カテゴリー「推理将棋」の記事

推理将棋第116回出題(11月10日まで)

[2017年10月15日最終更新]

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第116回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2017年11月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第116回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第116回出題  担当 NAO

前回は解答者が減りましたので今回はやや易しめの選題。"端の手"と"金の手"を含んだ短編3問を9手、10手、11手と手数順に並べました。

初級は渡辺さん作の9手詰。例の形・・・と言えばわかるでしょう。

中級は担当作の10手詰。1筋か9筋か、先手か後手か、端金の謎を解き明かしてください。

上級はPontamonさん作の11手詰。10手目と11手目のみの簡素条件に謎が潜んでいます。


■本出題


■締め切り前ヒント (11月3日頃コメント欄に掲載 NAO)


116-1 初級 渡辺秀行 作  24まで       9手

「おお、9手で詰んでいるとは。棋譜の最終手に24と書いてあるね」
「うん、金の着手の後、別の指し手があってから、15に着手していたよ」

(条件)

  • 9手で詰んだ
  • 最終手の棋譜に24と書いてあった(※)
  • 金の着手の後、間を空けて、15の着手があった

※"同"が付くのはダメ。8手目が24への着手ではないことも暗に含んでいます。


116-2 中級 NAO 作   端に金       10手

「たったの10手で負けちゃった。初手から玉が動いて守り重視のはずだったのに」
「"右"の付く手もあったけど、端に指した金の手が勝負を分けたね」

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 初手は玉が動いた
  • 端に金の手があった
  • 棋譜上"右"の付く手があった

116-3 上級 Pontamon 作  端への桂成り    11手

「桂をどっちへ成るのか観戦していて興味津々だったよ」
「10手目の金の着手を見て、次の止めの桂成りは端にしたんだ」

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 10手目の金の着手に端への桂成りで応じた

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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推理将棋第110回解答(3)

[2017年9月29日最終更新]
推理将棋第110回出題の110-3の解答、第110回出題の当選者(渡辺さん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第110回出題  推理将棋第110回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


110-3 上級 渡辺秀行 作   遠隔詰その1      11手

「昨日の将棋11手で詰んだんだって?」
「うん。とどめは9段目の着手だったよ」
「2手目は初手と同種の駒で付き合ったけど、歩じゃなかったよ」

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 初手と2手目は歩でない同種駒の着手
  • 止めは9段目の着手

出題のことば(担当 NAO)

 9段目の手で詰む玉形を推理しよう。

追加ヒント

 初手と2手目は詰み形への伏線。9段目に角が打てるように。


推理将棋110-3 解答  担当 NAO

▲9八  △1二 ▲7六歩 △3四歩
▲2二角成 △4二玉 ▲2一馬 △3三玉
▲4三馬  △2二玉 ▲9角 まで11手.

(条件)
・11手で詰んだ
・初手と2手目は歩でない同種駒(▲98香~△12香)の着手
・止めは9段目の着手(11手目▲99角)

Suiri1103

本作は自陣の九段目の手がトドメの簡素条件11手詰。詰形の玉位置がどこか、伏線となる初手と2手目をどう活かすのか、推理していきます。

  • 9段目の手は自陣角しかなく、歩以外の駒で先手の攻めに有効な初手は、9段目の角打ちを作る手。一方、協力手となる2手目は、詰形を作るための手。これらが同種駒であるので候補手は限定される。
  • 同種駒は香か、玉か。99地点に角打ちを作る▲98香と玉の退路封鎖をする△12香の組み合わせが第一感。また、後手の玉移動が必須なので初手▲58玉とし△15玉や△95玉の端玉に最終▲59角の詰みを目指す手順も考えられるが手数が不足する。したがって、伏線手は前者の"香"で進める。初手から「▲98香 △12香」
  • 最終99角の筋で詰む玉型は12香を活かす22玉。角道を止める駒が邪魔であるので、▲22角成から馬で21桂と43歩を取り除く手順を進めればよい。3手目から「▲76歩 △34歩 ▲22角成 △42玉 ▲21馬 △33玉 ▲43馬 △22玉 ▲99角」まで。途中、玉と馬が体を入れ替える手順が巧く、後手玉は先手馬に接近しながら42~33~22と移動する。トドメは初手▲98香で空けた99地点への角打ち。

最終手"9段目"を主眼とし序盤を付加条件とした短編推理将棋の秀作。詰形は83-2とほぼ同じですが味付けは異なっています。珍しい初手"香"着手を2手目とリンクさせ、序と詰形を繋ぐ手法が光る渡辺作品でした。

(短評)

渡辺秀行(作者) 「玉と馬の体が変わるのが大変そうなので22角"成"が指しにくいかも」

山下誠 「最終手は9九角に決め打ち。その障害になるのは2一桂と4三歩の利きと考えました」

小木敏弘 「21桂と43歩を取る馬の活躍を軽視していました」

はなさかしろう 「飛や香はさすがに手が足りませんでした。桂を取って43に戻る馬の動きが味が良く、初手2手目の香もぴたりとはまって面白かったです」

隅の老人B 「9段目の着手は、たぶん角打。アタリ、『こいつは春から縁起がいいわえ』です」

占魚亭 「最終手は99角しかありえないので、すぐに詰み形が見えました」

小山邦明 「収束は合駒きかずの角での王手と推理したのが大正解」

ほっと 「確か10手で最終手22角と打つ作があったはず。それはともかく、『その1』とあるので続編も期待」

Pontamon 「『その1』なので迂闊なことを書くとネタばらしになってしまいそう。別件で第83-2の手順をおさらいしたばかりだったので簡単でした」

斧間徳子「おもちゃ箱#83-2(ミニベロ氏作)の類似作なれど、違った味がある」

S.Kimura「ヒントはほぼ想定内だったので,無回答を覚悟しました。ただ,初手に玉を動かす手は消せたので,98香,12香を読み直し,玉を11か22に置いて,
最後に99角で詰む形を考えたところ,正解にたどり着くことができました。調べてみたら,83-2で似たような詰め上がりがあったのですね」

飯山修 「83-2の詰み形をすっかり忘れていました。改めて解いてみると面白い」

諏訪冬葉 「△11玉を▲99角で詰ますことを考えたら△31銀△43歩△82飛と邪魔な駒が多かった。そうか、△22玉でよかったのか」

竹野龍騎 「好作。11玉から、44玉、55玉……と考えた。ヒントを見て、程よい難度だった。桂歩を消す21馬~43馬と、躱す33玉も巧い手順」

波多野賢太郎 「これは難しくて、数日間手がかりもつかめず悩みました。最初の2手の条件がうまいですね」

RINTARO 「ヒントで詰み形が分かった」

原岡望 「降参しかけたが盤に並べて解決。合駒の種をむしりとる」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  竹野龍騎さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん


(総評)

隅の老人B 「いつも締め切りギリギリの解答ですので、たまには一番槍を目指そうです。梅は咲いたが、染井吉野はまだまだ、でも河津桜はあちこちで開花。お花見前に解けて良かった、そんな思いの解答です」

Pontamon 「近所の桜並木はもうすぐで満開。心機一転、頑張って行きます」

斧間徳子 「今月は条件が簡潔な作ばかりで好みでした」

RINTARO 「今回は易しめの出題で助かりました」

竹野龍騎 「好作づくしの素晴らしい選題でした」

小木敏弘 「ヒントのありがたさ」

渡辺 「今回の締切日の変更は詰パラ原稿締切との関係で、ありがたいです」

S.Kimura 「今回はヒントがなかなか出なかったので110-3は無回答のまま提出するかと思いました.今回で出ていない解説が3回分たまることになりますが,せめて正解だけでも先に出してもらえると嬉しいです」

キリギリス 「上級問題は条件より詰上がり図がある程度想定できましたが、中級問題は最終形や金の経路など全く見当がつかなかったので、上級より中級の問題がむずかしかったです」

はなさかしろう 「1手のみ1条件は短手数でしか成立しないと思っていたのですが、11手でも行けるんですね。12手以上はあるのでしょうか??」

波多野賢太郎 「今月は文字通り、初、中、上級と難易がはっきりした3問でバランスが良かったと思います。次回は111回記念?ですね。楽しみにしてます」


推理将棋第110回出題全解答者: 18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  竹野龍騎さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

当選: 渡辺さん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第110回解答(2)

[2017年9月28日最終更新]
推理将棋第110回出題の110-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第110回出題  推理将棋第110回解答(1)  (2)  (3)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


110-2 中級 Pontamon 作   棋譜研究(9手目56金) 10手

「何やってるの?」
「研究室のコピー機が故障してるから、棋譜全体をデジカメで撮った画像をPCで整理しているんだ」
「この"10手詰め9手目56金"というファイル名の画像を見せてよ」
「上手に撮れているだろ。このファイル名さえあれば全手順が判るんだ」
「へぇ、これだけで再現できるんだ。でも画像の転送や整理なんかしなくてもファイル名にした情報だけを手書きした方が早かったんじゃないの?」
「あっ…」

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 9手目は56金

出題のことば(担当 NAO)

 先手金の経路を推理しよう。

追加ヒント

 金は66歩を突いた後67~56へ移動。居玉で詰まされる。


推理将棋110-2 解答  担当 NAO

▲7八飛 △3四歩 ▲6八金 △7七角成
▲6六歩 △7八馬 ▲6七金 △6八飛
5六金 △6九馬 まで10手.

(条件)
・10手で詰んだ
・9手目は56金(9手目▲56金~10手目△69馬で詰み)

Suiri1102

本作は第110回に因み"1条件の10手詰"、棋譜を1手だけ示す簡素条件作品です。金の経路を探せば自然に解けますが、伏線となる初手の発見が解図の鍵です。

  • 先手が9手目6段目金の手を指すのに、金移動3手と歩突き1手の計4手を要す。後手の角の攻めに備えるため左金を68地点経由の68→67→56の経路で動かすが、67歩が邪魔なので▲66歩が必要となる。先手の残りの手は1手だけ。
  • 後手の攻めは、△34歩~△77角成と角が成って馬で攻め駒を取りに行く。先手は強力な攻め駒の飛車を取らせるよう初手に78まで飛が移動し協力する。
    初手から「▲78飛 △34歩 ▲68金 △77角成 ▲66歩 △78馬」先手は角成の前に金を立ち、角成の後に66歩と突く。後手は78馬で飛を入手する。
    以下、先手が56迄金を移動する間に後手が68飛+69馬の詰形を築く。7手目から「▲67金 △68飛 ▲56金 △69馬」まで。

初手飛振り~金立ち~歩突きと手順前後を許さない駒運びが巧みな簡素1条件の好作でした。

(短評)

Pontamon(作者) 「9手目56銀でも1条件になりますが、銀だと経路が狭まるので金の方にしました」

斧間徳子 「この1条件だけで成立しているとは凄い!すばらしい傑作」

小山邦明 「56金実現のための66歩が出来るのは、77角成の後でないとできない事からこの1条件で手順が限定できているのがすばらしい」

ほっと 「これだけで手順が確定するのが不思議」

渡辺 「実は昔mixiで『10手で詰んだ、終局図の56に先手の金があった』というのを出したことがあったので一瞬でした。7手目までに56金を指すのは無理があるので、終局図の条件だけでも限定されています」

山下誠 「金の径路を確保しながら詰めるには、飛車を取るのが最短と考えて解きました。それにしてもうまい条件です」

原岡望 「68飛に動揺」

S.Kimura 「後手に飛車を取らせる順を考えていたところ,突然,68飛から69馬の詰みがひらめき,先手の金を56に移動させたら正解でした」

はなさかしろう 「裏推理的には左金を繰り出すところで、初手▲7八飛も味が良いのでほぼ本命で行けました。玉方非協力と10手の相性がぴったりですね」

RINTARO 「初手に気付けば簡単」

小木敏弘 「王手を防いで、お次は飛の打ち場所作り、わが道を行く金」

飯山修 「金を後手が取って捨て、相手に打たせる事が出来るとは到底思えず、結局先手が自力で上がるしかない」

隅の老人B 「ヒントは金の経路の推理。ひねくれ爺さん、これで金は最初に動かない」

波多野賢太郎 「この条件で手順が決まってしまうんですね。ちょっとびっくりです。詰上がりが浮かびませんでしたが、手順前後がないことをヒントに解きました」

諏訪冬葉 「手順前後と角の不成の可能性を潰したら7手目まで決まったのに最終手が見えなかった」

占魚亭 「詰み形の予想に少々手間取りました」

竹野龍騎 「1条件の好作。余詰まないのが不思議。金の限定移動経路を考えるが……難解。ヒントを見て、程よい難度だった。まず58玉型に57銀は防がれていると思ったためか、居玉の詰みが見えなかった」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  竹野龍騎さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第110回解答(1)

[2017年9月27日最終更新]
推理将棋第110回出題の110-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第110回出題  推理将棋第110回解答(1)  (2)  (3)
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推理将棋第110回解説  担当 NAO

第110回 出題2017年3月5日、解答締切2017年4月15日、解答18名


110-1 初級 Pontamon 作   1条件の妙       11手

「角の着手が多かったけど11手で勝ったね」
「角を取って、それを使ったからさ」
「だから7手目に、44地点での"同角左不成"なんて手もできたんだね」

(条件) 

  • 11手で詰んだ
  • 7手目は44地点での"同角左不成"

出題のことば(担当 NAO)

 "左不成"と記述する形を推理しよう。

追加ヒント

 7手目までは自然に決まる。9手目どこに角を成るか。


推理将棋110-1 解答

▲7六歩  △3四歩  ▲2二角不成 △5四歩
▲5三角  △4四歩  ▲同角左不成 △5二玉
▲3一角成 △5一金左 ▲5三角成  まで11手.

(条件)
・11手で詰んだ
・7手目は44地点での"同角左不成"(6手目△44歩~7手目▲同角左不成)

Suiri1101

本作は第110回に因み"11手詰の難度ゼロ"、棋譜を1手だけ示す1条件で全手順が判明する11手詰です。

  • 7手目に"44同角左不成"とするためには次の2点を満たすことが必要となる。
    1)5手目で44地点に効きのある2枚の角が後手陣内にあり、その一方は4筋より右側(11~33)、他方は左側(71~53)であること。
    2)6手目に44地点に着手すること。
  • すると、7手目迄は一本道に進む。初手から「▲76歩 △34歩 ▲22角不成 △54歩 ▲53角 △44歩 ▲同角左不成」
    ここから受先で4手で詰む手順を考えればよい。8手目から「△52玉 ▲31角成 △51金左 ▲53角成」まで。2枚の角が続けて成る手順がぴったりと決まった。

希少な1条件かつ難度ゼロの傑作です。"7手目迄の唯一手順探索"+"8手目からの4手詰"、7手+4手の易問2題を解かせることで解答者に"優しい"作品に仕上がりました。

(短評)

Pontamon(作者) 「類型の第80-1の9手では後手に手が余るのに更に2手増やすと条件も増えそうですが、逆に少なくなっていることから『1条件の妙』のタイトルにしました」

竹野龍騎 「1条件の好作。しかも易しく貴重。芋蔓式に解けて、解後感もよい」

隅の老人B 「7手目を指すには、5手目には角打。これで、3手目は角取りでした」

飯山修 「7手目条件を満たす手順がこれしかないので判りやすい」

占魚亭 「7手目までは一本道なので超やさしい」

波多野賢太郎 「これは素直で難度ゼロに納得でした。この7手目だとこの手順が絶対ですよね」

ほっと 「これは確かに難度ゼロ。作るのは難しそう?」

諏訪冬葉 「『同角左不成』でどっちの角を動かすのか迷った」

山下誠 「4四同角左生の1手で手順を限定していることが凄い。角を打つ場所が決まるので、解くのは容易でした」

はなさかしろう 「先手は3手目以降全て角ですね。するする解けましたが、さて、攻方が強そうな7手目までの局面から、結局この手順しかないというのに驚きました」

渡辺 「11手一条件でしかも簡単というのは掘り出し物。素晴しい発見でした。
7手目にチェックポイントがあるのが易しくするコツですね。11手が7手+4手になる。ところで、箇条書条件ですが『7手目は44同角左不成』と書けばもっとすっきりします」

RINTARO 「実質4手詰」

斧間徳子 「8手目からの4手を考える問題だが、2枚の角を成って詰めるのがいい味」

小山邦明 「角で金、銀を取る手順ではうまくいかずに、金を逃げ道の邪魔になるように動かすのが面白い」

小木敏弘 「後手の右銀を取りたいが、43に逃げられる」

S.Kimura「最後に53銀としそうになりました」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  竹野龍騎さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  山下誠さん  RINTAROさん  渡辺さん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第109回解答(5)

[2017年9月25日最終更新]
推理将棋第109回出題の109-5の解答、第109回出題の当選者(斧間徳子さん、キリギリスさん)を発表します。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第109回出題  推理将棋第109回解答(1) (2) (3) (4) (5)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


109-5 上級 はなさかしろう 作 2017(平成29)年・丁酉の指し初め 20手

「あけましておめでとう! 指し初め中継見てきたよ」
「謹賀新年! そうか、見逃したなぁ…どうだった?」
「2017年にちなんで20手目が17回目の駒取りでね。そこで初王手がかかって詰んだよ」
「へぇ、景気の良い取り合いだね。酉年だからかな?」
「うん、そうみたい。それから、29と11への着手もあったな」
「ほぅ、流れはわかったけど、手順を知りたいな。例えば他の干支の駒とか…」
「干支の駒? ははぁ。そうだねぇ…後手が4連続で龍の手を指していたよ」
「なるほど。それにしても、酊の年らしいというか、あられもない将棋だねぇ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 20手目に17回目の駒取りの初王手で詰んだ
  • 29地点と11地点への着手があった
  • 後手は4連続で龍の手を指した

出題のことば(担当 NAO)

 双方の連続駒取りの経路を推理しよう。

追加ヒント

 先手は角(馬)で1~5筋の9枚の駒を取る。33~43~53~31~13・・・のルート。後手は8手目47飛成~12手目67馬の後、龍を動かして計8枚の駒を取る。


推理将棋109-5 解答  担当 NAO

▲7六歩 △4二飛  ▲3三角成 △3二金
▲4三馬 △9九角成 ▲5三馬  △4七飛成
▲3一馬 △8九馬  ▲1三馬  △6七馬
▲2三馬 △3七  ▲3二馬  △3九
▲2一馬 △2九龍  ▲1一馬  △4九龍
まで20手

(条件)
・20手目に17回目の駒取り(先手9回:33角成~43馬~53馬~31馬~13馬~23馬~32馬~21馬~11馬、後手8回:99角成~47飛成~89馬~67馬~37龍~39龍~29龍~49龍)の初王手(△49龍)で詰んだ
・29地点と11地点の着手(18手目△29龍、19手目▲11馬)があった
・後手は4連続で龍の手(14手目以降37龍~39龍~29龍~49龍)を指した

Suiri1095

年賀推理の5局目は手数20手。17回の駒トリのため、双方大駒で連続して相手の駒を取り続けますが、その軌跡を求める問題です。29と11を着手点に定めており、新年に因んだ"2017"、"29"、"11"が現れます。

  • 20手の手順中に17回駒を取る。初手・2手目・4手目の3手は駒を取ることができないので、残りの着手は全部駒取りとなる。先後各々の着手条件を整理すると、
    先手:3手目以降、11地点を含め9連続駒取り。3手目▲33角成が必然手。
    後手:6手目以降、29地点を含め8連続駒取り。4連続で龍の手。20手目に初王手でトドメ。
  • 3手目▲33角成が王手にならないよう2手目△42飛が必然手であり、後の47飛成から龍の活用を見る。初手から「▲76歩 △42飛 ▲33角成」
  • 先手馬の経路は途中11地点経由なら33→43→21→11や33→43→53→31→21→11が考えられるが、いずれも11の後に取る駒が無く失敗する。したがって、11地点が先手馬の最終着手点となるよう、33→43→53→31→13→23→"32"→21→11の9連続駒取りを目指し、4手目後手の応手が△32金に決まる。4手目から「△32金 ▲43馬 △99角成 ▲53馬 △47飛成 ▲31馬」31馬の直前、△47飛成が必然手。
  • 後手は馬と龍での詰形を目指す。"△67馬+△49龍"がその定番であり、馬の経路は(99→)89→67に決定。また、"29"着手と4連続"龍"の条件から、龍の経路は14手目以降の(47→)37→39→29→49に決定する。10手目から「△89馬 ▲13馬 △67馬 ▲23馬 △37龍 ▲32馬 △39龍 ▲21馬 △29龍 ▲11馬 △49龍」まで。

年賀条件が単なる付け足しでなく、"11"と"29"着手のため双方大駒軌跡が限定されるのが素晴らしく、4手目△32金が連続駒取りの鍵となりました。年賀推理将棋のトリに相応しく馬と龍が豪快に捌ける傑作でした。

(短評)

はなさかしろう(作者) 「2017を20と17に分割すると差が3だったので、安直に双方連続駒取りのバリエーションで臨みました。手数は長いですが双方の絡みが少なく、我が道を行く手順になってしまいましたが、年賀ということでお許しください」

斧間徳子 「32金と53馬の発見がカギ。2017や29や11という年賀詰向けの数字がわざとらしくないところがいい。年賀詰でなくても秀作だが、年賀詰として見ると大傑作」

DD++ 「後手の順は4手目を除きこれしかないとして、先手の順と4手目が11着手と連続取り条件だけで限定されているのがすごい」

小山邦明 「収束の形を予想して、先手の馬が一番駒取りできる後手の形と馬の経路を考えたら、うまく解けました」

ほっと 「先手の駒取り順が巧妙。長手数を少ない条件でうまく限定している」

占魚亭 「先手は角(馬)を使うのは確定なので、駒取りのルートが分かれば後手の手も見えてくる」

Pontamon 「先手も後手も駒を取り続け、予想の詰み形もひとつなので、手数の長さは気に ならず簡単に解けるだろうと思ったのですが、何も考えずに駒を動かしたら26手。その後、4手目の32金はすぐに見つけたのに9地点の一筆書きに手間取ってしまいました」

小木敏弘 「32金のおかげで先手の馬が使命を果たせました」

S.Kimura 「条件が限られており,最初に解けたのがこの問題でした。32金に気づかず,11になかなかたどり着けませんでした」

山下誠 「双方の龍と馬が縦横無尽に暴れまわる痛快な将棋。これだけ動いて王手が最終の1手のみというのも凄いです。3二金がうまい」

波多野賢太郎 「これは凄い駒取りの連続だと思うと同時に、この条件の少なさで20手が限定できるのかと思いました。詰上がりと後手の駒取り手順の方が先に浮かびました。3二金が最後にわかり、なるほど、うまくできてるなあと思いました。好作」

桝彰介 「お互い我が道を行き、詰め上がり図は駒が捌けて(?)スッキリしました」

RINTARO 「ヒント頼りでほぼ全手順が分かりました」

諏訪冬葉 「ヒントで馬と龍の軌跡がわかって楽勝・・・と油断していたら28飛を取って手数不足になりかけた」

原岡望 「飛車に目が眩まなかったのが勝因」

隅の老人B 「最後に馬で11香を取るとはね。11香を竜で取ると思い込んで大苦戦」

飯山修 「課題の29と11が最後に順番に現れ2911になるところが実に芸術的」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  DD++さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  桝彰介さん  山下誠さん  RINTAROさん


(総評)

DD++ 「今年は解きやすい作品が揃いましたね。109-3だけ少し考えましたが、なんとか元日解答」

Pontamon 「今年の年賀推理将棋は29手の長手数作が無くて幸いでした。今年もよろしくお願いします。(この総評が読まれるのは3月かな)」

小木敏弘 「今回は、にくいほど面白いものばかりでした」

小山邦明 「17地点や29地点を活かした条件の年賀詰で、バラエティに富んだ内容のため大変面白かったです。今年もよろしくお願い致します」

はなさかしろう 「9手の詰みでは出て来ない着手点、2九以外にもいくつかあるんですね。香落ちにして盤をひっくり返せば9手の詰みにも2九への着手を織り込めますが・・・7手目2九飛の一択で、あまり面白くないみたいです」

ほっと 「どれも結構難しかったです。全部解けたのは1月も終わる頃」

波多野賢太郎 「今回は年賀記念の推理将棋でしたが、いずれも年賀にふさわしい作品が並んでいて面白かったです。11や1七、2九という条件は難しそうなのに、よく作られるなあと思います。それでは、今年も一年、よろしくお願いいたします」

隅の老人B 「1題が解けずにヒント待ち。ヒントを読んだら5秒で解決。さて、その1題は何番でしょうね」

原岡望 「ヒントに助けられました」

加賀孝志 「今月は参加するのみ!」

桝彰介 「今月も間に合わないかと思ったら、〆切が延長していたので間に合いました」

RINTARO 「今回は解答を諦めてましたが、締め切り前1時間でヒントを頼りに何とか解けました」

斧間徳子 「17手詰がなかったのが意外でしたが、5作ともそれぞれ違った味の作品で楽しめました。来年は"30"が使いづらいので、条件が"18"に集中し、類似作が出そうな予感が・・・」


推理将棋第109回出題全解答者: 19名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん  キリギリスさん
  小木敏弘さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん
  DD++さん  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  桝彰介さん  山下誠さん  RINTAROさん

当選: 斧間徳子さんキリギリスさん

おめでとうございます。
賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。

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推理将棋第109回解答(4)

[2017年9月24日最終更新]
推理将棋第109回出題の109-4の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第109回出題  推理将棋第109回解答(1) (2) (3) (4) (5)
  推理将棋おもちゃ箱)  推理将棋(隣の将棋)  どんな将棋だったの? - 推理将棋入門


109-4 中級 DD++ 作  三羽のトリ 11手(香落ち)

A「お、BとCで今年も指し初めやってるな」
B「はい、今17地点で今年最初の駒トリがあったところです」
C「'17年の酉年だけにね!」

A「ありゃ、そこ西暦でなのか」
B「では29地点で今年2回目の駒トリを指しますね」
C「29年の酉年だけにね!」

A「いいねえ、指し初めらしくなってきた」
B「お次は11手目に今年3回目の駒トリを指しましょう」
C「1月1日で酉年だけにね!」

A「しかも今駒を成ったからCの玉が詰んだな……って11手? Bは後手じゃないのか?」
B「香落ちの上手なんです。僕の11香をトリ除いて僕から指したんです」
C「……」

A「おい、C、何か言うんじゃないのかよ」
B「頑張ってネタ振りしたのに」
C「このネタは三連(トリプル)までなんだ。酉年だけにね!」
A「やかましいわ!」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 香落ち対局で、11手目の駒成で詰んだ※
  • 17地点で1回目の駒トリがあった
  • 29地点で2回目の駒トリがあった
  • 11手目に3回目の駒トリがあった

※香落ち……初形から11香を取り除いた状態で対局開始します。取り除かれた駒は対局中には使用できません。51玉の側を上手、59玉の側を下手といい、初手は上手が指します(つまり、初手△84歩などになります)。この出題が香落ちなのは単なる盤面反転による数字合わせが目的で、11香の有無は作意手順の成否や余詰の有無に全く関係ありませんので「51玉の側が初手を指す」くらいで考えていただければと思います。


出題のことば(担当 NAO)

 29地点へ移動する駒を推理しよう。

追加ヒント

 2回目の駒取りは9手目29香成。


推理将棋109-4 解答  担当 NAO

△3四歩  ▲1六歩  △4四角  ▲1七
角不成 ▲5八飛  △2八香  ▲4八玉
2九香成 ▲5九金右 △3九角 まで11手.

(条件)
・11手目の駒成(△39角成)で詰んだ
・17地点で1回目の駒トリ(5手目△17同角不成で香を取る)
・29地点で2回目の駒トリ(9手目△29香成で桂を取る)
・11手目に3回目の駒トリ(11手目△39角成で銀を取る)

Suiri1094

年賀推理の第4問は"17"と"29"の両地点で駒"トリ"着手のある11手詰。両地点で各々駒を取った後、11手目の駒取り王手で詰ます設問。3回の"トリ"が入る攻めは忙しく、上手の手順は自然に限定されていきます。

  • 上手は最短の5手目、角で17の駒を取る。最終手の成る手を残すため17角不成とするが、次の29の駒を取るのが角以外の駒。そこで下手は▲16歩~▲17香と29に駒を残しながら香を差し出して協力する。初手から「△34歩 ▲16歩 △44角 ▲17香 △同角不成」
  • 取った香をすぐ打って29桂を取りにいけば、最終手39角成で銀を取る詰み形が見える。下手の協力手は詰みに近づく48玉とその退路58,59を塞ぐ手に決定。6手目から「▲58飛 △28香 ▲48玉 △29香成 ▲59金右 △39角成」まで。▲58飛が28地点を空けながら退路を塞ぎ、▲59金右の逆モーションも39地点への効きを消しながら退路を塞ぎ、いずれも一石二鳥の協力手となった。

下手陣内の17と29を攻め方の上手が使えるよう、盤面反転のためだけに香落ちにしていますが、新年に因んだ"17"、"29"、"11"の3つを干支の"トリ"に関連付けた年賀条件がてんこ盛りの楽しい作品でした。

(短評)

DD++(作者) 「香落ちが強引ですが、今年の年賀でこの条件が成立するなら許されるでしょう。許されるかなあ。許されるといいなあ」

小山邦明 「香が大活躍するのが香落ち対局との対比で面白い」

桝彰介 「香落ちは面白い趣向なので、香落ちならではの詰め上がりがあれば見てみたいです」

飯山修 「無理矢理香落ちにしなくても1手足して12手作品でいいような気がしますが」

はなさかしろう 「年賀条件トリオが美しいですね。てなりでひトリでに解けました。酉年だけにね!」

斧間徳子 「17、29、11に絡めた駒トリの3条件だけでまとめるとは凄い。手順も、28香打が新鮮」

小木敏弘 「17地点と29地点の連携でサンキューです」

ほっと 「うまく年賀要素を織り込んでいる」

S.Kimura 「手が限定されていて割と簡単に解けたのですが,『トリプル』が私には高度すぎました」

Pontamon 「2回目までの駒トリ地点にビッタリなのは桂だけど、桂や17角成だと非限定・手順前後がある13手。7手目の発見が鍵でした」

波多野賢太郎 「条件がなかなか面白いと思いました。この手数なので、上手は角を出し、下手は1七へ香を上げて…、と考えやすかったです」

諏訪冬葉 「『5手目に角で香車を取って7手目に打つ』これで詰み形が見えました」

隅の老人B 「決め手は28香打、そういう事にしておこう」

原岡望 「28香で決まり」

山下誠 「1七で桂または香を取るとあたりをつければ容易でした」

占魚亭 「いちばん易しかったです」

RINTARO 「ヒント頼り。109-2-2との59金の対比が面白い」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  DD++さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  桝彰介さん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第109回解答(3)

[2017年9月23日最終更新]
推理将棋第109回出題の109-3の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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109-3 中級 Pontamon 作   地味な指し初め 11手

「歩の突き合いで始まった今年の指し初めは地味だったね」
「派手な駒成りや目の覚めるような駒打ちもなく11手で平穏に終わってしまった」
「ま、お約束したかのように、17と29の着手はあったけどね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)

  • 11手で詰んだ
  • 初手と2手目は歩を突いた
  • 17地点と29地点への着手があった
  • 駒成りも駒打ちもなかった

出題のことば(担当 NAO)

 盤面の駒を活用して詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 止めの11手目は15歩。


推理将棋109-3 解答  担当 NAO

▲1六   △3四1七桂 △4二玉
2九飛   △3三玉 ▲7六歩 △2四玉
▲3三角不成 △1四玉 ▲1五歩 まで11手.

(条件)
・初手と2手目は歩を突いた(▲16歩 △34歩)
・17地点と29地点への着手があった(3手目▲17桂 5手目▲29飛)
・駒成りも駒打ちもなかった

Suiri1093

年賀詰の第3問は"17"と"29"の両地点の着手のある11手詰。成る手も打つ手もないので、両地点へは先手が着手し、後手玉が1筋方面に近づくことに気づけば自然に解けたでしょう。

  • 先手は17と29に着手するため、「▲16歩~▲17桂~▲29飛」と進める。先手の16歩と17桂は1、2筋の中段に効いており後手の協力手を待つ。後手は初手歩の手で△34歩と開けて玉が中段に向かうよう「△34歩~△42玉~△33玉」と進める。初手から「▲16歩 △34歩 ▲17桂 △42玉 ▲29飛 △33玉」
  • 玉を端に追い詰めれば詰形を築ける。17桂が香の効きを妨げているので角を活用すればよい。7手目から「▲76歩 △24玉 ▲33角不成 △14玉 ▲15歩」まで。角不成から15歩突きがピッタリ間に合う。

初手に突いた端歩を最終手にもう1歩進めて詰む、トドメの1手はタイトル通りの地味で渋い手ですが、玉を端に追い込む33角不成が年賀推理の華やかな決め手となりました。

(短評)

Pontamon(作者) 「昨年の豪勢な詰めとは一転して今年は質素な対局でした。年賀条件をクリアする3手は簡単なので、初手からこの3手を指して、17桂を生かすための詰み形を考えれば、解くの は難しくなかったと思います。最終手で飛、角、金を打つ紛れ筋や、初手76歩から入って手古摺った方が居ればいいのですが」

DD++ 「成禁打禁の10手11手は中段玉と相場が決まっていて、特に14玉は手順も豊富。そこまでわかっても33角が見えるまでけっこう時間がかかりました。まさか成禁を成生限定にもう一度使っていたとは」

斧間徳子 「33角生は十分派手な手ですが・・・(笑)」

小木敏弘 「15歩へのひものつけ方が最高です。この詰み形を予想できなくて苦戦しました」

S.Kimura 「中段玉だとは思っていましたが,2筋を突かないとは思いませんでした」

小山邦明 「29飛は、玉の33への移動を可能にする年賀詰としても有効な一手でした」

ほっと 「詰上りが浮かべば難しくはないが、条件がシンプルでうまく出来ている」

波多野賢太郎 「この手数で1七と2九なら先手はこれしかなく、それなら後手玉に出てもらう、となるのでわかりやすかったです。でも、角不成はちょっと盲点でした」

占魚亭 「17と29への着手条件で詰み形がすぐに見えました」

RINTARO 「17桂と29飛に決め打てるので簡単でした」

諏訪冬葉 「▲17桂と▲29飛は必須なのであとは▲15歩にヒモをつける方法を考えました」

隅の老人B 「パスは出来ない、仕方が無いので29飛。王の一人旅は危ないね」

飯山修 「この作品実に良く出来ていると思います。感動モノ」

山下誠 「最終ヒントでますます頭が混乱。角を1五へ利かす筋があったとは驚きました」

はなさかしろう 「▲1七桂で香の利きを遮っておいての▲1五歩、▲2九飛と遊びながらの余詰消し、凄い筋ですね。手なりで△33玉まで進めてみて、しばらく考えていたら突然思いつきました。解後感抜群で気持ち良かったです」

原岡望 「香の利きが消えたので気が緩んだ」

桝彰介 「角桂歩で空中で仕留める詰め上がりがなかなか見えず、本当に詰んでるのか確認してしまいました」


正解:19名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  加賀孝志さん  キリギリスさん
  小木敏弘さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん
  DD++さん  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  桝彰介さん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第109回解答(2)

[2017年9月22日最終更新]
推理将棋第109回出題の109-2の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

関連情報: 推理将棋第109回出題  推理将棋第109回解答(1) (2) (3) (4) (5)
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109-2 中級 斧間徳子 作  平成29年新年将棋大会 10手×2

A君「昨日の新年将棋大会はどうだった?」
B君「いやあ、正月早々ひどい目にあったよ。2連敗で予選落ちだよ。
   しかも2局ともたった10手で詰まされたんだ」
A君「へえ、それは残念だったね。けど10手で詰まされるって
   どんな将棋だったの?」
B君「1局目の相手はずっと同じ筋にだけ着手してきたんだ。2局目はこれと
   反対で、相手の指した5手はすべて異なる筋の着手だったな」
A君「じゃあ、全然違う戦型だったんだね」
B君「うん、けれど後で棋譜を見て気付いたんだけど、2局とも29の地点に
   着手があったんだ。平成29年の正月らしいと言えなくもないかな」
A君「どんな将棋だったかもう少し詳しく教えてよ」
B君「2局とも惨敗だったからあまりしゃべりたくないな。少しだけ言うと、
   1局目は同のつく手があったよ。2局目は駒不成の手が1回だけあったけど
   駒を成る手はなかったよ」
A君「そうか。どんな将棋だったかわかったよ」

さて、連敗した2局はどんな将棋だったのだろうか?

(第1局条件)

  • 10手で詰んだ
  • 29地点への着手があった
  • 後手はすべて同じ筋に着手した
  • 「同」のつく手があった

(第2局条件)

  • 10手で詰んだ
  • 29地点への着手があった
  • 後手はすべて異なる筋に着手した。
  • 駒不成の手が1回だけあったが駒成の手はなかった

出題のことば(担当 NAO)

 29地点へ着手する駒と手番を推理しよう。

追加ヒント

 第1局:「同」のつく手は6手目36同歩。
 第2局:29地点への着手は8手目29角不成。


推理将棋109-2 解答  担当 NAO

第1局

▲4八玉 △四歩  ▲3八玉 △五歩
▲3六歩 △ 歩  ▲3七桂 △二飛
2九飛 △七歩成 まで10手.

(条件)
・29地点への着手があった(9手目▲29飛)
・後手はすべて同じ筋(3筋)に着手した(△34歩~△35歩~△36同歩~△32飛~△37歩成)
・「同」のつく手があった(6手目△36同歩)

Suiri1092a

第2局

▲7六歩  △四歩 ▲6六角 △ 角
▲5八飛  △八角 ▲4八玉 △2九不成
▲5九金左 △六桂 まで10手.

(条件)
・29地点への着手があった(8手目△29角不成)
・後手はすべて異なる筋に着手した(△34歩~△66同角~△18角~△29角不成~△56桂)
・駒不成の手が1回だけあった(8手目△29角不成)が駒成の手はなかった

Suiri1092b

年賀推理将棋の2問目は条件の対比を楽しむ10手詰ツインが登場。後手は第1局では一つだけの筋を使い、第2局では五つの筋を使うので展開は全く異なります。

(第1局)

  • 後手が2筋だけで攻め倒すのは困難なので29着手は先手に決め打ち。そうすると先手の29着手のため、歩突き~桂跳ねが必要となる。すなわち先手36歩~37桂に合わせて後手は3筋を攻める。歩突きの攻め「△34歩~△35歩~△36歩~△37歩成」が有効であり、支え駒は飛車を三間に振ればよい。
  • 先手の形は、29着手だけなら「▲36歩~▲37桂~▲29飛」の3手でできる。そして、詰まされる玉は38玉型。29地点が桂から飛車に変わっているので、37地点が弱まって都合がよい。なお、48玉型なら58,59の2箇所を塞ぐ2手と玉の1手の3手要してしまい手数超過となる。
  • 「同」の付く手で後手が駒を取るよう進める。先手が歩突きを遅らせ5手目▲36歩とすれば6手目△36同歩とできる。初手から「▲48玉 △34歩 ▲38玉 △35歩 ▲36歩 △同歩」以下、後手飛振りと先手29着手を経れば歩成りで詰み。7手目から「▲37桂 △32飛 ▲29飛 △3七歩成」 まで。

(第2局)

  • 後手は五つの異なる筋にそれぞれ1回ずつ着手。△34歩と角道を開けて角を飛び出していくしかない。先手に近いのは6,7,8筋のいずれかだが、唯一の不成は後の29角不成に残しておき、成る手もないので角は66地点へ飛び出す。ここに先手は角を差し出して協力する。初手から「▲76歩 △34歩 ▲66角 △同角」
  • 後手は先手の角を取って29桂を取りに行く。そのとき、3筋が使えないので△18角~△29角不成とする。入手した桂1枚では詰み形がつくりにくそうだが、66角を利用して48玉を5筋の吊し桂で詰ます筋があった。38地点は29角の効きがあるので、先手は「▲58飛~▲48玉~▲59金左」と指し58,59の2箇所を塞いで協力する。5手目から「▲58飛 △18角 ▲48玉 △29角不成 ▲59金左 △56桂」まで。

同じ筋と異なる筋の着手条件の対比に加え、29地点への先手着手と後手着手の手順の対比が面白い意欲作。特に第2局は短手数にしては詰形が予想し難い難解作品でした。

(短評)

斧間徳子(作者) 「第1局は正月向きを意識した易問。第2局はロジカルには解けず、正月向きでなくてすみません」

DD++ 「(第1局)まず思いつく手順がそのまま正解。年賀に相応しい軽作。
(第2局)角が出陣するのはいいとして、この角を6手目不成にすると8手目にやることがなく、8手目不成だと6手目にやることがない。これを解消するために4手目に中段で取った角を6手目に打つことを閃けば答えはすぐそこ」

Pontamon 「(第1局)29の着手に必要な3手中の歩突きと『同』に必要な歩突きを兼用することで、他の筋での手数オーバーを解決できました。
(第2局)後手着手が全て異なる筋となると57銀までの手筋が思い浮かび、66角から48の銀を取る手順だと29着手をさせるには5筋が2回、ならば77角から68の銀を取る手順で解決と思いきや、不成が3回必要。第2局は予想以上に難しかったです。このツインは29の着手をする側も対照になっていたのですね」

小木敏弘 「(第1局)桂で逃げ道を開けたと思いきや、自分の飛車で逃げ道封鎖。
(第2局)中級組で一番悩みました。29桂を角で取る筋になかなか思いがいきませんでした」

S.Kimura 「(第1局)すべて同じ筋とくれば,飛車先の歩成ですよね。
(第2局)不成が1回だけという条件が意外と難しかったです」

小山邦明 「(第1局)年賀詰として取り組み易い条件設定で良かった。
(第2局)今回の作品の中で一番難しかったが、何とかノーヒントで解けて満足です。角を入手してからの18角打が気付きにくい手でした」

ほっと 「手順前後を消すための条件がうまい。ただし、条件が違いすぎてそれぞれ別作品。ツインにする必然性はあまり感じられない、と言ったら怒られるか」

波多野賢太郎 「1局目の方は、詰上がりが予想しやすく易しかったです。『同』のつく手があるという条件で手順前後がなくなってるのがうまいと思いました。2局目の方は、なかなか詰上がりが浮かばなくて難しかったです。条件が対称的で楽しい2作ですね」

諏訪冬葉 「(第1局)後手が29に指すためにはすべて2筋の手にしないといけないため29は先手と断定。
(第2局)最初△29角+△47金駒を考えたが先手陣で駒を2つ取ることができず断念。それを引きずったため▲46歩が必須と思い込んで1手足りずに苦戦(△74角→△29角を考えた)。1筋から行けばよかったのか」

隅の老人B 「(第1局)助ける飛もあれば、逃げる飛もある。とかくこの世はままならぬ、ですね。
(第2局)18角打にビックリ。私じゃないよ、敵王ですよ。」

飯山修 「(第1局)同じ筋だけで29が関係するということは右側の筋しかなく到達は容易。
(第2局)この問題だけが残り、直前ヒント待ちでした。角を取って打ち込む手は不成2回になると思ってすぐ対象外と決めつけたのですがなるほど66角とする手があるんですね」

占魚亭 「(第1局)何段目で玉が詰むか少考。
(第2局)角をどこで取るか少考」

山下誠 「(第1局)同の付く手という条件で手順を限定したのはうまいですね。
(第2局)6六角と2九角の協力で詰める形を見つけるのに一苦労でした。最終ヒントに助けられました」

はなさかしろう 「(第1局)▲2九飛のアシストが気持ち良く決まりました
(第2局)異なる筋条件が巧みで△1八角から△2九角不成がぴったり。詰み形も美しく、今回の10手2九着手で最も印象に残る手順でした」

原岡望 「(第1局)力を矯める32飛で決まり。成条件の意味は?
(第2局)妙手18角」

桝彰介 「(第1局)1つの筋のみの着手となれば飛車先の歩を突いていくのがまず浮かび、他の条件に合うのはどの筋か考える。
(第2局)2九角不成の直前の手は3筋より左から打つ手を最初に考えてしまうので、逆から攻める△1八角は思いつくのに時間がかかりました」

RINTARO 「(第1局)先手29飛と後手3筋より、詰み形からの逆算で解けました。
(第2局)ヒント頼り。面白い手順ですね」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  DD++さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  桝彰介さん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第109回解答(1)

[2017年9月20日最終更新]
推理将棋第109回出題の109-1の解答です。推理将棋は将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

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推理将棋第109回解説  担当 NAO

推理将棋の第109回~第112回の解説が未発表のまま積み残しておりましたが、順次掲載いたします。たいへん遅くなりましたこと、改めてお詫び申し上げます。

第109回 出題2016年12月31日、解答締切2017年2月28日、解答19名


109-1 中級 渡辺秀行 作  詰まされても良し 10手

「平成29年に因んで29への着手で詰みだよ。詰上図に成駒はなかったんだ」
「3手目の棋譜は58金上か。10手目に詰まされた方が金運が上がるのかね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件) 

  • 10手目に29地点への着手で詰んだ
  • 終局図に成駒はなかった
  • 3手目の棋譜表記は「58金上」

出題のことば(担当 NAO)

 29地点の手で詰む形を推理しよう。

追加ヒント

 8手目は37地点に同角不成。


推理将棋109-1 解答

▲6八金 △3四歩   ▲5八金上 △5五角
▲3六歩 △2八角不成 ▲3七桂  △同角不成
▲4八銀 △2九飛   まで10手

(条件)
・10手目に29地点への着手(△29飛)で詰んだ
・終局図に成駒はなかった(△28角不成~△37角不成)
・3手目の棋譜表記は「58金上」(初手68金~▲58金上)

Suiri1091

年賀詰の第一問は、"29"地点の着手で詰む作品。解図は10手で詰ますための形、離し飛車の筋に気がつくかどうかが鍵です。

  • 最終手"29飛"で詰ますために、後手は角道を開け55~28の経路から角で飛を奪って攻め、先手が協力する。3手目58金"上"とするための初手は48金か68金のいずれかだが、後の29飛打の詰みを見越して68を先に塞いでおく。これらの条件を満たすように手順を構築すれば、初手から「▲48金 △34歩 ▲58金上 △55角 ▲36歩 △28角不成」
  • 先手の29桂と39銀が残っているが、飛打ちの空間を開けるため37桂と跳ね、同角不成と王手を掛けさせて48銀とすれば右銀がピンされて無力化できる。7手目から「▲37桂 △同角不成 ▲48銀 △29飛」まで。
  • 金を初手と3手目に着手させることによって、後手の攻め「△34歩~△55角~△28角不成~△37角不成~△29飛」に対する先手の右辺の協力手「▲36歩~▲37桂~▲48銀」がぴったりと決まりました。年賀詰めの一局目に相応しい華麗な詰上がりで、負かされた先手も金運も上がったことでしょう。

(短評)

渡辺秀行(作者) 「例の詰上を10手にして桂跳を入れて29飛打を可能としました。2通りしかない1手目3手目の組み合わせ(実質一通り)と最終着手29からおおよその詰形の想像は楽かと思いますので、例のピンメイトを知らなくても解くのにそんなに難はないかと」

DD++ 「29竜ができず29飛でとなると玉のコビンをどう埋めるかが問題。9手詰でも71飛で成立する形ですが、無駄手を挟んでもシンプルにまとまっているのは流石」

はなさかしろう 「9手以下で詰む手順には2九への着手は無いのですね。本譜は10手ならではの手順でした」

S.Kimura 「一番最後まで分からなかったのがこの問題でした。29飛で終わることは予想していましたが,29地点を空ける手と39の銀を何とかする手が両立できなくて悩んでいました」

斧間徳子 「1,3手目が明かされているので非常に易しく、おとそ気分でも解ける正月向きの作品」

Pontamon 「3手目での『58金上』手順は2択。その時点の駒配置から目指す詰み形が見えたので、すんなりと解けました」

波多野賢太郎 「3手目金上表記の条件がなるほどなあと思いました。素直に考えたら解けました。新年の幕開けにふさわしい問題ですね」

山下誠 「3手目が大きなヒントで、後手の角の活用が見えやすかったです」

諏訪冬葉 「"▲58金上"から手筋を予想。銀をどかして48を塞ぐ△37角のピンがぴったり」

小山邦明 「銀を動かせない収束形は面白い」

小木敏弘 「37角の銀縛りの術に気がつくまで大いに苦労いたしました」

ほっと 「37桂が好手」

原岡望 「妙手37桂で決まり」

隅の老人B 「解けてから条件文を読み直す。合っているなと再確認」

RINTARO 「詰み形からの逆算で解けました」

占魚亭 「先手の陣形を考えるのみ」

桝彰介 「年賀詰めに合わせた2九の着手条件が最終手を限定しているのが上手いです」

飯山修 「29年の最初を飾る見事な詰め上がり」


正解:18名

  飯山修さん  S.Kimuraさん  斧間徳子さん  キリギリスさん  小木敏弘さん
  小山邦明さん  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  占魚亭さん  DD++さん
  波多野賢太郎さん  はなさかしろうさん  原岡望さん  ほっとさん
  Pontamonさん  桝彰介さん  山下誠さん  RINTAROさん

(当選者は全題の解答発表後に発表)

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推理将棋第115回出題(10月10日まで)

[2017年10月3日最終更新] 締め切り前ヒント

将棋についての話をヒントに将棋の指し手を復元するパズル、推理将棋の第115回出題です。はじめての方は どんな将棋だったの? - 推理将棋入門 をごらんください。

解答、感想はメールで2017年10月10日までにTETSUまで (omochabako@nifty.com) メールの題名は「推理将棋第115回解答」でお願いします。 解答者全員の中から抽選で1名に賞品リストからどれでも一つご希望のものをプレゼント! 1題でも解けたらぜひご解答ください。

推理将棋第115回出題  担当 NAO

今回は、短編3問を出題します。いずれもちょっと癖のある二条件の9手、10手、12手。手数順に並べましたが10手と12手は盤上の駒を動かすだけで持駒を打つ手がありませんので、中上級でもやや易しめかと思います。

初級は担当から、"筋"と"段"の条件が入った易しい9手詰。

中級はPontamonさん作の10手詰。着手筋は2つだけなので取り組みやすいでしょう。同じ駒の連続着手はないのでご注意を。

上級は渡辺さん作の12手詰。タイトル通り先後の駒に各々連続着手が入っています。後手が3つの駒を動かすだけで詰む謎を解き明かしてください。


■本出題


■締め切り前ヒント (10月3日 NAO)

115-1初級:端に成る手は5手目。成るのは何処か?
115-2中級:斜めに動ける生駒5種が動く。玉、角、金、銀ともう一つは何か?
115-3上級:トドメの駒(C)は飛。12手目飛の王手に対し、11手目に取った駒を合駒にできないのは何故か?


115-1 初級 NAO 作   端に成る          9手

「9手で詰ませたって。どんな将棋だった?」
「端に成る手があったね。3回目の王手、2段目に銀を打つ手が決め手だったよ」

(条件) 

  • 9手で詰んだ
  • 端に成る手があった
  • 3回目の王手は2段目に銀を打つ手だった

115-2 中級 Pontamon 作 タイガー(ダンシングクイーンB面) 10手

「懐かしい洋楽BGMで将棋の研究かい。昨日の将棋はどうだった?」
「着手は2つの筋だけの将棋で10手で勝ったよ。同じ駒を続けて指すことはなかったよ」
「ふ~ん」
「そうそう、3手目以降は駒を斜めに動かす手だけだったね」

(条件)

  • 10手で詰んだ
  • 3手目以降は駒を斜めに動かした
  • 着手は2つの筋だけで同じ駒の連続着手はなかった

115-3 上級 渡辺秀行 作 連続移動          12手

「12手目に詰められて負けたんだって?」
「うん。僕が11手目に駒を取ったのがその局の唯一の駒取だったんだけど、
 その手は僕が同じ駒を丁度4連続で動かす手だったんだよ」
「へぇ、相手はどんな感じに指してきたの?」
「たった3つの駒を順に動かしただけだよ。最初の駒を連続で動かした後、
 次の駒を動かして、その後3つ目の駒を3連続で動かしたんだ」

(条件)

  • 12手で詰んだ
  • 唯一の駒取は11手目で、同一駒を丁度4連続で動かす着手だった
  • 後手は3つの駒ABC(異種か同種かは不問)をAABCCCの順に着手した。

推理将棋の問題も募集しています

このコーナーで出題する問題を募集します。入門用の易しい問題を歓迎。作者名、問題、解答、狙いなどを記入して「推理将棋投稿」の題名でTETSUにメール(omochabako@nifty.com)してください。

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