大会アルバム(4)各種表彰、門脇さん追悼
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[2012年7月23日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)各種表彰、門脇さん追悼
看寿賞に続いて、詰将棋パラダイス誌の優秀解答者に贈られる七條賞の発表。詰パラの水上編集長より表彰状と副賞の贈呈。
「6月号に既に発表されているんですけれども、今回ちょっと異例で、4人の方が同時に満点でトップということでびっくりした次第です。解答強豪の方はこのイベントに来られることが少ないんですが、今回は加賀さんが今こちらに向かっているとのことで、来られてからまた表彰したいと思います。」
とりあえず形だけでもということで高坂さんが代理で賞状を受け取る。
アトラクションの解答競争&対戦詰将棋の途中で加賀さん到着。表彰状を受け取って受賞あいさつ。
「高速バスならぬ低速バスで、しかも事故でトンネルの中で40分も待たされて、さらに大渋滞。どうもすみませんでした。今年ははれて1位として出席することができました。詰将棋は解くことと作ること、そしてフェアリーも作っております。どうぞみなさんご支援ください。」
今回から新設された門脇芳雄賞。創作、解答とは別に、詰将棋界に功績があった人を表彰するもの。実行委員長の北村さんがどうしても出席できず、代理で柳田さんから表彰。
「貴方は永年に亘り詰将棋に深い理解と愛情を注いでこられました。特にインターネット上のホームページが普及初期より詰将棋情報の発信源となることに着目され「おもちゃ箱」を開設し多くの詰将棋ファンの拠り所を提供されてきたことは特筆すべきものがあります。」
加藤「門脇さん、残念ながら亡くなられてしまいまして、今後はその遺志をついでがんばっていきたいと思います。受賞はおもちゃ箱、詰将棋メモ、詰将棋全国大会のブログとか評価されたとのこと。最初ひと月のアクセスが2千ぐらい、今は1日で2千ぐらいまでふえてきました。私は棋力がほとんどないんで、それでも楽しめることをいろいろやってきたのが、みなさんの楽しみにもなって普及につながってきたのかなと思います。」
門脇前会長の追悼。
柳田「6年ほど私の前に会長をされてまして、四百人一局集の編集中に脳梗塞で倒れられました。門脇さんといえば何と言っても曲詰作家ですが、忘れてならないのは「詰むや詰まざるや」古図式の研究。門脇さんほど詰パラに原稿を書き続けた人はいないと思います。代表作といえば宇宙三題と珠」。並んでいるのが宇宙三題の斜一線ですね。門脇さんは流動派の曲詰を排して、できる限りいい手の凝縮を心がけていました。」
続いて看寿賞を受賞した「珠」を鑑賞。
最後に皆で黙祷して、門脇さんのご冥福を祈った。
事務局猪股さんより、全国大会10回参加者の表彰。記念の大きなメダルを授与。今年はなんと6名も。
原田さん「門脇さんの「詰むや詰まざるや」がどれだけの方が詰将棋をやるきっかけになったかと、今回この大会に参加してあらためてそれを感じました。また心を入れ替えて詰工房を含めて会合にも参加できるようにしたいと思います。」
6名の10回メダリストが並んで記念撮影。左から、木村さん、近藤さん、斎藤さん、原田さん、三角さん、宮浦さん。
(大会アルバム(5)対戦詰将棋 に続く)
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