大会アルバム(3)看寿賞表彰式
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[2008年7月24日最終更新]
第24回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)看寿賞表彰式
14時20分、お待ちかね、看寿賞の表彰式。
看寿賞委員会の柳田委員長より、看寿賞が発表された詰将棋パラダイス7月号を見ながら、受賞作の紹介。
平成19年度看寿賞受賞作は、短編賞は武紀之さんが初めての受賞、長編賞は添川公司さんが昨年と連続、通算8回目の受賞で単独の最多受賞作家となった。中編賞は該当なし。
短編賞は武紀之さんの15手詰。
柳田委員長 「衝撃の初手から密度の濃い形。最短距離でまとめます。短編はもう新しいことを入れるのが難しいといわれていますが、本作はほとんどすべて新しい。作者のかけた情熱がすばらしいんじゃないでしょうか」
長編賞は添川公司さんの365手詰「阿修羅」。
柳田委員長 「馬ノコの間に縦横の龍ノコをいとも簡単にいれてしまうのはさすが添川さんですね。龍鋸、飛合はすべて手数伸ばしです。365手。画期的な作品だと思います」
長手数作品:添川公司「阿修羅」(おもちゃ箱)で鑑賞できる。
短編賞、武紀之さんに、門脇全日本詰将棋連盟会長より賞状と副賞として詰将棋データベース一式(10万円相当)を授与。
「おめでとうございます。」
長編賞、添川公司さんは残念ながら欠席のため、代理として角さんが受賞。
武さんの受賞のことば 「詰将棋を作り始めたのは3年前。読むスピードが遅いので、1作1作大事に育てています。なぜ受賞できたのか。幸運、執念とかありますが、詰工房に出席し ていろいろな人と話すのが大変勉強になりました。何かというと推理将棋だったりするわけですけど。関係ないと思うかもしれないけどここ5年の看寿賞受賞者斎藤さん、高橋さん、高坂さん、中村さん、私とみんな推理将棋愛好者だったりします。添川さんも私も川崎市なので、看寿賞取るには川崎市に引っ越して・・・(笑) この作品は3年ぐらいかかっています。 ひとことで説明できるのがいいものと思っていますが、この作品はなんとかかな。」
続いて10回参加者表彰。
今回で10回になる可能性のある人は7人いたが、そのうち駒谷さんだけが今回出席。猪俣事務局長より10回参加の大きなメダルを授与された。
駒谷さんは、2年前の横浜での全国大会のプロデューサー。
駒谷さん 「昨年の全国大会は台風で神戸まで9時間かかったので、今年の方が早く着きました。ちなみに私も川崎市です。」
ということで、今回の大会はなぜか川崎市フィーバー。ちなみに、TETSUも看寿賞の街、川崎に昔住んでいた。
これで第一部は終了し、30分の休息。
書籍コーナーでは、浦野七段もカラフルな3手詰・5手詰ハンドブックシリーズを販売。新聞や雑誌の詰将棋を4000題も収録した詰将棋年報など、貴重な文献も。
懸賞詰将棋を解いたり、握り詰に投票したり、休息時間でもみんな忙しい。
(大会アルバム(4)詰将棋クイズに挑戦 に続く)
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