桂の4段活用は爽快です!」

■難易度設定は間違っていないと思うので相性と閃き具合の違いでしょうか。

のくせに(双方解)「小駒の手で詰みが大きなヒントで、桂馬が出ていく以外ないと推定。15角の空き王手をまず考えましたが、33で取った歩の処置に困り、両王手を発見。」

■32の飛だけの空き王手だと歩の合いができてしまいます。打ったら動かない角がいい仕事をします。

諏訪冬葉(双方解)「(余詰解)11手目の選択肢が16通り・5手目と7手目の手順前後・9手目と11手目の手順前後で70通り以上の解があります。
(作意解)桂馬をはねて両王手
△14角+△25桂→△37桂成:ならずの回数が足りない
△24飛+△25桂→△37桂生:圧倒的に手数が足りない
と思ってたらもう一回跳ねるのか」

■悩んだ末の解後感は爽快だったことでしょう。

小山邦明「手順1の方だと1筋の手が複数あったり、37飛不成との手順前後が成立。手順2の本命手順は、見事な桂の4段活用ですばらしい。」

■解答いただいた手順1の△26角と△27飛成での空き王手では▲37歩の合いが利くので条件を満たしていませんでしたが、手順2は作意順での正解でした。

たくぼん「これは両王手というヒントがなければかなりの難解作でしょう。当初角と桂の両王手を考えましたが手数が足りませんでした。」

■角との連携だと桂成を支える駒の手配が大変そうですね。

緑衾「手順と条件は面白かったのですが、余詰修正がヒントになってしまったのが残念です。」

■小駒の着手で詰みとなると駒種は絞られるうえに筋の着手回数の制限があるので解図し易くなりました。

飯山修「桂の両王手という事で14角25桂47玉を考えたが56の脱出口を止められず」

■△37桂成を支える駒の手配だけじゃなくて、脱出口を塞ぐ手も必要なので手数が足りないのですね。

山下誠(双方解)「6手目の角を角の移動と考えて悩み、次にどこに置くかで更に悩みました。最終ヒントの両王手がなければ、1八角を思いつきませんでした。」

■結果論ですが、余詰解の中にも両王手の手順があるので条件として両王手は使えません。

S.Kimura(双方解)「桂馬を使うことは気付いていましたが,玉を39に動かすのは無理と勘違いしていたので苦労しました.私にしては珍しく,28で飛車か角が成る余詰解の方が早く見つかりました.」

■▲18飛とか▲58飛で飛が退いて、▲28銀で場所を空けてからの▲39玉が普通の動きなので、本作での△39玉までの手順は浮かび難いでしょう

変寝夢「7六歩、3二飛、3三角生、同飛、で1五角と打って3七飛生から両王手、と思ったら最終手小駒だった。7六歩、3二飛、3三角生、同桂からもう一回桂を動かすことを念頭に考えたが詰まない。残念。」

■あと2回桂を動かせば詰みがありました。

DJカートン「確かに△1八角は「強烈」だ。両王手というヒントがなかったら△1八角なんて手は全く思い浮かばなかった(そして10分後に投げた)でしょう。」

■普通は攻め駒として使う角を一手しか使えないのでどうやって攻めるのかと思いきや、大駒を贅沢に成桂の支えにする形でした。

占魚亭「桂跳ねて両王手で詰みなのは予想できるが、この条件での組み立て方が全く浮かばない。」

■角と桂での両王手を検討されたのでしょうか。

原岡望(余詰解)「余詰の方ですが」

■締切日にして6つ目の余詰解でした。△17桂不成で29地点をカバー。

はなさかしろう(双方解)「後手の桂跳ねは本命でしたが、先手の39玉のしゃがみ直しがなかなか見えませんでした。」

■初形の右銀位置への玉移動が想定する経路と違い、48からなら一手で行ける39地点を38経由で移動する手順は見え難いです。


正解:19名

  RINTAROさん  NAOさん  ほっとさん  ミニベロさん
  リーグ戦ファンさん  斧間徳子さん  のくせにさん  諏訪冬葉さん
  小山邦明さん  たくぼんさん  緑衾さん  飯山修さん
  山下誠さん  S.Kimuraさん  変寝夢さん  DJカートンさん
  津久井康雄さん  原岡望さん  はなさかしろうさん


総評

RINTARO「3問ともあっさり解けたけど、すっきりしない。」

■初級の条件の解釈とか上級の余詰手順とかで解後感を得られなかったですね。

NAO「123特集。大駒で組んだ1, 香が止めの2, 桂が主役の3, いずれも楽しめました。」

■偶然開催できた123特集でした。もうこの後は特集ができるような在庫状況ではなく、4月の127回くらいの出題が最後で休載になる恐れが...。新作とか条件変更したリメイク作品の投稿をお待ちしています。

ほっと「推理将棋第123回の解答です。123-3が余詰っぽいので早目に解答を出します。」

■余詰み指摘、ありがとうございました。そして初級の条件の解釈でご迷惑を掛けました。

斧間徳子「今月は難し目でした。初級の24歩、中級の14歩、上級の18角のように効果がすぐにわからない手があると難し目になりますね。123に因んだ特集を組めるというのは凄いと思いました。」

■作品の在庫状況から言えば特集を組めたのは奇跡に近かったです。7月にはオリンピック特集を開きたいのですが作品が集まるかどうか。元日の「たくぼんの解図日記」によるとWFPでは早々と2月号で「オリンピックに因んだフェアリー作品(推理将棋含む)」が開催される予定のようです。こちらへの投稿作が残るかどうかがカギ。

諏訪冬葉「「角二枚で退路を塞いで香車」「桂馬の4段跳ね」どちらもノーヒントでは無理です。」

■「詰み上がりが特殊なものは作品になる=解図が難しい」ですね。

たくぼん「三が日に解くにはちょうど良い難易度でした。余詰は(基本作者の責任でしょうから)致し方ない部分もあると思います。余詰を恐れず楽しめる作品を今年もよろしくお願いします。」

■その作者責任の余詰作を「ちょっと早い2020年年賀詰作品展」へ投稿し、しかも二度の余詰修正とは、トホホ。

緑衾「1、2、3を絡めてきれいにまとめた問題ばかりでした。こういう条件からの逆算での作題ってどうやるのでしょうか。」

■この手の条件では逆算での作図ではなく、設定した条件で詰めることができる詰み形を探索することが多いでしょう。

飯山修「前回122-3の66を発見した時はうれしかった。直前ヒントで66が提示されているとこの感動を味わえなかった事になる。私案だがヒントは初級は出題の最初から甘目で客寄せし、上級は最後まで辛目というのが良いのでは」

■ヒント投入の参考にさせていただきます。甘目のヒントでないと10分で解図を投げられても困るので、どうしたら良いものか。(笑)

S.Kimura「明けましておめでとうございます.本年もよろしくお願いいたします.今回は123-3の作意解がヒント待ちでしたが,直球ヒントだったので,助かりました.」

■上級のヒントはもう少し辛目でも良かったかな?

変寝夢「自作ソフトは透かし詰不可(協力系の詰み判定を行っているため)のため、透かし詰OKならば厳しいことになってしまいます・・・・。」

■形は透かし詰(王手している駒と玉の間が空いている)ですが推理将棋では無駄合いができるので自作ソフトの判定でOKだと思います。素人考えだと透かし詰判定を入れるの方がプログラミングが面倒な気がします。

DJカートン「起床後(出勤前)に考えたら3問合わせて20分未満で解けた。推理将棋も午前中に考えた方がいいのかも知れません(←意味はブログをお読みください)。」

■2019/12/29のブログを拝見しました。そう言われれば私も通勤の行きの電車の中で解けることが多いです。

津久井康雄「今回は解けたように思いますので応募します。よろしくどうぞ。中級と上級は追加ヒント無しでは手も足も出ませんでした。」

■123回は全問正解でした。解けなくても感想を送っていただくと作者の励みになりますのでよろしくお願いします。

神在月生「不覚にも酔ってしまい、最終日の馬鹿力は発揮できず、今回は一問のみ(泣)」

■年末年始での飲酒に身体が慣れて、アルコールの吸収能力が上がってしまったとか...。(笑)


推理将棋第123回出題全解答者: 21名

  RINTAROさん  NAOさん  ほっとさん  ミニベロさん
  リーグ戦ファンさん  斧間徳子さん  のくせにさん  諏訪冬葉さん
  小山邦明さん  たくぼんさん  緑衾さん  飯山修さん
  山下誠さん  S.Kimuraさん  変寝夢さん  DJカートンさん
  津久井康雄さん  占魚亭さん  神在月生さん  原岡望さん
  はなさかしろうさん

当選: のくせにさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第123回解答(1)

[2020年1月24日最終更新]
推理将棋第123回出題の123-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第123回出題  推理将棋第123回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第123回解説  担当 Pontamon

2019年最後の123回は21名から解答をいただきました。解答、ありがとうございます。

123-1では大駒の着手の解釈が分かり難かったようです。申し訳ありません。
余詰があった123-3では約半数の解答者から作意順と余詰の双方の解答をいただきました。


123-1 初級  Pontamon 作  123と言えば    9手

「1,2,3と言えば『1,2,3,ダー』以外に何が思い浮かぶ?」
「2桁にして12、23、31の一巡。1,2,3の3つの数字を足しても掛けても6、123は3で割り切れて商は41」
「いろいろ出たね。今日の9手で詰んだ対局は、3つの大駒による着手がそれぞれ1回、2回、3回で、12、23、31の3地点への着手は異なる大駒の種類だったんだ」
「最初は2種類しかない大駒だから、少なくともひとつは駒成したってことか」

(条件) 

  • 9手で詰み
  • 3つの大駒による着手がそれぞれ1回、2回、3回
  • 12地点、23地点、31地点へ着手した大駒は異なる駒種

出題のことば(担当 Pontamon)

 情報満載なのでサラッと解いてしまいましょう。

締め切り前ヒント

 6筋への大駒着手や41地点への大駒の最終手もあります。

追加ヒント

 異なる大駒の駒種は、角、飛、馬。3つの大駒は初形22の角、82の飛、88の角です。3種の大駒着手回数が1回、2回、3回ではありません。


推理将棋123-1 解答

▲76歩、△34歩、▲22角成、△24歩、▲31馬、△12飛
23角、△62飛、▲41馬 まで9手


(条件)
・9手で詰み
・3つの大駒による着手がそれぞれ1回、2回、3回(初形22の角は7手目▲23角の1回、初形82の飛は6手目△12飛と8手目△62飛の2回、初形88の角は3手目▲22角成と5手目▲31馬と9手目▲41馬の3回)
・12地点、23地点、31地点へ着手した大駒は異なる駒種(6手目△12飛、7手目▲23角、5手目▲31馬)

Suiri1231_20200124204801

Suiri1231a玉は物理的に大きく作られている駒ですが大駒でも小駒でもありません。大駒は角と飛の2つのはずなのに3地点へ着手があった大駒は別の駒種とのこと。大駒が成った馬や龍と合わせれば大駒は4種類あります。手数から考えると先手だけでは実現できないので後手の大駒着手もあるはずです。

参考1図までの手順、▲76歩 △34歩 ▲22角不成△同銀▲14角 △32飛 までの6手目の局面では、先手は次の手番で▲23角成を目指し、後手は△12角と△31飛で指定された3箇所への大駒着手はできますが、棋譜では▲23角成は角の着手なので△12角の角着手と同じ種類の大駒着手となり条件をクリアできません。参考1図が6手目までの局面ですから、後手が△12角と△31飛の2手を指すと9手をオーバーしてしまいます。

 

Suiri1231b3地点の大駒着手で別々の駒種にするには、指定された地点へ着手する前に駒成をしておかなければいけません。参考2図は9手詰では一番多い3手目までの手順の▲76歩、△34歩、▲22角成の後、先手は▲23馬で後手飛車が12地点へ行けるようにし、後手の4手目で先手が▲31角成の角着手ができるように△54歩と付いて▲53角ができるようにしたもので、4手目以降、△54歩、▲23馬、△12飛、▲53角 と指し、31の馬と41の馬で詰むように玉の退路を封鎖する協力手△62飛のあとに▲31角成とした局面ですが、この時点で既に9手を指しているため、▲41馬を指せません。もし手数が足りていたところで、▲22角成、▲23馬、▲41馬上にしても▲53角、▲31角成、▲41馬寄にしても大駒の着手回数の条件をクリアできません。

詰み形は妥当なものなので何か手順を工夫すれば解けそうな気がします。▲22角成のあと後手飛のために道をあけることを考えましたが、次の手番は後手の4手目なので△24歩で先手が角を打てる場所を空けます。先手は▲23馬ではなく▲31馬と指します。2段目が空いたので後手は△12飛のあと△62飛で玉の退路を封鎖します。そして、初形88の角は▲22角成、▲31馬と2回の着手をしているので最終手を▲41馬とすれば3回目の着手完了です。

なお、3つの大駒の着手回数の条件と駒種条件とが分かり難くく、補足コメントが遅かったこともあり、最終手▲41角成の解答も正解とさせていただきました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「上谷さんからの投稿があった時、タイトルが似ていたのと修正という文字が見えたのでいただいていた作品の修正だと思いました。実は先にいただいていた中級の渡辺作は「いち、に、さん」、上級の上谷作は「ワン、ツー、スリー」のタイトルでした。これなら123回で特集ができるいうことで、123に因んだ初級問題を作りました。
3種の大駒の着手が1回、2回、3回だと解釈した方も居たようです。成ってもひとつの駒の着手になることを補足したつもりの「少なくともひとつは駒成した」が余計だったのかも。」

RINTARO「3つの大駒による着手の条件が曖昧で、これで合ってるのか不安。」

■作意順での解答でした。

NAO「3つの大駒:初期配置の82飛(2回)、88角(3回)、取られた22角(1回)。12地点:飛、23地点:角、31地点:馬で割り切れていますか。なるほど。」

■作家目線だと「ひとつの駒の着手」が生・成の継続可に慣れていて「3つの駒」の勘違いは無かったようです。

ほっと「条件を満たしているかどうかの検証が意外と面倒、と思ったら誤解していた。
3つの大駒=飛・角・馬 と解釈すると、最終手は41角成が正しいようだ。
3つの大駒=初形の88角・初形の22角・初形の82飛と解釈すると、最終手は41馬だが。」

■担当(作者)は気付いていませんでしたがRINTAROさんからも条件が曖昧とのコメントがあったように解釈に差が出る表現だったようです。「ひとつの駒」の条件だと、生での着手と成ってからの着手での連続が許されるので、作図の際には物理的な「駒」と「駒種」の使い分けをしていますが解図者にとっては分かり難い表現ですね。3地点への3種の着手と大駒の駒種の着手回数条件を一緒にして「3種の大駒の着手はそれぞれ1回、2回、3回で、12、23、31地点への着手はこれら異なる駒種」がスッキリしたのかもしれません。

ミニベロ「40-1の8コマ移動の順ですが、まるで別物。やはり推理将棋は条件。」

■推理将棋では条件が違えば別作品。本問では解釈間違いをするような分かり難い条件だったようです。

リーグ戦ファン「123÷3=41の手がトドメになるのだろうなぁと予想したらやっぱり(^^/ (攻5手+受3手)に無駄手12飛。 これで手順前後も防いでいるわけですね。」

■ヒント投入のための伏線でしたがバレてましたか。

斧間徳子「4手目24歩の発見が難しく、とても「サラッと解いてしまいましょう」という作品ではないです。しかしよくこんな123条件の短編が作れるなぁと感心させられます。」

■情報満載だと、逆に指定が多くてやり難い場合もありますね。後手24歩の協力手は最後まで隠しておいた本問の肝。

のくせに「久しぶりに初級感が味わえました。」

■出題中の年賀推理では手数と難易度が逆転していますが、1桁手数は初・中級が多いはずです。

諏訪冬葉「△12飛は早い段階で浮かんだけど、まさかそれを再度動かすのは予想外でした。(2回動かす条件を考えれば自明なのに・・・)補足ヒントを見るまで見事に誤解していました。」

■▲12角の後▲23角成では同じ駒種の着手になるので、12着手は予想通り△12飛で決まりです。

小山邦明「3つの異なる駒種という条件で馬、飛、角となり、3手目の角成がうまく限定できていると思いました。」

■生・成の非限定がある手順だと作者も条件付けに苦労します。「〇手目は駒成」の条件は避けたいところ。「3の倍数の手番は駒成」のような感じだとまだましかな。(奇数番とか偶数番は無理だから)

たくぼん「これは考えやすい作品。ヒントなしでも楽しめました」

■まず飛車を12へ持って行くには2段目の通路をあける必要があるので手なりで解いていけます。

緑衾「1、2、3だけの条件できれいにまとまるものなんですね。あと、31角成では31に馬を着手したことにならないのでしょうか。」

■たまたま、詰将棋パラダイスの1月号に記載されていましたが、駒成の着手は成る前の生の駒種の着手になります。(棋譜に記載される駒種の着手です)

飯山修「12の大駒はさすがに飛」

■22角成した馬で▲12馬として、他の地点の大駒着手ができても詰みにはつながりませんね。

山下誠「問題の意味を理解するまでの時間が考える時間より長くなりました。」

■初級は問題の意味の理解も解図も短時間でなければいけませんね。

S.Kimura「着手回数を条件に揃えるのに混乱していました.」

■棋譜に記載されている文字で数える手順の方が間違いがなくて良かったのかも。

変寝夢「『着手した大駒は異なる駒種』のヒントが少しわかりにくかった。移動する前の駒種と解釈したが。」

■「異なる駒種の大駒の手を指した」の方が分かり易いですね。着手した駒種は移動する前の駒種になります。つまり棋譜に記載される駒種です。

DJカートン「「6筋への着手」というヒントがなかったら△2四歩~▲2三角(~▲4一馬で詰める)という手順は思い浮かばなかった(そして10分後に投げた)でしょう。」

■1筋側から攻める際の62地点の退路封鎖はよく現れてきます。

津久井康雄「珍しく追加ヒント無しで解けた(と思います)。」

■はい、作意順での解答でした。

占魚亭「角の着手回数を確認するのに少しまごつきました。」

■条件文はひとつでも、複数の着手指定がされていると条件クリアのチェックが面倒になる場合があります。

神在月生「24歩が空白を作る好手。最初は、会話に出てくる6と41は何なんだと思った(笑)」

■6と41は、ヒントまたは解図できたときに気付いてもらうための伏線でした。

原岡望「ヒントに助けられたが24歩に気付かず苦戦」

■先手の手数が足りなくなったら後手の協力手を考える必要があります。

はなさかしろう「派手な条件で、意外に簡単。締めは商の41で。こういう問題いいですね。」

■木片としても駒の着手回数の条件はお得意でしょうから、解図は簡単だったのでしょう。


正解:21名

  RINTAROさん  NAOさん  ほっとさん  ミニベロさん
  リーグ戦ファンさん  斧間徳子さん  のくせにさん  諏訪冬葉さん
  小山邦明さん  たくぼんさん  緑衾さん  飯山修さん
  山下誠さん  S.Kimuraさん  変寝夢さん  DJカートンさん
  津久井康雄さん  占魚亭さん  神在月生さん  原岡望さん
  はなさかしろうさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第124回出題(2月10日まで)

[2020年2月4日最終更新] 千日手について補足

千日手について補足

初手から48玉、52玉、59玉、51玉、58玉、52玉、59玉、51玉、68玉、52玉、59玉 の後の12手目の51玉は現在のルールでは同一局面が4回目なので千日手になります。
旧ルールは、「同じ手順が3回」なので、この手順では千日手にはならず、もし先手が58玉と59玉を繰り返していたら4手一組の手順が12手目で3回になるので旧ルールでも千日手です。
124-1は現在の千日手ルールで解いてください。

   (2月4日 Pontamon)

124-2余詰修正
124-2に余詰がありました。粗検深くお詫び申し上げます。次のように修正いたします。

会話へ"僕は歩で角を取ったけど、"を追加して
「僕は歩で角を取ったけど、23へ不成した歩で22の角を取っていれば違った展開だったと思うよ」

条件へ"後手は歩で角を取り、先手は"を追加して
・後手は歩で角を取り、先手は23へ不成した歩で22の角を取らなかった

なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

   (1月13日 Pontamon)


将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第124回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2020年2月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第124回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第124回出題  担当 Pontamon

2020年、明けましておめでとうございます。本年も推理将棋をよろしくお願いいたします。
124回は恒例の年賀推理特集をお届けします。
年賀推理作品の投稿は1作でしたので担当から2題を出題させていただきます。

初級は緑衾さんからの31手。年初の問題を軽く解いて勢いをつけましょう。
中級は担当からの20手ですが、19手は2筋の着手なので指せる手は限られます。
上級は11手と手数は短いですが難易度は一番難しいと判断して上級としました。


■本出題


■締め切り前ヒント (2月2日 Pontamon)

124-1初級:2手目は△42玉。右銀が移動して行って42地点を埋めますが千日手に気をつけて。
124-2中級:詰み上がりは8,9段の二枚飛車。▲23歩不成時点では後手角は無く、△22角は18手目の手待ち着手。
124-3上級:金銀同は4手目から開始。持ち駒を10手目に打って、16地点からの角の王手に合い無しにします。


124-1 初級  緑衾 作     銀世界        31手

「一面に雪が積もってきれいだね。あれを見ながら指し初めをしようか。
 私は先手で令和2年に因んで最初の3手を2筋に指すよ。
 その後は敵玉を詰ませる手以外はひたすら左銀を動かすことにするよ」
「じゃあ、後手の僕は元旦に因んで右銀を11手連続で動かすよ。
 また、4手目を6二銀にして、歩と金の手は指さないことにするよ」
「予定通り進んで私が詰ませて勝ったね。
 手数を数えてみると31手なのか。よし平成31年を惜しんでいることにしよう」
(条件)
  • 31手目で先手が詰ませた
  • 先手は最初の3手を2筋に指し、その後敵玉を詰ませる手以外は左銀を移動させた
  • 後手は右銀を11手連続で移動させた
  • 後手は4手目を6二銀として歩と金の手がなかった

124-2 中級  Pontamon 作   2020と言えば     20手

「明けましておめでとう」
「おめでとう。今年は2020年、20と20と言えば?」
「そりゃ、20枚対20枚の駒で戦う将棋だよ」
「今年は令和2年だから、2筋の着手だけで指し初めと行くか!」
「では、お願いします」
「互いに駒成りすることもなく、この20手目で詰んだな」
「参りました。ルールを忘れて2筋以外の手を1手指してしまってごめん」
僕は歩で角を取ったけど、23へ不成した歩で22の角を取っていれば違った展開だったと思うよ」

(条件)

  • 駒成なく20手で詰んだ
  • 先手の1手以外は全て2筋着手
  • 後手は歩で角を取り、先手は23へ不成した歩で22の角を取らなかった

124-3 上級  Pontamon 作   2020年の指し初め   11手

「明けましておめでとう」
「おめでとう。早速,指し初めするか」
「じゃ、お願いします。2020年はどんな年になるかね」
「東京オリンピックでは日本選手に金銀銅のメダルを沢山取って欲しいね」
「おっと、駒成はなかったけど、この11手目で詰みだ」
「君は1月1日らしく11手とか1筋への大駒の連続着手があって、僕は金銀同の順で3連続着手したね」

(条件)

  • 駒成なく11手で詰み
  • 後手は金、銀、同の順の着手を連続で指した
  • 先手は1筋への大駒の連続着手

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第122回解答(3)

[2019年12月27日最終更新]
推理将棋第122回出題の122-3の解答、第121回出題の当選者(ほっとさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第122回出題  推理将棋第122回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


122-3は余詰の修正と会話の誤解釈回避のための修正が出題後に行われました。
粗検、申し訳ありませんでした。

今年は休載中の推理将棋の担当を買って出て、8月の119回の個展は問題なかったもののその後の4ヶ月の出題全てで余詰を出してしまい担当失格です。
2020年は気持ちを改めて精進していきたいと思いますので今後も推理将棋とのお付き合いをよろしくお願いします。
それでは、良いお年をお迎えください。


122-3 上級  緑衾 作     三度目は駒打ち  12手

(10手目まで進んだ後)
「ほほう、すでに後手は自分が不成で駒取りをしたマスで再び成りで駒取りをしているんだ」
「先手の方はすでに大駒の手とその直後の手を同じ筋に指しているね」

(さらに手が進んだ後)
「12手目に自分が2回駒取りをしたマスへ今度は駒を打ったよ。後手はよっぽどそのマスが好きなんだな。」
「その駒打ちが初王手でなんと詰んでいるね」

(条件) 

  • 10手目の時点で後手は自分が不成で駒取りをしたマスで再び成りで駒取りをしていた
  • 10手目の時点で先手は大駒の手とその直後の手を同じ筋に指していた
  • 後手は12手目の自分が2回駒取りをしたマスへ駒を打つ初王手で詰ませた

出題のことば(担当 Pontamon)

 同じ地点への着手で駒取り2回と駒打ちを実現できるのは?

追加ヒント

 後手は2つの地点の行き来で4回駒取りして、最後に取った駒を打ちます。

余詰修正

 会話と条件での先手の「大駒の手」を「飛車の手」に修正

会話修正

 「12手目に自分が2回駒取りをしたマスへ今度は駒を打ったよ。後手はよっぽどそのマスが好きなんだな。」(2つの文の順序を入れ替えました)
 「その駒打ちが初王手でなんと詰んでいるね」(「駒打ちが」を挿入しました)


推理将棋122-3 解答 担当 Pontamon

68飛、△34歩、▲66歩、△同角、▲58玉、△77角不成
▲66飛、△同角不成、▲77桂、△同角成、▲48銀、△66桂 まで12手


(条件)
・10手目の時点で後手は自分が不成で駒取りをしたマスで再び成りで駒取りをしていた(6手目△77角不成、10手目△77同角成)
・10手目の時点で先手は大駒の手とその直後の手を同じ筋に指していた(初手▲68飛、3手目▲66歩)
・後手は12手目の自分が2回駒取りをしたマスへ駒を打つ初王手で詰ませた(4手目△66同角、8手目△66同角不成、12手目△66桂)

Suiri1223

後手は、同じ地点で2回駒を取って、3回目のその地点への着手は駒打ちで先手玉を詰めるというミッションです。

同じ地点で駒を連続で取って、一方は不成でもう一方は成の着手をするなら、角道にある77地点が思い浮かびます。参考1図は後手の7筋の歩を突き進めて来て、先手は▲77角と上がった(次の手番で同じ筋の着手をしないといけないので先に角が動きます)ところです。この後、△77同角不成、▲同桂、△同歩成とすれば、わずか3手で77地点での駒取り2回でしかも不成と成を実現できます。その後、△67とと寄ってから△77桂と打って吊るし桂のできあがりです。

しかし、この参考1図までの手順は、▲76歩、△34歩、▲58玉、△74歩、▲59金左、△75歩、▲69玉、△76歩、▲77角までの9手を指した局面でした。その後の3手で2回の駒取りを不成し成で実現できて、吊るし桂までの詰み形が見えていても手数オーバーでした。後手の歩の代わりに△73桂、△65桂と跳んでも手数に変わりはありません。

Suiri1223a

2枚の駒で同一地点での駒取りは効率が良いのですが準備に時間が掛かり過ぎてしまうことが分かりました。となると、ひとつの駒で何度も同じ地点へ着手すること考えることになります。それが可能なのは角です。たとえば、4手目に△77角不成で歩を取って、6手目は77地点から離れる手、先手の7手目は77地点へ駒を補充する手、8手目は△77同角成で2回目の駒取りで今度は成で取ります。10手目は馬を77から移動する手で、12手目は8手目で取った駒を77へ打って先手玉を詰めるといった手順のはずです。つまり、後手の同一地点の3回の着手は、4手目、8手目、12手目の4手毎になります。不成と成のことを考えると、それが可能なのは77か88のはずです。

まずは77地点を考えてみます。77地点には角と桂が利いているので、4手目の△77角不成での歩取りから始まると12手目の駒打ちを同で取ることができてしまうので、先手番で角か桂の77への利きを外しておく必要があります。初手から▲76歩、△34歩、▲77桂/角、△同角不成では、4手目が王手になってしまうので、初王手にならないようにする対応も必要なので4手目は歩取りで決まります。

初手から、▲68銀、△34歩、▲79角、△77角不成、▲58金左、△88角不成、▲77桂、△同角成、▲69玉、△67馬、▲59銀、△77桂だと12手目の△77桂の吊るし桂が初王手になって詰みなのですが、先手の大駒着手の次の手番で同じ筋の着手をする条件をクリアできません。(という解説を用意しておきながら3手目と5手目の入れ替えで、▲79角の次の手番で▲77桂が可能なのに気付かなかった。)

余詰修正後の大駒着手が飛であることが判明している場合、▲58金左、△34歩、▲69玉、△77角不成、▲59金引△、88角不成、▲77桂、△同角成、▲18飛、△67馬、▲16歩、△77桂 のように先手の飛の着手と次の手番での同じ筋の着手は、9手目と11手目になってしまい、10手目の時点では条件をクリアできなくて失敗します。

王手の対処が不要な88地点での駒取り2回はどうでしょう。参考2図は、▲78飛、△34歩、▲76歩、△88角不成、▲68金、△79角不成、▲88飛、△同角成、▲69玉、△87馬、▲79玉、△88角の12手で詰めた局面ですが、10手目の△87馬が王手になっているため2回目の王手での詰みでした。88への他の駒種での詰みもないようです。

77地点も88地点もうまく行きません。何か見落としがあったのでしょうか?実は作者による罠がありました。同じ地点での駒取り2回の一方が不成でもう1回は成での駒取りという条件と、2回駒取りをした地点への3回目の着手が駒打ちで詰みというのが当然ながら同じ地点のことだと思い込んでいました。最終手は4手目に駒取りした地点になることに間違いはありませんが、その地点で不成と成をしなくても良いのです。そう考えると4手目に駒を取れる地点として、55や66があることに気付きます。55の場合は初手から▲56歩、△34歩、▲55歩、△同角、▲76歩、△22角、▲55角、△同角の手順で55地点で2回の駒取りができ、12手目に△55角を打つことができても先手玉を詰ます形が思い浮かびませんし、同じ地点で不成と成で駒を取るという条件もクリアできません。

Suiri1223b

△34歩と最終手を除いた4手は、4手目で駒取りを開始する地点と、不成と成で駒を取れる地点の77地点とを行き来して駒取りを4手連続ですることで条件をクリアすることができるはずです。

4手目は66地点で駒を取るので、▲66歩が必須ですが、それは初手でしょうか、3手目でしょうか?初手を▲68飛として3手目に▲66歩を指せば先手の着手条件をクリアできます。初手から、▲68飛、△34歩、▲66歩、△同角までの4手が決まります。5手目は不明ですが、6手目からは△77角不成、▲66飛、△同角不成、▲77角か▲77桂、△同角成、▲何か、△66に10手目で取った角か桂を打って詰みになる手順のはずです。先手の未確定着手は5手目と11手目で、12手目が66への角ならば、玉は48で△56歩の着手も必要だけど玉の退路が塞がれていないので失敗します。となると最終手は△66桂なので玉は58。77の馬が利いているので59はカバーできているので11手目は△48銀で玉の退路を封鎖すればよいことになります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

緑衾(作者)「角を引く筋が全く見えてませんでした。すみません。」

■出題時点では解説も完成させているのでが、解説文を作成した時点で担当が気付いていなければいけない余詰手順でした。粗検、申し訳ありませんでした。

DJカートン(余詰解)「何故か「上級」の122-3が最初に解けた(出題者と「読みが合った」?)ので1と2はまだ解けていません。」

■早々に余詰手順を解答いただきました。

渡辺(余詰解)「指摘された余詰解はこれですね。作意解は頂いているので省略します。」

■誌面に制限がある詰パラでの採用が難しく、こちらへ回ってきたようです。

小山邦明(余詰解)「6手目の角の不成の位置は88以外にいろいろあるが、先手の銀の動きは気付きにくく楽しめました。」

■余詰手順で68銀から59銀へ移動して玉の退路封鎖ですね。

リーグ戦ファン「私は叙述トリック大好き。本作は叙述トリック系の超名作と思います。推理将棋の叙述トリックは、作者が誘導したい方向には解がないということが解答者にメタ的に想像できてしまう(一番多い例が、限定条件の不在から手順前後が多数成立することで可能性を消せる)ことが原因でバレ易いのですが…  本作は「初手▲78金~▽77桂打まで」等の いかにも本解っぽく見える手順がいくつもあるので、▽77桂打を本線と誤解させたまま追わせる効果が増しています。
 作者サイドで眺めると、メインテーマの叙述トリックで意図解を活かすためには 4手目を77不成or88不成とする山ほどの余詰(なにしろ守備側4手・5手で成り立つ順がたくさんある)を全部きちんとつぶして、意図解に2個ある手順前後も消す必要がある。 それがすっきりした2条件【初王手】【飛の直後に同じ筋】だけで実現できているとは。 この作品、どれだけ推敲を重ねたんだろう。恐れすら感じます。」

■まさか2回の駒取りをする地点が2つもあるなんて思わないから、不成と成をした地点へ駒打ちするのだと勘違いします。

斧間徳子(余詰解)「作意解が難しくてなかなか分からないので、余詰解の方を回答します。」

■余詰手順は正解となります。解答強豪の斧間さんから作意順の解答が無かったのは意外。

NAO(余詰解)「作意の"飛車の手"は未だわからないのでヒント待ち。」

■ヒント待ちとのことでしたが、ヒント後に作意手順の解答送付は無かったです。他のフェアリー問題の解図とか年賀詰の作図で忙しいのかな。

諏訪冬葉「最初にこの回答にたどり着いたとき「最初の66角は不成じゃないけどいいのか」と思いましたが、「不成と成で駒取したマス」≠「最後の駒打ちのマス」だったのか。」

■7手目から▲66飛、△66同角成、▲77桂、△77同馬で最終手△66桂の手順でしょうか。そこまで行けば77で不成と成をすれば良いのはすぐ気づいたでしょう。

のくせに(余詰解)「77桂の吊し詰めと予想し、飛車を動かすもギリギリ条件を満たせず、試しに角で考えてみると余詰順は見つけることができました。追加ヒントを見ても詰め上がりの形が見えず、作意順はギブアップ。」

■77桂までや88銀までは辛うじて余詰を逃れている紛れ筋。駒を取る地点を考えると66は出てきにくい。大駒着手の次の手番で同じ筋の条件の方から考えると、初手68飛、3手目66歩がすんなり出てくるのですが。

ほっと(双方解)「直前ヒントと会話文を何度も読み返してようやくトリックに気付いた。1番目の発言のマスAと3番目の発言のマスBが別だったのか!これに気付くまでは修正前の余詰の類似手順を延々と探していた。」

■でも、双方解はほっとさんお一人でした。

RINTARO「条件を壮大に勘違いしていました。そりゃ、全然解けないわけだ。勘違いしていた条件とは、不成で駒取りをして、成で駒取りをして、最後初王手で駒を打ったマスが同じマスだというもの。これも一種のミスディレクションなんですかね。先程、改めて条件を眺めていたら、「不成」「成」のマスと最終手のマスが同じとは、どこにも書かれてないじゃんと気付き、初手68飛を検討してみたら、数秒後に詰んだ。本作は、条件を勘違いさせる点において、上級でした。」

■投稿時、「大駒着手の次の手番で同じ筋着手」の条件を見て、68飛からの66歩が浮かんだので簡単に解けてしまい、難易度を見誤った感じです。

たくぼん「皆さんそうだと思いますが、駒取りする地点は77とか88で考えますね。さんざん考えた挙句68飛~66歩を思いつき66地点でもいけると気付き解決しました。この好作で初登場とは驚きの新人ですね」

■詰パラ10月号での初登場の413番の短評に「初登場とは思えない作品に驚いた」と書いていたのですがコメントが長くなったので割愛しました。緑衾さんから年賀詰も投稿いただいています。

変寝夢「最終手は77桂に絞って考えましたが、ダメでした。詰むのは詰むんですが、飛の直後の手が同じ筋と言う条件がきつかったです。前後の手が関係するコマンドは、まだ出来ないので(間違えるとえらいことになるのです)、PC解答も出来ませんでした。残念。」

■駒尻の手とかも難しいのかな?初形のまま居座っているとは限らないし。

神在月生「122-1のおかげで時間なしのためあきらめて無解で解答送信後ちょっと考えたら解けちゃった。詰上がりを考えてみて、77角は最終駒取りの角が無理・88飛はちょっと無理・66飛の詰みは周辺の駒移動に手数要、というとで66桂がひらめいた。」

■すみません、ヒント投入を考え直します。と言うより選題時の難易度判断が適切ではないですね。

はなさかしろう「77への桂打ちで詰ましたくて嵌ってしまい、結局ヒントを頂戴しました。難問でした。解けて良かったです。」

■誰もが引きずり込まれる77の吊るし桂の魅力。

飯山修「成生条件がある為66を選びずらいところがミソですね」

■66で不成と成をすると66に馬が残る形なので詰みへ持って行くのは難しそうです。

S.Kimura「4手目に77か88に角が成るパターンをさんざん考えたのですが,答えにたどり着きませんでした.正解発表を楽しみにしています.」

■なんと、66が正解でした。


正解:15名

  DJカートンさん  渡辺さん  小山邦明さん  リーグ戦ファンさん
  斧間徳子さん  NAOさん  諏訪冬葉さん  のくせにさん
  ほっとさん  緑衾さん  RINTAROさん  たくぼんさん
  神在月生さん  はなさかしろうさん  飯山修さん


総評

リーグ戦ファン「12回から50回まで皆勤でお世話になっておりました「リーグ戦ファン」です。仕事の関係でずっと推理将棋を封じておりまして8年ぶりの投稿になります。今回、本当にひさびさに推理将棋を堪能しました。」

■私は74回からの参加ですので「初めまして」です。作品の投稿もお待ちしております。

斧間徳子「3ヶ月連続余詰め発生となってしまいましたが、余詰めは基本的に作者の責任ですので、Pontamonさんは気落ちなどされぬよう願っています。」

■どの余詰も検討筋だったのに見過ごしていたのでショック倍増で凹んでました。まるっきり検討していない意外な筋での余詰なら諦めもつくのですが...。

諏訪冬葉「今回は全く答えが浮かばず完全にヒント待ちでした。」

■出題中の123回は易問の初級と中の上2題という感じなので行けますね。年賀推理は20手超があるのでヒント待ち(もしかすると中間ヒントも投入か?)になるかもしれません。

のくせに「追加ヒント前は122-3の余詰順しか解けませんでした。全部上級クラスの所用時間でした。」

■初級と中級がヒント待ちで上級クラスの感じですか。手数以外のクラス分けの基準に使えそうなのは、紛れ筋の多さかな。逆に紛れがひとつもないのも見当がつかないので難しい気がする。

ほっと「今回は122-3の紛れ筋に嵌って大変なことに……。」

■紛れ筋が多いと、出題を機に突き詰めたくなります。他の余詰手順が見つかるかもしれないと思うと止められない。

緑衾「122-3について、駒成と駒打のマスが違うと気がつかれたら簡単すぎると思い、ひっかけを入れてみましたが、あまりこういうことはしないようですね。もっといい出題のしかたがあったかもしれません。」

■投稿持コメントは「駒成りと駒打ちが同じマスだと思わせることが狙いです。」でした。解答者が勝手にミスディレクションするのは出題者の責任ではありませんが、誤解されやすい表現は避けるべきですね。

RINTARO「3にかけた膨大な時間を返してほしい気持ちで一杯です。」

■すみません、完全に難易度設定の間違いです。と言っても超上級はないので上級での出題しかできません。

たくぼん「解答が少ないということでしたので、一時は諦めていましたが考え直して何とか解答できました。今回は良作揃いで過去最高の出題かなと思いました。」

■Twiterで愚痴った効果で解答していただいたようです。愚痴と言うかヒントが足りなかったのかなというボヤキでしたが。

変寝夢「初級と中級の設定が難しそうですね。年賀推理楽しみにしています。フェアリー推理が解禁になったら参加させて頂く予定です。」

■担当の年賀推理は11手と20手の2作を用意しています。年賀推理は手数も長目が多くなるし、3題以上集まれば解図も時間がかかると思うので中間ヒント投入も必要かな。

神在月生「締め切り前ヒントのおかげで何とか2問解答できたが、今回は全問が上級。得手不得手・個人差があるとは思うが122-1は最上級。(私にとっては)」

■同様の総評があったので、手数に関係なく難易度は上級だったようですね。

原岡望「今回は一題だけ。長考の甲斐がなく残念です。」

■先月は解答者全問正解だったので、今月は少し難しいくらいでいいと思ったのですが。台所事情を明かせば、選題にゆとりが無いというのが実情です。

飯山修「全問正解の話題をとりあげると全問解けてない時解答を送りづらいです」

■前回、全解答者全問正解なんて書いたのが仇になりましたか。もし解けなくても、感想だけでも結構ですのでよろしくお願いします。

占魚亭「今回は完敗、白旗、白紙解答です。何も浮かばなかったです……。」

■結果稿に手を付ける前に初級の解答をいただいたので追加しておきました。

S.Kimura「今回は難しくて,全問ヒント待ちでした.122-3は結局解けなかったので,次回はもっと直球なヒントが出ることを期待しています.」

■単に「2地点の行き来」ではなく「66と77の行き来で4回駒を取る」という直球が良かったですね。


推理将棋第122回出題全解答者: 20名

  DJカートンさん  テイエムガンバさん  渡辺さん  小山邦明さん
  リーグ戦ファンさん  斧間徳子さん  NAOさん  諏訪冬葉さん
  のくせにさん  ほっとさん  緑衾さん  RINTAROさん
  たくぼんさん  変寝夢さん  神在月生さん  はなさかしろうさん
  原岡望さん  飯山修さん  占魚亭さん  S.Kimuraさん

当選: ほっとさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第122回解答(2)

[2019年12月23日最終更新]
推理将棋第122回出題の122-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第122回出題  推理将棋第122回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


122-2 中級 NAO 作   龍に追われる 10手

「たったの10手で詰まされたって?」
「初の成る手を指されたので慌てて玉を逃げたんだけど、龍で連続王手を掛けられて参ったよ」

(条件) 

  • 10手で詰んだ
  • 初の成る手に対して玉の手で応じた
  • 龍で連続王手を掛けた ※

※龍の着手で連続王手を掛けたという意味です。


出題のことば(担当 Pontamon)

 連続王手ですので龍での王手は2回以上です。

追加ヒント

 最初の龍での王手は飛を取っての王手です。


推理将棋122-2 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲88銀、△37飛
▲68、△28龍、▲79玉、△88龍 まで10手


(条件)
・10手で詰んだ
・初の成る手に対して玉の手で応じた(6手目△37飛成、7手目▲68玉)
・龍で連続王手を掛けた(8手目△28龍、10手目△88龍)

Suiri1222

後手が龍を作るには最短で6手なので、そこからの龍による連続王手2回だとすると丁度10手で良さそうなのです。最初の成る手を▲33角成にすると△同飛ではなく玉を逃げる手を指さなければいけないので、参考1図のように12手掛かってしまいます。後手の玉が逃げる手に乗じて先手玉は49へ移動して龍による連続王手を可能にしているのですが、この2手のために2手オーパーです。

参考1図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角成、△62玉、▲58金右、△33飛、▲68金上、△37飛成、▲49玉、△38龍、▲59玉、△39龍

Suiri1222a

3手目を▲33角不成とすれば4手目は△同飛ができるので6手目に△37飛成が可能です。しかし、2回の龍の王手ができるように▲49玉を指していると68地点の玉退路を塞ぐ手ができなくて参考2図のように失敗してしまいます。

参考2図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲58金右、△37飛成、▲49玉、△38龍、▲59玉、△39龍

初の駒成に玉の手で応じていて、龍の着手での連続王手も実現していまが詰んでいません。

そこで、5手目から、▲38金、△37飛成、▲68玉 と逃げて、△38龍に▲59玉と戻れば△49金で詰みですが龍での王手は1回だけになるので失敗です。

なお、▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲46歩、△15角、▲48玉、△37飛成、▲59玉、△57龍 までの両王手での詰みの手順では、8手目の△37飛成での王手が龍での王手になっているため、10手目の両王手の片方の△57龍と合わせて龍の連続王手との主張もありそうなので、出題のことばでの補足だけでなく注釈を追加させていただきました。

Suiri1222b

8段目の1回目の龍による王手に対して59へ戻るのではなく玉が逃げる場所を先に作っておく手順がありそうです。それができるのは5手目なので、7手目に68へ行った玉が逃げる場所として79地点を空けておく▲88銀を5手目に指しておくと良さそうです。

5手目から▲88銀、△37飛成、▲68玉、△8段目の龍、▲79玉 となれば、68~88のどこかの地点への龍移動が2回目の王手になります。盤全体を眺めると、22の角が88へ利いているので、10手目は△88龍で良さそうです。この龍を▲同飛で取られないために、1回目の龍での王手は△28龍で飛を取り払っておきます。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAO(作者)
「条件文が会話と一致していなかったのは失敗。10手では先手の飛成がまずないので、含みに残すまでもなく
・初めて成る手に対して先手は玉を動かした
・後手は龍を動かして連続王手を掛けた
このように条件を明示すべきでした。」

渡辺「序盤の4手は条件から決定するのだがその後がバカ詰を解いている気分。飛を成っての王手も相手からみると「龍で王手を掛けられている」ので「龍を動かして王手」と言う方が良いですね」

■出題のことばでの補足ではなくて、条件で明示すべきでした。

小山邦明「飛が早く成るためには4手目までは必然で、5手目の8筋への銀の移動が意表を付く面白い手でした。」

■先を見越していなければ指せない手です。

リーグ戦ファン「超有名な8手単騎詰の一手増量?と思わせておいて…実は遠い88が争点となる10手超有名作の応用。騙された感が気分爽快。隠れ場所がない一本道のコリドーに敵のビームが来て、一瞬ぽっかり空いた79のマスに逃げ込む、なぜかレトロゲーム(ロードランナーとか)を思い出しました。」

■まずは疑う、はてるま手筋。

斧間徳子「4手目まではほぼ必然なのに、88銀~79玉がなかなか思い浮かばず苦戦した。」

■見たことがない詰み上がりでした。

諏訪冬葉「はてるま手筋だとうまくいかないが他にサポートできそうな駒は・・・あっ、こんなところにいた。」

■使うつもりは無かったのに自陣角がいい仕事をしました。

のくせに「龍単騎しかないと思い込んで苦戦。まさかの大転換でした。」

■8手目△39龍、10手目△28龍では49と59に玉の退路があって失敗します。

ほっと「この龍の動きは初めて見た気がする。」

■過去作品を見直してみましたが初めてのようです。

緑衾「はてるま手筋かと思ったら違ったのですが、飛成までは合ってたので解きやすかったです。」

■6手目の飛成までは一直線でも残り4手が難しかったはずですが、なんなくクリアされましたか。

RINTARO「4手目までは必然で6手目も37飛成しかない。その後の2手は龍を動かすしかないので龍の単騎詰かと思ったが、全然足りない。もしや22角を使うのではと考えたとき、88龍に気付いた。好作。」

■不動の22の角に気付かなければ、龍単騎しかないと考えるのが論理。

たくぼん「王が左へ移動する手はなかなか思いつかなかった。88銀がすこぶるいい手でした」

■玉の退避場所を作るとともに最後に取らせて88への利きを無くす絶妙の協力手。

変寝夢「ソフト回答です。4手目までは割合早く見えたが、88銀が盲点。大きな表現でびっくりしました。プラス条件初手76歩6手目37飛成7手目玉で、37万局面1分で3手目が非限定の2解を抽出。」

■局面数と所要時間は比例関係じゃないのですね。

神在月生「右辺での詰みからの脱却が必要。」

■玉の上を行き過ぎる龍の動きは自陣の角があることに気付くかがカギ。

はなさかしろう「以前、条件付けを考えたのですがピタッと決まらなかった手順でした。なるほどの「龍で連続王手」、ぴったりですね。」

■初めて見る龍の動きも既に検討済みの詰み手順でしたか。

原岡望「竜から遠ざかった積りだったのに。」

■玉は龍から遠ざかり、龍に追い越されたのに詰んでいた。

飯山修「88銀が絶妙」

■これを発見した時に「なるほど」と唸った人も居るでしょうね。

S.Kimura「龍単騎で詰ませると勘違いしていたため,こちらもヒントで情報が増えた気がせず,自陣角の利きを活用すればよいことになかなか気が付きませんでした.」

■どうしても戦場を注視しがち。「よく見るよろし」ですね。


正解:18名

  テイエムガンバさん  渡辺さん  小山邦明さん  リーグ戦ファンさん
  斧間徳子さん  NAOさん  諏訪冬葉さん  のくせにさん
  ほっとさん  緑衾さん  RINTAROさん たくぼんさん
  変寝夢さん  神在月生さん  はなさかしろうさん  原岡望さん
  飯山修さん  S.Kimuraさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第122回解答(1)

[2019年12月19日最終更新]
推理将棋第122回出題の122-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第122回出題  推理将棋第122回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第122回解説  担当 Pontamon

第122回は難問揃いでしたが20名から解答をいただきました。
難問だった理由のひとつは3題とも視点の転換が必要だったからでしょう。

3ヶ月連続での余詰となった上級はヒントが足りなかったようで、余詰解だけの解答が目につきました。


122-1 初級 Pontamon 作  同じ対局?     9手

「7手目と9手目は同の手を指して9手で詰めたよ」
「その対局は最近聞いた記憶があるなぁ」
「2手連続で大駒着手があったから君が聞いた対局とは違うと思うよ」
「2手連続と言うと、先手の着手の直後の後手着手か後手の着手の直後の先手着手ってことだね」

(条件) 

  • 9手で詰み
  • 7手目と9手目は同の手
  • 2手連続での大駒着手があった(先後または後先の順の2手)

出題のことば(担当 Pontamon)

 同が付く手を2連続で指すパターンを整理しよう。

追加ヒント

 2手連続の大駒着手は後先の順で、同の着手はふたつの駒で1回ずつです。


推理将棋122-1 解答

▲76歩、△52、▲55、△62玉、▲75歩、△74歩、
歩、△73桂、▲角成 まで9手


(条件)
・9手で詰み
・7手目と9手目は同の手(7手目▲74同歩、9手目▲73同角成)
・2手連続での大駒着手があった(2手目△52飛、3手目▲55角)

Suiri1221

Suiri1221a「7手目と9手目は同の手」の条件は先月と同じで今回は「2手連続での大駒着手」がもうひとつの条件。解図の糸口は、この大駒着手2手連続になりそうです。

121-1では馬が連続で同の手を指しましたが、先手が大駒着手を連続で指すと、後手の大駒着手と合わせると3連続の大駒着手になってしまいます。そこで今回は▲22角不成のあとに31の銀を取ってその銀で詰めれば、先後での大駒着手を連続2回でとどめることができそうです。

参考1図は、初手から▲76歩、△34歩、▲22角不成、△52玉、▲31角不成、△62飛、▲51銀、△62金、▲同銀成で詰めた局面ですが、7手目が同の手にはなっていません。同の着手を連続でするために、▲22銀、△33桂、▲同銀、△42金、▲同銀成にすると11手になってしまいます。

ここは、着手をじっくり検討してみましょう。9手詰なので先手着手は5手で、大駒着手をするならやはり角なので初手は角道を開ける▲76歩。7手目と9手目は同の着手となると、残るは3手目と5手目の2手なので普通に考えれば3手目が角着手です。そうなると2手目か4手目が後手の大駒着手になるはずです。5手目は盤上の駒の着手か、大駒以外の持ち駒を打つ手が考えられますが、3手目の角の着手で取れる駒は歩か角なので5手目に駒を打つなら角になります。この場合、後手の大駒着手が4手目だと3手目~5手目の3連続になるので駄目です。かと言って、2手目に後手が大駒着手をすると、3手目で先手は▲22角とはできないので、結局5手目は盤上の駒を動かす手になります。

Suiri1221b参考2図は、初手から▲76歩、△62飛、▲44角で2手連続の大駒着手にして4手目△54歩の後に▲62角成で飛を取ります。この5手目が王手になってしまうので6手目で△32玉と逃げた局面です。王手を掛けると玉を逃げないといけないので、7手目に同の着手ができるように駒を差し出す手を指せません。また、後手の駒を5手目に取ったとしても7手目は同の着手なので持ち駒を使う暇はありません。

つまり、先手は7手目と9手目が同の着手なので駒を取りますが、それ以前の5手目までも駒を取っても使えず、後手玉に王手を掛けることはできないことになります。

では、初手▲76歩、3手目角、5手目盤上の駒移動で7手目に同の着手を実現できるのはどんな手順があるでしょう。3手目の角着手を中段でとめておけば、△44歩、▲同角とか△84歩、▲同角とか△64歩、▲同角が可能ですが、44、64、84の地点から9手目も同角の手で後手玉を詰ます形はなさそうです。また、これらの▲同角は最速では5手目に指すことができるので、7手目に▲同角とするには5手目に何か別の手を指す必要があります。詰みに関係しそうな手で何を指せばいいでしょうか?▲77桂を出動しても敵陣までは持っていけそうにありません。あとは初手に突いてある歩くらいしかありませんが、これも敵陣へ行くのは9手目になってしまいます。9手目に▲73歩成で歩を取っていては詰みにはなりませんが、6手目に後手が△74歩とすれば7手目は▲74歩ではなく▲74同歩にでききるのに気付きます。続けて8手目の△73桂に▲同歩成は可能ですが、玉が72に居たとしても桂が居た81地点が空いているので玉に逃げられてしまいます。もし、△73桂を▲73同角成で取った場合だと、62に玉が居て52地点が埋まっていれば玉は51へ戻ることもできず詰みになります。73の馬の支えは7手目に▲同歩とした74の歩が担当します。

52を埋める駒を飛にすれば、3手目の先手の角着手と合わせて2手連続の大駒着手も実現できます。飛を振ってからでないと△62玉を指せないので、初手から▲76歩、△52飛、▲55角、△62玉になります。5手目からの▲75歩、△74歩、▲同歩、△73桂、▲同角成で詰みました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「先月の初級は簡単に解いてしまって、8手目が駒の直進でない場合の手順は探られていないことを期待しての出題です」

渡辺「トランスワープを使わないなら、手数から単騎か自陣駒を活用かしかない。単騎は「はてるま型」しかなく同で終わらないので自陣駒。手数から76歩を活用するしかない。」

■じっくり論理を組み立てると手順が見えてきます。

小山邦明「収束形が思いついたので早く解けました。」

■収束形が閃くと最速で解けますね。

リーグ戦ファン「解き易い好作、なはずが…「角以外の先手の駒が敵陣に届くには最速は桂、3・5・7筋攻めいずれも後手に6手必要、だから角二枚あるいは単騎詰」と思い込み、2時間ハマりました。冷静に考えれば75歩も77桂と同じ手数で敵陣に行けるやないかい……このへんはブランクの悲しさでしょうか。」

■まったくの推理将棋断ちだったのでしょうか。すぐに勘は戻るでしょう。

斧間徳子「条件が単純な「後手は大駒を動かした」ではないことから先手76歩~22角成~角打ちの筋ではないことがわかり、小駒を使った作意順に思い当たる。詰パラ2011年1月号のNo.97(野口大樹氏作)と同一手順だが条件が異なるので問題なし。」

■「後手は大駒を動かした」の条件を使うと「5手目は角」の追加とか「後手は大駒を動かしたがその直前・直後の先手着手は小駒だった」にする必要があります。

NAO「シンプルな手順がありましたね。121-1のイメージが残っており、22角成以下の手順に捕まって悩んでしまいました。」

■視点を変えて、逆サイドからの攻めも要検討。

諏訪冬葉「「3手連続」でないから角を取る手は使えない。となると戦力不足・・・と思ったらまた歩だった。」

■後手陣まで行かなくて良かったので歩で間に合いました。

のくせに「大駒の手が3手連続ではない=小駒の出番、と推測はできましたが、先月の残像のせいか73に全く意識が向かず大苦戦。」

■「先月と似た攻めではないはずだから左から」と考えてあっさり解かれてしまうか、2ヶ月連続での出題は出題側も掛けに出ています。

ほっと「この詰上りは手順前後や非限定が生じやすいが、うまくまとまっている。」

■飛の代わりに△52金左があったり、△94歩、△93桂で桂の利きを外す手順もありますが、同の連続の条件で手順前後は6通りだけになっています。大駒連続条件で限定できました。

緑衾「手数の割にはかなり難しかったです。センスのない筋をさんざん考えてしまいました。」

■まさか121-1で解説した詰まない手順も考えてしまった?

RINTARO「76歩34歩22角成迄は必然と考えた私が馬鹿だった。コペルニクス的転回が必要だった。」

■はい、視点の転換が必要でした。

たくぼん「7手目と9手目は同の手ということで、同じ駒で取るしかないと思っていましたが、初手を活かした見事な手順が潜んでいましたね。初級ではないと思います。」

■121-1の条件や出題のことばを比べて、ヤマを張る手もありました。

変寝夢「ソフト回答です。他の条件に3手目22角、7&8手目大駒を追加してみたが、不詰回答。自力の解図では、角を奪って15に打ち24歩、同角33桂、同角成をイメージしていたので大誤算。試行錯誤の上何とか発見してくれたが、これで初級とはハードルが高いですなぁ。結局プラス条件初手76歩2手目飛3手目角で500万局面28分でした。」

■122-2の10手詰の所要時間と比べても初級が難しかったということのようです。

神在月生「条件から、単騎詰なし~3手目角取り&5手目角打ち・4手目玉等の手は飛取りが無理~4手目飛&6・7手目玉の手はなし、で種々検討も良案見つからず。何かの思い違いがあるのか???」

■121-1の残像効果で3手目角取りと考えて、そこから発想の転換が無かったようです。

はなさかしろう「思いつきにくい手順を好条件で。これで限定できてしまうのが素晴らしいです。」

■非限定や手順前後を排除できる手順にスリムアップできた結果です。

飯山修「わかりません」

■単に9手だから初級というのは駄目ですね。初心者でも解くことができるということで94問題が作られたそうなので、9手で4条件は初級、3条件は中級、2条件は上級にするという基準はどうかな。でも1条件の易問もあるなぁ。

占魚亭「この形だったのか!!!」

■このような形を総称して何と言うのかな。串刺しではないな。

S.Kimura「角2枚で迫ることばかり考えていたので,ヒントで情報が増えた気がしませんでした.その後,盤上の駒を使う発想がようやく浮かんだものの,最初は桂を跳ねていたので,7筋の歩を伸ばしても間に合うことに気付くまでにしばらくかかりました.」

■思いのほか難しかったというのが分かったのは締め切り後なので、初級もヒントが足りていなかったみたいです。


正解:15名

  渡辺さん  小山邦明さん  リーグ戦ファンさん  斧間徳子さん
  NAOさん  諏訪冬葉さん  のくせにさん  ほっとさん
  緑衾さん  RINTAROさん  たくぼんさん  変寝夢さん
  はなさかしろうさん  占魚亭さん  S.Kimuraさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第123回出題(1月10日まで)

[2020年1月30日最終更新] 123-3解答、第123回出題当選者

123-3余詰修正

123-3に余詰がありました。粗検深くお詫び申し上げます。次のように修正いたします。

会話と条件で、「12手で詰み」を「12手目の小駒の手で詰み」に修正します。
なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

(12月15日 Pontamon)


将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第123回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2020年1月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第123回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第123回出題  担当 Pontamon

2019年最後の出題では第123回に因んだ特集を組めました。
全て、1筋、2筋、3筋の着手が条件になっています。

初級は担当からの9手詰。1筋、2筋、3筋の着手地点がひとつずつ指定されています。
中級は渡辺秀行さんの11手詰。123回用に投稿いただきました。1筋、2筋、3筋の順の着手で2周します。
2019年のトリの上級は上谷直希さんの12手詰。後手の着手は1筋1回、2筋2回、3筋3回の6手です。


■本出題


■締め切り前ヒント (1月3日、5日 Pontamon)

123-1初級:6筋への大駒着手や41地点への大駒の最終手も含めて大駒着手は6回。
123-2中級:6手目に香を動かしてはいけません。9手目にこの香を取ります。
123-3上級:後手は桂を跳ねて行き、とどめは両王手です。

【誤解があるとのことなので追加ヒントとして補足します】
123-1初級:異なる大駒の駒種は、角、飛、馬。3つの大駒は初形22の角、82の飛、88の角です。3種の大駒着手回数が1回、2回、3回ではありません。


123-1 初級  Pontamon 作  1,2,3と言えば    9手

「1,2,3と言えば『1,2,3,ダー』以外に何が思い浮かぶ?」
「2桁にして12、23、31の一巡。1,2,3の3つの数字を足しても掛けても6、123は3で割り切れて商は41」
「いろいろ出たね。今日の9手で詰んだ対局は、3つの大駒による着手がそれぞれ1回、2回、3回で、12、23、31の3地点への着手は異なる大駒の種類だったんだ」
「最初は2種類しかない大駒だから、少なくともひとつは駒成したってことか」
(条件)
  • 9手で詰み
  • 3つの大駒による着手がそれぞれ1回、2回、3回
  • 12地点、23地点、31地点へ着手した大駒は異なる駒種

123-2 中級  渡辺秀行 作  いち、に、さん   11手

「いち、に、さん、いち、に、さん」
「何を言っているんだい?」
「隣の将棋が6手目から1筋、2筋、3筋、1筋、2筋、3筋、の順に指して詰んだよ」
「そんなこともあるんだね」
「最後の11手目は駒の利きのない地点に指していたよ」

(条件)

  • 11手で詰み
  • 6手目~11手目は、1筋、2筋、3筋、1筋、2筋、3筋への着手
  • 最終手は駒の利きのない地点への着手

123-3 上級  上谷直希 作  ワン、ツー、スリー 12手

「12手で詰みですね」
「12手目の小駒の手で詰みですね」
「後手の着手は1筋に1回、2筋に2回、3筋に3回。きれいな配分です。不成が複数回登場するトリッキーな対局と感じましたがいかがでしょうか」
「6手目の角の手が強烈でした。その角は後の手順で不動でしたが、だからこそ光る1手とも言えるかもしれませんね」

(条件)

  • 12手で詰み12手目の小駒の手で詰み
  • 後手の手は1筋に1回、2筋に2回、3筋に3回
  • 6手目に着手した角は後の手順で動かなかった
  • 不成の手が複数回あった

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第121回解答(3)

[2019年11月25日最終更新]
推理将棋第121回出題の121-3の解答、第121回出題の当選者(たくぼんさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第121回出題  推理将棋第121回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


121-3 上級 上谷直希 作   飛車の遅速   12手

「12手で詰ませたよ。動いた大駒は僕の飛車だけだったかな。
僕の歩は5手目に取られたけど、僕が初めて歩を取ったのは10手目で、それは飛成の手だったよ。
ただ、成駒で王手を掛けている局面は登場しないまま終局したんだ」

(条件) 

  • 12手で詰み
  • 動いた大駒は後手の飛車のみ
  • 5手目は歩取り
  • 10手目は飛成で、後手にとって初めての歩取り
  • 成駒で王手している局面はなかった

出題のことば(担当 Pontamon)

 後手の飛が成るために邪魔な歩を消す手順を考えましょう。

追加ヒント

 とどめは45で取った桂を打っての吊るし桂です。

【余詰修正】

(会話)
修正前: 10手目は飛成で、その手で僕は初めて歩を取ったよ。
修正後: 僕の歩は5手目に取られたけど、僕が初めて歩を取ったのは10手目で、それは飛成の手だったよ。

(条件)
・5手目は歩取り
を追加

余詰は、作意手順での手順前後と別手順での余詰でした。手順前後可能の指摘があった解答者も双方解としました。


推理将棋121-3 解答 担当 Pontamon

▲36歩、△44歩、▲37桂、△45歩、▲同桂、△42飛
▲48金、△45飛、▲49玉、△47飛成、▲59金、△37桂 まで12手

(条件)
・12手で詰み
・動いた大駒は後手の飛車のみ(6手目△42飛、8手目△45飛、10手目△47飛成)
・10手目は飛成で、後手にとって初めての歩取り(10手目△47飛成)
・成駒で王手している局面はなかった(12手目△37桂が唯一の王手)

Suiri1213

本問には二つの課題があります。それは飛成するために邪魔な歩の消し方と、成駒での王手ができないのでどの駒で詰めるのかです。詰み形としては玉の隣の筋の7段目で飛成して、龍を支えにしての頭金が想像できます。銀だと龍がある反対側の銀腹へ逃げられそう。10手目に歩を取って飛成しなければいけないとなると、金入手は8手目までです。可能でしょうか?とりあえず、飛成までを考えてみます。

Suiri1213a後手の飛が成る最短は6手目のはずですが本問では10手目。6手目に後手の飛が成るには、▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲何か、△37飛成 とか、▲76歩、△44歩、▲同角、△42飛、▲53角不成、△47飛成 の手筋がありますが、本問では大駒着手は飛車だけとのことなので、先手角での協力はできないので別の方法で後手の飛先の歩を消す必要があります。

先手の歩を突いて行って、7手目に3段目で成って△同飛が8手目。これは"と金"なので歩を取ったことにはならず、9手目に7段目か8段目に歩を打って、△同飛成が10手目で初の歩取り且つ飛成の手になります。ただし、その飛成で王手を掛けてはいけないので、飛成が8段目なら3筋か7筋、7段目なら3、4、6、7筋になります。しかし、後手の持ち駒は歩だけなので最終手で持ち駒の歩は使えません。

それでは、飛先の歩を2回突いて、飛を4段目に浮いてから筋を変えて7段目へ成る手順はどうでしょう。後手は自力で飛が出て行くので、先手は金を6段目まで出て行って、頭金で詰めるための金を提供することもできそうです。参考1図はこの方針で頭金で詰めた局面なのですが、飛成する前に金を取る手が入ってしまったので飛成は12手目になり、14手で詰めた局面でした。

参考1図の手順:▲76歩、△84歩、▲78金、△85歩、▲77金、△84飛、▲66金、△64飛、▲38金、△66飛、▲16歩、△67飛成、▲15歩、△58金 まで14手

Suiri1213b飛が出て行くのに邪魔な歩を消すための残る手筋は、先手の桂で後手の歩を取ってもらう手順になりそうです。参考2図は先手の桂で53の歩を取ってもらい、後手は5筋に振った飛で8手目に△同飛、10手目に△57飛成ですが、その10手目が王手にならないように9手目は▲58飛としておいて、11手目の▲66歩の協力によって12手目の△67桂で吊るし桂の形で詰みになります。頭金は手数が問題になりましたが、飛先の歩を取ってもらった桂を途中で入手できるのでこの吊るし桂で行けそうです。

参考2図の手順:▲76歩、△52飛、▲77桂、△14歩、▲65桂、△15歩、▲53桂不成、△同飛、▲58飛、△57飛成、▲66歩、△67桂 まで12手

解けたと思ったのですが、大駒着手は飛だけなのに先手も飛の手を指しているのでこれも失敗です。

でも、参考2図を見てみると▲53桂不成で歩を取って貰うまでにタイミングを合わせるために後手は1筋の歩を2回突いている無駄手がありました。この、2回の歩突きを6筋でしていたら、▲53桂不成の前の▲65桂で6筋の歩を取って貰うことができるのに気付きます。初手から、▲76歩、△64歩、▲77桂、△65歩、▲同桂、△62飛、▲何か、△65飛、▲何か、△67飛成 の10手で無事に先手の歩を初に取る手が飛成になっています。確定していない先手の2手で、▲68金、▲69玉としておいて、11手目に▲59金と寄れば吊るし桂の形にはなりますが、△77桂では角が利いているので駄目。かと言って、▲56歩からの△57桂では手数オーバーです。89の桂を跳ねて行ったために△77桂で詰ますことができなかったので、左右を反転して29の桂を跳ねて行く手順にすれば最終手△37桂は先手に取られることはありません。

つまり、初手から、▲36歩、△44歩、▲37桂、△45歩、▲同桂、△42飛、▲48金、△45飛、▲49玉、△47飛成、▲59金、△37桂 です。

作意順とは別の余詰手順は、▲76歩、△84歩、▲68玉、△85歩、▲77玉、△84飛、▲78金、△54飛、▲16歩、△57飛成、▲15歩、△34歩までの空き王手。

RINTAROさん、ほっとさん、NAOさんから解答をいただきました。先手の余裕手2手はお三方が申し合わせたかのように▲16歩、▲15歩でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

上谷直希(作者)「拙作が余詰だったとのこと、大変失礼いたしました。」

斧間徳子(双方解)「華麗な手順ですが、5手目と7手目などで手順前後が利くのでこれは余詰め手順でしょうか?」

のくせに(双方解)「85歩を桂で取る筋をしばらく考え、どうしても1手足りず、37を空ければ一石二鳥ということに気づきました。が、8手目までの局面に手順前後がいろいろあります。条件は満たしていると思うのですが、別解でしょうか。36歩 42飛 37桂 44歩 48金 45歩 同桂 同飛...など」

■粗検、申し訳ありませんでした。

RINTARO(双方解)「どこか間違えてますか?」「条件より、飛車先の歩を取るには桂しかなく、収束は吊るし桂の筋しかないと追ったところ、ぴったり詰みました。」

■最初の解答が△34歩までの空き王手の余詰手順でした。ご指摘、ありがとうございます。

占魚亭「「成駒で王手の局面なし」の条件を見落とし、76歩84歩の筋を読んでいました。」

■成駒(飛成時を含めて)での王手を許すと、いろいろと詰手順が出てくるようです。

はなさかしろう(双方解)「3条件でいろいろな余詰筋がぎりぎり成立しなかったので、どうしたものかと、かなり楽しみましたが…手順前後が可能なので、この順は作意ではないのかもしれません。」

■大駒着手は後手の飛だけというだけでもキツイ条件なのに、後手の歩取りが10手目の飛成指定。それでも筋やとどめの駒の情報がないのであれこれ手順を楽しめます。

ミニベロ「87飛成・67飛成で翻弄される。そうだよね。47なら角の利きがないもんね。これに気付くのに5日。まあヒント前に解けたからよしとしよう。」

■12手目△77桂なら▲同角が指せます。

諏訪冬葉「飛車を生かすために左桂で歩を取っていたがうまくいかず、ためしに右桂を使ったらあっさり解決(初級でも同じようなこと書いた気が)」

■先手は角を使えるわけでもないのですが、ついいつもの調子で▲76歩から始めると左桂の出番になってしまいます。

ほっと(双方解)「左桂を活用するとうまくいかないのが不思議。なお当初は余詰順しか見えず。」

■左桂を使って7筋や8筋辺りの手を検討していて、飛を出る筋を発見されたのですかね。

渡辺「素直すぎて余詰かと思いました。先に合駒が間に合うのはこの形のみ。出遅れたので5手目の歩取りを軸に考えて楽しました。」

■余詰修正後だと、5手目の歩取りが解図の糸口になりますね。

NAO(双方解)「桂の手を隠しつつ45で桂を取って37に打って詰ます構想。」

■後手の飛とどの駒を組み合わせるかを考えた時、桂香よりは金気を考えてしまいます。

小山邦明(双方解)「4筋の玉での吊るし桂の収束形は大変面白い。5手目と7手目の手順前後が可能なのが惜しかった」

■その手順前後にも気付かずに出題してしまいました。

S.Kimura「こちらも前回同様,余詰修正に助けられ,5手目に歩を取る手から,桂馬を跳ねる手が浮かびました.この修正も痛いと思いますが,それほど修正が難しい余詰だったのでしょうか.」

■5手目と7手目の手順前後だけではなく、▲48金、△42飛から開始しても成立してしまうため、5手目に歩を取るという修正が必要になりました。「5手目は桂」とは明かせませんので。

山下誠「最初に8七飛成、次に4七飛成の筋をずいぶん考えました。3七に桂打のスペースを作るのがポイントでした。」

■87飛成の筋は前担当のNAOさんが潰してくれていました。

ジェシー「大駒の利き縛りで詰める手筋は、推理将棋ではあまり見ない気がします。」

■何と言っても大駒が主役になることが多く、大駒の着手指定はあっても使う手を制限する条件は少ない気がします。大駒を使ってはいけない条件の究極としては、玉と歩だけの着手で13手詰なんてのがあります。

飯山修「こちらは先手の有効手3手を探す問題」

■桂渡しまでの▲36歩、▲37桂、▲45同桂の3手、詰形にする▲48金、▲49玉、▲59金の3手。ヒント後だと後者ですね。

神在月生「金銀は無理のようなので桂ネライ、10手目初歩取りで、早々に3筋はあきらめ。余詰確認していないのでわからないが、条件削減はできないんですよね。」

■全ての条件はクリアしてください。そうでないと、手数条件だけクリアすれば12手詰全部が余詰になってしまいます。でも、わざと不要な条件を追加している場合もあるので、それだと解図の際には無視してもいい条件になります。(無視してもその条件は成立している必要はあります)

原岡望「トーチカを作って安心していたら桂を取られていたのをうっかりした。余詰気になります。」

■▲48金がビンされているので▲同金とはできないのが辛い。

変寝夢「うーん、わからないや、と試行錯誤の上どうやら5手目は桂で歩を取ることまではわかったが、89玉に87竜77桂の形に決め打ってしまい苦戦。どうやら条件的に89に玉が行くことは不可能(竜の王手が必須な為)なので69玉はと考えた末、漸く初手36歩に行き着いた。6手目からは条件をつけてPCに検索させたら440万局面2分45秒で唯一解を出力。76歩から着手したがるのは悪いくせだなぁ」

■解析が6手目以降だったので手順前後なしの唯一解だったのですね。

緑衾「ヒントを見てから解いてしまいました。難しかったのでしょうか。」

■5手目が歩取りの追加条件がない場合は結構難しいはずです。

たくぼん「桂での止めが分らず。ノーヒントだとかなりの難問でした。余詰順も考えてみましたが、そちらの方が難しくて分りませんでした」

■上級のヒントは出し過ぎだったかな。


正解:21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
 
 はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん


総評

RINTARO「今回は難易度高かったです。初級が難しかったです。3が余詰ではないかと思います。」

■RINTAROさんからの余詰手順を見て愕然としました。(その後、作意順の解答もいただきました)

占魚亭「私的には、ちょうどいい難度でした。」

■予定変更で中級を易問と取り換えての出題でしたが、少し物足りなかったのでは?

諏訪冬葉「スタートレックは全く見ていませんが、この時期になるとスタートレックのテーマが恋しくなります。」

■バラエティとかクイズ番組とかでもBGMで使われますが、何かの記憶とリンクしているのかな。

渡辺「今回はどれも難しかった。」

■これは予想外のコメント。

NAO「121-3は担当のときに投稿いただき修正を重ねた作品だったが、余詰筋が残ってたまま引き継いでしまいました。作者とPontamonさんには申し訳ありませんでした。」

■「成駒の王手」という表現が気になったので修正していただきましたが、余詰筋は全く気づきませんでした。手順前後まで見逃していたのは新担当の責任です。

S.Kimura「余詰が出るたびに,その解も考えていますが,いつも分からないままです.こちらのヒントも欲しいぐらいですね.」

■余詰手順は結果稿での紹介で勘弁してください。

ジェシー「今月は追加ヒントが親切だったので、無事に全部解けました。」

■考え処を1つ残すくらいのヒント投入にしているつもりですが、今月は大甘でしたか。

飯山修「1番でひっかかり直前ヒント待ちを決め込んだ。すると2番3番は大甘の直前ヒントを見てからの推理となり随分楽をした。ヒントの匙加減は難しいですね」

■昔のDD++さんのヒント投入をみたら結構大甘なヒントだったようなので、レベルを合わせているつもりでした。今月は全解答者全問正解でしたから、もう少し歯応えを残すくらいの煮込みにしようかな。

神在月生「復活後のおもちゃ箱だけは、無欠勤&全解(正解ではない)を続けたい。」

■今後ともご愛顧をよろしくお願いします。

津久井康雄「今月はいずれも追加ヒント無しではサッパリでした。どの手筋を使うのかに自力で気付くのはいつの日やら…」

■徐々に慣れていくと思います。

原岡望「7日に詰パラの〆切を乗りきったと思ったらすぐにおもちゃ箱の〆切とは。全部ヒントの助けを借りた。お手柔らかに」

■担当は詰パラが届いても推理将棋しかしないので締切は全く気になりませんが、推理将棋以外にも解かなければいけない問題を沢山抱えているのでしょうね。

変寝夢「試行錯誤して解を発見するのも楽しいですが、ソフトが一生懸命解図に取り組んでいる姿を眺めるのも同じぐらい楽しいです。解に近いところを検索している時は胸がドキドキしますし、解の部分をスルーしてしまった時は、原因が判明するまで何も手に着かないぐらい落ち着きません。親バカですね。
ソフト製作はある程度汎用性があるものを目指しています。
121-3の6手目からは「;;/実戦初形/-82:43:37:29/盤面=42v飛36歩45桂/持駒=歩/手数=6/%協力自玉/非連続王手/駒指定<6:22v角:28飛:88角/手指定=,4,47,飛,成,:=,6,,飛|角|金|銀|桂|香|歩,,,,」というコマンドを与えています。
雰囲気はわかって頂けると思います。」

■実戦初形から移動して無くなった駒の元地点、実戦初形との差異の盤上の駒と持ち駒、[22v角:28飛:88角]辺りは動かさない駒指定で4手後に47飛成(つまり10手目)のような感じですかね。ソフトが解図している時、盤面表示されているのかな?

緑衾「今回はヒントを見てから解きました。それから、なんで正解者数なんて載せるんですかね(笑」

■投稿、ありがとうございます。作図していて解図する時間が無くなった?

たくぼん「最近、頭が固くてなかなか解けませんでしたが、今月は優しいヒントで助かりました」

■そう言われるとヒントの匙加減をどうしたらいいか迷ってしまいます。


推理将棋第121回出題全解答者: 21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
  はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん

当選: たくぼんさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第121回解答(2)

[2019年11月23日最終更新]
推理将棋第121回出題の121-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第121回出題  推理将棋第121回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


121-2 中級 Pontamon 作   51角がある10手 10手

「不成なく10手で詰んだ棋譜だよ」
「51角の着手があったんだね」

(条件) 

  • 10手で詰み
  • 51角の着手があった
  • 不成なし

出題のことば(担当 Pontamon)

 51角はどちらの着手なのかはすぐに分かるはず。急がば回れ。

追加ヒント

 先手は後手飛が6手目に成れるように協力してから角を入手して51へ打ちます。


推理将棋121-2 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△32飛、▲33角成、△52玉、▲22馬、△37飛成、
▲38金、△同龍、▲51角、△49金 まで10手


(条件)
・10手で詰み
・51角の着手があった(9手目▲51角)
・不成なし

Suiri1212

Suiri1212a51角の着手と言われると、先手が▲76歩、▲33角不成、▲51角不成の5手目に実現可能です。その方針で指してみて、後手は△32飛、△37飛成、△39龍のはてるま手筋で詰めてみたのが参考1図です。

参考1図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△52玉、▲51角不成、△37飛成、▲58金右、△77角成、▲68金上、△39龍 まで10手

確かに詰んでいるのですが、条件では「51角の着手」なのにこの手順だと▲51角不成なのが気になります。条件を再確認してみると「不成なし」でした。つまり3手目は▲33角成でなければいけなくて、△52玉の次に51への着手をすると▲51馬となり条件を満たしません。

 

Suiri1212bそれでは、51角の着手をしても不成や成が付かない後手が△51角を指せばどうでしょう?
参考2図は、3手目の▲33角成を△同角で取りながら△51角へ移動する準備をし、△52玉のあとに△51角を指したものです。

参考2図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角成、△同角、▲58金右、△52玉、▲68金上、△51角、▲16歩、△37飛成 まで10手

確かに△51角の着手は実行しているのですが、そのために手数を使ったので△39龍と指す手数がなくなってしまいました。

先手の角も後手の角も51角を指せないのであれば、どうしたら良いでしょう。それは角を取って、持ち駒の角を51へ直接打つ手順になります。3手目の▲33角成に△52玉と王手をかわした後に▲22馬で角を取り、次の手番で▲51角を指すことができます。33の馬が動いたので6手目は△37飛成で7手目に▲51角と打つと、残り手数は3手。はてるま手筋の後手はあと△39龍とする1手で十分なのに2手余っています。一方、先手は、▲58金右と68地点を埋める着手の2手が必要なのに1手しか残っていません。何処の手順を修正すれば良いのでしょう?

1手戻して6手目は△37飛成までの局面で考えてみると、先手も後手も残りは2手ずつ。先手はそのうちの1手は▲51角を指す必要がありますが、7手目に指すと失敗しました。ということは先手の最終手である9手目に▲51角を指すことになります。先手は7手目の残り1手だけで、後手は37に龍が居る状態から2手で詰める必要があるものの、はてるま手筋での詰みではありません。正解は7手目▲38金、△同龍、▲51角、△49金での詰み形でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「もっと早くに指せると思った51角ですが、結局、先手の最終着手の9手目に指すしかないので少しは苦労するかも」

斧間徳子「最初は51角の意味付けが謎で、どこから手を付けてよいか戸惑うが、とりあえず76歩、32飛から始め、不成がダメなので22馬~51角打かなと追っていき解決。謎めいた簡素な条件で時間差の38金まで入った傑作。「51角の着手があった」という奇抜な条件に脱帽。」

■不成なしなので、先手が取った角を51へ打つしかなく、後手は角を取られて使えないとなると必然的に2手目△32飛の筋が出てくるはず。出題の際、「10手の易問」と書きましたが、取っ付きがない条件なのでそれなりに楽しめたかと思います。

のくせに「こちらは素直に解けました。」

■なんせ「10手の易問」ですから。

RINTARO「51角を後手が指す手もしっかり考えました。1が伏線だったのかもしれないですけど、2が先に解けたので、あまり意味はなかったです。」

■先手だと51角不成で「不成」が付くけど不成無しの条件だし、後手だと△34歩、△33角、△52玉、△51角の4手掛かってしまっては残り1手で先手玉を詰ますことができません。(△34歩を突かずに、▲33角成に△同角としても、△51角の後に持ち駒角で2手での詰みはありませんね)

占魚亭「スマートな条件付け。」

■早く指定着手をしたくなる条件。

はなさかしろう「なるほど…この詰み形は手が余るからか、シンプルなのに推理将棋ではあまり見かけなかったように思います。主に待ち手を限定する2条件がぴったり決まっていますね。」

■実現しにくい無駄手を条件にするとシンプルにまとまります。

ミニベロ「まるで見えないのでヒント待ちしていたら、5日後に突然ひらめいた。条件が巧すぎる。」

■「10手の易問」のはずなのですが、相性が悪かったのでしょうか。

諏訪冬葉「まさか▲51角が無駄手だったとは。」

■詰まされる先手の方の着手ですし、地点が51ですので完璧に無駄手です。とは言い切れないか。たとえば、39龍のはてるま手筋で詰むのに32へ戻った龍が▲33角が邪魔していて、▲51角不成とすれば△39龍の1手詰みとか。ま、不成無し条件違反だし、手数も10手では足りないたとえでした。

ほっと「もし51角が後手の着手だとすると、51玉を動かす手が限定できなそうなので先手の着手に決め打ち。7手目38金が見えずに苦労。」

■いわゆる裏読みですね。

渡辺「8手に出来ない不思議な手順。」

■飛成の最短が6手目なので、8手ならはてるま手筋が可能ですが、そうなると無駄手を指す暇がありません。

NAO「手順の組合わせに迷う攻防。金を取らせてから角打で解決。」

■出題のことばの「急がば回れ」です。

小山邦明「角での収束を考えたので難しかった。」

■▲76歩、△34歩、▲22角成のあと、22の馬を△同銀や△同飛で取って、残り3手あるので角打ちから金でも取って金打ちなどが見えてきますが、51角を実現するためには玉移動が必須になるので後手の手数が足りません。

S.Kimura「前回と同様に2問目のヒントで情報が増えないという困った状況になりました.しばらく考えた末に,38金と金を渡せば,49金で詰むことに気付きましたが,もうひとひねりが足りないようです.」

■ヒントをみて「そこまでは分かってるんだよなぁ」は、あるあるですね。

山下誠「先手が角を奪って角を打つ間に後手が使える駒は?と考えました。」

■はい、正解です。後手は飛を使います。

ジェシー「前問とは逆に、5一角をぎりぎりまで引っ張らないといけないのですね。」

■無駄手はいつでも指せます。と言っても急ぐと駄目。

飯山修「飛成後先手の有効手は1手だけ。となると、金の寝返りしかないか」

■条件クリアのための▲51角を置いといて、じっくり考えると気が付く▲38金。

神在月生「お前にかまう気はないからどいてくれ。(32飛→33馬) 52玉・22馬で、51空け・角入手・飛直通の三つの目的を果たす。」

■推理将棋は先後での協力が大切。

津久井康雄「たったこれだけの条件で限定できているのが不思議に感じます。」

■「駒成1回だけど成駒着手なし」なんて条件より「不成無し」が簡素でいい感じ。たとえ条件数が同じでも印象は違いますよね。

原岡望「すかし詰めを警戒していたのに。」

■飛が出ていくときは忘れてはいけない一間龍。その警戒が報われる日は必ず来ます。

変寝夢「ソフト解答です。4手目52玉、5手目22への着手、6手目飛成、9手目51角、全手順通して不成なしで27万局面で35秒ぐらいでした。推理将棋の自玉詰は詰み形が浮かびにくいです。締め切り前ヒントで37飛成まではすぐだったが、38金~49金はまったく浮かばなかった。」

■▲38金、△49金はヒントでも黙っておくべき肝の部分。

緑衾「39龍までの筋だと思い込んでしまいました。」

■ヒント後の解図とのことなので、6手目の飛成と聞くと39龍までのはてるま手筋が思い浮かぶのは仕方ありません。

たくぼん「先手の無駄手の限定方法ですが、少ない条件、文字数でお見事です」

■WFP同様に文字数制限は無いのに短過ぎ。


正解:21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
 
 はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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