大会アルバム(6)看寿賞作家に聞いてみよう
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[2012年7月27日最終更新]
第28回詰将棋全国大会 大会アルバム(6)看寿賞作家に聞いてみよう
大会前に掲載したプログラムではシークレット企画としていた、「看寿賞作家に聞いてみよう!」。隠していたのがよかったのか、会場にはなんと20人もの看寿賞作家が参加していた。
最初は石黒さんの指名で大会実行委員長の赤羽さんからスタート。番号を選んで、でてきた質問に答える。
「受賞作を創るのにかかった時間はどれくらいですか」
「ビーナスラインが6、7年かかりました。」
答えたあとは次の看寿賞作家を指名する。赤羽さん「上田吉一さん」
上田さんは関西以外の全国大会は初めての参加? 看寿賞は短編賞、中編賞、長編賞、すべて、合計5回受賞している。
上田さんに聞いてみよう。
「看寿賞をとって良かったことは何ですか」
「取らなきゃ良かったかな。1回目はうれしいんです。2回目はもう天狗になるんです。3回目以上はいらない。」
若島さんにバトンタッチ。以下はTETSUの全国大会レポートでどうぞ。
続いて、全国大会記念詰将棋の解答発表。今回はなんと今年の看寿賞作家二人の作品という超豪華版。1題目、井上さんの作品を真島さんが解説する。
「とりあえず馬で王手しましょう」
「99馬に安い駒で歩合ですね。12歩、21玉で98馬と王手します。香合とかですと取って23香から追って行けば詰みますので桂合となります」 ・・・
「94馬で桂合が品切れなので銀合(香合は取って簡単)。以下は収束です。」
「合駒をこれだけの簡素な配置で6枚も出してすばらしかったと思います。」
2題目、真島さんの作品は井上さんが解説。
「初手なんですけど、44桂だと21玉で手も足もでなくなってしまうので、12に利かすために24桂から入ります」
「33玉に43銀成、同玉、55桂と打ち換えて33玉、これで32桂成と捨てて、同玉、44桂とまた打ち換え・・・・」
石黒さん「短大にほしかった。こういうのは先に言ってくれないと・・・」
2題とも正解したのは6名だけ。
太田さん、芹田さん、利波さん、原田さん、宮原さん、山田さん
石黒さん「どっちが良かった?」
宮原さん「どっちも良かったんですけど、真島さんの作品、桂の打ち換えが3度も入ってものすごい。短大に出したらよかったと思います」
芹田さん「いのてつ君のは桂を全部馬ノコかなんかで消して、最後に四桂詰にしあげればすばらしい」
石黒さん「以上を持ちまして本日の企画の方、終了となります。ありがとうございました。」
筒井さん「これから写真撮影なので、ご協力をお願いします。」
今回の全国大会、来場者102名と大盛況だった。スタッフのみなさん、ありがとう。
全員でパチリ。大きな写真を見たい方は下記のリンクよりどうぞ(1280×960)。
(大会アルバム(7)懇親会 その1 に続く)
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コメント
重箱の隅のようで恐縮ですが、
> 石黒「以上を持ちまして本日の企画の方、終了となります。ありがとうございました。」
ここだけ石黒さんの敬称が落ちています。
投稿: 渡辺 | 2012年7月29日 (日) 01時41分
うっかりしました。ご指摘ありがとうございました。
投稿: TETSU | 2012年7月29日 (日) 01時52分