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2012年7月29日 (日)

大会アルバム(7)懇親会 その1

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[2012年7月29日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(7)懇親会 その1


Zt28g01 懇親会は全国大会会場の近く、松本駅前の松本東急インで行われた。 そのままここに宿泊した方も多かったようだ。

Zt28g02 懇親会の開始を待つ間にも、あちこちで詰将棋談義。中には中国象棋の対局をしていた方も。

Zt28g03 懇親会司会は、全国大会に続いて石黒さん。おつかれさまでした。

「それでは、そろそろ懇親会の方、スタートさせていただきます。」

Zt28g04 会計を担当した実行委員の小林さんの音頭で乾杯。

「本日、大変大人数の出席をいただきまして、会計の方も安心して飲める状態になりました。これから裏の部ということで、どこの世界も裏の部の方が長くて楽しいかと思います。それでは、全国詰将棋大会カンパイ!」
「カンパイ!」

Zt28g05 あちこちのテーブルで花咲く話の輪。風さん、新作をゲットできたかな。

Zt28g06 初参加の勝浦九段も気さくに話の輪に。

Zt28g07 アマレン杯握り詰の結果発表。まず第3位、30名の投票で、21票を集めた19番の松重さんの作品。

「今回は使用駒7枚ということで大変苦労しました。5作品作ったうちで、まあまあまとまったかなと多少は期待していましてうれしく思っております。ありがとうございました。」

Zt28g08 2位は24票、24番の相馬さん(今回不参加)の作品。そして1位は21番の利波さんの作品。

「来ている人が優勝でとりあえず良かった。握り詰も優勝2回目ということで、元がとれたかなと。ありがとうございました。」

30人中28票と圧勝に近い状態だった。
この1位から3位までの作品は、詰将棋パラダイスの9月号で出題される予定。

Zt28g09 石黒さん「この3作にご投票いただいたのはわずか3名だけでした。」

石川さん、八尋さんの九州勢と私も的中だった。

今回は全国大会の中で全作品の解説があったので、みなさん、それを参考に投票されたようだ。

Zt28g10 楽しかった懇親会もそろそろお開き。全国大会のスタッフよりご挨拶。

赤羽さん「感激でいっぱいです。信濃路も完成できまして、人生の中でこんなにうれしい日はなかったと思います。本当にみなさんありがとうございました。」

Zt28g11 来年の開催地、東海地区を代表して、全詰連幹事でもある静岡の元水さんから決意表明。

元水さん「松本大会に負けないよう頑張ります。みなさん、ご参加よろしくお願いします。」

Zt28g12 事務局筒井さんより、長野流の締め。

筒井さん「全国大会の成功を感謝しまして、万歳三唱で締めたいと思います。」

Zt28g13 「バンザーイ。バンザーイ。バンザーイ。」

石黒さん「ありがとうございました。また来年、名古屋近辺でお会いしましょう。」

大会アルバム(8)懇親会 その2 に続く)

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2012年7月27日 (金)

大会アルバム(6)看寿賞作家に聞いてみよう

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[2012年7月27日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(6)看寿賞作家に聞いてみよう


Zt28f01 大会前に掲載したプログラムではシークレット企画としていた、「看寿賞作家に聞いてみよう!」。隠していたのがよかったのか、会場にはなんと20人もの看寿賞作家が参加していた。
最初は石黒さんの指名で大会実行委員長の赤羽さんからスタート。番号を選んで、でてきた質問に答える。
「受賞作を創るのにかかった時間はどれくらいですか」
「ビーナスラインが6、7年かかりました。」
答えたあとは次の看寿賞作家を指名する。赤羽さん「上田吉一さん」

Zt28f02 上田さんは関西以外の全国大会は初めての参加? 看寿賞は短編賞、中編賞、長編賞、すべて、合計5回受賞している。
上田さんに聞いてみよう。
「看寿賞をとって良かったことは何ですか」
「取らなきゃ良かったかな。1回目はうれしいんです。2回目はもう天狗になるんです。3回目以上はいらない。」
若島さんにバトンタッチ。以下はTETSUの全国大会レポートでどうぞ。

Zt28f03 続いて、全国大会記念詰将棋の解答発表。今回はなんと今年の看寿賞作家二人の作品という超豪華版。1題目、井上さんの作品を真島さんが解説する。
「とりあえず馬で王手しましょう」

Zt28f04 「99馬に安い駒で歩合ですね。12歩、21玉で98馬と王手します。香合とかですと取って23香から追って行けば詰みますので桂合となります」 ・・・

Zt28f05 「94馬で桂合が品切れなので銀合(香合は取って簡単)。以下は収束です。」
「合駒をこれだけの簡素な配置で6枚も出してすばらしかったと思います。」

Zt28f06 2題目、真島さんの作品は井上さんが解説。
「初手なんですけど、44桂だと21玉で手も足もでなくなってしまうので、12に利かすために24桂から入ります」
「33玉に43銀成、同玉、55桂と打ち換えて33玉、これで32桂成と捨てて、同玉、44桂とまた打ち換え・・・・」

Zt28f07 「打ちかえを繰り返して見事な手順です。」

石黒さん「短大にほしかった。こういうのは先に言ってくれないと・・・」

Zt28f08 2題とも正解したのは6名だけ。
太田さん、芹田さん、利波さん、原田さん、宮原さん、山田さん
石黒さん「どっちが良かった?」
宮原さん「どっちも良かったんですけど、真島さんの作品、桂の打ち換えが3度も入ってものすごい。短大に出したらよかったと思います」
芹田さん「いのてつ君のは桂を全部馬ノコかなんかで消して、最後に四桂詰にしあげればすばらしい」

Zt28f09 石黒さん「以上を持ちまして本日の企画の方、終了となります。ありがとうございました。」

筒井さん「これから写真撮影なので、ご協力をお願いします。」

今回の全国大会、来場者102名と大盛況だった。スタッフのみなさん、ありがとう。

Zt28f10 ご寄付いただいたみなさま。ありがとうございました。

Zt28f11 人数が多いので、撮影用に臨時の階段を設営。

Zt28f12 全員でパチリ。大きな写真を見たい方は下記のリンクよりどうぞ(1280×960)。

第28回詰将棋全国大会記念写真(大)

大会アルバム(7)懇親会 その1 に続く)

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2012年7月25日 (水)

大会アルバム(5)対戦詰将棋

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[2012年7月25日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(5)対戦詰将棋


Zt28e01 アトラクションは解答競争&対戦詰将棋。予選は解答競争で、対戦詰将棋出場選手8人を決める。座った席でA組からH組まで8つのグループに分けて、一番早く解けた人が対戦詰将棋本戦に出場する。ただし、間違えたときは、次の席の人に解答権が移る。
まずは1回戦、A組への出題。出題前に意気込みを一人一言。今回はプログラムに一人一言がなかったが、実はここに隠されていたのだった。
なんと2周も誰も解けずにやっと元水さんが正解。石黒「想定外ですね。企画倒れかも」 しかし、変同があったということで予選通過は宮原さんに変更。

Zt28e02B組はあっさり佐藤さんが正解。C組は近藤さん。ここで到着した七條賞の加賀さんも含めD組への出題は左の図。強豪揃いのD組は谷本さん。E組は佐口さん、F組はあっというまに答えて藤井さん、G組は三角さん、最終H組は堀内さんと、決勝トーナメント(対戦詰将棋)に進む8名が決定した。

Zt28e03 対戦詰将棋。1対1で攻め方と受け方に分かれて対戦する。ジャンケンで勝った方が攻め方が受け方が選択できるが、詰まない問題もあるようなので悩ましいところ。
決勝1回戦は宮原さん対佐藤さん。宮原さんが受け方を選択。初手は40秒、以下は20秒の制限がある。13角、48玉、45飛、47歩でギブアップ、宮原さんの勝ち。

Zt28e04近藤さん対谷本さんは、近藤さんが攻め方を選択。33と、|21玉41歩|香歩4の香歩問題。29香、23銀合、22歩以下投了で順当に詰めて近藤さんの勝ち。しかし、実際は23歩合なら詰まない問題であった!(22歩に31玉で打歩詰)
佐口さん対藤井さん。藤井さんが攻めに佐口さんの受け。佐口さんのとん死で藤井さんの勝ち。
堀内さん先手を選択。新たなる殺意のパロディーで、だまされずに73香成とした堀内さん勝利。

Zt28e05 続いて準決勝。ここからは1分間1回の考慮タイムが使える(NHK式)。
左図、宮原さん攻め方を選択して近藤さんは受け方。14飛、13歩合、11飛、同玉、21歩成で「そうか」といって投了。宮原さん勝ち。作意は13角合から12飛合だった。
藤井さん対堀内さん。藤井さんは玉方を選択。藤井さん途中で1分間のタイムを使って22歩合。以下堀内さん投了で藤井さん勝ち。若者の勝利。

Zt28e06 決勝は宮原さん、藤井さんのヤング対決。
藤井さん、攻め方を選択。問題はなんと真島さんの看寿賞作。
69香、68歩合、同香、66桂合、・・・ すらすら進むが、64香、63銀合で藤井さん73香成と作意から離れるが、同玉、63香成、同角、で再び作意順に。今度は82銀生に宮原さん同玉と変化、はたして詰められるか。両者時間ぎりぎりまで考える息詰まる攻防。藤井さんの指し手が早くなってきて、82角成までで詰めて藤井さん優勝!
真島さん「73香成に53玉と逃げれば詰まないので、同玉と取ったのが敗因」

Zt28e07 決勝トーナメントの結果は、左記の通り、並み居る強豪をおさえて小学4年生の藤井さん(9才)が優勝。

ちなみに今年の解答選手権でも、一般戦名古屋で1位、チャンピオン戦34位という解答強豪だ。チャンピオン戦では宮原さんの方が上位(20位)だったが、今回は藤井さんの勝ち。

Zt28e08 優勝した藤井さん。

藤井さん「優勝できてうれしいです。」

Zt28e09 準優勝の宮原さんは高校生。ブログ81puzzlerでおなじみ。

宮原さん「決勝まで行くのも奇跡だったので、悔いはないです。最後に、高校への投稿をよろしくお願いします。」

詰パラで高校の担当になった宮原さん、しっかりアピール。

Zt28e10 堀内さん「欲を出して3手目24金と取ったのが失敗でした。でも楽しかったので、来年もよろしくお願いします。」

Zt28e11 近藤さん「若い力に負けました。将来が楽しみです。」

大会アルバム(6)看寿賞作家に聞いてみよう に続く)

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2012年7月23日 (月)

大会アルバム(4)各種表彰、門脇さん追悼

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[2012年7月23日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)各種表彰、門脇さん追悼


Zt28d01 看寿賞に続いて、詰将棋パラダイス誌の優秀解答者に贈られる七條賞の発表。詰パラの水上編集長より表彰状と副賞の贈呈。
「6月号に既に発表されているんですけれども、今回ちょっと異例で、4人の方が同時に満点でトップということでびっくりした次第です。解答強豪の方はこのイベントに来られることが少ないんですが、今回は加賀さんが今こちらに向かっているとのことで、来られてからまた表彰したいと思います。」
とりあえず形だけでもということで高坂さんが代理で賞状を受け取る。

Zt28d02 アトラクションの解答競争&対戦詰将棋の途中で加賀さん到着。表彰状を受け取って受賞あいさつ。
「高速バスならぬ低速バスで、しかも事故でトンネルの中で40分も待たされて、さらに大渋滞。どうもすみませんでした。今年ははれて1位として出席することができました。詰将棋は解くことと作ること、そしてフェアリーも作っております。どうぞみなさんご支援ください。」

Zt28d03 今回から新設された門脇芳雄賞。創作、解答とは別に、詰将棋界に功績があった人を表彰するもの。実行委員長の北村さんがどうしても出席できず、代理で柳田さんから表彰。
「貴方は永年に亘り詰将棋に深い理解と愛情を注いでこられました。特にインターネット上のホームページが普及初期より詰将棋情報の発信源となることに着目され「おもちゃ箱」を開設し多くの詰将棋ファンの拠り所を提供されてきたことは特筆すべきものがあります。」

Zt28d04_2 加藤「門脇さん、残念ながら亡くなられてしまいまして、今後はその遺志をついでがんばっていきたいと思います。受賞はおもちゃ箱、詰将棋メモ、詰将棋全国大会のブログとか評価されたとのこと。最初ひと月のアクセスが2千ぐらい、今は1日で2千ぐらいまでふえてきました。私は棋力がほとんどないんで、それでも楽しめることをいろいろやってきたのが、みなさんの楽しみにもなって普及につながってきたのかなと思います。」

Zt28d05 門脇前会長の追悼。
柳田「6年ほど私の前に会長をされてまして、四百人一局集の編集中に脳梗塞で倒れられました。門脇さんといえば何と言っても曲詰作家ですが、忘れてならないのは「詰むや詰まざるや」古図式の研究。門脇さんほど詰パラに原稿を書き続けた人はいないと思います。代表作といえば宇宙三題と珠」。並んでいるのが宇宙三題の斜一線ですね。門脇さんは流動派の曲詰を排して、できる限りいい手の凝縮を心がけていました。」

Zt28d06 続いて看寿賞を受賞した「珠」を鑑賞。
最後に皆で黙祷して、門脇さんのご冥福を祈った。

Zt28d07 事務局猪股さんより、全国大会10回参加者の表彰。記念の大きなメダルを授与。今年はなんと6名も。

Zt28d08 受賞者から、それぞれひとこと。

原田さん「門脇さんの「詰むや詰まざるや」がどれだけの方が詰将棋をやるきっかけになったかと、今回この大会に参加してあらためてそれを感じました。また心を入れ替えて詰工房を含めて会合にも参加できるようにしたいと思います。」

Zt28d09 6名の10回メダリストが並んで記念撮影。左から、木村さん、近藤さん、斎藤さん、原田さん、三角さん、宮浦さん。

大会アルバム(5)対戦詰将棋 に続く)

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2012年7月21日 (土)

大会アルバム(3)看寿賞表彰

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[2012年7月21日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)看寿賞表彰


Zt28c01 看寿賞委員会柳田委員長より選考経過の説明。

「詰パラ7月号に詳しく出ていますが、詰パラ半期賞、将棋世界優秀賞、一般推薦などピックアップして委員7人で1次投票、その中の上位作について選考討議を進めたわけです。2次投票の結果短編賞が谷口さん、長編賞が3作。3作は多いという意見もありましたが、中編に近い長編が2作、長めの長編が1作ということで3作になりました。」

Zt28c02 平成23年度看寿賞はこの4作。
短編賞 谷口源一さん 15手
      将棋世界2011年8月号
長編賞 若島正さん 63手
      詰パラ2011年7月号大学院
      真島隆志さん 59手
      詰パラ2011年10月号大学院
      井上徹也さん「特異点」 211手
      詰パラ2011年11月号大学院

Zt28c03 柳田委員長による受賞作品の解説。まず、谷口さんの15手詰。
「初手13香成。何が何だか意味がわからないんですが、15に角がいずれ成りこみたいので、実は15香が邪魔駒だったという。審査員も誰もみたことがない、非常に希少価値の高い一手です。13香成、同歩、12桂成、同香の変化は24飛、11玉、21飛成。変化にも妙手があります。3手収束ですが、13香成の衝撃で看寿賞になりました。」

Zt28c04 続いて長編賞、若島さんの63手。
「不利交換を4回、同じ玉位置で4種類をやってしまうという、前代未聞の構想です。24歩合でなく24銀引、63同歩ではなく63同金、72歩合でなく72香合、57歩合でなく57飛合、安い駒をちょうだいと行くんですが、高い駒しかくれないという攻防が続くわけです。もう少し短くて中編賞だったらすっきりしたんですが、流石の若島さんもこれ以上短くまとめることは不可能だったんではないかと思います。」

Zt28c05 長編賞、真島さんの59手。
「何もない局面でポンと香車を離して打つ。この手の作品は68、67、・・・すべての場所ですべての駒を読まなければいけないので、作る方としては変化をすべて同じ意味合いにした方がわかりやすい。真島さんのすごいところは、そうしないで7年かけてすべての変化を読み切っていったと。73香成から82銀も妙手。収束も少ない駒数で見事にまとめきっています。」

Zt28c06

長編賞、井上さんの「特異点」 211手。
「連取り作品で1サイクル44手。ここまで長い作品はこれまであったかな。なんでこれが元の局面に戻ってくれるんだろうというような不思議な動かし方ですね。バッテリーの入れ替え回数も新記録だと思います。どうしてこのサイクルが成立するとわかりました?」
井上さん「最初は19玉がない16手サイクルだったんですが、19玉でどうなるかなと思って、あとはひたすら根性で元にもどるように。」

Zt28c07 柳田看寿賞委員長より、受賞の4氏に賞状と副賞の授与。

「平成23年度短編部門において最優秀作品に選ばれました。ここに詰将棋看寿賞を贈り永くその栄誉を讃えます。」

Zt28c08 仕事のため出席できなかった北浜七段(谷口作発表時の将棋世界詰将棋サロン担当)の谷口さんへのお祝いメッセージを浦野七段が代読。

「このたびは看寿賞受賞おめでとうございます。当時の担当者として傑作を選題、解説できたことをうれしく思っております。将棋世界からの看寿賞は2003年以来2回目。偉業の達成に心よりお祝い申し上げます。」

Zt28c09 谷口さん「看寿賞といえば夢のまた夢。とてもいただけるようなものではないと思っていたところ、今回急に受賞ということになりました。将棋世界で喜寿のいい記念になったということを書きましたが、私が最初に近代将棋に入選したのが昭和26年。それからの還暦にもあたっておりまして、幸運としかいいようがありませんが心から喜んでおります。本当にありがとうございました。」

Zt28c10 若島さん「詰将棋界、チェスプロブレム界の中で一番好きな人がいました。スウェーデンに住んでいるリンドメンという人なんですけど、今年87才で亡くなるまですごい作品を作っていました。私は来月還暦ですが、私も87才ぐらいまで詰将棋を作って行きたい。今回で9回目の看寿賞なので、その中でもう1回看寿賞を取れたらちょうど10回になるなあ、そんな欲の深いことは考えていませんが。ありがとうございました。」

Zt28c11 真島さん「詰将棋作家として看寿賞は一度でいいから取ってみたいと思っていたので、大変うれしく思っております。本作はテーマとしては最遠打で中編的なテーマで、最初は61歩があって中編だったんですが、長編になってしまって看寿賞は無理かと思っていました。自分としてよりよい方で発表できてうれしく思っています。あいがとうございました。」

Zt28c12 井上さん「私が詰将棋を始めたきっかけになったのは風みどりの玉手箱というホームページで長編の傑作が多数紹介されていまして、それに非常に刺激を受けまして詰将棋にのめりこんでいきました。風みどりさんに解説していただいた作品で看寿賞を受賞することができて、恩返しができたような気持になっています。ありがとうございました。」

Zt28c13 受賞者全員で記念写真。全国大会に看寿賞受賞者が全員参加したのは久しぶり? 開催地から2人受賞も珍しい。

大会アルバム(4)各種表彰、門脇さん追悼 に続く)

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2012年7月19日 (木)

大会アルバム(2)全国大会開幕

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[2012年7月19日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(2)全国大会開幕


Zt28b01 12時半、いよいよ全国大会の開幕だ。

「お時間もすぎてますので、そろそろ始めさせていただきます。」

全国大会の司会は9回目という石黒さん。来年の名古屋大会では金のマイク贈呈?

Zt28b02 主催の全日本詰将棋連盟、柳田会長の挨拶。

「ようこそ、長野の松本の地へ。筒井さんはじめ詰アルプスのみなさんがんばってくれまして、充実ぶりはスタッフの中から二人も看寿賞の受賞者がでたことでもおわかりになると思います。四百人一局集、強気で1500も刷ったんですが9割ほど売れてしまいました。是非2冊目をお買い求めください。みなさん、1日お楽しみください。」

ここで、司会の石黒さんから、「プログラムを読んでスタートしていただきたいんですけど。実行委員長挨拶が先なんです」とするどい突っ込みが。どうも手順前後があったらしい。

あらためて「第28回詰将棋全国大会をスタートさせていただきます。」

Zt28b03 赤羽大会実行委員長より開会の挨拶。

「真島さん、井上さんの看寿賞受賞、長野大会に合わせたような快挙で誇らしく思っております。詰将棋の解けたときの感動、いい作品ができたときの喜び、なんと奥が深い楽しい世界なんでしょう。この詰将棋の魅力を多くの人に伝えてください。詰パラ読者を2倍に増やしましょう。できたての私の作品集「信濃路」、是非お求めいただいて、詰将棋の魅力を伝える道具にしてください。この長野大会、参加者全員でおおいに盛り上がってください。」

Zt28b04 日本将棋連盟のプロ棋士、勝浦九段と浦野七段がプライベートで参加。代表して勝浦九段。

「会長の柳田さん、そして荒川さん、三宅さんとお近づきになれたことでご出席させていただくことになりました。初めての参加なので雰囲気を十分に味わいたいと思っています。」

Zt28b05 詰将棋パラダイス誌の水上社長の挨拶。

「今回の大会、筒井君の頑張りがものすごかった。ほめてあげたいと思います。2年前に詰アルプスを立ち上げて、準備を重ねてきて、見事な会をスタートさせてくれました。これだけほめればしっかり楽しませてくれると期待しております。」

Zt28b06 猪股事務局長より昨日行われた全詰連幹事会の報告。

「門脇さんが亡くなられまして、データベース、書籍部関係が一部滞っています。データベースは荒川さん、書籍部は大橋さんが受け持って今後もやっていくことになりました。データの配布はなるべく早く再開したい。解答選手権がブームになっていますが、うまくいくように全詰連としても考えて行きたい。」

さあ、次はお待ちかね、看寿賞の表彰だ。

大会アルバム(3)看寿賞表彰 に続く)

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2012年7月18日 (水)

大会アルバム(1)長野、松本で全国大会

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[2012年7月18日最終更新]
2012年7月15日に長野県松本市で開催された第28回詰将棋全国大会を写真で振り返ります (写真をクリックすると大きな写真がごらんいただけます)。参加された方は思い出を新たに、参加できなかった方は大会の雰囲気をお楽しみください。
なお、掲載されては困る写真があった場合は、削除・差し替えなど対応いたしますので、メール(omochabako@nifty.com)にて管理人(TETSU)までご連絡ください。

撮影:TETSU、元水信広、池田俊哉


Zt28a01 詰将棋全国大会は、毎年7月頃に開催。中京、関東、関西、他の地方の4年サイクルで、2012年は他の地方の番。7月15日に松本で全国大会が開催された。松本市は本州および長野県のほぼ中央。図はくるくるねっと松本より。

Zt28a02 全国大会会場、懇親会の会場は、いずれもJR松本駅のお城口を出るとすぐそこ。駅から外に出ようとすると、「歓迎 第28回詰将棋全国大会」の大きな文字が目に入る。

Zt28a03 ここが全国大会会場の松本市中央公民館(Mウイング)。全国大会の前日午後には、ここ4階で長野県の詰将棋ファングループの会合、詰アルプスが開催。また夕方からは同じ部屋で全日本詰将棋連盟の幹事会が開催された。

Zt28a04いつも通り詰将棋を並べる人、明日の資料を袋詰めしている大会スタッフ、全詰連の幹事なども加わり、詰アルプス始まって以来の参加者に。

Zt28a05 角さんは、完成したばかりの赤羽さんの作品集「信濃路」など、詰将棋の本を並べて、臨時の詰将棋書店を開店。最近でた「羽生善治のはじめて詰将棋」、羽生さんは監修で、実は角さんの執筆。

Zt28a07 もちろん「信濃路」の著者の赤羽さんも来られていて、もれなく購入者全員にサインをしてくれる。赤羽さんは、今回の全国大会の実行委員長だ。

Zt28a08 5時半から全日本詰将棋連盟の幹事会が開催。最初に先日亡くなった門脇前会長のため、黙祷。

幸い「四百人一局集」の販売は好調で、残りは1割ぐらいとか。入手したい方はお急ぎあれ。

幹事会のあと、大会スタッフも一緒に近くの魚民で前夜祭。なんと裏の部屋では「この詰2012」の打ち上げが。

Zt28a09 第28回詰将棋全国大会松本市中央公民館(Mウイング)の6階ホールで開催。

主催: 全日本詰将棋連盟
後援: 日本アマチュア将棋連盟
    詰将棋パラダイス
    松本市観光コンベンション協会

Zt28a10 7月15日。スタッフは会場設営など準備のため朝9時に集合。9時前にMウイングにいくと、スタッフの小林さん、そして、関西から夜行バスで到着したお二人とばったり。

Zt28a11 会場は360人はいれる大ホール。みなで協力して設営を進めて行く。

Zt28a12 歴史のある詰将棋全国大会のタイトル。どなたが書かれたのかな。

Zt28a13 大会ではプロジェクターによるスクリーンが大きな役割を果たすので、画面の位置、大きさ、ピント、どこからでも良く見えるか、入念にチェックする。

Zt28a14 書籍コーナーは、はやばやとオープン。普通の本屋にはないレアな詰将棋の本がずらりと並ぶ。左奥は「信濃路」にサインする赤羽さん。このあと若島さんが到着して、「この詰将棋がすごい! 2012年度版」も。

Zt28a15 11時半開場、受付が開始されると待ちかねた人がさっそく受付して、手提げ袋に入れられた大会の資料を受け取った。

Zt28a16 袋の中には記念詰将棋、握り詰など大会で使う資料のほか、松本の観光案内も充実。記入用のペンや写真用の封筒まではいって、至れりつくせり。

Zt28a17 受付を済ませたあとは、さっそく話の輪が。奥には「詰将棋四百年」「長野県と詰将棋」の展示が。大正13年から昭和19年まで発行されていた「将棋月報」の発行元は松本にあった。そして、今長野県は再び詰将棋の黄金時代を迎えている。

Zt28a18 会場もだんだん席が埋まってきて、そろそろ全国大会の開幕だ。

大会アルバム(2)全国大会開幕 に続く)

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2012年7月16日 (月)

第28回詰将棋全国大会レポート

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[2012年8月2日最終更新]
第28回詰将棋全国大会参加者のみなさん、スタッフのみなさん、おつかれさまでした。ここでは、全国大会のレポート、反響をお伝えします。


2012年7月28日

  • 全国大会2012 (風みどりの玉手箱
     「・・・ さて、今回の全国大会参加の目的はもう一つあった。そして、そちらの方もやや強引ながら目的を達成することが出来た。だけど、まだここに書くのはもう少し後にしておこう。ただ大学院担当は来年前期までやらせていただくことになったことだけは、報告しておきます。投稿、よろしくお願いします。」

2012年7月25日

  • 松本全国大会 (全詰連会長のブログ
     「準備やら事後処理に追われて、アップが遅れてスイマセン。7月15日に長野県松本市で開催された全国詰将棋大会も無事に終了しました。受付をお手伝いして頂いた女性陣を含めると、参加者が100名を超えたようです。正式には詰パラのレポートを待つとして、ともかく大成功でしたね。詰アルプスのスタッフの皆さんも実によくやって下さいました。 ・・・」

2012年7月15日~19日 長野県将棋情報サイトみんな仲良く掲示板

2012年7月18日

  • 詰将棋全国大会参加記 (ストンリバーの日記
     「・・・ 大会が始まるとメインの看寿賞発表では作品内容の紹介・作者への表彰などが行われ、後半は全員参加による詰将棋早解き競技が開催される。ここで、決勝に進出したのが小学4年生の藤井聡太君と高校1年生の宮原航君。藤井君が優勝したが、この現象に会場の私を含め、常連の参加者は驚きを隠せないほどだった。詰将棋という独特の世界へ若手が胎動してきたことは実は誠に喜ばしい限りである。 ・・・」

2012年7月17日

  • 全国大会参加&小野寺さんに連絡 (冬眠蛙の冬眠日記
     「・・・ 今年は企画も盛りだくさんで、名物石黒氏の司会と水上編集長のボケぶりも冴えわたっており、非常に面白かったです。解答競争、自分の番になると突然見えなくなるもんですねえ。相変わらずの勝負弱さに参った次第。高校生にして高校教師となった(!)宮原君とも少し話しました。 ・・・」

2012年7月16日

  • ss on Twitter
     「長野のみなさま大変お世話になりました。とても楽しく充実した一日を過ごせました。また来年名古屋でお会いしましょう!」
  • 宮原さんが話題を総ナメ!? (創棋会
     「<7月15日(日)に長野県松本市で、第28回詰将棋全国大会が行われました。創棋会関連では、宮原さんが真伝説を引っ提げて話題を総ナメ!?」
  • 全国大会報告 (らうーるの詰将棋置場
     「・・・ 第二部の全員参加企画では地元の子が優勝してました。私は予選で躓いたので大反省。書籍もほしかったもの(四百人一局集、この詰2012、小さい花)を買って、楽しみながら一次会終了。その後、二次会へ移動。多くの方に声をかけていただき、嬉しい限りです。なぜだか余興のつもりで出した作品に、皆さんかなり悩んでいただけたようです。 ・・・」

2012年7月15日

  • 猫吉 on Twitter
     「松本から帰ってきた。「詰将棋全国大会」は想像とは違って、結構まともな人が多かったな。それに若い人もあんがいといた。私も「看寿賞」を狙ってみるか。」
  • 詰将棋全国大会 (Ma vie quotidienne
     「・・・ 全国大会に10回参加した人へのメダル授与。実は自分も今回が全国大会10回目の参加であり、他の5名の参加者とともに壇上に上がることとなった。休憩を挟み、第2部は恒例のアトラクション。今回は予選を勝ち抜いた8名が2名ごとに対戦したが、いつものような詰将棋の早解き競争ではなく、攻方と玉方に分かれ指し将棋をやるように手順を言い合うという面白い方法が導入された。これがなかなかうまくいき、特に決勝戦は高校生と小学生の対決となって非常に会場が盛り上がった。しかも優勝したのは小学生のF君。やっぱりこういう瞬発力は若い人にはかなわない。 ・・・」

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2012年7月14日 (土)

TETSUの全国大会レポート

===> 詰将棋おもちゃ箱   ===> 詰将棋全国大会   ===> 第28回詰将棋全国大会


[2012年7月15日最終更新]
2012年7月15日、長野県の松本市中央公民館(Mウイング) で行われる第28回詰将棋全国大会 の速報。


2012年7月15日18時~ 懇親会

  • アマレン杯握り詰結果発表(優秀作、投票的中者)、スタッフ紹介、来年の全国大会(名古屋)決意表明など、いろいろあったが、酔っ払いモードなので、この辺は大会アルバムで後程。とりあえず速報を終了します。ご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。

2012年7月15日16時25分 看寿賞作家による記念詰将棋解説、結果発表

  • 井上作を真島さんが解説「合駒を6枚も出してすばらしいと思います。」
  • 真島作を井上さんが解説「打ちかえを繰り返して見事な手順です。」
    石黒さん「短大にほしかった」
  • 2題とも正解は6名。太田さん、芹田さん、利波さん、原田さん、宮原さん、山田さん
  • 石黒「以上を持ちまして本日の企画を終了します。ありがとうございました。」

2012年7月15日16時 シークレット企画「看寿賞作家に聞いてみよう」

  • なんとこの会場に20名も看寿賞作家がいます。
  • 赤羽さん、井上さん、上田さん、馬詰さん、浦野さん、加藤さん、小泉さん、高坂さん、小林さん、斎藤さん、角さん、高橋さん、谷口さん、仲西さん、堀内さん、真島さん、水上さん、安武さん、柳田さん、若島さん
  • バトンで次の解答者をご指名する方式。トップバッターは赤羽さん。
    「どのくらい時間がかかった? -- ビーナスラインで7年ぐらい」
  • 次のご指名は上田さん
    「看寿賞をとってよかったときは -- 取らなきゃよかったかな」
  • 若島さんにバトンタッチ
    「好きな解答者は -- 難しい問題ですね。昔だったら松島さん。いまはあんまり・・・」
  • 浦野さんに聞いてみよう
    「もっともよいと思った詰将棋の本は -- 盤上のファンタジアかな」
  • 角さんに聞いてみよう
    「詰将棋を考えるのはどんなとき -- 仕事が忙しくなってくると考えます」
  • 仲西さんに聞いてみよう
    「詰将棋を始めたきっかけは -- 病気したとき詰パラを読んだのがきっかけです」
  • 小泉さんに聞いてみよう
    「印象に残っている短評は -- 「詰将棋を作りたくなった」という短評です」
  • 安武さんに聞いてみよう
    「ライバルの作家は -- 添川さん」
  • 堀内さんに聞いてみよう
    「詰パラで復活してほしいコーナーは -- 詰将棋マラソン」
  • 真島さんに聞いてみよう
    「好きなプロ野球チームは -- 西武ライオンズです」
  • 井上さんに聞いてみよう
    「松本の印象 -- 2時間かかります。遠いです」
  • 高坂さんに聞いてみよう
    「次に看寿賞を取るための構想 -- ないです。教えません」
  • 馬詰さんに聞いてみよう
    「詰将棋以外の趣味は -- 本とかパソコンとか」
  • 高橋さんに聞いてみよう
    「最近うれしかったできごとは -- 松本駅の全国大会の横断幕」
  • 柳田さんに聞いてみよう
    「今後の目標、抱負を力強く -- 解答選手権を全詰連で発展させる」
  • 加藤さんに聞いてみよう
    「仲がいい作家は -- 岡村さん」
  • 斎藤さんに聞いてみよう
    「小さいころのネックネームは -- なっちゃん」
  • 谷口さんに聞いてみよう
    「デビュー作の思い出 -- 昭和26年将棋世界で。谷向さんが同級生で投稿、うれしかった」
  • 水上さんに聞いてみよう
    「好きな作家は -- 書かされるときは上田さんと書いてますけど。いや発表できないですね」
  • 小林さんに聞いてみよう
    「好きな担当者は -- 昔の小学校の塩沢さん」

2012年7月15日14時30分 解答競争&対戦詰将棋

  • 第2部アトラクションスタート。まずは予選から。意気込みを一人一言。
  • 予選1回戦、A組。なんと2周も誰も解けずにやっと元水さんが正解、予選抜け。
    石黒「想定外ですね。企画倒れかも」
    しかし、変同があったということで予選通過は宮原さんに変更。
  • B組はあっさり佐藤さんが正解。
  • C組は近藤さん。
  • ここで七條賞の加賀さんが到着。水上編集長から表彰。
    加賀「高速バスならぬ低速バスでおまけにトンネルで事故があって遅れました。すみません」
  • 加賀さんもD組に参加して解答競争再開。強豪揃いのD組は谷本さん
  • E組は、佐口さん
  • F組は、あっというまに答えて藤井さん
  • G組は、三角さん
  • 最終H組は、堀内さん
  • 決勝は新企画、対戦詰将棋。1対1で攻め方と受け方に分かれて対戦する。詰まない問題もあるかも。
  • まずは決勝1回戦。
  • 宮原さん対佐藤さん、宮原さんが受け方を選択。初手は40秒、以下は20秒の制限。13角、48玉、45飛、47歩でギブアップ、宮原さんの勝ち。
  • 近藤さん対谷本さんは、近藤さんが攻め方を選択。33と|21玉41歩|香歩4の香歩問題。29香、23銀合、22歩以下投了で順当に詰めて近藤さんの勝ち。しかし、実際は23歩合なら詰まない問題であった!(22歩に31玉で打歩詰)
  • 佐口さん対藤井さん。藤井さんが攻めに佐口さんの受け。佐口さんのとん死で藤井さんの勝ち。堀内さん先手を選択。新たなる殺意のパロディーで、だまされなかった堀内さん勝利。
  • 続いて準決勝。ここからは1分間1回の考慮タイムが使える(NHK式)。
  • 宮原さん攻め方を選択して近藤さんは受け方。14飛、13歩合、11飛、同玉、21歩成で「そうか」といって投了。宮原さん勝ち。作意は13角合から12飛合だった。
  • 藤井さん対堀内さん。藤井さんは玉方を選択。藤井さん途中で1分間のタイムを使って22歩合。以下堀内さん投了で藤井さん勝ち。若者の勝利。
  • 決勝は宮原さん、藤井さんのヤング対決。
  • 藤井さん、攻め方を選択。問題はなんと真島さんの看寿賞作、69香、68歩合、・・・変化手順に誘導した宮原さん、逃げ切れるか。藤井さんの指し手が早くなってきた。82角成までで詰めて藤井さん優勝!
  • 藤井さん(9歳)「優勝できてうれしいです」
  • 16時まで小休止

2012年7月15日13時50分 握り詰紹介

  • 各作品を紹介。会場に来ている作者の方には1分間のPRタイム
    稲葉さん「自分の詰将棋を解説するのは初めてです」
  • 14時30分まで休息

2012年7月15日13時40分 10回参加者表彰

  • 木村諄さん、近藤郷さん、斉藤夏雄さん、原田清実さん、三角淳さん、宮浦忍さんの6名が受賞。猪股さんからメダルを授与
  • 近藤さん「私も若島さんと同じ還暦で記念になりました」
  • 原田さん「心を入れ替えて詰工房にも出席したいと思います」
  • 宮浦さん「多摩地区の会合、第2回を8月11日にあります。大小詰め物を募集しているのでよろしくお願いします。」

2012年7月15日13時30分 門脇さん追悼

  • 柳田さん「門脇さんほど詰パラの原稿をたくさん書いた人はいないと思います。代表作として斜一戦と珠を紹介します。」
  • 黙祷

2012年7月15日13時25分 門脇賞表彰

  • 柳田会長よりTETSUに表彰状授与(^^;

2012年7月15日13時20分 七條賞表彰

  • 水上編集長より七條賞の発表。今回4人が満点。なかなか全国大会に出席していただけないんですが、加賀さんがもうすぐ到着予定というkとで、とりあえず代理で高坂さんが受賞。

2012年7月15日12時50分 看寿賞表彰

  • 柳田委員長よりs選考経過の説明。長編3作は多いという声もありましたが、中編に近い長編2作とかない長い長編1作という構成です」
  • 短編賞谷口さん、なんと15香が邪魔駒という前例がほとんとない手筋。変化にも妙手があります。
  • 長編賞若島さん、4種類の不利交換を同じ玉位置で行うという前代未聞の構想。歩を欲しいのに銀、金、香、飛と高い駒しかくれないという。
  • 長編賞真島さん、69香の遠打、同じ原理ですますのが簡単なんですが、本作は膨大な変化を何年もかかって読み切ったもの。取った合駒もみごとにさばいて詰上り。
  • 長編賞井上さん、連取りで1サイクルが44手もかかるのは、これまでなかったのではないでしょうか。バッテリーの入れ替え回数も新記録かも。
    井上「最初は19玉がない16手サイクルだったんですが、根性で成立させました。」
  • 柳田委員長より表彰状授与。
  • 浦野七段から北浜七段のコメントを紹介「谷口さん、当時の担当者として傑作を選題、解説できたことをうれしく思います。将棋世界からの看寿賞は2作目の偉業です。」
  • 谷口さん「夢の看寿賞をいただけて本当にありがとうございました。喜寿の記念になりました。」
  • 若島さん「来月還暦ですが、まだまだ20年ぐらい詰将棋を続けて行きたい」
  • 真島さん「長編になってしまったので看寿賞は無理かと思っていました」
  • 井上さん「風みどりの玉手箱での長編の紹介に刺激を受けて詰将棋にのめりこんでいきました。最後に恩返しができたかと思います」

2012年7月15日12時30分 全国大会開幕

  • そろそろ開始時間。みんな席について。
  • 先ずは柳田全詰連会長のあいさつ。「松本にようこそ。二人も看寿賞の受賞者がでたというスタッフの充実ぶり。四百人一局集、9割売れてしまいました。きょうはみなさん、お楽しみください。
  • 石黒さんの開会宣言(順序が逆やねん)
  • 赤羽実行委員長「詰将棋の解けたときの感動、いい作品の出来たときの喜び、なんと奥深い世界でしょう。この魅力を多くの人に伝えてください。詰将棋パラダイスの読者を2倍に増やしましょう。信濃路を発行しましたが、詰将棋の魅力を伝える道具にしてください。みなさん、盛り上がってください」
  • プロ棋士から浦野さん、勝浦さんが出席、勝浦プロより祝辞。
  • 詰パラ編集長水上さんより挨拶「今回の大会、筒井君の活躍がすごかった。ほめてあげたいと思います。詰アルプスを立ち上げて、準備を重ねてきたと思います。」
  • 幹事会報告。事務局の猪股さん。「門脇さんが亡くなられて、データベースは荒川さん、書籍部は大橋さんが受け持って今後もやっていくことになりました。今後ともよろしくお願いします。解答選手権もうまいこといくように全詰連としても考えていきたい」

2012年7月15日11時30分

  • 受付開始。女性と高校生以下は半額。待っていた人が次々受付に並ぶ。浦野七段も到着。別室ではひそかに何かの取引が。荷物が増えてしまった。

2012年7月15日11時

  • 会場の設営、プロジェクターの調整などもほぼ終わって、受付の準備中。11時半から受付開始の予定。会場の外には気の早い人が次々到着。さっそく自作の詰将棋を並べている人も。

2012年7月15日9時

  • 松本駅にはこんな看板もでて、歓迎ムード一色。
    Matsumotoeki
  • 大会スタッフが集合して、会場設営を開始。創棋会HPの冨永さんと81puzzlerの宮原さんが夜行バスで到着。

2012年7月14日18時30分

  • 第28回詰将棋全国大会のプログラムを第28回詰将棋全国大会ご案内に掲載。シークレット企画は当日のお楽しみ。
  • 幹事会のあとは全詰連幹事、全国大会スタッフで魚民で前夜祭。裏の部屋では若島さんも入って「この詰2012」の打ち上げが。

2012年7月14日17時20分

  • 幹事会開始。最初に先日亡くなった門脇前会長のため、黙祷。
  • 「四百人一局集」の販売は好調。売り切れになりそうとのこと。入手したい方は急いだ方がいいかも。
  • 担当の変更(会計が大橋さんから八尋さんに、大橋さんは書籍部販売担当に)、各委員会(看寿賞、段級位、データベースなど)の報告。

2012年7月14日17時

  • 15日は松本で全国大会。その前日に、長野県の詰将棋グループの会合「詰アルプス」が全国大会と同じ松本市中央公民館(Mウイング)で行われた。また17時半からは全日本詰将棋連盟の幹事会が行われる。
  • 詰アルプスのいつものメンバーに加えて、全詰連の幹事のみなさん、明日の全国大会の参加のため前日から宿泊している方など、詰アルプス始まって以来の大盛況になった。
  • 全国大会のスタッフの方は、資料の袋詰めなど、明日の全国大会の準備を進める。
  • 角さんが完成したばかりの赤羽守さんの「信濃路」を販売。赤羽さんも来られていて、もれなくサインをしてくれた。

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