カテゴリー「推理将棋」の記事

推理将棋第197回出題(5月10日まで)

[2026年4月13日最終更新]

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第197回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで5月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第197回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第197回出題  担当 Pontamon

第197回は3名の作者の作品を揃えることができました。皆さんからの作品投稿をお待ちしております。
初級はけいたんさんからの9手作、中級は担当からの10手作、上級はるかなんさんからの12手作です。


■本出題


■中間ヒント (4月26日頃 作者)

■締め切り前ヒント (5月3日頃 Pontamon)


197-1 初級  けいたん 作  銀頭と銀尻          9手

「9手で詰みか」
「不成はないね」
「先手に6筋の着手が2回あったな」
「銀頭と銀尻の着手があったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 9手で詰み
  • 不成なし
  • 先手に6筋の着手2回
  • 銀頭と銀尻の着手あり

197-2 中級  Pontamon 作  最終手は初手の駒      10手 

「7手目に玉以外の駒で9段目の駒を取って10手で詰んだ対局の最終手は初手で動いた駒と物理的に同じ駒だった」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 10手で詰み
  • 7手目に玉以外の駒で9段目の駒を取った
  • 最終手は初手で動いた駒と物理的に同じ駒

197-3 上級  るかなん 作  予言者           12手 

「最終手54香で詰んだんだ。」
「ということは9手かな?」
「いや、12手。こちらが勝ったんだけど不気味な相手でさ、指そうとしたのと同じ駒種を直前に指してきたんだ。」
「偶然じゃないの?」
「4回もだよ?しかも駒種が合わないときも全部同じ筋に指してきてさ。予言でもしてるんじゃないかって。」
「予言に夢中で負けてたら世話ないけどね。」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 12手で詰み
  • 最終手は54香
  • 後手の手とその直前の先手の手が同じ駒種になる組み合わせが4つ
  • 後手の手とその直前の先手の手で、駒種と筋のどちらも一致しない組み合わせはない

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第195回解答(3)

[2026年3月25日最終更新]
推理将棋第195回出題の195-3の解答、第195回出題の当選者(はまちさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第195回出題  推理将棋第195回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


195-3 中級  上級  るかなん 作  送り忘れの年賀状      20手 

「おや、今更年賀状?」
「大掃除してたら出し忘れが出てきたんだ。今更だけどあけましておめでとう。」
「それで指し初め付きなのか。指し初めらしく初王手で詰み、敵陣から出る時にだけ空成したのは初日の出、どちらも最後に取った駒が大駒だったのはお年玉ってところか。他にも新年要素はあるけど、今年の指し初めとしては弱くない?」
「そんなことないよ。20手目に盤上26枚で詰みだからね。」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 20手目の初王手で詰み
  • 終局図の盤上の駒は26枚
  • 敵陣から出る時だけ空成した
  • 先後とも最後に取ったのは大駒

出題のことば(担当 Pontamon)

 2025/11/3に投稿されているので送り忘れではなく担当の配達忘れの年賀状になります。

作者ヒント

 「初日の出」は11手目(るかなん)

締め切り前ヒント

 終局時の持ち駒は先手が8枚、後手は最終手で1枚使ったので6枚残り。駒成は先手の角だけ。最後の駒取りは先手は角、後手は飛を取ります。

余詰修正

 会話の「敵陣から出る時にだけ成ったのは初日の出」の手前に「指し初めらしく初王手で詰み、」を追加し、条件の「20手目で詰み」を「20手目の初王手で詰み」に修正

余詰再修正

 本文/条件の「敵陣から出る時にだけ成った」を「敵陣から出る時にだけ空成した」に変更


推理将棋195-3 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△44歩、▲同角、△42飛、▲53角不成、△47飛不成、
▲71角不成、△37飛不成、▲93角不成、△27飛不成、▲75角成、△17飛不成、
▲31馬、△19飛不成、▲21馬、△29飛不成、▲11馬、△28飛不成
22馬 、△47桂 まで20手

(条件)
・20手目の初王手で詰み(20手目△47桂)
・終局図の盤上の駒は26枚
・敵陣から出る時だけ空成した(11手目▲75角成)
・先後とも最後に取ったのは大駒(先手19手目▲22馬で角取り、後手18手目△28飛不成で飛取り)

Suiri1953

20手で詰んだ時の盤上の駒が26枚で2026年の指し初めなのですが、盤上の40枚の駒が14枚減って26枚になるのなら少なくとも先手と後手で14枚の駒を取る必要があります。双方7枚ずつ取るなら駒を取らない手が6手あり、駒を取れない初手や2手目を指すことができるわけです。後手が最終手で駒を取って詰めるには支える駒が必要ですが頼りのもう一枚の自分の大駒は相手に取られてしまうので、先手玉を詰ませる最終手は駒取りの手ではなく持ち駒を打つ手になり、後手の駒取りではない手は残り1手です。また、駒成する手は空成の手とのことなのでここでも1手減ります。もし駒成が後手だとすると後手の余裕手は無くなります。また、最終手が駒打ちだと双方合わせて14枚の駒取りでは詰み上がり時の盤上の駒は21枚になってしまうため、どちらかがもう1枚駒取りをする必要が出てきます。

Suiri1953a詰み形を考えると、飛で飛を取った次の手番で持ち駒の飛を打つ二枚飛車の詰み形が良さそうです。この場合、後手は自分の飛で先手の駒を取り続けて、最後に飛を取ってからその飛を打つことになるので、先手は角で後手の駒を取り続けて最後の駒取りは後手の角を取る手になります。後手が飛で先手陣の駒を連続で取ることは簡単で、7段目とか9段目を横移動して駒取りを続けることは容易そうです。先手は角で後手陣へ切り込んで駒を取り続けなければいけませんが1段目と3段目を行き来して、たとえば▲33角不成、▲51角不成、▲73角不成、▲91角不成の順だと4枚の駒しか取れません。それも、△51金左などの後手の協力手があった上での話です。通って来た道を戻ってもそこには後手の駒はないので、△73桂、△51金、△33桂の協力手が必要になり後手の駒取り回数を減らす結果になってしまいます。となると、できるだけ早い時点で後手陣から角を出して角成で馬になり、その馬の横移動を使って連続駒取りを実現するのが良さそうです。後手の飛が先手陣へ出て行く△32飛から△37飛不成の鉄板手筋を使って指してみたのが参考図の手順になります。48地点の飛と49地点の飛の二枚飛車で詰めることができて、盤上には26枚の駒になっていますが手数オーバーの22手だったので失敗です。

参考図:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△62玉、▲44角成、△37飛不成、▲43馬、△39飛不成、▲21馬、△29飛不成、▲31馬、△19飛不成、▲41馬、△17飛不成、▲48飛、△27飛不成、▲38金、△47飛不成、▲23馬、△48飛不成、▲22馬、△49飛打 まで22手

参考図の失敗手順を見てみると、2手オーバーになった原因の手のようなものが見えて来ます。先手の手では最後に飛を取らせる位置が詰み形に適するように▲48飛としている手や飛の打ち場所を空けるための▲38金です。これらの飛と金が動かずに初期配置の手値に居たままだと、後手が28の飛を取って28地点に後手の飛が居る状況であれば、△47桂の吊るし桂の形で先手玉を詰めることができます。一方、参考図の後手の手では▲33角不成の王手で玉を逃げた△62玉が余分な手に見えます。先手は王手を掛ける手を避けながら駒取りするまが良いのでしょう。後手の飛が出て行けるようにする鉄板手筋で王手を掛けず済むのは4筋から飛が出る手順です。初手の▲76歩に△44歩と突いて▲同角、△42飛、▲53角不成、△47飛不成の6手で双方合わせて3枚の駒を取れます。最終手で打つ桂を含めて残りの14手で取らなければいけない駒は11枚です。最終手は桂を打つ手なので、実質は残り13手で11枚の駒を取ることになります。後手は6手目の△47飛不成で1枚目の駒を取った後は、△57飛不成や△49飛不成は王手になるので8手目の駒取りは△37飛不成で決まりです。18手目の△28飛不成で飛を取るまでの5手では桂も取る必要があるので手順は△27飛不成、△17飛不成、△19飛不成、△29飛不成、△28飛不成の5手で決まりです。10手目を△39飛不成にする逆回りでは29の桂を取ることができないからです。これで後手の手は確定しました。先手は5手目の△53角不成で2枚の歩を取っているのでが駒取り分担の7枚までは残り5枚と言いたいところですが、後手は7枚の駒を取ってますが最後に持ち駒の桂を使うので終局時の駒台には6枚しか残りません。となると先手は7手目から19手目までの7手で分担の残り5枚ではなく1枚多い6枚の駒を取る必要があります。7手中の6手は駒取りで残り1手は駒を取らない空成の手で手数はぴったりです。53地点の角が駒を取れるのは▲31角不成か▲71角不成のどちらかですが、22地点の後手角を取るのは最後の19手目なので7手目に▲31角不成をしてしまうと9手目の駒取りの手は▲22角不成しかないのでいけません。つまり、7手目は▲71角不成で確定です。続けて▲93角不成で歩を取るまでは良いのですが、次に駒を取る手がありません。したがって11手目は空成りの手になりますが、どこで空成するかですが、▲66角成だと次に取れる駒が22の角しかないので駄目で、▲84角成だと▲83馬、▲73馬、▲63馬、▲41馬と駒取りを続けることができますが22地点の角を取る手が間に合いません。しかも、▲73馬や▲41馬が王手になるので△62金、△61玉などの王手に対する応手が必要になるので失敗です。となると空成は▲75角成で決まりです。7手目からは▲71角不成、△37飛不成、▲93角不成、△27飛不成、▲75角成、△17飛不成、▲31馬、△19飛不成になります。15手目に▲22馬で角を取ってしまうことはできないので、▲21馬で桂を取ります。続けて16手目から△29飛不成、▲11馬、△28飛不成、▲22馬、△47桂で詰みとなりました。

余詰について
NAOさん指摘の余詰は、
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△62玉、▲24角成、△37飛不成、
▲13馬、△47飛不成、▲23馬、△27飛不成、▲41馬、△17飛不成、
▲31馬、△19飛不成、▲21馬、△29飛不成、▲11馬、△28飛不成、
▲22馬、△47桂 まで20手

▲76歩、△32飛、▲33角不成、△42金、▲66角成、△37飛不成、
▲93馬、△47飛不成、▲71馬、△27飛不成、▲53馬、△17飛不成、
▲43馬、△19飛不成、▲21馬、△29飛不成、▲11馬、△28飛不成、
▲22馬、△47桂 まで20手

修正条件の余詰
▲78飛、△34歩、▲68金、△77角不成、▲66歩、△同角成、
▲73飛不成、△57馬、▲83飛不成、△47馬、▲93飛不成、△87飛不成、
▲91飛不成、△88飛不成、▲81飛不成、△68飛不成、▲71飛不成、△同金、
▲68銀、△69金 まで20手

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

るかなんさん(作者)「年賀詰なら「11手目」は中間ヒントでなく本条件に入れるべきでしたね…」

■「11手目は初日の出の成る手」があると余詰は避けれたようですね。

NAOさん(双方解)「詰上がり26枚とは面白い設定。44同角から遠回りして75角成で繋がります。
余詰解が先に見えてしまいなかなか作意に辿り着く着けませんでした。」

■余詰修正条件での余詰発見は作者ともども驚きの手順でした。

飯山修さん「手をつけ始めれば意外と簡単。75から再度侵入すれば良い。」

■角で駒取りを続けることが難しいので、何時どこで角成するのかがカギでした。

RINTAROさん「2手目44歩に気づけば一直線。重箱の隅ですが、「敵陣から出る時だけ空成した」というのも余詰修正で流れから分かりますが、「成ったのは敵陣から出るときの空成のみ」とした方が親切かなと思いました。この表現でも「敵陣から出るとき」は「不成」もありだし、「空成複数回」もありになりますね。」

■空成りは1回だけとは言っていないので、もちろん複数回の空成りは許容されます。元条件の「敵陣から出る時にだけ成った」でも、先手と後手の両方とか、どちらか一方が2回の駒成でもいいし、それ以上の回数でも良いことになっていますが、現実的には手数の制限があるので、何回の駒成があるのかを解図者が推理する必要があります。推理将棋ではこのような余白を残した条件提示の場合もあるし、初手は76歩のようなストレートな条件もあります。

べべ&ぺぺさん「長手数は苦手です。」

■出題中の196回には19手がありますが、これは多分大丈夫でしょう。と思うのは作者だけかな?

ほっとさん「双方が駒を取りまくるのは限定させるのが難しそう。」

■作者や担当が思いもよらなかった切り口での余詰指摘には驚かされました。条件設定から考えて無理だと思っていた手が存在していました。

桝彰介さん「どのルートで駒を取って行くかが分かれば一本道。」

■早い段階で駒取りを開始するなら先手は3手目の角の手での駒取り、後手は3筋か4筋から飛車が出動。飛車だと横移動ができるので同じ段の駒を取り進めることができますが、問題なのは角のルートですね。

原岡望さん「これもヒント頼み。
後手の飛車の活躍で解決。」

■解説時の参考図の手順の多くは、余詰検討をしていたときに見つけた紛れ筋や失敗手順を使っています。後手の飛で先手の28の飛を取れば、9段目へ飛を打って詰みだと思ったのですが、先手には豊富な持ち駒があるので9段目への合駒が可能。ということで、48地点で飛を取って玉腹への△49飛で詰む手順を採用しました。参考図でも飛が活躍しています。

はなさかしろうさん「ヒントをたっぷりいただいてみると年賀らしく案外解きやすくて助かりました。」

■来年は本問の年賀条件の逆パターンの「盤上20枚の駒で詰んだのは27手目」は可能かな?ヒント(条件)たっぷりなら出来るのかな?

piyoさん「一旦引き上げてからまた敵陣に入るということに最初気づきませんでした。」

■敵陣から出る時にしか成ることができないので、馬になってから再突撃が必要でした


正解:9

  NAOさん  飯山修さん  RINTAROさん  るかなんさん
  ほっとさん  桝彰介さん  原岡望さん  はなさかしろうさん
  piyoさん


(総評)

飯山修さん「インフルエンザにかかり寝込んでいたがこういう時は解く気がしないものですね。
治ってやっと取り組みました。」

■今年の担当はコロナにもインフルエンザにもかからずに済みました。両方のワクチン接種のおかげかな。

RINTAROさん「時々訪れる条件解釈の綾にやられました。誤解を招かない表現って難しいですね。」

■誤解がないようにあれこれ変更している間に、訳の分からない文章になってしまうことも。(苦笑)

べべ&ぺぺさん「今月は1問のみの解答です。」

■1問たけでも解けなくても気にせずに感想をお送りいただければ幸いです。

るかなんさん「去年の宿題のやり残しは終わったかな?」

■投稿していただいたのに、まだ出題していないやり残しはあったかな?196回は3名の出題にはできなくて、けいたんさん作を2題出題しました。この後もこのパターンが続く予感。

ほっとさん「またしてもギリギリになってしまいました。」

■3月は年度末で忙しくなって、更にギリギリになるかも。

桝彰介さん「締め切り前ヒント有りですが、珍しく、20手の長手数が解けました。次回以降もこの調子で解答したいと思います。」

■最初の出題時は不詰の条件でしたが、出題中の196回では19手がありますので是非解図にチャレンジしてください。

原岡望さん「今回はスタートが遅れて苦戦。
何とか解けました。
3月10日 22時」

■締切2時間前。余裕でセーフでした。担当は詰パラ2月号の推理将棋は締切6時間前に1問降参で終わりました。詰パラの昨年末のトリの問題や2月号、ここでの不詰問題の出題といい、絶不調に陥っているみたい。

piyoさん「角が大活躍する回でした。」

■何と言っても推理将棋では角が必ずと言って良いほど動きますが、今回は特に目立ったようです。


推理将棋第195回出題全解答者: 12名

  NAOさん  中村丈志さん  飯山修さん  RINTAROさん
  べべ&ぺぺさん  るかなんさん  ほっとさん  桝彰介さん
  はまちさん  原岡望さん  はなさかしろうさん  piyoさん

当選: はまちさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください

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推理将棋第195回解答(2)

[2026年3月23日最終更新]
推理将棋第195回出題の195-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第195回出題  推理将棋第195回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


195-2 中級  Pontamon 作  縦横並び再び        10手 

「あっちの将棋は玉の隣に金が無い局面が無いまま10手目の初王手で詰んだよ」
「へぇ、どんな進行だったの?」
「同種の駒が、縦並び・横並び・縦並びの順で現れたよ」
「えっ、昨年末の対局で聞いた覚えがあるけど、それは今日の対局なんだ」
「あと、自分の歩を突いた後に歩を突く時はその隣の筋の歩だったよ」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 10手目の初王手で詰んだ
  • 同種の駒が、縦並び・横並び・縦並びの順で現れた
  • 玉の隣に金が無い局面は無かった
  • 自分が歩を突いた後に歩を突く時はその隣の筋の歩

出題のことば(担当 Pontamon)

 今回は縦並びと横並びの註釈は付けていません。

作者ヒント

 初手と3手目は歩突きの手順前後を回避するには?(Pontamon)

締め切り前ヒント

 先手には3回目の歩突きが9手目にあるので着手筋の順序が確定します。縦・横・縦の順になるのは角です。


推理将棋195-2 解答 担当 Pontamon

86歩、△34歩、▲76歩、△88角不成、▲48金、△87角
▲58玉、△77角不成、▲66歩、△76角不成 まで10手


(条件)
・10手目の初王手で詰んだ(10手目△76角不成)
・同種の駒が、縦並び・横並び・縦並びの順で現れた
・玉の隣に金が無い局面は無かった
・自分が歩を突いた後に歩を突く時はその隣の筋の歩(初手▲86歩、3手目▲76歩、9手目▲66歩)

Suiri1952

Suiri1952a同種の駒で縦並びと横並びにするのであれば初期配置で近くにある金で実現するのが手っ取り早いと思われるのですが、似た条件だった「193-1 縦並びと横並び」の作意順や参考図の手順では先手の歩の手が無いので違うようです。金以外の駒種となると早い段階で相手の駒を取って使える角を考えるのが良さそうです。77地点で取った先手の角を78地点へ打てば角の縦並びになり、次に打った角を△87角不成で移動させれば角の横並びに早変わり。同様に87の角を△76角不成とすれば再度の縦並びになります。つまり、78地点へ打った角で先手の角を取った時の77の角の周りを連続移動する手順で、この△76角不成の手で先手玉を詰めたのが参考図の手順となります。初手の▲76歩で歩を突いていますが9手目の▲66歩は初手の歩突きの隣の筋の歩突きなので条件を満たしたいます。しかし、この手順をよくよく見てみると4手目に77地点の先手の角を取る手の△同角不成が王手になっているので初王手の条件を満たしていませんでした。

参考図:▲76歩、△34歩、▲77角、△同角不成、▲58玉、△78角、▲48金、△87角不成、▲66歩、△76角不成 まで10手

角での縦並びと横並びなのであれば筋違いの位置に角が無ければ成立しないので、先手の角と後手の角での配置は無理です。となると、後手は先手の角を取る必要があるので、初手で角道を開ける▲76歩を指して2手目が△34歩が自然な流れ。4手目に△88角不成で角を取ると6手目に縦並び位置への角打ち、8手目は横並び位置への角移動、10手目は再度縦並び位置への角移動をしなければならないので後手に手の余裕はありません。つまり、参考図のように縦並びの角2枚で先手玉を合い利かずの形で詰める必要があるわけです。参考図の手順と異なり、今回は88地点で角を取っているので6手目に角を打って縦並びにしたくても87点や89地点には先手の駒があるので角を打つことができません。なので3手目は角を打つ場所をつくる▲86歩が良さそうです。指し進めると▲76歩、△34歩、▲86歩、△88角不成、▲58玉、△87角、▲68玉、△97角不成、▲58金右、△86角不成の手順が出来たのですが、この手順だと▲77桂の合駒ができるので詰みません。この手順をよくよく考えてみると、初手の▲76歩と3手目の▲86歩は手順を入れ替えても4手目の△88角不成は実現可能なので先手の着手手順が限定されていませんでした。でも条件の「自分が歩を突いた後に歩を突く時はその隣の筋の歩」は満たしているので正しいはずです。この条件を満たしつつ手順前後が無いようにするためには、歩を突く手がもう1手あれば解決できることに気付けば初手と3手目の手順前後の謎が解けます。つまり、初手は▲86歩で3手目が▲76歩で、その後6筋の歩を突く▲66歩があれば手順前後は解消されます。▲66歩と言えば参考図の手順で出て来た手なので、6手目に打つ△87角から10手目に△76角不成につなげることができれば解けるはずです。初手から▲86歩、△34歩、▲76歩、△88角不成で参考図の手を参考にすると5手目は▲66歩か▲58玉か▲48金になりそうなので5手目が限定されるのか少し心配になります。8手目を△97角不成で角の横並びにするのは失敗でしたので8手目には△77角不成、△68角不成、△98角不成での角の横並び候補が残っていますが次の△76角不成につながる形は△77角不成です。この△77角不成が王手にならないようにするには5手目か7手目に▲58玉を指しておく必要があります。5手目に▲58玉を指すと玉の隣に金が無い局面になってしまうので5手目は▲48金になり、7手目が▲58玉です。5手目からは▲48金、△87角、▲58玉、△77角不成となり9手目の▲66歩に△76角不成で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「隣の筋の歩は巧妙な技。初手86歩はちょっと見えづらい。」

■初手は7筋/玉腹に金の条件だと▲58玉と▲86歩の手順前後が可能になるし、初手は7筋/玉の隣に金が無い局面は無かったの条件だと、▲48金と▲86歩の手順前後がある。歩突きの隣の筋の歩突きの条件を捻りだしました。

飯山修さん「詰み形は8-3などで有名。68玉で詰まそうとすると桂の排除が意外と面倒。」

■片方が馬になっていますが最初の二枚角の作品は「5-1 8手シリーズ(1)」の8手でしょうか。両方とも生角なのが「8-3 対向射線!?」の9手ですね。

RINTAROさん「「自分が歩を突いた後に歩を突く時はその隣の筋の歩」という条件を最終ヒント迄勘違いしており、全く解けませんでした。
それは、仮に先手である「自分が歩を突いた後に歩を突く」のは後手だと解釈しました。曖昧な表現だなとは思いつつも、そうとしか読めなかったです。
そして、そのように解釈したならば、先手後手が永遠に隣の歩を突くことになり、そこは「自分」を主体的に捉え、「自分が歩を突いた後に歩を突く」1回きりだと解釈することで納得しました。しかしながら、そのような条件下では解決の糸口さえも見つからず、最終ヒント迄諦めていました。最終ヒントを見て、「もしやこれは自分の指し手に限定した話なのでは」と思い、全てが腑に落ちました。
ちなみにこの手順は、すぐに思い浮かんでいました。私と同じような解釈に陥った方が他にいらっしゃらなかったのであれば、私の国語力の無さが原因ですので仕方ないことなのですが、もう少し誤解を招かない表現にすべきだったのではないかと思いました。
ただし、今でも条件解釈が間違っている可能性はあり、的外れの意見であることも否めず、ご容赦願えれば幸いです。」

■「歩を突いた後に歩を突く時」だと、相手の歩突きのことになりそうなので「自分が」を付けて自分の複数の歩突きを表現したつもりでした。「自分が『歩を突いた後に歩を突く時』」か「自分が歩を突いた後に自分が歩を突く時」だと誤解が無かったか、逆に更に理解困難になったか...。

べべ&ぺぺさん「諦めました。」

■縦と横に並ぶ駒は角だと推測されたとは思いますが、二枚角の詰み形が浮かんでいないと解き難いかもしれません。

るかなんさん「歩の条件がピンとこず、最終ヒント待ちでした。
前作からおそらく角だろうと当たりはついたのですが。」

■前作の時の短評で角の言及が少なかったので、角の手を考えた人が少なかったのかと思い、本作を出題しました。実は、縦横ならび3回はこの角の手順で最初作ったのでした。隣の筋の歩の条件を捻り出して今回の出題になりました。

ほっとさん「条件がトリッキー。」

■▲76歩と▲86歩の手順前後や歩突きと玉や金の手との手順前後を潰すためのトリッキーな条件になりました。

桝彰介さん「色々並べて試しましたが、分かりませんでした。」

■色々並べたのは角ですよね?金の場合だと、▲58金右、△34歩、▲68金寄、△77角不成、▲78金上、△88角不成、▲77金右、△同角不成、▲69玉、△59金の手順はあるものの、歩突きした隣の筋の歩突き(△24歩や△44歩)が出来ずに10手になってしまいます。

原岡望さん「ヒント頼みです。角が鍵とは」

■角鋸とまでは言えない二枚角の移動でした。

はなさかしろうさん「58の玉を77の馬と67の角で詰ます8手の順を丁寧に生角で、さらに初手に遊びを入れて10手に。難しかったけれど奇麗な手順でした。」

■8手の手順は「5-1 8手シリーズ(1)」の8手のことですね。

piyoさん「以前193-1の時に角での実現順を考えたアドバンテージがあるかと思いきや、かなり苦戦しました。
後手だけでは手数が足りないと最初思ってしまったのですが、綺麗に詰むものなのですね。」

■前作で角の手順を検討されたのが分かる短評はpiyoさんだけだったので、他の皆さんは角の検討をしていないような気がして今回の出題になりました。アドバンテージには成らなかったですか。


正解:8

  NAOさん  飯山修さん  RINTAROさん  るかなんさん
  ほっとさん  原岡望さん  はなさかしろうさん  piyoさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第195回解答(1)

[2026年3月21日最終更新]
推理将棋第195回出題の195-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第195回出題  推理将棋第195回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第195回解説  担当 Pontamon

年賀推理に続き、2月出題でも余詰を出してしまい、大変申し訳ありませんでした。
第195回には12名の方々から解答をいただきました。いつも解答ありがとうございます。


195-1 初級  けいたん 作  玉腹に銀(2)         8手 

「角成まで8手で詰みか。成る手はこれだけだな」
「玉腹に銀の着手があったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 角成まで8手で詰み。成る手はこれだけ
  • 玉腹に銀の着手あり

出題のことば(担当 Pontamon)

 タイトルが194-1と同じでしたので担当が(2)を追加しました。

作者ヒント

 同の手あり(けいたん)

締め切り前ヒント

 最終手の棋譜表記は「角成」ではありません。条件を「角を成る手まで」としていれば気付き易かったかも。


推理将棋195-1 解答

▲76歩、△34歩、▲66角、△同角、▲48玉、△68角、
38銀、△57角上成 まで8手

(条件)
・角成まで8手で詰み。成る手はこれだけ(8手目△57角上成)
・玉腹に銀の着手あり(7手目▲38銀)

Suiri1951

Suiri1951a玉腹に銀の手があるのなら、▲48金で玉腹を空けておいて▲38銀からの▲49銀の手順が浮かびますが、この手順は先月の194-1で解説したように3手掛かってしまうので他の手を指せなくなります。やはり玉が8段目へ上がってから玉腹へ銀が上がる2手の手順が良いようです。本問では同の手とか金の着手3回などの追加条件は少なく、角成で詰ませるだけのようなので、先手の角を取って打ってから角成で詰めれば良さそうです。となると角は6~8筋辺りになると予想されるので先手玉は▲48玉ではなく、▲58玉として玉腹の銀の手は▲48銀が良さそうです。この方針で指してみたのが参考図の手順となります。上手く解けたと思ったのですが、単に角成までの8手という条件ではなく、「成る手はこれだけ」という限定が付いていました。参考図の手順では角成は2回になっているので失敗手順でした。

参考図:▲76歩、△34歩、▲77角、△同角成、▲58玉、△78角、▲48銀、△67角成 まで8手

これまでは打った角を最終手で成る手順ばかり考えていましたが、先手の角を取った角を最終手で成って、取った角はそれを支える地点へ打つだけというパターンがあるかもしれません。成る地点として77がありそうですが既に失敗している形なので別地点で成れる場所を探してみると、66地点で角を取って最終手で57地点で成るのが良いかもしれません。初手から▲76歩、△34歩、▲66角、△同角と進め、先手の残りの手は玉を上がる手と玉腹へ銀を上がる手になります。57地点で角成するので詰み形としては▲48玉に▲38銀のはずです。玉が移動しているので、後手が角を打つ地点を△68角とすれば、57地点の角成を支えることと59地点へ玉が戻れないように抑えることができて一石二鳥です。5手目からは▲48玉、△68角、▲38銀になり、最終手は66地点の角が57地点で成る手になりますが、57地点には68の角も利いているので最終手の棋譜は△57角成ではなく△57角上成での詰みとなります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「美濃囲いには入れず。初見、角成は8,9段目かと思ったが外れ。」

■28には飛が居座っているので片美濃に入ったとしても39止まり。

中村丈志さん「6六角と、角を献上する手がなかなかわからなかった。」

■居角のままとか77へ上がる以外に66地点で角を渡すことは時々現れますね。

飯山修さん「これは客寄せにピッタリ」

■何はともあれ8手作は客寄せ効果がありそうです。

RINTAROさん「3手目66角が好手。」

■手数が少ないのに先手の角が66へ動く1手が無駄になりそうで指し難い手でした。

べべ&ぺぺさん「角を支える駒を考えました。ヒントなしで解けました。」

■角を支える駒は取って打った角という意外性がありました。

るかなんさん「最終形にダイレクトな条件のおかげでゴールは見えやすい。角の譲り方がポイント。」

■先手が▲58玉、▲68銀、▲59銀で後手が△79角不成から△57角成の手順だと57の馬を支える手が間に合いません。角成までと言われても作意の詰み上がりが浮かぶかどうかがカギ。

ほっとさん「「角成まで」という条件設定に惑わされた。」

■棋譜表記で角成までだと考えると嵌まってしまいます。角を成る手までのほうが誤解がなかったですね。

桝彰介さん「あまり使わない表記なので、6六の角が5七に成る場合は「上」で良かったかが心配です。」

■着手地点に対してどちらの角も右(指す側から見て)に居るので、角右ではどちらの角なのかを特定できないので、着手地点に対する段の位置が反対側にあるので、上と引で区別します。66の角と48の角の場合は着手地点に対して左右の筋に角がいるので、どちらの角かを指定いるために右か左を付けても判別できるのですが、段が上下に分かれている場合は、右・左ではなく上と引で区別します。

はまちさん「趣向が面白い!」

■玉腹へ銀の手の条件だと、手順前後も回避されている条件付けになっています。

原岡望さん「4手目で駒を取る必要性に気づいて解決」

■△88角打で79の玉を詰める場合だと、取った駒を打ってから成るというパターンではなく、角を取った駒が打ち場所を空けるために移動して、最終手で△88角打で詰めるパターンもむあります。どちらにしても短手数の場合は早い段階で駒を取って、次に打つ場合が多いようです。

はなさかしろうさん「77で角か桂を取る方に気を取られて66に移るのが遅れましたが、なんとか自力で。」

■居角と77地点での駒取りは手筋として頭に入っているのですが、たまにある66地点での駒渡しは忘れがちです。

piyoさん「この問題だけすんなり解けました。」

■8手と言えどもちょっと難しめだったはずですが、すんなり解けて良かったです。


正解:12

  NAOさん  中村丈志さん  飯山修さん  RINTAROさん
  べべ&ぺぺさん  るかなんさん  ほっとさん  桝彰介さん
  はまちさん  原岡望さん  はなさかしろうさん  piyoさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第196回出題(4月10日まで)

[2026年4月4日最終更新] 196-3の不詰のお詫びと条件の解釈の修正について

【196-3の不詰のお詫びと条件の解釈の修正について】

推理将棋第196回の公開時の196-3の問題文では不詰だったので不詰修正をさせていただきました。しかし、作者ヒントやコメント欄で「3手連続同筋着手は2手連続同筋着手としてカウントできない」としていましたがこの解釈だと作意を導き出すことができませんでした。

同筋の連続着手を下記のようにカウントして解図に取り組んでください。この解釈の修正によって196-3は複数解がある不完全作になります。粗検、大変申し訳ありません。

2手連続同筋着手の回数のカウント方法について

同筋着手が複数回連続であった場合は、最初の手から2手連続着手として扱い、同一着手を2連続着手の手として二回使うことはできません。

  • 3手連続の同筋着手A、B、Cがあった場合、AとBが2手連続着手1回とカウントし、残りのCをBと合わせて2手連続着手とはできません。(3手連続着手は2手連続着手1回としてカウントします)
  • 4手連続の同筋着手A、B、C、Dがあった場合、AとB、CとDを2手連続着手として2手連続着手が2回になります。CとDの2手連続着手も必ずカウントする必要があります。(4手連続を2手連続1回とはカウントできません。偶数回連続着手では2手連続着手がX回となります。)
  • 以降、奇数回、偶数回の扱いは同じです。

(2026年4月4日 Pontamon)

196-3の会話修正

「詰める手が4つ」のところに「不成の手」が入っていると、成で詰む手・駒打ちで詰む手・成も不成も付かない手で詰む手などを含んでいても「不成」で詰む手が4つであれば良いとの解釈が成り立つので、19手目に詰む手は4つだけであることを先に言い切る表現に戻させていただきます。

会話の修正は、「19手目に初の不成の手で詰める手が4つ」の「初の不成の手で」を削除して「19手目に詰める手が4つ」に修正し、続く「それら全てが右か左が付く不成の手」を「それら全てが右か左が付く初の不成の手」に修正します。
条件の修正はありません。

(2026年3月18日 Pontamon)

196-3の余詰再修正

NAOさんから余詰修正条件での余詰指摘がありました。粗検、大変申し訳ありません。
以下のように余詰の再修正をさせていただきます。また、前回の余詰修正時に会話から「初の不成の手で」が抜けていましたのでそれも修正いたします。

会話
「19手目に詰める手が4つあって」を「19手目に初の不成の手で詰める手が4つあって」に修正
「終局時には隅に大駒が居たよ」を「終局時には隅に大駒が居たから隅の手はあったけど都(55地点)の手は無かったよ」に修正

条件
「終局時、隅に大駒が居た」を「55地点の手は無く、終局時、隅に大駒が居た」に修正

なお、元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

(2026年3月18日 Pontamon)

196-3の余詰修正

NAOさんから会話と条件の不一致の指摘と余詰の指摘がありました。粗検、大変申し訳ありません。
会話と条件を以下のように修正させていただきます。

会話
「19手目に初の不成の手で詰める手が4つあって、それら全てが棋譜表記で右か左が付く手」を「19手目に詰める手が4つあって、それら全てが右か左が付く不成の手」に修正
「横並びになる手が2回あったよ」を「横並びになる手が2回あって、終局時には隅に大駒が居たよ」に修正

条件
「終局時、隅に大駒が居た」を追加

なお、元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

(2026年3月15日 Pontamon)

196-3修正(差し替え)

196-3について、下記の通り全文を差し替えて修正します。作意手順は変更ありません。 

(2026年3月15日 Pontamon)

196-3不詰のお詫び

勘違いがあり、196-3は不詰でした。申し訳ありません。考えられていた方には深くお詫びいたします。修正または差し替えがアップされるまで、お待ちください。 

(2026年3月14日 Pontamon)

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第196回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで4月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第196回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第196回出題  担当 Pontamon

今回の出題はけいたんさんからの初級の9手と中級の10手、担当からの上級の19手の3題です。
初級と中級はとどめが角の手で歩頭と角頭の違いです。上級は19手と少し長めですが、形が決まれば手順のやり繰りだけです。


■本出題


■中間ヒント (3月27日 作者)

196-1初級:不成3回(けいたん)
196-2中級:不成2回(けいたん)
196-3上級:2手連続で同じ筋への駒打ちだけの筋あり。3手連続同筋着手を2手連続が2回とカウントしたり2手連続着手としてカウントできません(Pontamon)

■締め切り前ヒント (4月3日 Pontamon)

196-1初級:最終手は先手の歩頭への角打ち。3手目に角を取り、二枚角での合い利かずの詰み上がりです。
196-2中級:詰み上がりの二枚の角はどちらも後手の角です。先手に持ち駒があったとしても合駒をするスペースはありません。
196-3上級:同じ筋の2手連続着手は3筋が2回で、4筋の2回では後手の手は2回とも玉です。2筋の駒打ちで先手は桂を打ちます。


196-1 初級  けいたん 作  歩頭に角まで         9手

「歩頭に角まで9手で詰みか」
「3手目は歩を取る手ではないな」
「4手目は金の着手だったね」
「成る手はないな」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 歩頭に角まで9手で詰み
  • 3手目は歩を取る手ではない
  • 4手目は金の着手
  • 成る手なし

196-2 中級  けいたん 作  角頭に角まで        10手 

「角頭に角まで10手で詰みか」
「飛の着手があったね」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 角頭に角まで10手で詰み
  • 飛の着手あり

196-3 上級  Pontamon 作  右と左の詰みが計4つ    19手 

「棋譜に右や左が付くのはどんな場合か知ってるかい?」
「着手地点へ動ける同種の駒が着手地点に対して左右の筋に分かれている時だろう?」
「その同種の駒配置の段も関係してくるんだよ。左右の筋のほかに上下に分かれた段だと左・右ではなく上・引で区別するんだ。同種の駒が着手地点と同じ段なら左・右だね」
「で、何なの?」
「ごめん、ごめん。打った駒が動いた19手目に詰んだ将棋なんだけど、19手目に詰む手が4つあって、それら全ての手の棋譜には左か右が必ず付くという珍しい形だったんだ」
「へぇ、そうなんだ。でも、それだけじゃ分からないなぁ」
「不成の手や飛車の手は無くて、2手連続での同じ筋への着手が計5回あったし、駒打ちに駒打ちで応じる手もあったよ」

「棋譜に右や左が付くのはどんな場合か知ってるかい?」
「着手地点へ動ける同種の駒が着手地点に対して左右の筋に分かれている時だろう?」
「その同種の駒配置の段も関係してくるんだよ。左右の筋のほかに上下に分かれた段だと左・右ではなく上・引で区別するんだ。同種の駒が着手地点と同じ段なら左・右だね」
「で、何なの?」
「ごめん、ごめん。 19手目に初の不成の手で詰める手が4つあって、それら全てが棋譜表記で右か左が付く手 19手目に初の不成の手で詰める手が4つあって、それら全てが右か左が付く初の不成の手という珍しい形だったんだ」
「それでどの手を指したの?」
「打った駒がそのまま19手目に動いたよ」
「その他はどんな進行だったの?」
「2手連続での同じ筋への着手が5回あったうちの1回は駒打ちに駒打ちで応じる手だったよ。あと、自分の歩以外の同種の駒が 横並びになる手が2回あったよ 横並びになる手が2回あって、終局時には隅に大駒が居たよ 終局時には隅に大駒が居たから隅の手はあったけど都(55地点)の手は無かったよ」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 打った駒が動く手の19手目に詰んだ
  • 19手目に詰む手は4つあり、どの手も棋譜に右か左が付く手だった
  • 2手連続で同じ筋への着手は5回
  • 駒打ちに駒打ちで応じた
  • 不成と飛車の手なし
  • 19手目に初の不成の手で詰んだ
  • 19手目に後手玉を詰める手が4つあり、それら全てが右か左が付く不成の手
  • 打った駒がそのまま19手目に動いた
  • 2手連続での同じ筋への着手が5回あったうちの1回は駒打ちに駒打ちで応じる手だった
  • 自分の歩以外の同種の駒が横並びになる手が2回あった
  • 終局時、隅に大駒が居た 55地点の手は無く、終局時、隅に大駒が居た

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第194回解答(6)

[2026年2月27日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-6の解答、第194回出題の当選者(るかなんさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


194-6 上級  はなさかしろう 作  午年の指し初め2026  43手 

「あけましておめでとう! 今年は午年だね」
「謹賀新年! 午は動物で馬、成角の馬に桂馬と、将棋に縁があるね」
「ではさっそく、よろしくお願いします。馬って美しいよね」
「よろしくお願いします。かつては旅の伴だったね。人や荷を運んでくれた」
「それなら1月1日に因んで、成角の方の馬を11手指そうか」
「旅する2頭の馬だね。広くあまねく、すべての筋に行ってもらおう」
「今は競馬で見るくらいだけど、年初の競馬は金杯だね。金から始めよう」
「了解…と、桂馬は26手目に26に指したね。おさらいしようか。
 ・43手で詰んだ
 ・馬の手は11手あり、最初の9手ですべての筋に着手した
 ・馬で歩を取る手は9、11、15、17、24、39手目
 ・1~4手目は3、4、5、6筋の順に金の手
 ・5手目と6手目は同じ筋
 ・8、10手目は歩
 ・後手は14~22手目に小駒で5連続駒取りをした
 ・19、21と27、29、31手目は1、3、4、6、8筋の順で先手陣内から6段目への前進
 ・23、25手目は飛で駒取り
 ・26手目は26桂
 ・28、30手目は馬で9段目の駒取り
 ・33手目は32手目に打った桂の尻への桂打ち
 ・34手目は桂と3枚の歩で上下左右を囲まれた地点への馬の手
 ・36~38手目は順に香で香を取る手、6段目への香の手、香を1マス進める手
 ・40~43手目は4種類の駒による奇数段目から2段目への手
 ということだったね」「うん。指し初めらしい一局だったね」
「「というわけで、本年もよろしくお願いします!!」」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 43手で詰んだ
  • 馬の手は11手あり、最初の9手ですべての筋に着手した
  • 馬で歩を取る手は9、11、15、17、24、39手目
  • 1~4手目は3、4、5、6筋の順に金の手
  • 5手目と6手目は同じ筋
  • 8、10手目は歩
  • 後手は14~22手目に小駒で5連続駒取りをした
  • 19、21と27、29、31手目は1、3、4、6、8筋の順で先手陣内から6段目への前進
  • 23、25手目は飛で駒取り
  • 26手目は26桂
  • 28、30手目は馬で9段目の駒取り
  • 33手目は32手目に打った桂の尻への桂打ち
  • 34手目は桂と3枚の歩で上下左右を囲まれた地点への馬の手
  • 36~38手目は順に香で香を取る手、6段目への香の手、香を1マス進める手
  • 40~43手目は4種類の駒による奇数段目から2段目への手

出題のことば(担当 Pontamon)

 今年も恒例のあぶりだしでしょうか?そうならあの漢字でしょうね。

作者ヒント

 馬の9手目にあたる34手目で前半の先手馬と後手歩が確定しますが、6手目の4択と23、25手目の飛の動きの選択は詰みに絡んで決まります(はなさかしろう)

締め切り前ヒント

 作者恒例の年賀推理は干支の字のあぶり出しです。今年はもちろん「午」。トドメの▲62馬は、▲33角成、▲23馬、▲13馬、▲35馬、▲45馬、▲63馬、▲73馬と8地点で馬を見せて後手玉を詰めます。


推理将棋194-6 解答  担当 Pontamon

38金、△42金、▲58金、△62金、▲76歩、△72銀、
▲33角成、△44、▲23馬、△45、▲13馬、△88角成、
35馬、△17香成、▲45馬、△27成香、▲63馬、△38成香
16香、△39成香、▲36歩、△29成香、▲同飛、△97馬
21飛成、△26桂、▲46歩、△79馬、▲66歩、△89馬
86歩、△55桂、▲54桂、△56馬、▲93香不成、△同香
96香、△94香、▲73馬、△52玉、▲32龍、△22銀
62馬 まで43手  

(条件)
・43手で詰んだ
・馬の手は11手あり、最初の9手ですべての筋に着手した
・馬で歩を取る手は9、11、15、17、24、39手目
・1~4手目は3、4、5、6筋の順に金の手
・5手目と6手目は同じ筋
・8、10手目は歩
・後手は14~22手目に小駒で5連続駒取りをした
・19、21と27、29、31手目は1、3、4、6、8筋の順で先手陣内から6段目への前進
・23、25手目は飛で駒取り
・26手目は26桂
・28、30手目は馬で9段目の駒取り
・33手目は32手目に打った桂の尻への桂打ち
・34手目は桂と3枚の歩で上下左右を囲まれた地点への馬の手
・36~38手目は順に香で香を取る手、6段目への香の手、香を1マス進める手
・40~43手目は4種類の駒による奇数段目から2段目への手(〇手目〇〇〇)

Suiri1946

着手のヒントがたくさんでているので見ていきます。

初手から4手目までは筋指定での金の手とのことなので、▲38金、△42金、▲58金、△62金で確定しています。

5手目と6手目は同じ筋とのことですが、9手目に馬で歩を取らないといけないので5手目は馬を作るために角道を開ける▲76歩で、6手目も7筋の手なので△72金/△72銀/△72飛/△74歩の4択ですが、4手目に指した△62金を再度72へ動かす手では無さそうです。

8手目と10手目は歩の着手ですが、手順前後を避けれるのは同じ歩を連続で突く手になるでしょう。

9手目は馬で歩を取る手なので、▲23馬か▲43馬の2択。

7手目は9手目に馬で歩を取れるように馬を作る角成の手ですが、この時点で角成が可能なのは▲33角成だけです。

11手目

12手目

14手目から5連続の駒取りは全て小駒での手なのですが、8手目と10手目の歩の手で7筋の歩の連続着手をしてあれば14手目に△76歩で先手の歩を取れますが、その後の駒取りが続きません。後手の駒が先手陣へ利いている状況を作っておく必要があることが分かるので、9手目と11手目の馬で歩を取る手は▲23馬と▲13馬が決まります。その後馬は全ての筋へ行く必要があるので13手目に△35馬で馬が13地点からどけば14手目に△17香成で歩を取ることができます。17地点の成香で残り4枚の駒を取って行くことになります。後々に先手は6段目へ前進する手を1、3、4、6、8筋の順で指す必要があるので、17地点の成香で残り4枚の駒を取って行く際に37の歩を取ってはいけませんし、16地点へ前進する手も先手は指すので19の香は取れません。取れそうな駒は27の歩、28の飛、38の金、29の桂、39の銀のうちの4枚になりそうですが、26手目に△26桂の手を指すことになるので△29成香で桂を取っておく必要があります。

37手目に先手は6段目へ香の手を指す必要があるので、後手が4枚の駒を取った成香を先手は取っておく可能性がありそうです。23手目は飛での駒取りになっているので、22手目が△29成香で23手目が▲同飛のようです。となると17地点の成香が4枚の駒を取って行く手順は、△27成香、△38成香、△39成香、△29成香の順で歩、金、銀、桂を取る手順が決まります。25手目の飛での駒取りは2筋でもあるし33手目に桂打ちをしなければいけないので21の桂を飛で取る手でしょう。となるとこれまでの手順の中に22の後手角が角成する手があったはずです。28手目と30手目で馬で9段目の駒を取らなければいけないからです。馬で全筋へ着手する条件があったので△88角成をした後に24手目が馬で歩を取る手なので△97馬で28手目と30手目が△79馬と△89馬と思われます。

Suiri1946aここまでの予想図を参考図として掲載しました。

34手目は、3方向が歩で桂の駒尻への馬の手とのことなので△56馬になり、32手目に打った桂尻への桂打ちが33手目とのことなので、32手目からは△55桂、▲54桂、△56馬です。

36手目は香で香を取る手なので35手目は36手目を指せるように▲93香不成として△同香が36手目です。

37手目の6段目への香の手は6段目で唯一空いている9筋への△96香、38手目の香を1マス進める手は△94香になります。

40手目からの最後の4手は、奇数段から2段目への手となっていますが、2段目へ行ける駒で奇数段にあるのはちょうど21の龍、31の銀、51の玉、71の銀の4枚なので手順を検討してみます。まず最初の40手目ですが、31の銀を動かすと王手放置の反則になるのでここは玉を動かす手の△52玉で、41手目は▲32龍で41地点を抑えます。先手の駒で見えているのはこの龍だけですが、とどめの43手目に動かせる駒として参考図の35地点に居る馬が73地点に居る状態になっていて43手目は▲62馬のはずです。参考図の状況からだと42手目は△22銀か△72銀になりますが、6手目の4択として上がっていた△72銀が6手目であれば、最終4手の中に△72銀はありません。

参考図以降の手を参考図に反映してみると、43から63までの歩があっても「午」の字があぶり出しになっていますが、▲35馬が▲63馬に移動する間の着手や、△88角成のタイミングなどが手順から抜けているので初手から再検討していきます。初手から、▲38金、△42金、▲58金、△62金、▲76歩、△72銀、▲33角成の7手目までは確定していて、8手目と10手目の歩の手が未確定です。手順前後が無いとすれば10手目と12手目で同じ歩を2回突くはずです。次に未確定なのは12手目です。その次は15手目と17手目では馬で歩を取る手となっています。着手筋条件があったので13地点の馬を△35馬としていますが、15手目と17手目では馬で歩を取る必要があるので▲53馬から43か63の歩を取れますが34手目に△56馬の手があるので15手目に5筋の馬の手は指せません。と言って、35地点の馬は初期状態の歩を取るなら53の歩しかありません。ここで10手目と12手目の歩の条件が助けとなります。つまり10手目は△44歩で12手目が△45歩であれば15手目に▲45馬で歩を取ることができ、続けて17手目は▲63馬です。参考図からの詰み上がり推定図で余分だった43と63の歩がこれで無くなります。未確定の12手目には△88角成を指せます。8手目から△44歩、▲23馬、△45歩、▲13馬、△88角成、▲35馬と進み14手目からは△17香成、▲45馬、△27成香、▲63馬、△38成香、▲16香、△39成香、▲36歩、△29成香、▲同飛、△97馬、▲21飛成です。25手目は成なのか不成なのかこの時点では未確定ですが、41手目に▲32龍を指せるように▲21飛成としておきます。続けて26手目の指定打の△26桂から続いて▲46歩、△79馬、▲66歩、△89馬、▲86歩、△55桂、▲54桂、△56馬となり34手目の△56馬が9回目の馬の手で全筋着手が完成しています。続けて35手目からは▲93香不成、△同香、▲96香、△94香となり39手目に▲73馬とすれば最後の4手を指す準備が完了して、40手目から△52玉、▲32龍、△22銀、▲62馬で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

はなさかしろうさん(作者)「この午の字、初形配置との重なりが7枚しかありません。つまり、33手以上は必要なのですが、本譜は43手。重くなってしまいがちな出題形式ではありますが、試してみていただけると嬉しいです。」

■動いていない駒は53歩、81桂、82飛、83歩、57歩、59玉の6枚なのであと1枚は何のことかと暫く分かりませんでした。「午」の字を盤上に表したときに初期配置の駒と重なる地点が7つ、つまり動かなかった6地点の駒に22地点を加えた7地点のことなのですね。

NAOさん「詰上がりはお約束の大きな「午」。馬の経路がなかなか決まらずヒント待ち。44~45歩の発見が鍵でした。」

■裏推理をすると同じ歩の連続着手なのは予想が付くけどどの筋なのかがすぐには推理できない条件でした。

RINTAROさん「なるほどねぇ。成香を取るときは結果的には香を取ることになりますが、香を取るとは厳密には言わないですか。

■小駒の成駒は成っても小駒扱いなので小駒の成香で残り4枚の駒を取り続けることができます。その成香は最後に飛で取られますが、盤上で取る駒はあくまでも成香ですね。持ち駒になったのは香だし、使う時も香だけど、取った時は香ではなく成香です。

飯山修さん「過去3回よりやや軽めの手順。小駒の5連続取りを歩と考え苦慮したが17香成で実現できる事が判れば後は一気呵成。」

■卯が61手、辰が44手、巳が40手でしたが、本問では手数だけでなく解き易さも加わって軽く感じたのでしょう。

ほっとさん「何とか解けました。毎年のことながらよく作れるもの。」

■作図テーマは分かっているので、他の作者も参加して、比較鑑賞できる時が来るのだろうか?

桝彰介さん「分かりませんでした。明かされてる手が多いのでいけるかと思いましたが、時間切れです。」

■暗算だけでは難しいので、昨年の解説のような手番ごとの一覧表を作ると解き易いかも。

原岡望さん「時間切れ降参です」

■締め切り前ヒントがあっても長編を残すと時間切れになりやすいですね。


正解:7名

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  ほっとさん  テイエムガンバさん  はなさかしろうさん


(総評)

RINTAROさん「5に悩み、気付けば最終ヒント。6はほとんど手順が明かされており考えやすかったですが、あぶりだしは気持ちいいです。」

■年賀推理を堪能されたようで良かったです。

飯山修さん「あぶりだし来年の羊はなんとかなりそうですが猿は相当困難では?」

■卯から始まったあぶり出し作品。来年の未も再来年の申も盤上に駒を配置して字を作ることはできそうです。羊でも行けそうですが流石に猿は無理。あと、寅も虎も無理だとカタカナになるのか?

piyoさん「締め切り前ヒントを見るまでは解き始めようという気すらしなかったのですが、実際考え始めてみると(締め切り前ヒントまであれば)意外と選択肢が限られていました。」

■初級作品くらいになるように締め切り前ヒントを出しています。

べべ&ぺぺさん「この冬は雪が多いです。春が待ち遠しいです。」

■雪国の方には大変な今シーズンのようですね。

ほっとさん「1~5は中間ヒント前に解けていましたが、結局ギリギリに。」

■長編になると中々解き始める気持ちが湧き難い。

るかなんさん「正月休み中にさくさく、とはいきませんでした。今年もよろしくお願いします。」

■担当の手違いで年賀推理の投稿作を出題できなくて大変申し訳ありませんでした。今年も投稿と解答、よろしくお願いします。

桝彰介さん「締切前ヒントのおかげで、5問分かりました。年賀詰めで、今年の推理将棋も幸先良いスタートを切れました。」

■幸先の良い2026年をスタートできて良かったです。

占魚亭さん「5作解けたので満足です。」

■全問正解への復帰が間近なのかも。

原岡望さん「今回はパラの最後16馬まで に悩みこちらに手が回りませんでした」

■事前研究と言うか作図の際にいろんな詰み形を調べているので、担当は16馬を見て瞬殺でした。


推理将棋第194回出題全解答者: 15名

  中村丈志さん  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん
  piyoさん  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  るかなんさん
  Miyaさん  桝彰介さん  テイエムガンバさん  はまちさん
  占魚亭さん  はなさかしろうさん  原岡望さん

当選: るかなんさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください

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推理将棋第194回解答(5)

[2026年2月26日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-5の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


194-5 上級  けいたん 作  玉尻の角3回        11手 

「元日の指し始めは51地点の手は無く翌日になって11手で詰んだか」
「玉尻に角の手の着手が3回あったな。12の着手があった指し初めは1月2日の終局になったな」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手で詰み
  • 51地点の手は無し
  • 玉尻に角の手の着手が3回あった
  • 12の着手あり

出題のことば(担当 Pontamon)

 玉尻へ角の手を3回指すには、玉の位置や先後の角など検討項目が多そうです。

作者ヒント

 角成は角の手(けいたん)

締め切り前ヒント

 35地点の玉の玉尻へ3回目の角の手を指して詰ませます。

余詰修正

 会話の「元日の指し始めは」の直後に「51地点の手は無く」を追加挿入させていただき、条件には「・51地点の手は無し」を追加

余詰再修正

 最後の会話の「3回あったな」の直後に1文を追加して「玉尻に角の手の着手が3回あったな。12の着手があった指し初めは1月2日の終局になったな」にして、条件に「12の着手あり」を追加


推理将棋194-5 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△34歩、▲22角成、△42玉、▲12馬、△33玉、
32角、△24玉、▲23角不成、△35玉、▲34角成 まで11手

(条件)
・11手で詰み
・51地点の手は無し
・玉尻に角の手の着手が3回あった(7手目▲32角、9手目▲23角不成、11手目▲34角成)
・12の着手あり(5手目▲12馬)

Suiri1945

Suiri1945a玉尻への角の手と聞くと真っ先に思い出すのは△52玉の玉尻への▲51角不成の形でしょう。担当が推理将棋に出会った頃に▲51角不成で金を取って7手目に金を打って詰める7手に驚かされました。この推理将棋らしい手順を元にして玉の斜め移動に合わせて玉尻への角移動を続ければ都詰にできるはずです。その方針で指したのが参考図の手順になります。最初の暗算では、52地点の玉が55へ移動するのに3手で、先手は角不成で2回目の玉尻への着手後に3回目の玉尻は▲53角成とすれば、△55玉に▲56金の頭金だと目論んでいたのですが、52地点からだと△44歩を突いて43地点を経由する必要があって手数オーバーになりました。先手は待ちの手として▲77桂を指しているのでトドメは▲56金でも▲46金でも良い非限定になっていたので作意できないことに気付きました。

参考図:▲76歩、△52玉、▲33角不成、△51金左、▲同角不成、△44歩、▲77桂、△43玉、▲42角不成、△54玉、▲53角成、△55玉、▲46金 まで13手

後手玉が52地点のまま動かずに先手の角を3回51地点へ指すには51地点の角を移動してから再度▲51角不成を指す必要があり、2回目の▲51角不成は9手目になってしまうので11手で3回の▲51角不成はできません。やはり後手玉の斜め移動に先手角が付いて行く手筋の方が効率が良さそうです。と言っても参考図の手順のように最初の玉尻の角の手が5手目だと52地点の玉の斜め移動ができないので道を作るための歩突きが入ってしまいます。となると玉の最初の位置は△42玉が良さそうです。でも玉が角筋を斜めに移動するのであれば、玉尻の角は筋違いの角の手になります。と言うことは先手は後手の角を取って玉尻へ打つのを最初の玉尻の角の手にする必要があります。初手から、▲76歩、△34歩と双方とも角道を開ければ、先手は22の角を取れるし後手は4手目の△42玉から33地点へと角筋の移動ができるはずです。問題は3手目に22の角を取った先手の角/馬が居ると△33玉を指せないことです。たとえば3手目から▲22角不成、△42玉、▲13角成として玉尻の角の手を指せるように6手目を△51金左にして7手目から▲41角、△33玉、▲32角不成、△44玉とすると3回目の玉尻の角の手の11手目を▲43角成で王手するしかなく、△同玉で詰みません。玉尻の角の手を指せるようにした協力手の△51金左が災いになったようです。それならば、△33玉に▲32角を1回目の玉尻の角の手にしたいところですが22の角を取った先手の駒が33地点に利いているのでそもそも△33玉を指せません。先手の22の駒の利きを33地点から外す必要があります。3手目▲22角成から△42玉、▲21馬と33地点への利きを外すと、△33玉、▲32角、△44玉、▲43角不成、△55玉、▲54角成で詰むかと思っても△同歩で詰みません。そこで33地点への馬の利きを外す5手目を▲12馬にすると、続けて△33玉、▲32角、△24玉、▲23角不成、△35玉、▲34角成が5手目の▲12馬が支えとなって無事詰みとなりました。

余詰について

飯山さんからの余詰指摘は51地点の玉尻の角の手を先手だけではなく後手の角も使う手順
▲76歩、△52玉、▲33角不成、△51金左、▲同角不成、△33角、▲73角不成、△51角、▲同角不成、△32銀、▲42金 まで11手
でした。

NAOさんからの余詰修正条件での余詰指摘は作意の詰み形を一筋ずらした手順
▲76歩、△52玉、▲33角不成、△44歩、▲22角不成、△43玉、▲42角、△34玉、▲33角左不成、△45玉、▲44角成 まで11手
でした。

粗検、大変申し訳ありませんでした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(双方解)「詰上がりは中段玉に馬2枚。余詰順は一路ずれてたのか、なるほど。
二段階の修正だったので仕方ないが12着手指定なら"51の手無し"は不要かも。」

■再々修正は避けなければいけないので再修正はネタばらしような感じになってしまいました。最初の修正は不要になってました。

RINTAROさん「35玉で詰むという最終ヒントで瞬殺でした。」

■35の玉が詰むと言っても過去作だと、「134-2 3筋の歩突きまで」の36歩まで、「163-2 46角成まで」の46角成まで、「170-3 縦と斜めを交互に」の25飛まで、「179-2 駈込み推理将棋」は12手なので34歩の突き歩までのように玉頭とか玉腹への手で詰むものが多かったのでまだ紛れがあったかもしれませんが、玉尻を明かしているので34角成は見え見えでした。ちょっと甘過ぎなヒントでした。

飯山修さん(双方解)「35で詰むとは思っていなかった。これは成程ですね。余詰順より遥かにいい。」

■余詰検討の際、51角不成の手は先手だけが指すには手数が足りないので大丈夫だっ思い込んでいました。粗検、申し訳ありませんでした。

piyoさん「角の手3回なので22角「成」はかなりやりにくく盲点となりました。あと、1回くらいは後手角の手があるのかなと本出題ヒントにうまくまやかされてしまいました。締め切り前ヒントで条件狭まってようやく。」

■角不成の手を指さないといけない予定なので、いきなり3手目の22角成は指し難いですね。

ほっとさん(双方解)「余詰筋の方が先に見えて首を捻る。51を使わずに詰ますことができるとは。」

■玉尻へ打つ筋違い角からの追跡劇が可能でした。

るかなんさん「まず51角から読んでました。12の着手を明かすのは悔しいところですね。」

■51の着手を拒絶すれば余詰修正できると思ったのですが、それでも余詰があったので12着手を明かすという奥の手しかありませんでした。

桝彰介さん「頭だけでなく、尻も丸い角でどう詰ますかと考えてたら、ヒントの「角成りは角の手」で解決しました。」

■駒を成る手は生駒の手で、指し終わった時に成駒に変わっているという認識ですね。

占魚亭さん(双方解)「「7六歩、5二玉、3三角成(or不成)、4四歩、2二馬(or角成/角不成)、4三玉、4二角、3四玉、3三角不成、4五玉、4四角成まで」が最初に見えたものの成生非限定なので悩んでいましたが、12着手の追加でスッキリ。51着手の筋も見つけようとしたけど、全く見えません。」

■難しい手順の方の余詰を見つけられていたのですね。51地点の方は先手と後手の角で回数を稼ぐ手筋でした。

はなさかしろうさん(双方解)「76歩、52玉、33角生、51金左、同角生、33角、62角生、51角、同角生、32銀、42金までのような手順を51地点なしで封じられてみると、さてどうしたものかと。玉を追跡する角の動きが面白く、馬の強さが際立つ詰め上がりでした。」

■玉の周りのマスには玉尻の馬が1枚あるだけの詰み上がり。7段目に並んでいる初期配置の歩がいい仕事をしていました。

原岡望さん「これもヒント頼み。12馬が妙手」

■最終手を支えるとともに玉移動ができるように22地点から遠ざかる好手でした。


正解:11名

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  ほっとさん  るかなんさん  桝彰介さん  テイエムガンバさん
  占魚亭さん  はなさかしろうさん  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第194回解答(4)

[2026年2月25日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
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194-4 中級  Pontamon 作  令和8年の年賀推理     11手 

「あけましておめでとう。今年も元旦から年賀状書きか。今年の年賀推理はどんな感じ?」
「5筋の着手は無くて、先手は7手目以降、6筋、7筋、8筋の順で指して11手で詰めるんだ。11手目は8筋の駒を動かす手だよ」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 11手で詰み
  • 5筋着手無し
  • 先手は7手目以降は6筋、7筋、8筋の順に指した
  • 11手目は8筋の駒を動かした

出題のことば(担当 Pontamon)

 詰みまでの先手の残り3手は6~8筋の手です。後手玉は何処?

作者ヒント

 午年なので最終手はもちろん馬の手(Pontamon)

締め切り前ヒント

 作者恒例の年賀推理は△12玉を馬単騎で詰める形で、今年は▲89馬がトドメ。この手を有効にするための6筋の手と7筋の手を指します。


推理将棋194-4 解答  担当 Pontamon

▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉、▲88角成、△24歩、
66歩、△23玉、▲77桂、△12玉、▲89馬 まで11手

(条件)
・11手で詰み
・5筋着手無し
・先手は7手目以降は6筋、7筋、8筋の順に指した(7手目▲66歩、9手目▲77桂、11手目▲89馬)
・11手目は8筋の駒を動かした(5手目▲88角成-11手目▲89馬)

Suiri1944

Suiri1944a最終手が8筋の成駒を8筋上を動かす手なので、先手は8筋へ成駒を配置する必要があります。容易い感じがするのですが、それ以前の手は6筋と7筋の手を指す必要があるので忙しそうです。でも、馬なら3手目に作ることができるので、その馬を8筋へ転回すればいいだけのことでしょう。この方針で指してみたのが参考図の手順になります。上手く解けたと思ったのですが、先手の6筋、7筋、8筋の手が5手目から始まっているので7手目から始まるという条件をクリアできていませんでした。着手筋が一筋ずつ移動できる桂を使ってみてはどうでしょう。▲76歩、△62玉、▲55角、△72玉、▲77桂、△62銀、▲65桂、△92香、▲73桂成、△71玉、▲82成桂の手順なら、7手目の▲65桂から7筋の▲73桂成と8筋への成駒の手の▲82成桂になっているものの、最終手は8筋の成駒の手ではなく7筋の成駒を動かす手なので条件をクリアできません。

参考図:▲76歩、△34歩、▲22角不成、△42飛、▲66角成、△62玉、▲74角、△72玉、▲84馬、△62金、▲83馬 まで11手

8筋へ成駒を配置する手は7手目の6筋の手よりも前に終わっておく必要があるということになります。3手目に馬は作れますが、その次の5手目に84地点へ馬を配置するにはワープの反則しかありません。しかし8筋へ馬を配置できる地点があり、それは88地点です。さて、ここからが問題です。7手目は6筋の手で9手目が7筋の手で、最終手の11手目はこの88地点の馬を8筋へ動かす手で後手玉を詰める必要があります。88地点の馬が移動できる8筋の地点は87地点か89地点のどちらかしかありません。と言っても初期配置では87地点には歩、89地点には桂が居るので後手に取って貰うか先手が動かさないとそれらの地点への馬移動ができません。この後の先手の着手は6筋の手、7筋の手、88の馬を8筋へ移動する手で確定しているので、▲86歩は指せないので必然的に89地点の桂を移動する▲77桂を指して、空いた89地点へ最終手の▲89馬を指すことになります。▲89馬で後手玉を詰めるとなると後手玉は何処に居るのでしょうか。89の馬の利き筋を後手陣まで見て行くと12地点を睨んでいることが分かり、△12玉を馬単騎で詰める詰み形を思い出せます。後手の手は、△24歩で玉の移動経路を作って△42玉、△732玉、△23玉、△12玉の玉移動です。先手が角成を出来るのは22地点ではなく33地点になりそうですが後手玉が居るので2手目に△24歩を指すと33地点の歩取りが王手になって51の玉は12地点へ向かうことができません。なので2手目は△24歩ではなく△42玉です。3手目に▲33角成を指すと後手玉の行き場が無いので、3手目は▲33角不成として△32玉を指せるようにします。初手から、▲76歩、△42玉、▲33角不成、△32玉となり、5手目は角を88へ引いて成る▲88角成です。そこで後手の6手目は△24歩として12地点への玉の移動経路を作ります。7手目の6筋の手は89地点の馬で12地点の玉へ馬の利きを通すための▲66歩です。続けて△23玉、▲77桂、△12玉、▲89馬で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「11手目8筋はてっきり前進の手かと思い込み苦戦。」

■後手陣での8筋前進の手でしょうか?93の馬とか73の成桂が8筋へ移動して詰ます形はあったように思いますが、後手陣の8筋の成駒が8筋上を移動する詰み形は無いようです。

RINTAROさん「5手目に5筋を使わずに8筋に馬を作る手順は88に作る手順しかなく、同時に詰め上がり図が見えました。」

■5筋の手なしの条件がヒントになったようですね。

飯山修さん「毎年恒例のシリーズがいつ迄続くか楽しみです」

■来年は令和9年だから9筋とか9手目とかの条件をまだ使えるのかも。令和10年以降は無理かな?

piyoさん「89馬の筋が全く浮かばず、98角~86歩などの筋を考えてしまってはまりました。」

■▲98角、▲86歩の空き王手ですか。

べべ&ぺぺさん「この詰みは素敵な形。」

■実は、2022年の年賀推理から続いている同様の詰み上がり図なんです。

ほっとさん「左辺で詰めようとするとうまくいかない。作意は雄大な手順。」

■左辺の後手陣辺りで詰めようとするとどれかの条件が邪魔になるような条件設定に苦慮しました。

るかなんさん「77桂84王85馬までみたいな形もありそうだけど73地点を塞げないか。」

■86地点へ馬を配置するのも難しそう。

桝彰介さん「締切前ヒントでゴールが分かったので解けました。」

■恒例の詰み形を予想していれば早かったかもしれませんね。

占魚亭さん「左辺で詰ますことしか考えていなかったので、この筋は盲点でした。」

■恒例の詰み形を思い出させないようにする条件設定が大変な作業になってきています。いつまで続けられるか...。

はなさかしろうさん「本問は完全にやられました。攻方の手が余る筋なので11手では完全に視界の外でした。第1ヒントで88に馬を作るしかないことが確定したのに、それから幾夜も思いつかず。
シンプルで分かりやすい割に強固な限定のかかる条件付けで、愕然の解き心地でした。」

■解答強豪者の何人かが手こずったようなので成功作だったと言えますね。

原岡望さん「ヒント頼み。雄大な構想ですね。」

■最初作った時は先手の残り3手は8筋、7筋、6筋の順だったのですが、令和8年なら8筋を最後にするのが良いかと思い変更しました。


正解:12

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  るかなんさん  桝彰介さん
  テイエムガンバさん  占魚亭さん  はなさかしろうさん
  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第194回解答(3)

[2026年2月23日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
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194-3 初級  Pontamon 作  8が8つ           8手 

「令和8年らしく、棋譜に数字の8が8つあって8手で詰んだけど初手に数字の8は無かったよ」 ※

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 8手で詰み
  • 棋譜に数字の8が8つ ※
  • 初手に数字の8は無し

※棋譜表記は筋も段も算用数字を使用し、同の手の棋譜には数字は無いものとし、「"8"手目」の8はカウントしません。


出題のことば(担当 Pontamon)

 同の手が無いとは言っていないけど8段目や8筋の同の手の8はノーカウント。

作者ヒント

 馬の手あり(Pontamon)

締め切り前ヒント

 本作も88地点の手が2回ありますが2回目は先手の▲88銀なので、銀の利きが無くなった8段目を活用します。


推理将棋194-3 解答  担当 Pontamon

76歩、△34歩、▲78金、△88角成、▲48銀、△78馬、
88銀、△68金 まで8手

(条件)
・8手で詰み
・棋譜に数字の8が8つ(3手目▲78金、4手目△88角成、5手目▲48銀、6手目△78馬、7手目▲88銀、8手目△68金)
・初手に数字の8は無し(初手▲76歩)


Suiri1943

Suiri1943a棋譜に数字の8が8つある8手となると、平均は1手にひとつの8があれば良いことになります。つまり、8筋の手か8段目の手を指せば良いので簡単そうです。と言うのも、忘れかけた頃に出題される飛先の歩を突く手順を使えそうだからです。その方針で指してみたのが参考図の手順です。元は7手詰の手筋なので、1手増やすために初手を▲68玉ではなく▲58玉として時間調整しています。しかし、条件を確認してみると初手には8が付かないとのことなので参考図の手順は失敗手順でした。しかも、馬の手もありませんでした。

参考図:▲58玉、△84歩、▲68玉、△85歩、▲78玉、△86歩、▲68飛、△87歩成 まで8手

初手は6段目への歩突きか8段目への駒移動しかないので、8が付かない初手は8筋以外の歩を突く手で間違いないでしょう。平均では1手にひとつずつ8が付けば良いはずでしたが、初手は8が付かない手なので88地点の手を指して8を稼がなければいけません。馬の手が必要なので後手の角が出ていけるように2手目に角道を開ける△34歩なら、この2手目にも数字の8が付かないので88地点の手を2回指す必要があります。そこで考えたのが▲76歩の初手から始まる▲76歩、△34歩、▲48銀、△88角成、▲78金、△同馬、▲88銀、△68金の手順です。初手と2手目には8が付かないので、88地点の手を2回指して、他の手は全て8段目の手を指すことによって8の数字が8つになるはずです。でも棋譜を確認してみると6手目が78地点の金を取る△同馬だったので棋譜に8の数字が無く、数字の8は7つしかない失敗手順でした。失敗の原因は、最終手で打つ金を取るための△同馬の手なので、金を取る手が△78馬になるように手順を変更すれば良さそうです。先手の▲78金を5手目ではなく3手目に早めるか後手が78地点の金を取る手を遅くして△同馬ではなく△78馬の棋譜にすれば良いのですが、馬の手を指さなければいけない後手は、2手目に角筋を開ける△34歩、4手目は角成で馬を作る手、8手目は金を打って詰める手なので金取りの手は6手目にしか指せないので、馬の手を遅くすることはできません。つまり、▲78金を3手目に早めることによって6手目の金を取る手を△同馬から△78馬にすれば解決です。初手からは、▲76歩、△34歩、▲78金です。4手目の馬を作るための角成の手は77地点と88地点が可能ですが、△77角成だと王手になるので△88角成です。これが最初の88地点の手になりますが、次の手番の6手目に△78馬で金を取ることによって88地点を空けることができます。4手目の△88角成に続いて5手目は玉の退路を塞ぐ▲48銀に△78馬で金を取ります。88地点が空いたので7手目は2回目の88地点の手になる▲88銀を指して68地点への利きを無くすことによって最終手の△68金で先手玉を詰めることができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「8づくしの年賀推理。パラ632とほぼ被りましたね」

■12/30に詰パラが届いた際、「令和8年の年賀推理はどうしても似てくるのは仕方ないか」とXで呟いてました。出題稿を送付済みだったし完全に被っている条件ではなかったので「条件が違えば別作品」としてそのまま出題しました。

RINTAROさん「88地点の手を複数入れる手順を考える。」

■初手で8の手を指せない分、88地点の手を指せば良いですからね。あとは回数...。

ほっとさん「シンプルな条件で、今回の8手の中では一番。」

■出題時、急に気になったのは棋譜の手番表記。実際に棋譜を見たことは無いので外れているかもしれないけど、8手目の手番の8をカウントされるとマズイと思い註釈を追加しました。

るかなんさん「初手の条件が無ければ87歩成で簡単。これで居玉は意識の埒外。」

■はい。「8手全ての棋譜に8の数字があり、数字の8は全部で8個だった」も考えましたが多数の余詰を排除するには「初手は8筋」とでもしなければいけない感じでした。

Miyaさん「88銀が好手すぎます。」

■8をふたつ稼ぎながら68地点への利きを外す一石二鳥の好手でした。

桝彰介さん「条件から、玉も8段目に移動するかと思いきや、居玉のまま詰むのは意外でした。」

■8段目の手として玉の手がありそうな気がしますね。

占魚亭さん「88地点への着手が2回必要と気付くかどうかで解図時間が変わりそう。」

■2手目△34歩は8が無いので88地点の手が必要になるけど、初手の▲76歩を埋める88地点の手は気付いても△34歩は△88角を指すための手だと思い込んでしまうと88地点の手で補足することを忘れてしまうかも。

はなさかしろうさん「8のつく手が8手だと後手8筋歩突きがあるのですが、初手8なしだと角の活用なので88が2回必要になるのですね。」

■はい、先後ともに角道を開ける歩突きの2手分の8が足りなくなるので88地点の手は2回必要です。

原岡望さん「こういう条件があるとは」

■令和8年の年賀推理作品だからこそ思い付いた条件と言えます。条件に合う手順を自分で探すことになるのが少し辛いけど。全手順に渡る条件だと普通なら全て同じ筋の着手とかがこの類かな。


正解:11名

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  ほっとさん  るかなんさん  桝彰介さん  テイエムガンバさん
  占魚亭さん  はなさかしろうさん  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第194回解答(2)

[2026年2月21日最終更新]
推理将棋第194回出題の194-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第194回出題  推理将棋第194回解答(1) (2) (3) (4) (5) (6)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


194-2 初級  Pontamon 作  令和8年丙午         8手 

「令和8年丙午(ひのえうま)の指し初めだね」
「今年もよろしく。60年前の丙午の年は出生率が25%も下がったけど今年はどうなるかな」
「時代が変わったからそんなの気にしないかもね」
「おっと、令和8年丙午らしく、馬の手があって、8手目の88地点の手で詰んだな」
「初手で小駒の手を指さなかったのが敗因かな」

さて、どんな手順だったのでしょうか。

(条件)

  • 8手目の88地点の手で詰み
  • 馬の手があった
  • 初手は小駒以外

出題のことば(担当 Pontamon)

 分かっている最終手地点近くへ先手玉が行くしか無さそうです。

作者ヒント

 とどめは駒打ち(Pontamon)

締め切り前ヒント

 トドメの△88角を支えるのは77の馬。玉は79地点で詰みます。


推理将棋194-2 解答  担当 Pontamon

▲68、△34歩、▲76歩、△88角成、▲78銀、△77
▲79玉、△88角 まで8手

(条件)
・8手目の88地点の手で詰み(8手目△88角)
・馬の手があった(6手目△77馬)
・初手は小駒以外(初手▲68玉)


Suiri1942

Suiri1942a初手は小駒以外とのことなので大駒の手でしょうか。初手で角は動かせないので大駒の初手は飛で確定です。最終手は88地点の手とのことなので、初手の飛を角成からの馬の手で取って、最終手で88地点へ飛を打てば、先手玉は88地点近くへ行かなくとも飛の射程で撃破できるかもしれません。この方針で指してみたのが参考図の手順になります。初手の▲78飛から77地点へ移動した飛を馬で取って▲58玉とさせれば59地点の玉の退路は馬の利きで抑えることができ、58地点の玉に対して△88飛でとどめを刺したつもりでしたが、9段目の金銀があるので詰んでいませんでした。仮に8手目を△98飛と打って、▲88銀、△同飛成としてもまだ▲68金の移動合いが可能なので△68龍までの12手での詰みになってしまい手数オーバーです。

参考図:▲78飛、△34歩、▲76歩、△88角成、▲77飛、△同馬、▲58玉、△88飛 まで8手

初手は小駒以外の手とのことで大駒の手だと思い込んでしまったのが間違いで、初手は玉の手なのでしょう。初手が玉で最終手が△88角成の手順を考えてみると、▲68玉、△34歩、▲76歩、△35歩、▲66角、△同角、▲78玉、△22角打、▲68銀、△88角成の手順がありましたが、残念ながらこの手順も手数オーバーの10手ですし、馬の手が入っていませんでした。ここで、後手の手の内訳を整理してみると、角道を開ける△34歩、角での駒取りの手、最終手の88地点への手が持ち駒を打つ手だとすると、4手目の駒取りの手は△88角成で先手の角を取る手になるはずです。88地点に馬が居たままだと88地点へ角を打つ最終手の△88角を指せないので6手目は88の馬を移動する手です。最終手の88地点の角打ちを支える必要がありますが、88の馬は何処へ移動しても88地点を支えることができるので、移動先は先手の陣形によって決まってくるはずです。一方先手は88地点への角打ちで詰みになるように玉を移動しなければいけませんが、88地点の馬の利きに入らずに△88角で詰む地点となると79地点しかありません。初期状態では88地点へ利きがある79の銀を▲78銀とすれば、79地点が空くので▲79玉を指すことができるようになります。初手から、▲68玉、△34歩、▲76歩、△88角成、▲78銀と進めば、7手目は▲79玉を指せますが、玉が居た68地点が玉の退路とならないように6手目の88の馬移動の手で68地点を抑える必要があります。つまり6手目は△77馬で続けて▲79玉に△88角で詰みとなりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん「8手目88とはゲンがよい」

■まさに令和8年の年賀推理にぴったりな条件でした。

RINTAROさん「詰め上がり図が見えているので考えやすかったです。」

■8手だと△88角成は無理なので、△88角か△88角打の角打ちまでが見えたら楽勝。

べべ&ぺぺさん「ヒントでわかりました。馬が好手。」

■締め切り前ヒントはちょっと出し過ぎだったかも。

ほっとさん「最終手が88への着手ならこの形。」

■△88角成だと間に合わないので88への角打ちしかありませんでした。

るかなんさん「この条件ならむしろ初手飛車の方が意外性があったかも。」

■本問の詰み上がりでは初手飛車の条件にはできないので、「初手は小駒以外」ではなく「初手飛車」の条件に出来る別手順の話ですね。

Miyaさん「最後の三手はすばらしい手順だと思います。」

■△77馬の王手に逃げた場所が悪かった。

桝彰介さん「馬で玉を追い詰める手順が良かったです。」

■条件的には88地点に馬が居座っていては最終手で88地点の手を指せないですから。でも馬引きを最小限にすることで△88角の時に▲68玉ができなくなっていました。

占魚亭さん「「88馬までか?」と、一瞬、思いました。」

■△88馬や△88角成の形をついつい考えてしまいます。

はなさかしろうさん「8手の代表的詰み形のひとつという印象があります。88の手で詰む大本命。」

■77地点の駒が角か馬の違いだけ。最終手△88角の詰みはそれら2種の詰み上がりの全12通りだけですね。

原岡望さん「敗因は微妙ですね」

■敗因は最初の王手の△77馬に▲58玉としなかった手でしょうか。


正解:14

  NAOさん  RINTAROさん  飯山修さん  piyoさん
  べべ&ぺぺさん  ほっとさん  るかなんさん  Miyaさん
  桝彰介さん  テイエムガンバさん  はまちさん  占魚亭さん
  はなさかしろうさん  原岡望さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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