カテゴリー「大道詰将棋」の記事

大道棋よもやま話 第50回 双玉版なし3類型の系譜

[2019年3月7最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2018年12月号掲載 ※最終回
大道棋よもやま話  第50回 双玉版なし3類型の系譜  加藤 徹

 なし3類型の双玉版は早くも昭和30年頃に登場しています。

Y050a

 9手の客寄せ問題。しかし展開させにくかったのか、この型が発展することはありませんでした。

 そして、昭和45年頃、筆者がこれを見て創作したのが次の図(31手)。

Y050b

 離れ駒の41歩が気になったのと余詰もあり、詰パラには発表しませんでした。その後、大阪の大道棋屋黒田さんに手紙で提供したのですが、黒田さんが亡くなったあと詰パラで黒田ノートが公開され、本作も未照合図として掲載されました。

 さて、前回の解答、まずはトレーニング問題(鳥本敦史)。大道棋49の67香がなく、61が龍、83が桂の図です。

Y049b

 92飛成、84玉、83龍、同香、85銀上、 75玉、53角成、64合、
 87桂迄9手。

 簡素な配置で客寄せにぴったり。

占魚亭「桂を取る前に香の利きに蓋をしておく下準備が大事」

◇大道棋49 加藤徹 正解

Y049

 83銀不成、93玉、92飛成、84玉、85歩、73玉、72龍、64玉、
 61龍、63歩合、同龍、同玉、43飛、64玉、53角成、65玉、
74銀不成、55玉、44飛成、56玉、57歩、同玉、75馬、58玉、
 48龍、69玉、78龍、59玉、48馬迄29手。

45飛成は55角合の逆王手で逃れ。
65銀、57玉以下でも同じ。

84玉は85歩以下2手早い。
54玉は63角成以下同手順で詰むが、次の詰みも発生。

  • 44角成、65玉、63飛成以下31手。
  • 44角成、65玉、66歩、56玉、34馬、45桂合、同龍、57玉、
    35馬、58玉(46合は同龍で無駄合)、36馬以下31手。
  • 44飛成、65玉、45龍、55飛合(角合の逆王手は早い)66歩以下31手。

55玉は44飛成以下2手早い。
56玉は57歩以下2手早い。

 スッキリした形だが受けを間違いやすく、48馬迄29手の作意解は17名中7名のみ!

 27手以下で詰めた方が7名も。ただし、うちお一人は頭4手書き洩らしていたためで、正解として扱った。

 64玉は簡単に詰むと即断したか、54玉と逃げて44角(飛)成以下の解も多かった。作意順を読めてない可能性が高いが、変同の余詰順なので、以下最善に受けていれば正解とした。

小山邦明「11手目の同龍は非常にやりにくい手だが74銀不成が好手でした」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答17名、正解9名 (省略)
【当選者】 (省略)

 大道棋教室が休載になり、大道棋の灯を消すなということで始めたこの連載ですが、うれしいことに大道棋教室が再開、軌道に乗ってきたので、今回で最終回とします。出題は終了しますが、大道棋の話題は今後も「おもちゃ箱だより」の中で随時取り上げていきますので、続いてお楽しみください。

◇懸賞詰将棋 大道棋50 鳥本敦史

Y050

 よもやま話最後の出題は大道棋教室の鳥本先生から。30手台。解答はおもちゃ箱だよりで発表します。

 解答は1月15日までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の大道棋49の解説および全短評はこちら。

注2)上記の大道棋50の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第49回 なし3類型の双玉化

[2019年3月5最終更新]
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詰将棋パラダイス 2018年10月号掲載
大道棋よもやま話  第49回 なし3類型の双玉化  加藤 徹

 なし3類型は初期の頃よく出題された類型で、36題の問題があります。

Y049a

 83飛がなければ86銀引の1手詰め。それならと93飛成と捨てれば85玉とかわされ、95龍には同香で奉納。84飛成とこちらに捨てれば同香で86に利いてきて失敗。

 先に86銀引として81飛成と香を取れば、72馬、95香、同飛で「アッ」。

 誘い手はおもしろいものの、離れた飛角が怪しすぎるのが弱点です。

 単玉類型の双玉版は逆王手の逃れを使って誘い手を強化する目的のことが多いのですが、本類型の場合はそれだけではなく、双玉化により離れた飛角が不要になり集客度がアップします。

 前回の解答。まずはトレーニング問題から。

Y048a

  93飛成、85玉、86銀引、74玉、63龍迄5手。

 解答募集ではないが、4名様より短評をいただいた。

小山邦明「86銀や84銀から考えたくなるので、そこから抜け出せないと奉納の連続になりそう。解くまでの時間は、大道棋48よりかかりました。」

◇大道棋48 加藤徹 正解

Y048

 85銀引、93玉、62飛成、82桂合、A94銀打、92玉、82角成、同香、
 84桂、81玉、61龍、71歩合、72桂成、92玉、93飛迄15手。

82歩合は同角成、同香、94歩以下。
は逆順でも同じ。

 92飛成、83飛成、85銀引から81飛成の既存の3つの誘い手に加えて、

  • 85銀上、95玉、62角成、同龍、96銀
  • 83銀不成、84玉、76桂、73玉、62角成、同龍、74銀

 など誘い手が増えている。

 逆王手の底が浅いこと、本手順が見えやすいことから、解答者全員正解だった。

占魚亭「重い手順だが、頭数手を読みきれば後はスラスラ。実戦には向かない感じでしょうか。」

竹中健一「俗手のこの手順で詰むのは意外でした。77金は紛れを増やす狙いで実質は不要駒ですか…。この形はまだまだ発展しそうですね!」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答21名、全員正解 (省略)
【当選者】 (省略)

 大道棋教室の鳥本先生からは「改悪(?)案を練ってみました。」として更にコンパクトにした改作が。手数も 短く客寄せにぴったりなので、今回のトレーニング問題にさせていただきました。

Y049b

◇懸賞詰将棋 大道棋49 加藤徹

Y049

 集客度は秘手37の53から80に向上。トレーニング問題と似た配置ですが、別の詰筋です。20手台。

 解答は10月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の大道棋48の解説および全短評はこちら。

注2)上記の大道棋49の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら(鳥本さんのトレーニング問題も)。

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大道棋よもやま話 第48回 角香問題の力作

[2019年2月23最終更新]
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詰将棋パラダイス 2018年8月号掲載
大道棋よもやま話  第48回 角香問題の力作  加藤 徹

 前回の大道棋教室鳥本先生からの出題、59手の力試し級の力作でしたが、ほとんどの方が正解。詰パラの解答陣はすごいですね。

◇大道棋47 鳥本敦史 正解

Y047

A63角、72銀合、同角成、同角、84香、83歩合、同香不成、同角、
 82銀、92玉、93歩、同飛、同銀成、同玉、83と、同玉、
 84飛打、73玉、51角、62歩合、同角成、同玉、53桂成、同玉、
 54飛左、62玉、42飛成、73玉、65桂、83玉、43龍、53歩合、
 同龍、92玉、93歩、81玉、82歩、71玉、73龍、72角合、
 81歩成、同玉、84飛、83桂合、同飛成、同角、同龍、71玉、
 44角、62角合、同角成、同玉、53桂成、51玉、43桂、41玉、
 23角、32歩合、81龍迄59手。

A84香は83歩合で逃れ。
82銀、92玉、83香成の手順前後あり。
ここからはいろいろな詰みあり。 (84角・53龍・54桂など)
72歩合は84香、83銀合、同香不成、92玉、82香成、93玉、
 83成香、94玉、54飛以下(すぐ83香打以下でも詰む)
72玉は42飛成、62歩合、61角、71玉、82飛成以下。
92玉は93歩、81玉、51飛成以下。
62歩合は63桂、61玉、81龍、52玉、53角成迄。

 この角香問題は、大道棋類型辞典にも収録されていない、金少桂さん開発の新しい類型(第36回で紹介)。縦横斜めからの攻めがあり、その組合せでいろいろな詰筋が成立、発展性の高い類型である。2015年11月以降、おもちゃ箱や詰パラを中心に続々と新作が発表され、本作で17作目。

 メインの誘い手84香は83歩の中合で奉納。本類型では更に中級向けに、63角、同角、84飛以下という捨て駒入りの誘い手が用意されているのが良い。

 63角にはの変化をにらんで72銀の捨合が妙防。これをすぐに同角成と切ってしまうのは本類型初めての展開である。以下飛角を入手してすっきりした形。ここからが大変だ。

 31手目53龍でなく43龍と引くのが51飛成を作る好手。そうはさせじと53歩の中合(途中図)。

Y0471

 大道棋屋さん、その後も72角合、83桂合と抵抗を続けるが、44角の離し打ちで流石に諦める。

 収束はいろいろあり、詰めていると判断できれば正解とした。

作者「途中53歩合が面白く入り、その後も第2ラウンド的な角合~桂合、離し角と面白い手がよく入りました。会心作です。」

鈴木彊「大道棋らしい切った張ったの手が続く。面白い手順で楽しめました」
占魚亭「要所要所の合駒読みに少し苦しみましたが、捌き主体の手順で解後感は悪くないですね。」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答10名、正解9名 (省略)
【当選者】 (省略)

 今月の懸賞問題は、なし3類型の双玉版。まずはこちらで肩慣らし。一桁手数。ひと目かな。

Y048a

◇懸賞詰将棋 大道棋48 加藤徹

Y048

 暑い日が続くので、10手台の軽い問題を。作意順はべたべたで、余り夏向きではありませんが。

 解答は8月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の大道棋47の解説および全短評はこちら。

注2)上記の大道棋48の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第47回 刺激的な未来の将棋

[2019年2月21日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2018年6月号掲載
大道棋よもやま話  第47回 刺激的な未来の将棋  加藤 徹

 この5月3日~5日に恒例の世界コンピュータ将棋選手権が川崎で開催されたので、今回はその話を。

1.名人を倒したポナンザが引退

 コンピュータ将棋の大会は、この選手権と、秋に行われる将棋電王トーナメントがあります。

 昨年の選手権では、それまで両方の大会で優勝し電王戦で名人にも圧勝した絶対王者ポナンザがelmoに敗れたことが衝撃でした。

 そして、昨年秋の電王トーナメントではその両者も敗れ、平成将棋合戦ぽんぽこが優勝、ポナンザは引退を表明しました。

2.AlphaZeroの衝撃

 昨年12月にも恐ろしい発表が。囲碁で世界最強棋士に全勝したAlphaGoがAlphaZeroに進化し、チェス、将棋でも最強になったというのです。

 AlphaZeroは過去の棋譜から学習するのではなく、ゲームのルールだけ与えて、自己対戦しながら学習して強くなります。

 将棋ではわずか24時間の学習で、昨年選手権優勝のelmoに9割勝つ強さになったとのこと。グーグルの巨大なパワー有っての話とはいえ、四百年間に構築された将棋の知恵が1日で凌駕されたのは衝撃でした。

3.ディープラーニング勢の台頭

 今回の選手権には新規11チームを含む過去最多の56チームが参加、激戦を繰り広げました。

 AlphaZeroは不参加でしたがディープラーニングを採用したソフトも多く、フランスのCrazy Shogiなど注目を集 めました。一次予選を突破できたのはdlshogiだけで、トップレベルにはもう少し時間がかかるようです。

 この技術を活用した詰将棋創作の研究も始まっていて、今後も要注目です。

4.新参加ソフトが優勝、準優勝

 決勝は、やねうら王やApery、elmoなどの技術を進化させたソフトが多く実力伯仲。混戦模様の中、6勝1敗で抜けたのがHefeweizen、続いて5勝2敗のPALと初参加ソフトが優勝、準優勝を飾りました(第1回を除いて初)。

5.刺激的な未来の将棋

 超名人級のソフト同士の対局(決勝の約半数は2百手超え)は、もはや人間の理解を超えていて、解説のプロ棋士も「分からない」「すごい読み」「人間には指せない」と感心しきり。

 詰将棋も変化が読めなくても鑑賞できるように、指し手の意味が分からなくても、刺激的でとても楽しめます。

 最新ソフトから貪欲に学んでいるプロ棋士も多く、これは未来の将棋を先取りして見ているのかもしれません。

◇大道棋46 小山邦明 正解

Y046

A34馬、22玉、12金、同香、同馬、31玉、21馬、同玉、
 41飛、31桂合、24香、22歩合、同香成、同玉、13飛成、21玉、
 33桂不成、同金、22歩、32玉、31飛成、同玉、33龍、32角(合)、
 23桂、41玉、42金迄27手。

A13金、21玉、32飛成は同角で逃れ。
22馬は同玉、23飛打、同金、同飛成、31玉、33龍、32角合で逃れ。
23香は同金、同飛成、22桂合で逃れ。
31銀(角)合は33桂のところで22歩以下22金迄27手駒余り。
 大道棋は駒余り許容なのでこの順も正解扱い。

 45桂43角の配置が作者の工夫。元からの誘い手に加えてA13金の誘い手が増えている。

 手が進んでからも32角、22桂などの逆王手や微妙な変化紛れの綾が多く、25手以下で詰めたり、22馬以下詰めたり、変別解など、4割近い誤解者が発生。作者ニッコリか。

中沢照夫「双玉接近型は神経をすり減らす。」
鳥本敦史「オープニングに苦労しました。最後ハッとする。」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答21名、正解13名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋47 鳥本敦史

Y047

 大道棋教室鳥本先生から力試し級の出題。50手台、収束乱れあり。詰めていると判断できれば正解とします。

 解答は6月末までに下記(省略)まで。今回の解答は手順を全部書いてください。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の2018年の世界コンピュータ将棋選手権の情報は下記から。

 また、今年の選手権についてはこちら。

注2)上記の大道棋46の解説および全短評はこちら。

注3)上記の大道棋47の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第46回 実戦型の大道棋

[2019年1月30日最終更新]
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詰将棋パラダイス 2018年4月号掲載
大道棋よもやま話  第46回 実戦型の大道棋  加藤 徹

 今年も2月から3月にかけて創棋会ネット作品展「教材に使える10手台」partⅡが開催されました。

 その中でまたまた大道棋が出題されていたので、紹介します。

Y046a

 この原稿を書いている時点では作者名は発表されていませんが、「今回のこの課題ですら大道棋を出題する大道棋作家の鑑」とツイッターでつぶやいていた金少桂さんでしょう。

 一見、普通の実戦型詰将棋に見えますが、61角成、82玉、52飛成、93玉、71馬までとかちゃんと誘い手が用意されています。ちなみにこの順は52飛成に62歩の中合があって逃れます。

 それじゃあ71馬を先にすればいいかなと思うと、52飛成を同龍と取られて奉納。

 解答は創棋会通信+αでの結果発表をご覧ください。

 実はこの型は、筆者が2002年に創作した類型です。

 もともとは持駒なしだったんですが、ネット作品展の作品では持駒歩にすることで新しい筋を実現しています。

 ただ、誘い手の順では歩が余るので実戦的にはちょっとマイナスですね。

 この類型の第1号作品を紹介します。当時の肩慣らしコースで出題されたお正月のサービス問題ですので、お気軽にどうぞ(13手)。

◇ドキドキ68 TETSU

Y046b

 この作品は2手進んだところから始まっていますが、52角72玉から始めると63角成などで簡単に詰んでしまうためです。

 解答、解説はおもちゃ箱で。この類型に興味をもたれた方は、おもちゃ箱でドキドキNo.68~No.72をご覧ください。ちなみにこの5作はすべて異なる詰筋です。まだいろいろ作れる可能性があるかもしれませんね。

◇大道棋45 加藤徹 正解

Y045

A83桂不成、81玉、82歩、92玉、95香、93香合、91桂成、同玉、
 93香不成、92飛合、同香成、同玉、95香、93香合、同香成、同玉、
 95香、84玉、75銀、同玉、74飛、85玉、76龍、95玉、
 75飛、94玉、85龍、93玉、83金迄29手。

A72歩、81玉、85香は、84歩合、同香、83金合で逃れ。
93角合は、91桂成、同玉、93香、92角合、同香成、同玉、74角以下23手

 野中作に関連して裏筋の香歩問題。72歩からの桂金合筋、83桂からの角角合筋のどちらかと思うと、これが両方共誘い手!

 97歩や42玉の配置が裏筋のミソで、72歩には歩金合で92歩が打てない、83桂には香飛合で81歩成ができない。

 本手順のポイントは龍の活用で、75銀が発見できれば解決。

原田雄二「19手目75銀が難しかった。」

小林徹「初手72歩以下詰みと思ったら92歩は二歩でした。」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答21名、正解20名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋46 小山邦明

Y046

 昨年9月の名刺大道棋の改作に小山さんが挑戦。自分の玉を取られないように注意。20手台。

 解答は4月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の教材に使える10手台partII 6の解答、解説はこちら。

注2)上記のドキドキ68の解答、解説はこちら。

注3)ドキドキ68~72は下記から(図面クリックで解説ページへ)。

注4)上記の大道棋45の解説および全短評はこちら。

注5)上記の大道棋46の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第45回 香歩問題の裏筋

[2019年1月28日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2018年2月号掲載
大道棋よもやま話  第45回 香歩問題の裏筋  加藤 徹

 香歩問題は多く使われて、銀合、桂金合、角角合の3種の妙防を知る人が増えたので、早くからそれを誘い手にした裏筋の問題が研究されました。

 角角合の裏筋の一つに「61玉から5筋に逃げられるなら93香合でよい」があります。例えば次の図。

Y045a

 83桂から角角合筋で詰むと思いきや93香合92香合で奉納。

 香香合はこの問題のように、通常は逃れ筋として現れますが、更に裏をかいて香香合を本手順にしたのが前回紹介した野中さんの作品です。

◇ドキドキ展示室74 野中謙一

Y044c

 83桂、81玉、82歩、92玉、94香、93香合、91桂成、同玉、
 93香不成、92香合、81歩成、同玉、85香、71玉、82香成、61玉、
 63飛成、51玉、54龍、52角合、62金、42玉、52金、31玉、
 42金、同玉、49香、45歩合、同龍、33玉、44龍、23玉、
 45角、13玉、33龍、14玉、23角成、15玉、24龍、16玉、
 34馬、17玉、35馬、18玉、36馬、19玉、37馬、18玉、
 28馬迄49手。

 61玉から逃げだすのを63飛成から54龍と質駒の金を取って迫る詰方に、52角合が強防。

 その角を金で取って、42金捨てから49香の最遠打に45歩の中合と、駒がほとんどない所で繰り広げられる丁々発止のやり取りは鮮烈です。

 なぜ最遠打なのか。例えば48香では同様に追って、23角成に25玉、24龍、36玉、14馬、25歩合で逃れ。49香なら36玉に45馬、37玉、27馬で詰み。

 49香に48歩合、同香、45歩合とするのは2歩入るので、23角成のところで23龍以下47手。

鳥本敦史「香香合は稀少性あり、45歩合が入って好作と思います。」

 全短評はおもちゃ箱でご覧ください。

◇大道棋44 鳥本敦史 正解

Y044

 96金、84玉、87香、86飛合、85金、同飛、同香、同玉、
A89飛、87香合、同飛、76玉、86飛、75玉、B79香、77歩合、
 96飛、84玉、87香、85桂合、同香、同玉、86馬、74玉、
 77香、同桂成、C66桂、84玉、94飛、同玉、95歩、84玉、
 85香迄33手。

A86飛、75玉、56飛は97香成で逃れ。
76玉は87馬、66玉、65馬、77玉、69桂、78玉、56馬迄。87香は88香合でも可。
B96飛は86桂合で逃れ。
C94飛は84歩で逃れ。

 普通の金問題のように追えるように見えるが、94が香なのでAのように馬を抜かれて奉納。

 正解は新手89飛。イの変化でわかるように54銀と58玉の組み合わせでこの限定打が成立している。

 89飛には香中合で抵抗するが、その香を打って77合とさせれば、96飛に桂捨合の変化が詰むようになる。

 Cの逃れ順もあって最後まで油断は禁物。飛車切りが決め手で収束する。

加賀孝志「5筋に逃げられないよう詰めました。飛の限定がいいですね。」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答19名、正解15名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋45 加藤徹

Y045

 香歩問題。20手台。ちょっと形が広がりすぎですが、野中作ほど難しくはないので、お気軽にどうぞ。

 解答は2月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の奇策縦横286番の解答。

 72歩、81玉、85香、84桂合、同香、83金合、71歩成、91玉、
 83桂不成、92玉、91桂成、93玉、83香成、94玉、84成香、同玉、
 75金上、73玉、72金、63玉、55桂、52玉、43桂成、63玉、
 64金迄25手。

注2)上記のドキドキ展示室74の解答、解説はこちら。

注3)上記の大道棋44の解説および全短評はこちら。

注4)上記の大道棋45の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第44回 すらすら大道棋

[2019年1月26日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2017年11月号掲載
大道棋よもやま話  第44回 すらすら大道棋  加藤 徹

 裏短コン、「教材に使える10手台」と、ネット作品展で出題された大道棋を紹介してきましたが、8月に開催された創棋会ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅡにも大道棋が登場しました。

◇すらすら4 鳥本敦史

Y044a

 金少桂さんが創始した角香問題。この作品展は作者名を伏せて出題されたので、本作も金少桂さんかと思ったら、大道棋教室の鳥本さんでした。

 作者は「紛れはほぼなしに等しいのですらすらいけそうだと思います。」といってますが、占魚亭「どこが『す らすら』なんですか!(笑)」という声も。解答は「創棋会通信+α」でごらんください(次作も)。

 金少桂さんも大道棋風の作品を出品。

◇すらすら2 金少桂

Y044b

 大道棋とはいいにくいですが、53角、21玉、24香、12玉、22香成、13玉、35角成、14玉、24馬迄と、誘い手も一応あるので、紹介しました。

 話は変わって、おもちゃ箱の10月の展示室は大道棋特集でした。そのトリの作品がこちら。

◇ドキドキ展示室74 野中謙一

Y044c

 おもしろい香歩問題。出題は10月末で終っていますが、11月10日迄に届けば結果発表に間に合うので、解答をお寄せください(正解は次回)。

◇大道棋43 加藤徹 正解

Y043

 34馬、22玉、13金、同香、同飛成、31玉、11(21)飛、42玉、
 51飛成、同玉、53龍、41玉、52龍、31玉、32龍、同玉、
 33香、42玉、52金迄19手。

21玉は12金、同香、同馬、31玉、51飛、41銀合、
 32飛成、同玉、33金、同玉、53飛成、32玉、33香迄。

 4×4、使用駒9枚とシンプルな初形に誘い手をいろいろ組み込んだ。

  • 13馬以下、23馬以下は14飛
  • 23金、21玉、32金以下は14香
  • 32飛成、同飛以下は2手目22桂合
  • 34馬、同金以下は2手目22玉(作意)
 34馬には21玉が第一感。それなら12金で詰むと読んで手を出すと、しらっと22玉。12金で同じかというと、同香、同馬に33玉で奉納。

 初めての解答者も多く、名刺大道棋としての役割を果たせたようだ。

山下誠「2手目の応手によって金を打つ場所が変わる。簡単そうに見えながら、読みがいのある手順です。」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答23名、正解22名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋44 鳥本敦史

Y044

 大道棋教室鳥本さんの58玉型金問題。ちょっと形が重いですが、新しい詰筋が登場します。30手台。

 解答は11月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記のすらすら4の解答、解説はこちら。

注2)上記のすらすら2の解答、解説はこちら。

注3)上記のドキドキ展示室74の解答、解説はこちら。

注4)上記の大道棋43の解説および全短評はこちら。

注5)上記の大道棋44の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第43回 名刺大道棋

[2019年1月24日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2017年9月号掲載
大道棋よもやま話  第43回 名刺大道棋  加藤 徹

 7月に名古屋で行われた詰将棋全国大会、藤井四段の参加もあって大盛況。全国大会ブログも7月のアクセス数が約3万と過去最高の注目を集めました。

 まだご覧になってない方は、ぜひ大会レポートや大会アルバムをお楽しみください。
http://toybox.tea-nifty.com/taikai/

 全国大会の楽しみの一つは、誌上やネットでしか知らない人と直接会って話したりできること。そのとき役に立つのが詰将棋を入れた名刺です。

 これまで使っていた詰将棋名刺が残り少なくなったので、今回は新しい名刺を作成しました。大道棋よもやま話の担当ということで、大道棋を入れることにしました。

 昔、全国大会用に初めて作成した詰将棋名刺も大道棋でした。

◇名刺大道棋 TETSU

Y043a

 おもちゃ箱で2004年4月に出題した作品(ドキドキ97、11手)の左右反転図なので、たぶん、札幌での全国大会のときに作成した名刺だと思います。

 2番目に作った詰将棋名刺は、大駒全駒図式(44龍/11玉55角/飛角)で、詰パラ2002年11月発表の図(19手)。

 3番目の詰将棋名刺はコンピュータに自動生成させた実戦型簡素図式(14歩43と/11香21桂22玉/角角金銀)。創作プログラミング作品27で17手ですが、名刺には難しすぎたかも。

 4番目となる今回の名刺の詰将棋は大道棋を新規に創作してみました。4×4に収め、できれば類型ではなく新型でと考えて試行錯誤。懸賞詰将棋で出題しましたので、お楽しみください。名刺で解けた方もぜひ解答を。

 みなさんも来年の全国大会に向けて詰将棋名刺を作られてはいかがですか。

◇大道棋42 鳥本敦史 正解

Y042

 54馬、63銀合、同馬、同角、82銀、92玉、93銀打、同飛、
 同銀成、同玉、92飛、84玉、95飛成、73玉、75龍、74角、
 65桂、63玉、43飛成、62玉、53桂成、73玉、74龍、同玉、
 65角、84玉、54龍、93玉、83角成、同玉、85香、92玉、
 94龍、93金合、同龍、同玉、83金、94玉、84金迄39手。

61玉は64龍、71玉、74龍、72合、93角、82合、72龍以下33手。
73玉は63成桂、84玉、83角成、同玉、73成桂以下37手。
飛合も同手数(別詰あり)。

 81玉型の銀問題(銀2類型)。初手82銀と54馬が代表的な誘い手で、いずれも奥が深い。

 例えば、82銀、92玉、91銀成、93玉、92飛成、84玉、85歩、同玉、75馬、96玉、94龍、87玉、97龍の攻め筋。78玉、88飛を同香成で「あっ」。

 正解は54馬で銀合を入手してから82銀の筋。91には普通香か歩があるが、本作はないので、93でばらして92飛という新手順が成立する。

 75龍で詰んだかと思うと、角の移動合があり、実はここからが本番。74龍切りから65角がうまい手で攻めがつながり、きれいに収束する。

 逃げ間違いの誤解が数名。惜しい。

小林徹「なつかしや銀問題。奇策縦横をバリバリ解いていた頃を思い出します。」
占魚亭「大駒4枚が消える、きれいな捌きでした。」
加賀孝志「粘りのある手順楽しめました。」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答17名、正解14名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋43 加藤徹

Y043

 名刺大道棋。金も飛も取れるし簡単かな? 自分の玉を取られないように注意。10手台です。

 解答は9月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の大道棋42の解説および全短評はこちら。

注2)上記の大道棋43の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第42回 教材に使える大道棋

[2019年1月22日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2017年7月号掲載
大道棋よもやま話  第42回 教材に使える大道棋  加藤 徹

 前々回に裏短編コンクールに登場した大道棋を紹介しました。金少桂さんの「命あっての物種」で、92玉95玉型の双玉なし1類型の改作。

 この類型はもともと誘い手がとても多く、「命あっての物種」は9手と短手数で詰むこともあって、客寄せにぴ ったりの作品でした。

 2月から3月にかけて行われた創棋会のネット作品展「教材に使える10手台」でも、またまた金少桂さんのこの類型の改作が登場。今回はこの作品を紹介します。

 「双玉詰将棋入門」ですが、逆王手のスリルはたっぷり味わえるものの、作意が19手とちょっと長く、上級者向きの教材とされています。

◇教材に使える10手台12 金少桂

Y042a

 約150題の双玉なし1類型の中でこの筋を作意にした作品は初めてで、ツウの方でも苦労するかもしれません。正解は「創棋会通信+α」で。

奥鳥羽生「どうやっても詰みそうで、どうしても詰まない。形幅清2号養成用」

則内誠一郎「単位を落とす生徒が続出しそうな鬼の教材です。」

 本作は53桂が大きなヒントになっていますが、53桂を除くとまた新しい詰筋に(余詰あり)。この詰筋の作品、5月号の大道棋教室でも発表されていて、このあたりから発想したのかもしれませんね。

 掘り尽くされたと思われている類型でも、まだまだ新しい詰筋が隠れていて、大道棋は本当に奥が深いです。

◇大道棋41 加藤徹 正解

Y041

 35角、24桂合、同龍、12玉、13龍、21玉、33桂、32玉、
 41銀不成、43玉、21角、34玉、24龍、45玉、44龍、36玉、
54角成、37玉、46龍、28玉、48龍、38歩合、46角、29玉、
 18馬、同玉、38龍、17玉、28龍、16玉、17歩、15玉、
 24龍迄33手。

46龍、27玉、54角成の手順前後あり
45歩合は同龍で無駄合。同馬でも35手で詰む。
38玉は65馬、28玉(39玉は37龍以下)、48龍、27玉、16玉、53馬以下29手

 使用駒わずか5枚で集客度は抜群だが誘い手が弱い。比較的一本道で、逃げ方のミスで数名誤解者がでたが、実戦なら詰めていただろう。

 で45歩合は同龍で無駄合だが、同馬を期待して合駒する大道棋屋さんもいそうなので正解とした。

 13手目以降は2015年5月のおもちゃ箱だよりで紹介した飛一色図式(44飛|13玉42飛|角角)と同じ手順になる。

占魚亭「大駒3枚で網を絞る。冗長感は否めないですかね。栃木角問題の本は、たしか車田さん作成ですね。2年くらい前に角問題を見て、作ってみたものの面白くならなかったので没にしたものの図面(25手)も添付します。」

Y042b

 魅力のある改作を作るのは難しそう。

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答19名、正解15名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋42 鳥本敦史

Y042

 大道棋教室の担当に復帰し、創作も好調な鳥本さん。懐かしの81玉型銀問題、30手台です。

 解答は7月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の金少桂「双玉詰将棋入門」の解答、解説はこちら。

注2)上記の大道棋41の解説および全短評はこちら。

注3)上記の大道棋42の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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大道棋よもやま話 第41回 門外不出 栃木の角問題

[2018年11月27日最終更新]
詰将棋パラダイスで連載中の記事です。詰パラでスペースの関係で掲載できなかった資料全文なども補足していきます。

関連情報: 大道詰将棋よもやま話  ドキドキストリート (おもちゃ箱


詰将棋パラダイス 2017年4月号掲載
大道棋よもやま話  第41回 門外不出 栃木の角問題  加藤 徹

 ある方から『大道詰将棋 栃木県内でのみ使われた「角問題」集』 『大道詰将棋「角問題」その2』という、いずれも2000年発行の数ページの手書き本を見せていただきました。 次のような角問題が合計25題掲載されています。

◇角問題1 作者不明

Y041a

 角問題は栃木県南東部の「芳賀地域のテキ屋に伝えられ、独自の発展を遂げたようです」とのこと。

 誘い手は「35角、14玉、24龍」あるいは「35角、24歩、同龍、12玉、13歩、11玉、44角」ぐらいしかなく、実戦価値は微妙ですね。

 次の問題が元になったのではないかと推測します。

◇研究科19 谷向奇龍

Y041b

 66角、75桂合、同角、84桂合、同龍以下33手。

 発展性はあまりなさそうに思えましたが、データベースでこの形で検索してみたら、ちょっとおもしろい問題が見つかりました。

◇橋本孝治 詰朗会作品展1

Y041c

 35角、24桂合、同龍以下手を進めると22手目に再び21龍13玉型になり、もう一度35角、24桂合という展開になります。 今度は同角と取って35手で詰み。 詰朗会の課題「変則合」の作品でした。

 私も1題作ってみました。 懸賞詰将棋で出題しましたのでお楽しみください。

◇大道棋40 鳥本敦史 正解

Y040

 96金、84玉、87香、86飛合、85金、同飛、同香、同玉、
 86飛、75玉、56飛、84玉、87香、85角合、同香、同玉、
 96馬、75玉、53角、64香合、86馬、84玉、62角成、73歩合、
 同馬、同桂、85歩、同桂、同馬、同玉、97桂、84玉、
 85歩、95玉、87桂迄35手。

 形は54銀型と新しいが、手順はオーソドックスで考えやすい問題。 最初の16手は定跡通り進めて、ここからどうするか。

 86馬は62角が打てないので、96馬とちょっと捻って、53角から62角成を狙う。 53角に強い合は切って簡単なので香合か桂合。 それでも切って86馬で詰みそうだが、75香の移動合で際どく逃れる。

 以下は89桂が働いて桂打でとどめ。

門田和雄「19手目97角じゃダメなんですね。 89桂が収束にからんでくるとは思いませんでした」

 97角、84玉、86飛、75玉、85馬、64玉、56飛、75歩合で逃れ。

小林徹「意外とあっさりした順でした」

★全短評をおもちゃ箱で掲載。

【正解者】 解答18名、正解16名 (省略)
【当選者】 (省略)

◇懸賞詰将棋 大道棋41 加藤徹

Y041

 珍しい角問題。手順前後あり、30手台。 駒数少なく集客度は抜群だが、誘い手が弱く、すぐ破られそう。

 解答は4月末までに下記(省略)まで。最終手と手数(と短評)だけでOKです。

 正解者から抽選で2名に大道棋類型辞典などを贈呈。


注1)上記の角問題1の詰手順(推定)。

 35角、24桂合、同龍、12玉、13龍、21玉、31歩成、同玉、
 53角成、42銀合、同馬、同玉、54桂、52玉、44桂、61玉、
 63龍、71玉、62龍、81玉、92銀 まで21手

 13手目54桂以降はいろいろな詰みあり。

注2)上記の谷向奇龍作の詰手順。

 66角、75桂合、同角、84桂合、同龍、92玉、94龍、81玉、
 93桂、72玉、53角成、76と、74龍、73歩合、64桂、82玉、
 71馬、92玉、81馬、93玉、73龍、94玉、72馬、95玉、
 96歩、85玉、63馬、94玉、95歩、同玉、93龍、94歩合、
 96馬 まで33手

注3)上記の橋本孝治作の詰手順。

 35角、24桂合、同龍、12玉、13龍、21玉、31香成、同玉、
 53角成、42銀合、33龍、21玉、54馬、43角合、同馬、同銀、
 13桂、11玉、31龍、12玉、21龍、13玉、35角、24桂合、
 同角、14玉、13角成、同玉、25桂打、14玉、12龍、24玉、
 13龍、34玉、33龍 まで35手

注4)上記の大道棋40の解説および全短評はこちら。

注5)上記の大道棋41の解答募集は終了しています。解説および全短評はこちら。

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