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推理将棋第121回解答(3)

[2019年11月25日最終更新]
推理将棋第121回出題の121-3の解答、第121回出題の当選者(たくぼんさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第121回出題  推理将棋第121回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


121-3 上級 上谷直希 作   飛車の遅速   12手

「12手で詰ませたよ。動いた大駒は僕の飛車だけだったかな。
僕の歩は5手目に取られたけど、僕が初めて歩を取ったのは10手目で、それは飛成の手だったよ。
ただ、成駒で王手を掛けている局面は登場しないまま終局したんだ」

(条件) 

  • 12手で詰み
  • 動いた大駒は後手の飛車のみ
  • 5手目は歩取り
  • 10手目は飛成で、後手にとって初めての歩取り
  • 成駒で王手している局面はなかった

出題のことば(担当 Pontamon)

 後手の飛が成るために邪魔な歩を消す手順を考えましょう。

追加ヒント

 とどめは45で取った桂を打っての吊るし桂です。

【余詰修正】

(会話)
修正前: 10手目は飛成で、その手で僕は初めて歩を取ったよ。
修正後: 僕の歩は5手目に取られたけど、僕が初めて歩を取ったのは10手目で、それは飛成の手だったよ。

(条件)
・5手目は歩取り
を追加

余詰は、作意手順での手順前後と別手順での余詰でした。手順前後可能の指摘があった解答者も双方解としました。


推理将棋121-3 解答 担当 Pontamon

▲36歩、△44歩、▲37桂、△45歩、▲同桂、△42飛
▲48金、△45飛、▲49玉、△47飛成、▲59金、△37桂 まで12手

(条件)
・12手で詰み
・動いた大駒は後手の飛車のみ(6手目△42飛、8手目△45飛、10手目△47飛成)
・10手目は飛成で、後手にとって初めての歩取り(10手目△47飛成)
・成駒で王手している局面はなかった(12手目△37桂が唯一の王手)

Suiri1213

本問には二つの課題があります。それは飛成するために邪魔な歩の消し方と、成駒での王手ができないのでどの駒で詰めるのかです。詰み形としては玉の隣の筋の7段目で飛成して、龍を支えにしての頭金が想像できます。銀だと龍がある反対側の銀腹へ逃げられそう。10手目に歩を取って飛成しなければいけないとなると、金入手は8手目までです。可能でしょうか?とりあえず、飛成までを考えてみます。

Suiri1213a後手の飛が成る最短は6手目のはずですが本問では10手目。6手目に後手の飛が成るには、▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同飛、▲何か、△37飛成 とか、▲76歩、△44歩、▲同角、△42飛、▲53角不成、△47飛成 の手筋がありますが、本問では大駒着手は飛車だけとのことなので、先手角での協力はできないので別の方法で後手の飛先の歩を消す必要があります。

先手の歩を突いて行って、7手目に3段目で成って△同飛が8手目。これは"と金"なので歩を取ったことにはならず、9手目に7段目か8段目に歩を打って、△同飛成が10手目で初の歩取り且つ飛成の手になります。ただし、その飛成で王手を掛けてはいけないので、飛成が8段目なら3筋か7筋、7段目なら3、4、6、7筋になります。しかし、後手の持ち駒は歩だけなので最終手で持ち駒の歩は使えません。

それでは、飛先の歩を2回突いて、飛を4段目に浮いてから筋を変えて7段目へ成る手順はどうでしょう。後手は自力で飛が出て行くので、先手は金を6段目まで出て行って、頭金で詰めるための金を提供することもできそうです。参考1図はこの方針で頭金で詰めた局面なのですが、飛成する前に金を取る手が入ってしまったので飛成は12手目になり、14手で詰めた局面でした。

参考1図の手順:▲76歩、△84歩、▲78金、△85歩、▲77金、△84飛、▲66金、△64飛、▲38金、△66飛、▲16歩、△67飛成、▲15歩、△58金 まで14手

Suiri1213b飛が出て行くのに邪魔な歩を消すための残る手筋は、先手の桂で後手の歩を取ってもらう手順になりそうです。参考2図は先手の桂で53の歩を取ってもらい、後手は5筋に振った飛で8手目に△同飛、10手目に△57飛成ですが、その10手目が王手にならないように9手目は▲58飛としておいて、11手目の▲66歩の協力によって12手目の△67桂で吊るし桂の形で詰みになります。頭金は手数が問題になりましたが、飛先の歩を取ってもらった桂を途中で入手できるのでこの吊るし桂で行けそうです。

参考2図の手順:▲76歩、△52飛、▲77桂、△14歩、▲65桂、△15歩、▲53桂不成、△同飛、▲58飛、△57飛成、▲66歩、△67桂 まで12手

解けたと思ったのですが、大駒着手は飛だけなのに先手も飛の手を指しているのでこれも失敗です。

でも、参考2図を見てみると▲53桂不成で歩を取って貰うまでにタイミングを合わせるために後手は1筋の歩を2回突いている無駄手がありました。この、2回の歩突きを6筋でしていたら、▲53桂不成の前の▲65桂で6筋の歩を取って貰うことができるのに気付きます。初手から、▲76歩、△64歩、▲77桂、△65歩、▲同桂、△62飛、▲何か、△65飛、▲何か、△67飛成 の10手で無事に先手の歩を初に取る手が飛成になっています。確定していない先手の2手で、▲68金、▲69玉としておいて、11手目に▲59金と寄れば吊るし桂の形にはなりますが、△77桂では角が利いているので駄目。かと言って、▲56歩からの△57桂では手数オーバーです。89の桂を跳ねて行ったために△77桂で詰ますことができなかったので、左右を反転して29の桂を跳ねて行く手順にすれば最終手△37桂は先手に取られることはありません。

つまり、初手から、▲36歩、△44歩、▲37桂、△45歩、▲同桂、△42飛、▲48金、△45飛、▲49玉、△47飛成、▲59金、△37桂 です。

作意順とは別の余詰手順は、▲76歩、△84歩、▲68玉、△85歩、▲77玉、△84飛、▲78金、△54飛、▲16歩、△57飛成、▲15歩、△34歩までの空き王手。

RINTAROさん、ほっとさん、NAOさんから解答をいただきました。先手の余裕手2手はお三方が申し合わせたかのように▲16歩、▲15歩でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

上谷直希(作者)「拙作が余詰だったとのこと、大変失礼いたしました。」

斧間徳子(双方解)「華麗な手順ですが、5手目と7手目などで手順前後が利くのでこれは余詰め手順でしょうか?」

のくせに(双方解)「85歩を桂で取る筋をしばらく考え、どうしても1手足りず、37を空ければ一石二鳥ということに気づきました。が、8手目までの局面に手順前後がいろいろあります。条件は満たしていると思うのですが、別解でしょうか。36歩 42飛 37桂 44歩 48金 45歩 同桂 同飛...など」

■粗検、申し訳ありませんでした。

RINTARO(双方解)「どこか間違えてますか?」「条件より、飛車先の歩を取るには桂しかなく、収束は吊るし桂の筋しかないと追ったところ、ぴったり詰みました。」

■最初の解答が△34歩までの空き王手の余詰手順でした。ご指摘、ありがとうございます。

占魚亭「「成駒で王手の局面なし」の条件を見落とし、76歩84歩の筋を読んでいました。」

■成駒(飛成時を含めて)での王手を許すと、いろいろと詰手順が出てくるようです。

はなさかしろう(双方解)「3条件でいろいろな余詰筋がぎりぎり成立しなかったので、どうしたものかと、かなり楽しみましたが…手順前後が可能なので、この順は作意ではないのかもしれません。」

■大駒着手は後手の飛だけというだけでもキツイ条件なのに、後手の歩取りが10手目の飛成指定。それでも筋やとどめの駒の情報がないのであれこれ手順を楽しめます。

ミニベロ「87飛成・67飛成で翻弄される。そうだよね。47なら角の利きがないもんね。これに気付くのに5日。まあヒント前に解けたからよしとしよう。」

■12手目△77桂なら▲同角が指せます。

諏訪冬葉「飛車を生かすために左桂で歩を取っていたがうまくいかず、ためしに右桂を使ったらあっさり解決(初級でも同じようなこと書いた気が)」

■先手は角を使えるわけでもないのですが、ついいつもの調子で▲76歩から始めると左桂の出番になってしまいます。

ほっと(双方解)「左桂を活用するとうまくいかないのが不思議。なお当初は余詰順しか見えず。」

■左桂を使って7筋や8筋辺りの手を検討していて、飛を出る筋を発見されたのですかね。

渡辺「素直すぎて余詰かと思いました。先に合駒が間に合うのはこの形のみ。出遅れたので5手目の歩取りを軸に考えて楽しました。」

■余詰修正後だと、5手目の歩取りが解図の糸口になりますね。

NAO(双方解)「桂の手を隠しつつ45で桂を取って37に打って詰ます構想。」

■後手の飛とどの駒を組み合わせるかを考えた時、桂香よりは金気を考えてしまいます。

小山邦明(双方解)「4筋の玉での吊るし桂の収束形は大変面白い。5手目と7手目の手順前後が可能なのが惜しかった」

■その手順前後にも気付かずに出題してしまいました。

S.Kimura「こちらも前回同様,余詰修正に助けられ,5手目に歩を取る手から,桂馬を跳ねる手が浮かびました.この修正も痛いと思いますが,それほど修正が難しい余詰だったのでしょうか.」

■5手目と7手目の手順前後だけではなく、▲48金、△42飛から開始しても成立してしまうため、5手目に歩を取るという修正が必要になりました。「5手目は桂」とは明かせませんので。

山下誠「最初に8七飛成、次に4七飛成の筋をずいぶん考えました。3七に桂打のスペースを作るのがポイントでした。」

■87飛成の筋は前担当のNAOさんが潰してくれていました。

ジェシー「大駒の利き縛りで詰める手筋は、推理将棋ではあまり見ない気がします。」

■何と言っても大駒が主役になることが多く、大駒の着手指定はあっても使う手を制限する条件は少ない気がします。大駒を使ってはいけない条件の究極としては、玉と歩だけの着手で13手詰なんてのがあります。

飯山修「こちらは先手の有効手3手を探す問題」

■桂渡しまでの▲36歩、▲37桂、▲45同桂の3手、詰形にする▲48金、▲49玉、▲59金の3手。ヒント後だと後者ですね。

神在月生「金銀は無理のようなので桂ネライ、10手目初歩取りで、早々に3筋はあきらめ。余詰確認していないのでわからないが、条件削減はできないんですよね。」

■全ての条件はクリアしてください。そうでないと、手数条件だけクリアすれば12手詰全部が余詰になってしまいます。でも、わざと不要な条件を追加している場合もあるので、それだと解図の際には無視してもいい条件になります。(無視してもその条件は成立している必要はあります)

原岡望「トーチカを作って安心していたら桂を取られていたのをうっかりした。余詰気になります。」

■▲48金がビンされているので▲同金とはできないのが辛い。

変寝夢「うーん、わからないや、と試行錯誤の上どうやら5手目は桂で歩を取ることまではわかったが、89玉に87竜77桂の形に決め打ってしまい苦戦。どうやら条件的に89に玉が行くことは不可能(竜の王手が必須な為)なので69玉はと考えた末、漸く初手36歩に行き着いた。6手目からは条件をつけてPCに検索させたら440万局面2分45秒で唯一解を出力。76歩から着手したがるのは悪いくせだなぁ」

■解析が6手目以降だったので手順前後なしの唯一解だったのですね。

緑衾「ヒントを見てから解いてしまいました。難しかったのでしょうか。」

■5手目が歩取りの追加条件がない場合は結構難しいはずです。

たくぼん「桂での止めが分らず。ノーヒントだとかなりの難問でした。余詰順も考えてみましたが、そちらの方が難しくて分りませんでした」

■上級のヒントは出し過ぎだったかな。


正解:21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
 
 はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん


総評

RINTARO「今回は難易度高かったです。初級が難しかったです。3が余詰ではないかと思います。」

■RINTAROさんからの余詰手順を見て愕然としました。(その後、作意順の解答もいただきました)

占魚亭「私的には、ちょうどいい難度でした。」

■予定変更で中級を易問と取り換えての出題でしたが、少し物足りなかったのでは?

諏訪冬葉「スタートレックは全く見ていませんが、この時期になるとスタートレックのテーマが恋しくなります。」

■バラエティとかクイズ番組とかでもBGMで使われますが、何かの記憶とリンクしているのかな。

渡辺「今回はどれも難しかった。」

■これは予想外のコメント。

NAO「121-3は担当のときに投稿いただき修正を重ねた作品だったが、余詰筋が残ってたまま引き継いでしまいました。作者とPontamonさんには申し訳ありませんでした。」

■「成駒の王手」という表現が気になったので修正していただきましたが、余詰筋は全く気づきませんでした。手順前後まで見逃していたのは新担当の責任です。

S.Kimura「余詰が出るたびに,その解も考えていますが,いつも分からないままです.こちらのヒントも欲しいぐらいですね.」

■余詰手順は結果稿での紹介で勘弁してください。

ジェシー「今月は追加ヒントが親切だったので、無事に全部解けました。」

■考え処を1つ残すくらいのヒント投入にしているつもりですが、今月は大甘でしたか。

飯山修「1番でひっかかり直前ヒント待ちを決め込んだ。すると2番3番は大甘の直前ヒントを見てからの推理となり随分楽をした。ヒントの匙加減は難しいですね」

■昔のDD++さんのヒント投入をみたら結構大甘なヒントだったようなので、レベルを合わせているつもりでした。今月は全解答者全問正解でしたから、もう少し歯応えを残すくらいの煮込みにしようかな。

神在月生「復活後のおもちゃ箱だけは、無欠勤&全解(正解ではない)を続けたい。」

■今後ともご愛顧をよろしくお願いします。

津久井康雄「今月はいずれも追加ヒント無しではサッパリでした。どの手筋を使うのかに自力で気付くのはいつの日やら…」

■徐々に慣れていくと思います。

原岡望「7日に詰パラの〆切を乗りきったと思ったらすぐにおもちゃ箱の〆切とは。全部ヒントの助けを借りた。お手柔らかに」

■担当は詰パラが届いても推理将棋しかしないので締切は全く気になりませんが、推理将棋以外にも解かなければいけない問題を沢山抱えているのでしょうね。

変寝夢「試行錯誤して解を発見するのも楽しいですが、ソフトが一生懸命解図に取り組んでいる姿を眺めるのも同じぐらい楽しいです。解に近いところを検索している時は胸がドキドキしますし、解の部分をスルーしてしまった時は、原因が判明するまで何も手に着かないぐらい落ち着きません。親バカですね。
ソフト製作はある程度汎用性があるものを目指しています。
121-3の6手目からは「;;/実戦初形/-82:43:37:29/盤面=42v飛36歩45桂/持駒=歩/手数=6/%協力自玉/非連続王手/駒指定<6:22v角:28飛:88角/手指定=,4,47,飛,成,:=,6,,飛|角|金|銀|桂|香|歩,,,,」というコマンドを与えています。
雰囲気はわかって頂けると思います。」

■実戦初形から移動して無くなった駒の元地点、実戦初形との差異の盤上の駒と持ち駒、[22v角:28飛:88角]辺りは動かさない駒指定で4手後に47飛成(つまり10手目)のような感じですかね。ソフトが解図している時、盤面表示されているのかな?

緑衾「今回はヒントを見てから解きました。それから、なんで正解者数なんて載せるんですかね(笑」

■投稿、ありがとうございます。作図していて解図する時間が無くなった?

たくぼん「最近、頭が固くてなかなか解けませんでしたが、今月は優しいヒントで助かりました」

■そう言われるとヒントの匙加減をどうしたらいいか迷ってしまいます。


推理将棋第121回出題全解答者: 21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
  はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん

当選: たくぼんさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第121回解答(2)

[2019年11月23日最終更新]
推理将棋第121回出題の121-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第121回出題  推理将棋第121回解答(1) (2) (3)
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121-2 中級 Pontamon 作   51角がある10手 10手

「不成なく10手で詰んだ棋譜だよ」
「51角の着手があったんだね」

(条件) 

  • 10手で詰み
  • 51角の着手があった
  • 不成なし

出題のことば(担当 Pontamon)

 51角はどちらの着手なのかはすぐに分かるはず。急がば回れ。

追加ヒント

 先手は後手飛が6手目に成れるように協力してから角を入手して51へ打ちます。


推理将棋121-2 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△32飛、▲33角成、△52玉、▲22馬、△37飛成、
▲38金、△同龍、▲51角、△49金 まで10手


(条件)
・10手で詰み
・51角の着手があった(9手目▲51角)
・不成なし

Suiri1212

Suiri1212a51角の着手と言われると、先手が▲76歩、▲33角不成、▲51角不成の5手目に実現可能です。その方針で指してみて、後手は△32飛、△37飛成、△39龍のはてるま手筋で詰めてみたのが参考1図です。

参考1図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角不成、△52玉、▲51角不成、△37飛成、▲58金右、△77角成、▲68金上、△39龍 まで10手

確かに詰んでいるのですが、条件では「51角の着手」なのにこの手順だと▲51角不成なのが気になります。条件を再確認してみると「不成なし」でした。つまり3手目は▲33角成でなければいけなくて、△52玉の次に51への着手をすると▲51馬となり条件を満たしません。

 

Suiri1212bそれでは、51角の着手をしても不成や成が付かない後手が△51角を指せばどうでしょう?
参考2図は、3手目の▲33角成を△同角で取りながら△51角へ移動する準備をし、△52玉のあとに△51角を指したものです。

参考2図の手順:▲76歩、△32飛、▲33角成、△同角、▲58金右、△52玉、▲68金上、△51角、▲16歩、△37飛成 まで10手

確かに△51角の着手は実行しているのですが、そのために手数を使ったので△39龍と指す手数がなくなってしまいました。

先手の角も後手の角も51角を指せないのであれば、どうしたら良いでしょう。それは角を取って、持ち駒の角を51へ直接打つ手順になります。3手目の▲33角成に△52玉と王手をかわした後に▲22馬で角を取り、次の手番で▲51角を指すことができます。33の馬が動いたので6手目は△37飛成で7手目に▲51角と打つと、残り手数は3手。はてるま手筋の後手はあと△39龍とする1手で十分なのに2手余っています。一方、先手は、▲58金右と68地点を埋める着手の2手が必要なのに1手しか残っていません。何処の手順を修正すれば良いのでしょう?

1手戻して6手目は△37飛成までの局面で考えてみると、先手も後手も残りは2手ずつ。先手はそのうちの1手は▲51角を指す必要がありますが、7手目に指すと失敗しました。ということは先手の最終手である9手目に▲51角を指すことになります。先手は7手目の残り1手だけで、後手は37に龍が居る状態から2手で詰める必要があるものの、はてるま手筋での詰みではありません。正解は7手目▲38金、△同龍、▲51角、△49金での詰み形でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「もっと早くに指せると思った51角ですが、結局、先手の最終着手の9手目に指すしかないので少しは苦労するかも」

斧間徳子「最初は51角の意味付けが謎で、どこから手を付けてよいか戸惑うが、とりあえず76歩、32飛から始め、不成がダメなので22馬~51角打かなと追っていき解決。謎めいた簡素な条件で時間差の38金まで入った傑作。「51角の着手があった」という奇抜な条件に脱帽。」

■不成なしなので、先手が取った角を51へ打つしかなく、後手は角を取られて使えないとなると必然的に2手目△32飛の筋が出てくるはず。出題の際、「10手の易問」と書きましたが、取っ付きがない条件なのでそれなりに楽しめたかと思います。

のくせに「こちらは素直に解けました。」

■なんせ「10手の易問」ですから。

RINTARO「51角を後手が指す手もしっかり考えました。1が伏線だったのかもしれないですけど、2が先に解けたので、あまり意味はなかったです。」

■先手だと51角不成で「不成」が付くけど不成無しの条件だし、後手だと△34歩、△33角、△52玉、△51角の4手掛かってしまっては残り1手で先手玉を詰ますことができません。(△34歩を突かずに、▲33角成に△同角としても、△51角の後に持ち駒角で2手での詰みはありませんね)

占魚亭「スマートな条件付け。」

■早く指定着手をしたくなる条件。

はなさかしろう「なるほど…この詰み形は手が余るからか、シンプルなのに推理将棋ではあまり見かけなかったように思います。主に待ち手を限定する2条件がぴったり決まっていますね。」

■実現しにくい無駄手を条件にするとシンプルにまとまります。

ミニベロ「まるで見えないのでヒント待ちしていたら、5日後に突然ひらめいた。条件が巧すぎる。」

■「10手の易問」のはずなのですが、相性が悪かったのでしょうか。

諏訪冬葉「まさか▲51角が無駄手だったとは。」

■詰まされる先手の方の着手ですし、地点が51ですので完璧に無駄手です。とは言い切れないか。たとえば、39龍のはてるま手筋で詰むのに32へ戻った龍が▲33角が邪魔していて、▲51角不成とすれば△39龍の1手詰みとか。ま、不成無し条件違反だし、手数も10手では足りないたとえでした。

ほっと「もし51角が後手の着手だとすると、51玉を動かす手が限定できなそうなので先手の着手に決め打ち。7手目38金が見えずに苦労。」

■いわゆる裏読みですね。

渡辺「8手に出来ない不思議な手順。」

■飛成の最短が6手目なので、8手ならはてるま手筋が可能ですが、そうなると無駄手を指す暇がありません。

NAO「手順の組合わせに迷う攻防。金を取らせてから角打で解決。」

■出題のことばの「急がば回れ」です。

小山邦明「角での収束を考えたので難しかった。」

■▲76歩、△34歩、▲22角成のあと、22の馬を△同銀や△同飛で取って、残り3手あるので角打ちから金でも取って金打ちなどが見えてきますが、51角を実現するためには玉移動が必須になるので後手の手数が足りません。

S.Kimura「前回と同様に2問目のヒントで情報が増えないという困った状況になりました.しばらく考えた末に,38金と金を渡せば,49金で詰むことに気付きましたが,もうひとひねりが足りないようです.」

■ヒントをみて「そこまでは分かってるんだよなぁ」は、あるあるですね。

山下誠「先手が角を奪って角を打つ間に後手が使える駒は?と考えました。」

■はい、正解です。後手は飛を使います。

ジェシー「前問とは逆に、5一角をぎりぎりまで引っ張らないといけないのですね。」

■無駄手はいつでも指せます。と言っても急ぐと駄目。

飯山修「飛成後先手の有効手は1手だけ。となると、金の寝返りしかないか」

■条件クリアのための▲51角を置いといて、じっくり考えると気が付く▲38金。

神在月生「お前にかまう気はないからどいてくれ。(32飛→33馬) 52玉・22馬で、51空け・角入手・飛直通の三つの目的を果たす。」

■推理将棋は先後での協力が大切。

津久井康雄「たったこれだけの条件で限定できているのが不思議に感じます。」

■「駒成1回だけど成駒着手なし」なんて条件より「不成無し」が簡素でいい感じ。たとえ条件数が同じでも印象は違いますよね。

原岡望「すかし詰めを警戒していたのに。」

■飛が出ていくときは忘れてはいけない一間龍。その警戒が報われる日は必ず来ます。

変寝夢「ソフト解答です。4手目52玉、5手目22への着手、6手目飛成、9手目51角、全手順通して不成なしで27万局面で35秒ぐらいでした。推理将棋の自玉詰は詰み形が浮かびにくいです。締め切り前ヒントで37飛成まではすぐだったが、38金~49金はまったく浮かばなかった。」

■▲38金、△49金はヒントでも黙っておくべき肝の部分。

緑衾「39龍までの筋だと思い込んでしまいました。」

■ヒント後の解図とのことなので、6手目の飛成と聞くと39龍までのはてるま手筋が思い浮かぶのは仕方ありません。

たくぼん「先手の無駄手の限定方法ですが、少ない条件、文字数でお見事です」

■WFP同様に文字数制限は無いのに短過ぎ。


正解:21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
 
 はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第121回解答(1)

[2019年11月19日最終更新]
推理将棋第121回出題の121-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第121回出題  推理将棋第121回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第121回解説  担当 Pontamon

10月出題の第121回は21名から解答いただき、全員全問正解という快挙でした。
ヒントが大甘ヒントだったのかもしれません。


121-1 初級 Pontamon 作  トレッキー作の修正  9手

「投稿作の条件は問題ないけどトレッキー丸出しの会話は変更してよ」
「『トランスワープでボーグキューブが突然現れた』は削除」
「わかった」
「『セブン・オブ・ナインが同化』は『9手詰みの7手目が同か!』」
「なるほど」
「『シールドを上げたか。抵抗は無意味だ。同化する』は『8手目は駒を直進させて粘ったけど、詰まされた手も同か!』」
「了解、亜空間通信終了。エンゲージ!」
「君もトレッキー?」

(条件) 

  • 9手で詰み
  • 7手目と9手目は同の手
  • 8手目は駒を直進

出題のことば(担当 Pontamon)

 同が付く手を2連続で指すパターンを整理しよう。

追加ヒント

 22の馬が連続同馬で2段目を寄って行きます。


推理将棋121-1 解答

▲76歩、△34歩、▲22角成、△52玉、▲51角、△32銀、
馬、△42金、▲馬 まで9手


(条件)
・9手で詰み
・7手目と9手目は同の手(7手目▲32同馬、9手目▲42同馬)
・8手目は駒を直進(8手目△42金)

Suiri1211

Suiri1211a攻め方の最後の2手がどちらも"同"の手となると思い浮かぶのは6手詰手順。推理将棋では無駄合いが有効なので6手詰はありませんが推理将棋の紹介や解説では必ず触れられる6手の手順があります。それは、初手から▲76歩、△34歩、▲68玉、△88角不成、▲58金右、△95角 で、詰将棋なら△95角の王手に対して▲86歩や▲77桂で頑張っても95へ打った角が△同角とすれば合駒の意味がないので6手目の時点で詰んでいるというものです。

参考1図は、先後を逆にして▲15角から▲24同角の次の最終手は22で成った馬で▲33同馬としてみた手順ですが、玉の退路を塞ぐ△52金右や△52飛の手が出来ていないので詰みません。

参考1図の手順:▲76歩、△34歩、▲22角成、△42玉、▲15角、△24歩、▲同角、△33桂、▲同馬

3手目に取った角を5手目に打って、その角で7手目に▲同角ができる角の打ち場所はそれほど多くはありません。▲55角と打って、△44歩、▲同角、△33桂、▲同馬は左右逆にした参考1図の二番煎じなので失敗します。2段目へ角を打っても、1段目や3段目は初期配置の駒が居るので次の手番で▲同角を指すには4手目に後手の協力が必要になります。

Suiri1211b参考2図は4手目に△52玉として、▲62角、△51金左、▲同角とした局面ですが、この後、後手が駒を動かして▲同角や▲同馬とする手はあるものの王手にはなりません。△32銀、▲42金だと詰みになりますが、"同"の着手の2連続にはなりません。

でもこの図を見ていると、左の金銀が無くて42へ金を打つ代わりに馬でも詰みの形になっていることに気付くでしょう。51地点での▲同角で金を取るのではなく、4手目の△52玉で空いた51地点へ5手目に▲51角とすれば、後手の金銀が2段目へ上がったところを▲同馬の連続で42地点へ進むことができます。8手目は駒を直進させる手の条件があるので、6手目からは▲32銀、△同馬、▲42金、△同馬で詰みとなります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「自家用車のナンバーに1701(エンタープライズの登録番号)を付けるほどのトレッキーではありませんが、スタートレックファンなので会話に取り入れました。」

斧間徳子「3手目までの手順と8手目の42金はほぼ確定と考えると、4手目は54歩か52玉のほぼ二択となる。易しいが、手順・条件ともすっきり仕上がった良問と思う。」

■はい、易しいはずだったのですが、難しかったとのコメントも。

のくせに「52玉から51角のアシストが思いつきにくく、かなり悩みました。」

■早い解答だったので「かなり」と言っても悩んでいたのは短かったようですね。

RINTARO「52玉51角の形に気付かず、結構考えました。」

■「結構」に「かなり」。慣れている詰将棋に比べて、思いのほか時間がかかったという感じなのかな。

占魚亭「『スタートレック:ピカード』の配信開始が楽しみですね(訳:今回、いちばん時間がかかりました)」

■いちばん時間がかかりました⇒会話がわからなくて....ですかね。(笑)

はなさかしろう「へえぇ。なんとなく動かしていると解けますが、、この条件でこの順しかないんですか。会話は…わかりません(笑)」

■修正後の会話と箇条書き条件だけ見てください。9手目の連続の同着手で詰むのはこれと122-1です。

ミニベロ「巧みな条件付けで、全て知っているはずの9手を40分考えさせられてしまった。」

■「結構」や「かなり」は、1時間未満、30~40分くらいのことなのかな。

諏訪冬葉「▲53角と打とうとしてうまくいかず、ためしに51に打ったらあっさり解決。」

■42の馬を支えるのは53角と51角の二択になります。

ほっと「同〇の連続という条件が珍しいのか。」

■9手では、同〇の連続で詰めるのが珍しいんです。

渡辺「詰形の発見に苦労。難しかった。」

■すんなり解けるので大丈夫だと思ってましたが、手こずると122-1の作意手順を先に見つけてられているかもしれないのが心配の種。

渡辺(追加コメント)「「トランスワープでボーグキューブが突然現われた」は「角を打った」ですね。この条件があると随分解きやすかったかも知れません。問題文の解釈も難題だった。スタートレックを一通り調べました。」

■想定していた状況は、後手陣へ突然現れた3手目の▲22角成だったのですが、角打ちと考えてもいいですね。でも「角打ちがあった」の条件追加は9手では甘やかし過ぎかも。

NAO「直進するのは玉に近い金しかありません。」

■直進の条件は△32金、△42銀の手順前後回避のための条件。

小山邦明「「8手目を駒の直進」で金銀を動かす順番を確定させるうまい条件設定。」

■やはり、そう思いますよね。

S.Kimura「トレッキーは分かりませんでしたが,ボーグキューブが角なのは分かりました.同馬が後手の駒と同化するというのも面白いたとえですね.」

■トレッキーは「スタートレック」シリーズの(熱狂的な)ファンのことです。

山下誠「5手目、角をどこに打つかを考える問題でした。」

■飛の横利きを遮ってもらう△52玉があって角の打ち場所が決まります。

ジェシー「5三角の筋を延々と考えてしまいました。」

■飛の横利きが残るので▲53角は失敗します。

飯山修「飛車の効きを遮りかつ42に利かす唯一の場所の発見問題だけど初級としては簡単ではなかったのは私だけ?」

■難問だったとの感想が多かったです。

神在月生「51角がある9手(笑)。飛の横利きを消し、42の支え駒を打つ場所を空ける、玉の協力に感謝。」

■確かに、玉の着手が一番の働き方改革。(時短で終わらせる?)

原岡望「馬角の強力な協力で仕留めた」

■取ったのが角なので使うしかないという説も。

変寝夢「締め切り前ヒントで助かりました。52玉~51角が阿吽の呼吸」

■ヒント後だと、残っている着手はこれらの2手だけ。

緑衾「62に玉が逃げるのがなかなか防げませんでした。」

■ヒント投入でもそこだけは考え処として残しました。

たくぼん「51角と下から打つのがいいんですね。1つの駒で連続駒取りは馬以外は無理そうですよね」

■122-1を出題中なので連続駒取りについてはノーコメント(笑)。


正解:21名

  斧間徳子さん のくせにさん RINTAROさん 占魚亭さん
 
 はなさかしろうさん ミニベロさん 諏訪冬葉さん ほっとさん
  渡辺さん NAOさん 小山邦明さん S.Kimuraさん
  山下誠さん ジェシーさん 飯山修さん 神在月生さん
  津久井康雄さん 原岡望さん 変寝夢さん 緑衾さん
  たくぼんさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第122回出題(12月10日まで)

[2019年12月3日最終更新] 締め切り前ヒント

122-3会話修正

後手はよっぽどそのマスが好きなんだな。12手目に自分が2回駒取りをしたマスへ今度は駒を打ったよ。後手はよっぽどそのマスが好きなんだな。
「その駒打ちが初王手でなんと詰んでいるね」

「その」が指しているものを誤解する可能性があるとのコメントをいただいたので修正させていただきます。

(11月19日 Pontamon)

122-3余詰修正

122-3についてDJカートンさんからご指摘をいただきました。粗検深くお詫び申し上げます。次のように修正いたします。

会話と条件での先手の「大駒の手」を「飛車の手」に修正します。
なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

(11月17日 Pontamon)


将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第122回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2019年12月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第122回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第122回出題  担当 Pontamon

単純に手数で初級、中級、上級を分けている弊害でしょうか、前回は初級の9手詰が思いのほか難しかったようです。
今回の3題の構成は前回と同じ手数ですが難度は上がっているかも。

初級は担当からの9手で前回と同じ条件があります。2回の同は別の駒でしょうか、同じ駒でしょうか。
中級はNAOさんからの10手詰。早く解かないと龍に追われる夢をみそうです。
上級の12手詰は初登場の緑衾さん作。同じ地点での駒取りと駒打ちを実現してください。


◇年賀推理将棋の作品募集◇(再掲)

第124回(2020年1月13日頃出題)は全投稿作採用の年賀推理将棋特集の予定です。難易度問わず作品を募集します。投稿〆切12月20日。

年末年始、年賀詰("2020", "20", "2", "11", 干支"子"、にちなんだ推理将棋)


■本出題


■締め切り前ヒント (12月3日 Pontamon)

122-1初級:2手連続の大駒着手は後先で飛・角の順、同の着手はふたつの駒で1回ずつです。
122-2中級:最初の龍での王手は飛を取っての王手です。
122-3上級:後手は2つの地点の行き来で4回駒取りして、4回目に取った駒を打ちます。


122-1 初級  Pontamon 作  同じ対局?     9手

「7手目と9手目は同の手を指して9手で詰めたよ」
「その対局は最近聞いた記憶があるなぁ」
「2手連続で大駒着手があったから君が聞いた対局とは違うと思うよ」
「2手連続と言うと、先手の着手の直後の後手着手か後手の着手の直後の先手着手ってことだね」
(条件)
  • 9手で詰み
  • 7手目と9手目は同の手
  • 2手連続での大駒着手があった(先後または後先の順の2手)

122-2 中級  NAO 作    龍に追われる   10手

「たったの10手で詰まされたって?」
「初の成る手を指されたので慌てて玉を逃げたんだけど、龍で連続王手を掛けられて参ったよ」

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 初の成る手に対して玉の手で応じた
  • 龍で連続王手を掛けた 

※龍の着手で連続王手を掛けたという意味です。(担当補足 11月17日 )


122-3 上級  緑衾 作     三度目は駒打ち  12手

(10手目まで進んだ後)
「ほほう、すでに後手は自分が不成で駒取りをしたマスで再び成りで駒取りをしているんだ」
「先手の方はすでに大駒の手飛車の手とその直後の手を同じ筋に指しているね」
(さらに手が進んだ後)
後手はよっぽどそのマスが好きなんだな。12手目に自分が2回駒取りをしたマスへ今度は駒を打ったよ。後手はよっぽどそのマスが好きなんだな。
「その駒打ちが初王手でなんと詰んでいるね」

(条件)

  • 10手目の時点で後手は自分が不成で駒取りをしたマスで再び成りで駒取りをしていた
  • 10手目の時点で先手は大駒の手飛車の手とその直後の手を同じ筋に指していた
  • 後手は12手目の自分が2回駒取りをしたマスへ駒を打つ初王手で詰ませた

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第120回解答(3)

[2019年11月5日最終更新]
推理将棋第120回出題の120-3の解答、第120回出題の当選者(ミニベロさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第120回出題  推理将棋第120回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


120-3 上級 ミニベロ 作   角にまつわる123問題  12手

12手詰 3条件です。

(条件) 

  • 6手目は歩頭の角を取る手
  • 11手目は歩頭に角不成
  • 12手目の両王手で詰み

出題のことば(担当 Pontamon)

 2つの角着手条件を整理しよう。

追加ヒント

 3手目に取った角を5手目に打ち、後手はこちらの角を同歩で取って10手目に打ちます。

修正

 条件:6手目は角を取る手 →6手目は歩頭の角を取る手


推理将棋120-3 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△34歩、▲22角不成、△84歩、▲85角、△同歩
▲68玉、△86歩、▲77玉、△95角、▲66角不成、△87歩成 まで12手

(条件)
・12手目の両王手で詰み(10手目△95角、12手目△87歩成)
・6手目は歩頭の角を取る手(6手目△85同歩)
・11手目は歩頭に角不成(11手目▲66角不成)

Suiri1203

Suiri1203a先手は取られた角を取り戻して後手陣へ打って11手目に角不成の手を指し、後手は両王手で詰ますという難ミッションです。

両王手の主役は飛角。後手の飛を世に出すための手筋が思い浮かびます。しかも先手は33の歩を取って飛が出る道を空けつつ後手に角を取らすことができます。

思い付いたのが12手目△57飛成の両王手までの参考1図です。手順は、▲76歩、△32飛、▲33角不成、△同角、▲46歩、△96角、▲同歩、△15角、▲22角、△37飛不成、▲44角不成、△57飛成 までですが、よくよく見ると後手が角を取ったのは6手目ではなく4手目でした。角のやり取りを手番も入れて考えると後手は6手目に角を取って、8手目に打ち、先手は9手目に角を取り戻して11手目に角を打てば角不成は13手目になってしまいます。6手目に取った角を後手から先手へ渡すのはそもそも無理だったのです。

 

Suiri1203b角の受け渡し方法を考え直してみます。次は、▲76歩、△34歩、▲22角不成の手順で先手は後手の角を取ってみます。後手は6手目に22の角を取ることができ、先手も持ち駒の角を5~9手目に打てば11手目に歩頭へ角不成が可能で、2つの角条件をクリアできます。ところが問題がありました。参考2図は▲22角不成のあと△32飛、▲46歩、△22銀で6手目に角を取った局面です。先手は角を打ってから11手目に歩頭へ角不成をすればよいのですが、不成ができる地点へ角を打つには△33角で王手をしなければいけません。参考2図の局面から後手の3手だけでも両王手に持って行くには手数が足りていないのに、王手の応手は無理です。かと言って、先手が▲12角、▲23角不成、▲14角不成などで歩頭への角不成に3手掛けることもできません。

6手目に角を取るという条件クリアのためにはもうひとつの手順があります。それは▲76歩、△34歩、▲22角不成の手順で先手が取った角を5手目に打って後手に同の手で取らせば、22角不成とした角を11手目に▲44角不成もしくは▲66角不成を指すことができます。

5手目に角を打つ場所と両王手の形を考えてみます。▲76歩、△34歩、▲22角不成、△何か、▲xx角、△同〇で後手は角を入手し、次の8手目か10手目にその角を打って両王手の片割れとして使うことが予想されます。両王手の形としては、飛や香の利きを角で止めておいて最終手で角が動いて両王手するには、玉が飛や香の筋まで移動する必要がある他、飛や香の先にある歩の処理も必要なので手数が足りません。となると打った角の筋に玉が居て、この角の利きを他の駒で止めておいての空き王手で、動いた駒自身でも王手しなければいけないので最終手は駒成になります。角の利きを通す駒は、歩、香、桂、飛のどれかになりますが、駒成した駒を同玉で取られて逃げられないためには、駒成する駒の支えも必要になります。ここまで考えると角の利きを止める駒は歩で、支えとなる飛が居る8筋の歩を成ることが分かります。83の駒が△87歩成するまでには4手が必要で、他に角を打つ手も必要なので、2手目の△34歩と合わせてこれが限界です。6手目に角を取るには、先手が歩の先へ角を打って△同歩と取らせる協力手が必要になります。

△87歩成までの両王手だと、角の打ち場所は△95角で確定します。

4手目からの△84歩、▲85角、△同歩が確定します。角は△95角なのでその利きに玉があってしかも△87歩成で王手が掛かる位置となると▲77玉になります。したがって、▲68玉、▲77玉が必要です。11手目は角不成の手が指定されているので、7手目からは▲68玉、△86歩、▲77玉、△95角です。さて11手目の歩頭への角不成は▲44角不成と▲66角不成が可能ですが、正解は玉の退路を塞ぐ▲66角不成が11手目になり△87歩成の両王手で詰みとなります。

斧間徳子さんから余詰指摘があり、条件を修正しました。
ご指摘のあった手順は、
▲76歩、△32飛、▲33角不成、△52玉、▲22角不成、△同銀、
▲51角、△15角、▲46歩、△37飛成、▲24角不成、△57龍 まで12手
7手目で先に▲46歩を指して8手目△37飛成なら、9手目に▲33角と打って11手目に▲44角不成や▲66角不成も可能でした。
この余詰の手筋は解説の参考1図で検討していたはずなのですが解図力不足による粗検をお詫び申し上げます。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

ミニベロさん(作者)「皆様に大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫びいたします。」

■担当の力不足で、好作に傷が付いて申し訳ありませんでした。

斧間徳子(双方解)「後手が飛先を伸ばすのは両王手と無関係そうなので思い浮かびにくい。手順もダイナミックで見事な応酬。」

■角の条件だけなので、飛先の歩を伸ばすのは気付きにくいと思います。

渡辺(双方解)「6筋に飛を回って手が足りてなかった。左右反転すればあらゆる問題が解決。」

■両王手と聞いて、飛角ではなく43歩成までの11手が思い浮かんで先後を変えてみたのですね。流石ですね。

はなさかしろう(双方解)「77玉でしたか~~。駒がよく機能していて気持ち良い詰め上がりですね。」

■解答強豪の4名から早々と余詰手順を報告していただきました。

NAO(双方解)「好作。5手目の角打ちが攻めを加速させる協力手。3手目に角を取って敵陣に角を残す筋でないと先手の協力手68~77玉が間に合わないという狙いでしょう。余詰順は先手の協力手が46歩の1手で済むので9手目の角打が間に合ってしまった。修正で歩頭条件が入って、取り組み安い易問となりました。」

■▲76歩、▲22角不成、▲44角不成、△同歩での角取りが僅かな望みでしたが、歩頭条件でぐっと難度が下がりましたか。8筋以外にも歩はありますが、やはり飛先の歩ですよね。

RINTARO「両王手の形を考える。3手目までは必然。6手目が5手目に打った角と考えると8筋を伸ばす形が思い浮かぶ。同時に詰み形が見える。5手目に気付くまで1時間は考えました。」

■取る角が5手目に打った角だと考えると36地点が見えそうなんだけど8筋に目が行きましたか。

ほっと「これも87歩成の筋だった。いかにも余詰が怖い条件設定だが、余詰順は発見できず。」

■本来なら見つけていなければいけない余詰筋を検討していながら、担当も余詰順は発見できませんでした。なので余詰作を出題したのですが...。

小山邦明「逃げ道封鎖の11手目が大悪手。」

■歩頭への不成は▲44角不成もありますが、11手目まで行っていればここでは間違えないですね。でも3手目に▲22角不成を指した時点では、5手目にこの角を取るのか残すのか、残したとして▲44角不成でなければいけない理由は▲66角不成だと角の利きのために詰まなくなるのかな等いろいろ考えてしまいます。(両王手のことを忘れていて、推理将棋らしい奇手の可能性を考えると)

諏訪冬葉「「飛車を使う両王手は手が足りない」「小駒を使う両王手はヒモが必要」なのであきらめかけてました。」

■最初から飛のヒモが付いている8筋の歩突きが間に合いました。

のくせに「追加ヒントで解けました。角ロンダリングで95にワープ。」

■「10手目に打ちます」が効いたかな。「5手目に打った方の角を同歩で取る」のヒントだと足りない気がしたので。

S.Kimura「余詰修正のため,歩突きで角を取らせるという発想が思い浮かび,最初は3筋で,その後8筋で取らせることに至り,解が発見できました.この修正は痛かったでしょうね.」

■はい、痛かったです。「歩成り」で両王手詰みという案もあったのですが、根こそぎ作意を晒すことになるので「歩頭の角取り」になりました。出題前に担当が余詰を発見していれば、時間を掛けて別条件の好作が完成していた可能性があるので、担当の力不足が申し訳なくて。

山下誠「最終手を3七歩成と決めつけて大いに悩みました。11手目が大きな鍵でした。」

■22の角が歩頭へ角不成となると2択で、何か意味のある手だと考えると玉の退路封鎖に気付きます。

占魚亭「大苦戦。84歩が間に合うとは!」

■角取りの準備をしないといけないときに悠長に△84歩は突き難いです。△84歩は、行き掛けの駄賃になる△85同歩のための準備にもなっていました。

変寝夢「やはり6手目辺りに条件がつくとかなり考えやすいですね。久しぶりに12手の長丁場が解けて気分が良くなりました。」

■手順を絞れる条件がマイルストーン替わりにあれば解き易いですね。その真骨頂が94問題。

飯山修「直前ヒントの追加がほしいがこれ以上は無理か」

■解答の集まりが悪かったのでヒントが足りなかったのかと思いました。ヒントを足すとすると8筋という情報か最終手が歩成くらいしか残ってません。

津久井康雄「34歩を使うものと思い込みしばし迷走。84歩からで間に合うのが意外でした。」

■34歩と突いているので有効活用したくなりますね。

原岡望「飛車を動かすことばかり考え大苦戦」

■飛を動かす手順での余詰がありましたが、見つからなかったようですね。担当は余詰の詰み形はチェックしていたのに途中の手順の変化を見落としてました。

神在月生「飛角だけの両王手は難しいので、飛角歩で考えてみる。最初に歩の勢いから右(36)を考えてしまうが、どうしても手数超。切り替えて左で考えてみると思いの他スンナリ。」

■最初から歩に目が行くのは、歩の遅早の教訓の効果ですね。


正解:18

  斧間徳子さん  渡辺さん  はなさかしろうさん  NAOさん  RINTAROさん
  ほっとさん  小山邦明さん  諏訪冬葉さん  のくせにさん  ミニベロさん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  占魚亭さん  変寝夢さん  飯山修さん
  津久井康雄さん  原岡望さん  神在月生さん


総評

斧間徳子「今月は見事に飛先歩成シリーズでした!短編推理将棋のほとんどは角が主役なので、まずは角の手から読む習性がついてしまい、思いの他、解図に時間がかかりました。」

■出題に趣向を入れることができるのもこれが最後かも。

渡辺「飛先の歩成3本。最後だけ難易度が跳ね上ってます(初級、初中級、超上級)。」

■難易度が跳ね上っている3問目のヒントになるかと思い、最終手歩成で揃えてみました。

NAO「古くて新しい形。7手詰基本型もまだまだ発展していますね。」

■余詰が少ないはずなので取っ付き易い。と言いつつWFPで余詰作を投稿してしまいました。

RINTARO「3問とも23歩成の基本7手の応用でしたね。」

■はい、初級はそれとわかるのですが、中級と上級がまさか飛先の歩を進める手筋だとは気付き難かったはず。

ほっと「似た筋で揃えたのは意図的なものか、それとも在庫がないのが理由か。さて真実はいかに?」

■今回は新旧担当の特集でした。特集にする話はしていなかったのですが、提供いただいた作品で偶然にも歩成の手筋で揃えることができました。在庫温存で121回~127回(年賀の124回を除く)は担当から2題のパターンで出題稿と解説も準備できています。作品投稿があれば順次担当作と入れ替える予定です。年賀推理の投稿がなければ124回は担当作での個展になるかも。

S.Kimura「今回はヒントの加減が難しいのかな,と感じました.」

■上級のヒントの加減が難しかったですね。難問なのはわかっていますがヒントの出し過ぎも興ざめでしょうから。

占魚亭「今回は2と3にかなり苦しめられました。もう少しお手柔らかにお願いします(笑)」

■121回は出題予定を変更して易しくしました。(本当かよ?)

変寝夢「PCなしに全部解けると気持ちいいもんですね。」

■暗算ですか。担当は将棋盤代わりにPCではKifu for Windows、スマホではびよ将棋を使ってます。

津久井康雄「中級・上級を追加ヒント無しで解ける気がしませんので、今後も追加ヒントよろしくお願いします。」

■ヒント前の初級くらいの難易度になるようなヒントを出せればいいのですが...。

緑衾「今月は2問だけ残念です。」

■次回以降での全問正解を期待しています。

神在月生「最早解答は無理なので、10日23:59の最遅解答を狙いました。(というのはウソで、パラ9月号に手間取って手が回らなかった→パラの方は一問だけしか解けず・泣)」

■担当が推理将棋を始めた頃は、全問正解、ヒント前解答、月末までの解答(当時は23日頃の出題)、3日以内の解答、一番槍を目指すという感じで目標を変えて数年過ごしてました。


推理将棋第120回出題全解答者: 19名

  斧間徳子さん  渡辺さん  はなさかしろうさん  NAOさん  RINTAROさん
  ほっとさん  小山邦明さん  諏訪冬葉さん  のくせにさん  ミニベロさん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  占魚亭さん  変寝夢さん  飯山修さん
  津久井康雄さん  原岡望さん  緑衾さん  神在月生さん

当選: ミニベロさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。


◇年賀推理将棋の作品募集◇

第124回(2020年1月13日頃出題)は全投稿作採用の年賀推理将棋特集の予定です。難易度問わず作品を募集します。投稿〆切12月20日。

年末年始、年賀詰("2020", "20", "2", "11", 干支"子"、にちなんだ推理将棋)

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推理将棋第120回解答(2)

[2019年10月24日最終更新]
推理将棋第120回出題の120-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第120回出題  推理将棋第120回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第120回解説  担当 Pontamon

「初級にどうぞ」と前担当のNAOさんからの投稿でしたが、ベテラン勢も解図に苦労されたようです。


120-2 初級  NAO 作  右へ倣え   9手

「9手で詰まして勝ったんだって?」
「うん。この将棋、右の付く手が3手続いたよ」

(条件) 

  • 9手で詰んだ
  • 棋譜表記で右の付く手が3手続いた

出題のことば(担当 Pontamon)

 右の付く着手を整理しよう。

追加ヒント

 最初の「右」の手は51金右です。


推理将棋120-2 解答 担当 Pontamon

▲26歩、△42玉、▲25歩、△32玉、▲24歩、△51金
▲58金、△42金、▲23歩成 まで9手.

(条件)
・9手で詰んだ
・棋譜表記で右の付く手が3手続いた(6手目~8手目△51金右、▲58金右、△42金右)

Suiri1202

1条件の作品は解図のための情報が少なくて、どこから手を付けたら良いのか的を絞り難いかもしれません。でも、その1つの条件を糸口にするしかありません。本問ではそれは「棋譜で右が付く着手が3手連続であった」というものです。

Suiri1202a3手連続なら、先後先か後先後のどちらかですが、どちらにしても片方は2回連続で「右」が付く着手をしなければいけません。初期配置の駒で即「右」が付く着手ができるのは、▲58金右、△52金右です。どちらが先だとしても次の手番で棋譜に「右」が付く着手をすることはできません。棋譜に「右」や「左」が付く着手を指すための条件は、同種の駒が同じ段に居る必要があるのです。つまり、「右」が付く金の着手を2回連続で指す側は、1回目の「右」の手を指しても同種の駒が同じ段にいる必要があるので、それが可能なのは、玉を移動させた後で右金が玉の居た地点へ動くのが最初の「右」の着手になり、次の手番では玉位置に移動したばかりの金を左隣の金の頭へ移動する「右」の着手になります。先手が「右」の着手を2回やっていては後手の玉を詰ますことはできないので、3手連続の「右」着手は、△51金右、▲58金右、△42金右になります。

参考1図は、後手玉を2手目に△52玉とした局面です。先手着手は、攻めの時によくある手順の初手▲76歩、3手目は▲33角不成としてみます。

初手から▲76歩、△52玉、▲33角不成、△51金右、▲58金右、△42金右で3手連続の「右」着手ができました。しかし、33の先手角から見て玉は金の壁の向こう側に居ては残り3手で詰ますことはできそうにありません。

Suiri1202bそこで、参考2図では3手目を▲44角として、「右」の3手連続のあとに62で銀を取って▲53銀までの詰みへもって行きますが、53の歩が突かれていないので11手かかってしまいます。

参考2図の手順:▲76歩、△52玉、▲44角、△62銀、▲53角不成、△51金右、▲58金右、△42金右、▲62角不成、△32金寄、▲53銀 まで11手

2手目の玉の位置が悪いのかもしれませんが、△62玉としても4手目からの「右」3手連続後の残り3手では詰みは無さそうです。△42玉では2回目の「右」の着手の邪魔になります。でも盤面を眺めていると、玉移動を2手指して△32玉として6手目から「右」の3手連続を指すと残りは先手の1手だけですが、玉は身動きができない配置になっています。この配置を見れば、▲23歩成までの7手詰の手筋が使えそうだと気付くでしょう。

手順を確認してみると、初手から▲26歩、△42玉、▲25歩、△32玉、▲24歩 でこの後に3手連続で「右」の着手の△51金右、▲58金右、△42金右。手数もタイミングもばっちりで、9手目の▲23歩成で詰みになりました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

NAOさん(作者)「6手目52金右とすると8手目は"寄"となる仕掛け。△52金右~△42金右の解答は通常の出題なら〇にしたいけど、本問では×ですね。」

斧間徳子「「右」の手を後手が2回やるとは意表でした。」

■少手数で「右」の手が可能なのは金か角。先手が▲58金右と▲31角右成までの2手を指す場合は11手になってしまうし、9手でおさめようとすると△51金寄になってしまいます。

渡辺「6手目52だと8手目が寄になってしまうことに注意するだけ。」

■確かにおっしゃる通りなのですが、それがなかなか浮かばない。普段から▲58金右と△52金右を見過ぎているせいですかね。

はなさかしろう「たたみかけますね・・・」

■中級で既に気付かれましたか。

RINTARO「基本の応用。」

■はい、しかも初級と同じ手筋。

ほっと「こっちも例の7手の変形だった。6手目52金右だと8手目が42金寄になってしまう。正しい棋譜表記の知識が重要?」

■日本将棋連盟の棋譜表記は共通言語代わりになります。

小山邦明「120-1の先手バージョン。」

■解けてみるとその通りなのですが、条件を見ただけで気付く方は少なかったかと思います。

諏訪冬葉「「▲31角右成まで7手」の順が最初に浮かんだため角を使わない順にたどり着くのが大変でした。」

■9手だと「金寄」、「金右」にすると11手。

ミニベロ「ヒント待ち状態でしたが、解けません。どうしても柿木様が「右」と言ってくれません。
やっと解けました。最終角成りの呪縛が・・・。こんな難しい9手詰があるとは!」

■「最終角成りの呪縛」は右の角を動かしたのに33角引成の棋譜になってしまう手順でしょうか。それだと柿木様は「右」と言ってくれません。

S.Kimura「右の手の1回目と3回目は51金右と42金右しかないと考えていたため,ヒントを見て愕然としました.ただ,もう一度考え直して,玉を金の壁の向こうに前もって動かしておく,という発想につながりました.初級と同じ筋とは警戒が足りませんでした.」

■4~6手目に「右」を指されたようですね。思っていた通りなのにヒントも同じだと狐に騙された感じ。「6手目の51金右」のヒントだと簡単過ぎますよね。自信を持って考え直せるヒントもありですね。

山下誠「金右が2手続くのは後手と考えれば、すぐに前問の筋が浮かびました。」

■感が冴えていて簡単だったようですね。金右が2手続くのが後手だと睨んでいても引っ掛かる場合もあります。

占魚亭「76歩34歩22角生の筋を追っていて、26歩だとは思いませんでした。」

■短手数で「右」が指せるのは角も候補ですから仕方ありません。

変寝夢「7+2手とは思わなかった。ほとんどの時間を初手76歩に費やしたが、先手の○○角右が必要ないことがわかり26歩に行き着いた瞬間1分で解けた。」

■この9手は作者が言う初級では絶対にないと思う。

飯山修「金以外の駒の右成立に時間かかり過ぎで紛れが少ない」

■角右を入れるには11手かかりますね。

津久井康雄「8手目が「右」になるのかどうか、思わず調べてしまいました。」

■柿木様に聞きましたか? それとも将棋連盟のホームページ?

原岡望「52金右も正解?」

■将棋連盟の棋譜表記だと52金右の次の42金は右ではなく寄なんですよね。

緑衾「両方上がるときも右になるんですね。気がつきませんでした。」

■隣合わせの同段の駒が斜めに上がるときは「右」か「左」で、直進する場合は「直」になります。

神在月生「まず角の活用を考え42角~31角右成の順ですらすらと詰上げるも…、余詰&寄・引・上(行・直)との兼ね合いに? 締め切り前ヒントを見てみるとエー! それから角の活用の筋で色々検討もだめ。 原点に戻って7手+αで考えてみて、なぁ~んだ。 すっかり第一問を忘れていた・笑。」

■51金右~31角右成としても玉が52や62だと王手にすらならないです。


正解:19名

  斧間徳子さん  渡辺さん  はなさかしろうさん  NAOさん  RINTAROさん
  ほっとさん  小山邦明さん  諏訪冬葉さん  のくせにさん  ミニベロさん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  占魚亭さん  変寝夢さん  飯山修さん
  津久井康雄さん  原岡望さん  緑衾さん  神在月生さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第120回解答(1)

[2019年10月20日最終更新]
推理将棋第120回出題の120-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第120回出題  推理将棋第120回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


推理将棋第120回解説  担当 Pontamon

担当2回目にして早々と余詰を出してしまい申し訳ありませんでした。
今回は難問で解答の集まりがよくありませんでしたが、終わってみると前回と同じ19名からの解答で、総正解数は前回を上回っていました。
今後も解答、作品投稿をよろしくお願いします。


120-1 初級  Pontamon 作  同歩があった   8手

「これが8手で詰めた時の棋譜だよ」
「同歩なんて手があったんだ」

(条件) 

  • 8手で詰み
  • 同歩の着手があった

出題のことば(担当 Pontamon)

 8手詰で同歩の手ができるのは先手か後手か?

追加ヒント

 後手の着手は8筋の歩だけです。


推理将棋120-1 解答

▲68玉、△84歩、▲78玉、△85歩、▲86歩、△同歩
▲68飛、△87歩成 まで8手

(条件)
・8手で詰み
・同歩の着手があった(6手目△86同歩)

Suiri1201

Suiri1201a「8手で同歩があった」と聞いた瞬間にあの手筋だと想像される方が多いと思いますが、本問は初級問題ですので初心者のために少し詳しく解説してみます。

8手詰ですので、先手も後手も4手ずつの着手になりますので、相手の歩頭へ取られる駒の着手をしなければ同歩にはなりません。4手しかないのに後手が手数を掛けて先手に同歩とさせていては先手玉を詰ますことはできません。後手に同歩と取らせることができる駒には何があるでしょう?

初手▲76歩のあとに▲44角と出て、4手目で後手に同歩とさせることができますが、後手には2手目、6手目、8手目の3手しかないので先手玉を詰める手順はなさそうです。

参考1図は、▲56歩、△54歩、▲55歩、△同歩で4手目に同歩を指して、後手は飛を振って△57歩成までで先手玉を詰めた場面ですが、手数を数えると10手かかっています。歩を突いて行って7段目で歩成をするには4手掛かるので、どの筋にしても飛を振る余裕はなく、先手玉を詰ますことができるのは8筋の歩を進めて△87歩成するしかありません。

Suiri1201b参加2図は先ほどと同様に先後ともに歩の着手を5筋ではなく8筋で、▲86歩、△84歩、▲85歩、△同歩、▲68玉、△86歩、▲78玉、△87歩成までの8手を指した局面ですが、後手に85地点で同歩で取らせると68地点の逃げ場を飛で塞ぐ手ができません。

後手には工夫のしようがありませんので、先手の着手を見直してみると、できるだけ早くに同歩を実現しようとして、2手を掛けて▲86歩、▲85歩としたのが無駄だったことに気付けば、▲85歩を指さずに▲86歩を後手の歩突きのタイミングに合わせて突けば同歩の着手ができ、先手に1手の余裕が生まれるので、玉の退路を自ら塞ぐ▲68飛を指すことができます。▲68飛を指すには玉が78まで移動している必要がありますので、先手は初手▲68玉から始めることになります。あとは後手の歩が△85歩と来た直後の手で▲86歩を指すだけになります。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Ponatamon(作者)「担当を引き受けてから慌てて作った初級用問題。」

斧間徳子「実は本作が一番最後に解けました。」

■120-3の余詰手順の方を先に解いていたとは!?

渡辺「これは有名条件かな?」

■有名過ぎて、正式発表が見送られていたのですかね。

はなさかしろう「手順は脱力系ですが、詰み手順3420通り×8手=27360表記の中に1つしかない、というのはやはり凄いですね。本作の「同歩」を含めて5通りあるようですが、これでひと通り作品化されましたか。」

■すみません、「本作を含めて5通り」が何のことか思い当たりません。

NAO「同歩で何を取らせるか、一瞬悩みました。」

■角を後手に渡す、▲44角、△同歩なんかがありそうな気もします。

RINTARO「基本ですね」

■はい、7手の基本手筋です。

ほっと「例の7手の変形。「同歩」だけで確定するのは発見。」

■7手詰+1で考えると1手の余裕がある玉方しか協力手を指せません。足の長い大駒なら同で取られる駒を差し出す位置はありますが同歩だとこれしかないのです。

小山邦明「自爆となる86歩の着手」

■オウンゴール。でもこれがないと同にはならないのでナイスアシストか。

諏訪冬葉「実は以前に「歩を同歩と取った」というほぼ同一作を考えたことがありました。」

■歩以外の駒を同歩と取る手順が他にありそうな気がしましたか。

ミニベロ「館長さんの「だるまさん」を思い出した。」

■過去作を調べたら「8-1 初級 だるま」があったのですね。条件での重複チェックしかしてませんでした。

S.Kimura「飛車先の歩成で詰ます筋を警戒するという勘が残っていたので,簡単に解けました.」

■何か違和感がある条件の場合、まずは7手の基本手筋でチェック。

山下誠「飛車で詰めることに気づけば簡単でした。」

■初級は悩まずに解けるのが一番。

占魚亭「これはひと目でした。」

■でしょうね。客寄せ用の8手ですので。

変寝夢「基本的な7+1手ですね」

■8手詰の全3420通りのうち約3分の2は7+1手ですので。(推理将棋の館の8手分類参照)

飯山修「他の7手パターンで同歩の余裕はさすがにない」

■飛先の歩を突いて行く以外は角道をあける手か53銀で詰めるための協力手の54歩くらい。

津久井康雄「私にはありがたい難易度。2問目以降にも手を伸ばす気になります。」

■初級はウォームアップの役割ですね。

原岡望「例の筋の応用」

■推理将棋で「例の筋」と言われると3本の指に入ると思う。あとは何だろう、53銀の筋、はてるま手筋、吊るし桂、2枚角、空き王手あたりかな。

神在月生「無駄手を活かして「同歩」の一条件で限定に纏める狡賢さ(失礼・笑)」

■手数を増やして条件を少なくする極意が8手詰?


正解:19名

  斧間徳子さん  渡辺さん  はなさかしろうさん  NAOさん  RINTAROさん
  ほっとさん  小山邦明さん  諏訪冬葉さん  のくせにさん  ミニベロさん
  S.Kimuraさん  山下誠さん  占魚亭さん  変寝夢さん  飯山修さん
  津久井康雄さん  原岡望さん  緑衾さん  神在月生さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第121回出題(11月10日まで)

[2019年11月25日最終更新] 121-3解答、第121回出題当選者

121-3余詰修正

121-3に余詰がありました。粗検深くお詫び申し上げます。次のように会話と条件を修正いたします。

修正前:
(会話)
10手目は飛成で、その手で僕は初めて歩を取ったよ。

修正後:
(会話)
僕の歩は5手目に取られたけど、僕が初めて歩を取ったのは10手目で、それは飛成の手だったよ。

(条件)
・5手目は歩取り
を追加します。

なお、解答につきましては元の条件を満たしていれば正解とさせていただきます。

(10月17日 Pontamon)


将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第121回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2019年11月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第121回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第121回出題  担当 Pontamon

今回は在庫温存のために担当から2題出題です。
前回は難しかったとのことなので予定変更で中級を易問と入れ替えました。

初級は担当からの9手の易問。2回の同は別の駒でしょうか、同じ駒でしょうか。
中級は担当からの10手詰の易問です。
上級の12手詰は上谷直希さん作。大駒着手は後手の飛だけなので龍は動かせません。


■本出題


■締め切り前ヒント (11月3日 Pontamon)

121-1初級:22の馬が連続同馬で2段目を寄って行きます。
121-2中級:先手は後手飛が6手目に成れるように協力してから角を入手して51へ打ちます。
121-3上級:とどめは45で取った桂を打っての吊るし桂です。


121-1 初級 Pontamon 作 トレッキー作の修正 9手

「投稿作の条件は問題ないけどトレッキー丸出しの会話は変更してよ」
「『トランスワープでボーグキューブが突然現れた』は削除」
「わかった」
「『セブン・オブ・ナインが同化』は『9手詰みの7手目が同か!』」
「なるほど」
「『シールドを上げたか。抵抗は無意味だ。同化する』は『8手目は駒を直進させて粘ったけど、詰まされた手も同か!』」
「了解、亜空間通信終了。エンゲージ!」
「君もトレッキー?」
(条件)
  • 9手で詰み
  • 7手目と9手目は同の手
  • 8手目は駒を直進

121-2 中級 Pontamon 作 51角がある10手 10手

「不成なく10手で詰んだ棋譜だよ」
「51角の着手があったんだね」

(条件)

  • 10手で詰み
  • 51角の着手があった
  • 不成なし

121-3 上級 上谷直希 作 飛車の遅速 12手

「12手で詰ませたよ。動いた大駒は僕の飛車だけだったかな。
10手目は飛成で、その手で僕は初めて歩を取ったよ。
僕の歩は5手目に取られたけど、僕が初めて歩を取ったのは10手目で、それは飛成の手だったよ。
ただ、成駒で王手を掛けている局面は登場しないまま終局したんだ」

(条件)

  • 12手で詰み
  • 動いた大駒は後手の飛車のみ
  • 5手目は歩取り
  • 10手目は飛成で、後手にとって初めての歩取り
  • 成駒で王手している局面はなかった

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第119回解答(3)

[2019年9月29日最終更新]
推理将棋第119回出題の119-3の解答、第119回出題の当選者(変寝夢さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第119回出題  推理将棋第119回解答(1) (2) (3)
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119-3 上級 Pontamon 作 8マス移動で詰み 12手

「駒成なく、12手目の8マス移動の手で詰んだよ」
「へぇ、どんな将棋だったの?」
「端の筋以外へ駒を打つ手があったよ」

(条件)

  • 12手目の8マス移動の手で詰み
  • 端の筋以外へ駒を打つ手があった
  • 駒成なし

出題のことば(担当 Pontamon)

 8マス移動の駒種と詰み形を推理しましょう。

追加ヒント

 8マス移動は飛。駒打ちは角ですが、48地点の駒をピンする形ではありません。


推理将棋119-3 解答 担当 Pontamon

▲76歩、△32飛、▲33角不成、△42銀、▲22角不成、△37飛不成、
31角打、△同飛不成、▲56歩、△57角、▲58金右、△39飛不成
まで12手

(条件)
・12手目の8マス移動(8手目△31同飛不成、12手目△39飛不成)の手で詰み
・端の筋以外へ駒を打つ手があった(7手目▲31角打、10手目△57角)
・駒成なし

Suiri1193

8マス移動が可能なのは、飛・角・香ですが、駒成なしの条件なので香は除外できます。

角の8マス移動は隅から隅への斜め8マス移動になりますが、不成なのでその手で王手はできません。なぜなら隅の生角で王手なのであれば玉は対角線上にいなければならず、移動前の隅でも王手のはずです。

つまり、最終手の駒は飛です。

9段目への飛の着手で詰むなら思い浮かぶのははてるま手筋。しかし本問では駒成なしなので玉の退路が出来てしまいます。

Suiri1193a思い浮かぶ詰み形は参考1図のように、玉の退路になる48地点を駒で埋め、その駒を動けないようにピンする形です。後手の飛が出ていくための鉄板手順の▲76歩、△32飛、▲33角不成を角か飛で取る手順ですが、ゆくゆくは48駒をピンするために、4手目△33同角と取って、その後△15角とする手順が見えますが、条件では駒を打つ手が必要とのこと。ならば、4手目を△33同飛で角を取り、その角を打てばいいことに気付きます。でも、駒打ちは端の筋はダメとのことなので△26角にすれば良い。後手角の移動手順の除外と角の打ち場所限定のための条件を見破ったり!

本当にそうでしょうか?参考1図で先後の手数を数えてみます。先手は、▲76歩、▲33角不成、▲48銀、▲58金右、▲68金上の5手なので1手の余裕がありOK。ところが後手は、飛の着手だけで△32飛、△33同飛、△37飛不成、△31飛不成、△39飛不成で5手を要します。8マス移動のためにスタート地点を空けるための△42銀と48の銀をピンするための△26角が必要なので後手は1手足りません。

後手の着手を減らす工夫として、▲33角不成を即取るのではなく、その王手を渡りに船でゆくゆく必要になる△42銀とする手順があります。△33飛が無い分1手短縮できますが、駒打ちするための角の入手ができていませんので、5手目▲22角不成のあとに▲31角不成として、8マス移動のスタート位置に戻ってくる△31飛不成で角を入手することができます。

Suiri1193b参考2図はこの手筋で12手目まで指してみたものです。

▲76歩、△32飛、▲33角不成、△42銀、▲22角不成、△37飛不成、
▲31角不成、△同飛不成、▲58金右、△26角、▲48銀、△39飛不成 まで12手

68の退路が残っていますし、持ち駒に角があるので▲49角で合い駒も可能です。

3手戻した▲58金右までの局面を思い浮かべてください。合い駒にできる角を持っていますが、これは22の角を▲31角不成で移動して後手に進呈したものですが、そこで▲31角打で持ち駒の角を手放せば合い駒としては残りません。そうした時、後手の退路は48と68の2箇所で残っている手数は3手戻したので3手で内訳は後手の2手(最終手含む)と先手の1手。つまり、先手と後手の1手ずつで玉の退路2地点の措置をしなれればいけません。

48地点はピンされなくても、後ろに動けない香や桂があればそれらの駒で玉の退路を塞ぐことができますが香や桂を入手する暇がありません。もし、桂の持ち駒が後手だったら、△56桂の1手で48と68をカバーでき、先手は1手余ります。

無いものねだりをしても仕方ないので、持っている角を活用するしかありません。先手の協力手の▲56歩によって角の打ち場所を提供し、△57角で48と68地点を制圧することができました。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「上谷直希作の102-2からの派生作。駒成なしにしても2手増でおさまりました。」

山下誠「5七角の手が浮かばず、堂々巡りをしてしまいました。」

■桂があれば48と68地点をカバーできると気付けば代替案の57角はすぐそこ。駒を打つのが1回だと勘違いすると57角が浮かばないかも。

斧間徳子「基本的なはてるま8手詰を4手延長。4手も延長すると煩雑になりそうだが、少ない条件でスッキリとまとめているのは流石。31角打や56歩、57角がすべて限定されているのが痛快。」

■作図の際、先手の持ち駒に角が残るので困ってました。▲31角打に気付くのに時間がかかったこと。(笑)

神在月生「まず中段の横運動に山をかけたが、手数超過&非限定ばかりでハズレ。3筋の縦運動は非限定がありそうに感じたが、57角とその角を縦運動中に31で得て一手節減できることを発見し解消。しかし最初は31角生としてしまい、あれっ?。31角打は妙手・好手というよりも面白い手といった感触の好感度が高い手。」

■紛れ筋一通りを検討されたようですが、それにも関わらず出題翌日の解答とは恐れ入りました。

RINTARO「3手目までは決め打ちで4手目同飛から端玉を1筋から9筋に飛を回る手で詰ます筋を考えました。次に39飛不成で詰ます筋を考えました。4手目同飛の呪縛から解放されたときに解けました。42銀が効率のいい手ですね。」

■4手目42銀は、8マス移動で詰みの102-2でも出ていた手筋でした。

諏訪冬葉「成る手がないなら最終手は飛車。とすると102-2の手順だが、生飛車なので48をふさぐ必要がある。で、この解答なのですが「端の筋以外へ駒を打つ手があった」の「端の筋」が全然絡んでないので不安です。」

■この1~2年、必須ではない条件も追加することを考えています。たとえば「初手は歩」。3手目に飛を振ったり、玉が中段へ向かう場合には初手と3手目で手順前後があるのでこのような条件が必須になりますが、「初手は歩」が必ずしも必要ではない作意順にこの条件を入れておくと、解図の際に明後日の方へ向かったり、解図できても不安が残ったり。

占魚亭「ちょっと自信ないですが。角を持駒にする手立てが考え所でした。」

■5手目に▲66角生、△同角、▲56歩、△57角打、▲58金右、△37飛生 なら次の後手番で△39飛生で詰みですが、8マス移動ではないので失敗。後手が角を持駒にするには先に先手が持駒にしてから渡す必要があり、遠回りしているようで不安だったのでしょうか。

ほっと「後手の8マス移動ならやはり3筋の飛。しかし「端の筋以外へ駒を打つ手あり」の条件がどこに利いているのか判らなかった。」

■締め切り前ヒントの通り、解図の際、角打ちで48の駒をピンする手筋を考えるだろうと思っていたのです。結局、△26角と打つ筋での詰みはないのですが…。

小山邦明「7手目の31角打が先手の合駒をなくす巧手だと思いました。」

■▲31角打と△57角が先後の肝。

緑衾「いいですねこれ。シンプルな条件の中にギリギリで駄目な筋がたくさん詰まってます。ようやく解けたと思ったら角合されました。それから、端への駒打ち禁止の意味が分かりません。」

■初解答でヒント前に全問正解とは強豪解答者とお見受けしました。

はなさかしろう「最終手の飛は横か縦か。第一感は横だったので抜け出すのに時間を要しました。」

■解図を楽しまれたようですね。

S.Kimura「飛車を1筋から9筋(もしくはその逆)に移動すること考えていましたが,うまくいきませんでした.最終的にたどり着いたのは,はてるま手筋(これも覚えていました)の応用で,31から39へ行く形でした.2回目の駒打ちは48に利きがあるけど,ヒントと違う?」

■角の利きと玉の間にある駒が動けない(ビンされている)、つまり端の手は無いので26角で48の駒をピンする角打ちではないというのがヒントでした。

ミニベロ「これも景色が全く見えない。そもそも「合駒なし詰」に、3手目駒を持たせる発想が凄い。各タイミングも絶妙。119回に99飛車。こんなシャレにも今頃気づくとは。解図力落ちました。」

■角の受け渡しが忙しい。119番の救急車は119回の採用狙いで2年前に作ったもの。手順を覚えていなくて、こちらは記憶力が落ちました。

飯山修「33角の王手の移動合が非限定になるのがイヤでどうしても同飛と取ってしまい31を空ける手段に苦労する。そして3筋ではないのかと他の筋を探す情けないパターン。」

■解答の最終手だけが「39飛」で「生」の記載がありませんでしたが、単に書き忘れと判断して正解とさせていただきました。

原岡望「横8マスと即断し大苦戦。ヒントに助けられた。」

■ヒントに助けられたということは、26角で48の銀をピンする手順も読んていたようですね。

NAO「8路移動の発射台31地点で角を取らせる。57角が入りまとまった。」

■うっかり22の角を移動して31で取らせると合い駒が残って失敗。


正解:17名

  山下誠さん  斧間徳子さん  つつじさん  神在月生さん  RINTAROさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  ほっとさん  小山邦明さん  緑衾さん
  はなさかしろうさん  S.Kimuraさん  ミニベロさん  津久井康雄さん
  飯山修さん  原岡望さん  NAOさん


総評

山下誠「推理将棋の再開は嬉しい限り。楽しい問題を期待しております。」

■楽しい問題を選題できるのだと思いきや在庫が…。

斧間徳子「この推理将棋のコーナー、解答を募集しておいてそのまま何の説明もないまま1年半も音沙汰無しだったのは正直不愉快でしたが、何はともあれ気鋭のPontamonさんが後任となって復活したことは喜ばしいことです!」

■年賀推理以外の通常問題の投稿を期待しています。よろしくお願いします。

神在月生「今回はウォーミングアップということで、次回から難度が上がるかもしれないが、第一問のような客寄せは必要だと思います。あと、担当者出題分には、素敵な一条件作を期待しております。」

■120回の問題の構成を変更して易し目にしました。一条件作とはハードルが高いです。(笑)

RINTARO「久しぶりに推理将棋を解きましたが、楽しかったです。」

占魚亭「担当就任、おめでとうございます。コーナーの再開を待っていました。推理将棋脳が衰えていますが、回復できるよう頑張りますのでよろしくお願いします。」

■RINTAROさん、占魚亭さん、解答常連者の参加はコーナー継続の後押しになります。よろしくお願いします。

ほっと「祝、再開!ところで在庫状況はどうなんでしょうか。」

■120回の新旧担当特集で拙作以外で2作出題しましたので担当作以外の在庫数は片手で間に合います。

小山邦明「推理将棋の再開ありがとうございます。Pontamonさんは推理将棋作品を多数発表されている方なので解説も楽しみにしています。」

■既に4回分の結果稿を書きましたが、グダグタと長いだけです。

緑衾「初めての解答です。」

■末永くお付き合いいただければと思います。

はなさかしろう「新装開店おめでとうございます。襲名披露に相応しく、今回いずれも好条件の問題で楽しかったです。最近解けないことも多くなってきましたが、少しずつでも参加させていただこうと思います。よろしくお願いいたします。」

■11手以下の初中級作品の投稿を期待しています。よろしくお願いします。

S.Kimura「推理将棋の復活を歓迎いたします.新担当のPontamonさんには,無理はなさらず,長く続けていっていただくことを願っています.それにしても,2年前の問題の結果が公開され,その当時の自分の短評をもう一度読むことになりましたが,覚えていないものが意外と多いですね.今回は,私にしては珍しくヒントなしで全問解けましたが,これを書いている時点で,既にヒントが公開されていました.」

■夜更かしはできなくなったし、記憶力も怪しい。自作は3ヶ月もすれば手順を忘れています。2年前に作った中級の「救急車?」は99飛車のダジャレだということだけは覚えてました。(笑)

ミニベロ「推理将棋再開おめでとうございます。解図力落ちましたが、全問正解めざして頑張ります(涙)。」

■しばらくは余詰みを出さないように易問を出題しようと思います。ベテランは頑張ることなく全問正解で行けるでしょう。

変寝夢「推理将棋コーナーが再開ということで、毎月の楽しみがまた一つ増えました。こちらの人間の脳が頼りないので、ソフトの力も使いながら格闘しようか思っています。」

■機械検証できる環境が欲しいです。

津久井康雄「9/5に1題だけ解答送付しましたが、残り2題について、追加ヒントを見て答えが見つかったように思いますので、再提出します。よろしくどうぞ。」

■おもちゃ箱ならではのヒント投入がありますので、活用してください。

飯山修「復活はうれしいですが、解けずに悩む日々がまた戻ってくる事を考えると恐ろしい。」

■出題中の120回は問題の構成を変更して易し目にしました。

原岡望「復活歓迎。今回は青息吐息。〆切日解答とは情けない。」

■詰パラの締め切りと近いので、早めに解図に取り掛かりましょう。

NAO「前担当のNAOです。推理将棋コーナーを再開いただきありがとうございます。Pontamonさんには感謝の言葉しかありません。新担当のPontamonさんの3作品、いずれも狙いがわかりやすく初回向けにぴったり。担当のときに投稿いただいた作品も含んでいますが、改めて解き直しています。解答を送るのは5年ぶりになりますが、解けて楽しい感触が蘇りました。これからは微力ながら解答と投稿で応援したいと思います。
みなさまへ>11手以下の初中級問題のご投稿をよろしくお願いいたします。」

■事ある毎に書きますが、皆様の投稿をお願いします。既存作を異条件で作図するのがいいかも。

米澤歩登「二問の解答です。」

■一問の解答でも、コメントだけでも結構ですのでよろしくお願いします。


推理将棋第119回出題全解答者: 19名

  山下誠さん  斧間徳子さん  つつじさん  神在月生さん  RINTAROさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  ほっとさん  小山邦明さん  緑衾さん
  はなさかしろうさん  S.Kimuraさん  ミニベロさん  変寝夢さん
  津久井康雄さん  飯山修さん  原岡望さん  NAOさん  米澤歩登さん

当選: 変寝夢さん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リストから選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第119回解答(2)

[2019年9月27日最終更新]
推理将棋第119回出題の119-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第119回出題  推理将棋第119回解答(1) (2) (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


119-2 中級 Pontamon 作  救急車?  10手

「隣から『救急車』とか『もうだめだ』の大声が聞こえたから119番するとこだったよ」
「一体どうしたんだい」
「隣の住人が将棋を指してたみたいで、対戦後の話だと3手目は金だったらしい」
「そうか!救急車は99飛車の聞き間違えだよ。99飛車の手があると10手で詰むからね」

(条件) 

  • 10手で詰み
  • 3手目は金の着手
  • 99飛の着手があった

出題のことば(担当 Pontamon)

 99飛と指した次の手番で先手玉を詰ましましょう。

追加ヒント

 6手目に馬で取った飛を8手目に99へ打ちます。3手目の金は右金(49の金)です。


推理将棋119-2 解答 担当 Pontamon

▲78飛 △34歩 ▲48 △77角成 ▲68銀 △78馬
▲98香 △99飛 ▲77桂 △69飛成 まで10手

(条件)
・10手で詰み
・3手目は金の着手(3手目▲48金)
・99飛の着手があった(8手目△99飛)




Suiri1192

Suiri1192a99飛の手があるので、先手玉の左側からの攻めが見えます。

99の飛と玉の間には、桂、銀、金の3枚の駒があるので、ヒント投入前では条件の「3手目は金の着手」は69にある左金を58などへ動かす協力手で、詰み上がりは参考1図のような△79飛成までの一間龍の形を考えた方も居るのではないでしょうか。

3手目の正解は、右金を48へ上がって玉の退路封鎖です。となると、飛は後手に取られる位置へ初手で移動する必要があります。

後手が飛を取る位置は2箇所ありますが、詰み形を考えると78地点で飛を取らせます。

したがつて、初手から飛を取らせるまでの手順は、▲78飛、△34歩、▲48金、△77角成、▲68銀、△78馬。続く手は99を空けて99に飛を打たせる▲98香、△99飛。飛と玉の間には桂と金があるので9手目に▲77桂と跳ねると、78の馬を支えにして△69飛成で金を取って詰みとなります。

先手の着手は、飛を差し出す手、玉の退路塞ぎ、玉の左側にある9段目の駒4枚のうちの3枚を動かす協力手の5手でした。

それではみなさんの短評をどうぞ。

(短評)

Pontamon(作者)「119回狙いで作った作品で、99飛車と言ったのを救急車と聞き間違いしたという設定。隣の部屋の声が何となく聞こえた大学時代の安アパートを思い出しました。」

山下誠「3手目が右金を動かす手というのが意表を衝きました。」

■気付きにくいと思ったのでヒントで右金を明かしました。

斧間徳子「3手目が金となると初手に飛車を振るしかないが、88の角にかまうと困窮する。」

■88の角は居座ったまま。△99飛と指すのだから気になります。

神在月生「飛取りはどこで?金はどこに?九段目を通す効率的な手段は?個人的にはどちらかといえば「条件列記だけで出題文章は不要」派ですが、今回の文章は面白かったです。」

■昔は会話に凝ってました。

RINTARO「77桂が絶妙手で、うまくできてますね。」

■先手が▲76歩としていては間に合わないので最初からこの手は見通せなかったかも。

諏訪冬葉「なぜか「△77角成の王手には3手目までに対応しなければいけない」と勘違いして迷走しました。」

■思い込みや勘違いはあるものですが、3手目が金となると▲68金が浮かんでしまいます。そうしてしまうと88の角の処理も困ってしまう。

占魚亭「3手目68金に嵌まりました(笑)」

■△77角成の王手の応手が早見えしてしまうと嵌ります。ヒント前に解決されていますが、「3手目の金は右金」のヒントは適切だったようです。

ほっと「99飛は後手の着手に決め打ち。全力で詰みに協力する先手の着手がユーモラス。」

■飛を差し出し、退路を封鎖、王手の応手、99を空けて、桂をよける。この順でなければいけない偶然の賜物。

小山邦明「99飛の着手が、先手か後手かを見極めるのが大切。」

■先手の自力だと、96歩、95歩、96香、97角、98飛、99飛で手数オーバー。

緑衾「銀ではなく金を取ればよかったんですね。それなら角をなんとかする必要がないです。」

■角の紐が付いている銀を残すと、いろいろ必要手が増えます。3手目▲68金が見えてしまった口かな。

はなさかしろう「3手目の金が48というのが意外。」

■68金の事前の王手対策の方がピンときてしまいます。

S.Kimura「78で飛車を取って,99飛から飛車を成る形を考えていたら答えが見つかりました.」

■一間龍は角が居て無理そうなので、馬の紐で68飛成が正解でした。

ミニベロ「まるで解けません。10手でこんなこと出来るの?3手目金?初めてのヒント待ち。
クー、やっと解けた。解いてみると知ってる詰め上がりだ。解図力落ちてるのか、問題が難しいのか。」

■仕事が忙しくて、何も閃かない日もあります。ミニベロさんも3手目▲68金で嵌ったのかも。解答強豪が次々に嵌っていたのなら本問は上級に近かったのかもしれません。

変寝夢「ソフトで6手目着手後、後手の持駒に飛あり&3手目金&8手目99飛の指定で600万局面16分でした。『私の脳では、3手目と5手目がわからず撃沈。』」

■約2年前のPCの買い替えの時、Macにしようかと悩みましたが、変寝夢さんのソフトは今は公開されていないようなので諦めました。

飯山修「自分の飛が99へ行くのは不可能とすぐ判るがまず確かめる疑り精神が身についてしまった」

■「この作品には余詰がある」という前提でいろいろ確かめるのも楽しみ方。

NAO「99飛を効率よく攻めに参加させる。飛の効きを通す香と桂の協力手が滑稽。」

■救急車が接近して来たら道を譲らなければいけませんが、速度は落とさなくていいんです。

米澤歩登「救急車ですか。面白い事を考えますね。」

■当時は解答者&作者だったので、119回での採用を目指して、119回・119番・救急車・99飛車という連想でした。


正解:18名

  山下誠さん  斧間徳子さん  つつじさん  神在月生さん  RINTAROさん
  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  ほっとさん  小山邦明さん  緑衾さん
  はなさかしろうさん  S.Kimuraさん  ミニベロさん  津久井康雄さん
  飯山修さん  原岡望さん  NAOさん  米澤歩登さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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