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2013年7月23日 (火)

第29回詰将棋全国大会アルバム

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[2013年7月23日最終更新]
2013年7月14日(日)に名古屋の愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)(懇親会は近くのパストランテ)で開催された、第29回詰将棋全国大会の写真集です。各アルバムの中の写真をクリックすると大きな写真がごらんいただけます。

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大会アルバム(8)懇親会 その2

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[2013年7月23日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(8)懇親会 その2

懇親会のあちこちで咲いた話の輪をアトランダムで。写真をクリックすると大きい写真がごらんになれます。酔っ払いモードでの撮影のため、ピンボケが多くてすみません。この写真を掲載されては困る、という方がいらっしゃいましたらメールでご連絡ください。


Zt29h01 Zt29h02 Zt29h03 Zt29h04 Zt29h05 Zt29h06 Zt29h07 Zt29h08 Zt29h09 Zt29h10 Zt29h11 Zt29h12 Zt29h13 Zt29h14 Zt29h15 Zt29h16 Zt29h17 Zt29h18 Zt29h19 Zt29h20 Zt29h21 Zt29h22 Zt29h23 Zt29h24 Zt29h25 Zt29h26 Zt29h27 Zt29h28 Zt29h29 Zt29h30 Zt29h31 Zt29h32 Zt29h33 Zt29h34 Zt29h35 Zt29h36 Zt29h37 Zt29h38 Zt29h39 Zt29h40 Zt29h41 Zt29h42 Zt29h43 Zt29h44 Zt29h45 Zt29h46 Zt29h47 Zt29h48 Zt29h49 Zt29h50

第29回詰将棋全国大会 大会アルバム 完

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2013年7月22日 (月)

大会アルバム(7)懇親会 その1

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[2013年7月22日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(7)懇親会 その1


Zt29g01 懇親会の会場は、全国大会会場からすぐ近くのパストランテというおしゃれなレストラン。

今回の参加者は、全国大会106名、懇親会92名(懇親会よりの参加者2名を含む)と、驚異的な懇親会参加率。予想を超える参加者に会場内の熱気がすごい。

Zt29g02 懇親会の司会も大会に続いて石黒さん。

「全国大会、懇親会の方、スタートさせていただきます。まず、乾杯の音頭を服部さんにお願いします。」

Zt29g03 服部さん「私が一番年上ということで順番が回ってきたと思いますけど、気持ちはまだ青年です。」

「乾杯の前に、きょう司会していただいた石黒さんに、10回目の司会ということで、日本一の司会者のタスキを贈りたいと思います。」

Zt29g04 「これから20回、30回と続けてください。」

「ありがとうございます。」

「では皆様のますますのご健勝を祈願して乾杯します。カンパイ。」 「カンパーイ。」

Zt29g05 しばらくは歓談タイム。看寿賞受賞者は引っ張りだこ。

Zt29g06 門脇芳雄賞の若島さんは喫煙ルームで何やら密談を。

Zt29g07 谷川会長はじめ、プロ棋士の先生方も皆さん参加、気さくに話してくれる。おもちゃ箱もご覧いただいているとのことで、うれしい限り。

Zt29g08 両手に花の北浜先生。

Zt29g09 ここで、アマレン杯握り詰の優秀作発表。

「水上さん、お願いします。」

Zt29g10 アマレン杯握り詰、第1位は、出題番号31番井上さん。

井上さん「ありがとうございます。馬屋原君の三冠王を阻止できて感激です。」

1位と2位の票数はかなり接戦だったとのこと。

Zt29g11 石黒さん「第2位は、予想はついていると思いますが、馬屋原さん。」

馬屋原さん「三冠を目指したんですが残念です。4回連続2位だったんですが、来年こそは・・・」

Zt29g12 第3位は出題番号22番、利波さん。

利波「2連覇はなりませんでした。来年は優勝したいけど、ライバルが強力なんで。馬屋原君より上にいけるように頑張りたいと思います」

Zt29g13 優秀作の作者が3人とも懇親会に参加しているのは珍しい。賞金を手にしてニコニコ顔でパチリ。

優秀作3作は詰将棋パラダイスで出題される予定。

Zt29g14 この3人を順位も含めて的中したのは、飯山さん、橋本さんのお二人。

ほかの的中者も含めて次々と、たくさん用意された賞品から欲しいものを選んでいく。

Zt29g15 握り詰の次は、全国大会記念詰将棋の結果発表。2作の記念詰将棋はいずれもあぶり出しで、第29回全国大会にちなんで「2」と「9」。

Zt29g16 楽しい懇親会もそろそろお開きの時間。今回の全国大会スタッフからひとこと。

元水事務局長「大会が106人、懇親会が92人、たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。」

Zt29g17 関大会実行委員長「皆様のご協力と、我慢もあったかもしれませんし不手際もあったと思いますが、同好の士ということでお許しいただきたいと思います。本当にありがとうございました。」

各スタッフの一言のあと、金子さんから来年の全国大会に向けての抱負。そして、実行委員長の音頭で三本締め。また来年、東京で会いましょう。

大会アルバム(8)懇親会 その2 に続く)

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2013年7月21日 (日)

大会アルバム(6)創作競争

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[2013年7月21日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(6)創作競争


Zt29f01 解答競争の次は創作競争。AチームからDチームの各5人の4チームがトーナメントで優勝を争う。勝負を決めるのは会場の判定。

第一試合、Aチーム対Bチーム。Aチームは藤井さん、佐藤さん、水上さん、馬屋原さん、井上さんとすごいメンバー。

Zt29f02 対するBチームは久保さん、佐藤さん、太田さん、角さん、村田さんとこちらもすごい。

Zt29f03 第一試合の課題が表示された。「最終手が香の離し打ちとなっている作品」。あと10秒で創作開始だ。

今回の創作競争の課題は、香龍会にちなんで香に関係するテーマが指定されているようだ。

Zt29f04 こんな感じで5人で相談しながら創作していく。制限時間は10分間。

待っている間、会場向けにはアマレン杯握り詰の作者アピールタイム。イノテツさんの135手詰にはびっくりしたが、馬屋原さん「こういう馬ノコはすぐに思いつくと思いますけど」と対抗アピール。
利波さんアピール「5筋1直線で完全作で発表されたのは初めて。」
宮原さんアピール「不利合駒の香を最遠打。握りで明確な狙いを持たせました」

Zt29f05 第一試合はAチームがこの作品を創作して勝利。大駒捨て2連発の5手詰。わずか10分でうまく作るものだ。
水上さん「レベルの高いメンバで、見た瞬間勝ちやなと」

Bチームの5手詰は機械検討の結果不詰!
角さん「時間がなくなってしまって。水上さんに負けたのは悔しい」

Zt29f06 第二試合、Cチーム対Dチーム。お題は「作意手順中に香不成が2回以上ある作品」(9手以内)。

Cチームは北浜さん、宮原さん、饗庭さん、三宅さん、小山さん、詰パラの担当やプロ棋士など、強そうなメンバー。

Zt29f07 対するDチームは、高橋さん、鈴川さん、かめぞうさん、浜川さん、芹田さん。こちらも看寿賞作家から新鋭作家まで、負けてはいない。

創作時間中、スクリーンには香不成2回の例題が。「最低でもこのぐらいの水準は期待したいですね」とプレッシャーをかける。

Zt29f08 左右対称のアイデアで見事に香不成を2回出したDチームが勝利。

Zt29f09 Cチームが余詰ということもあって、会場の判定は圧倒的に青(Dチーム)。

Zt29f10 Cチーム 北浜さん「課題がきびしすぎるんじゃないかと。余詰の図しかつくれませんでした」

Dチーム 芹田さん「若手のおかげでとりあえずできたかと」

Zt29f11 決勝はAチーム対Dチーム。お題は作意手順中に生香による王手が4回以上ある作品(9手以内)。

馬屋原さん「テーマが難しくて困惑しました」といいながら、Aチームは一つキープしてもう1作チャレンジ。

Zt29f12 スクリーンではこのテーマへの挑戦のコツが表示されている。

作るだけなら簡単。しかしこれでは勝てない。

創作のポイント: 付加価値が必要。

なるほど、こうすれば香の王手が5回に。

Zt29f13 創作のポイント: ところで香の王手は必ずしも後手玉に対する王手でなければならないわけではありません。

確かに香の王手が4回入っている。

Zt29f14 最後にしっかりコマーシャル。

Zt29f15 Aチームの作品はこちら。残念ながら余詰あり。

Zt29f16 Dチームの作品はこちら。こちらも余詰あり(28通り!)

Zt29f17 余詰作どうしの対決に会場の票も接戦。

カウントの結果、黄色34青31でAチーム優勝!

Zt29f18 楽しかったアトラクションも終了し、最後は記念撮影。人数が多いので2回に分ける。「受賞者のみなさんは2回とも入ってください」

大きな写真はこちら

Zt29f19 記念写真2枚目。

大きな写真はこちら

大会アルバム(7)懇親会 その1 に続く)

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2013年7月20日 (土)

大会アルバム(5)解答競争

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[2013年7月20日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(5)解答競争


Zt29e01 全国大会第二部はお楽しみタイム。最初は名古屋大会恒例の解答競争。ちなみに4年前の解答競争の問題にはこちらからチャレンジできる。

今回は、いつもの3手詰、5手詰に加えて協力詰(ばか詰)の出題も。そのため、休み時間を利用して松さか子先生による協力詰講座が開かれた。

Zt29e02 松さか子先生。白衣が決まっている。解答競争の出題作品は主に香龍会メンバが創作しているが、松さか子先生もたくさん出題している。

Zt29e03 協力詰では「無駄合」という概念はなく、合駒はすべて有効。そのため、いわゆる「すかし詰」は詰上りとはみなされない。

この図は普通の詰将棋なら24金、15玉、13龍まで3手詰。この順はまだ14に合駒できるので、協力詰では不正解。正解は34龍、13玉、23金まで3手詰。

Zt29e04 石黒さんよりルール説明。

「解答用紙をご用意ください。3手詰、5手詰、協力詰各10問、全ての合計点で優勝を争います。初手のみ解答欄に記入してください。正解は+1点、間違いは-1点、何も書かなければ0点。ですので書くか書かないかも勝負所と。すべて当たれば+30点、すべて間違えれば-30点となります。1問30秒。まず3手詰10問5分間。ではスタート。」

Zt29e05 最初は素直な問題。これならなんとかなると思ったが、香龍会のメンバーはそんなに甘くない。

「残り10秒、3、2、1、はい2問目」

Zt29e06 7問目から凶悪な問題が登場。そして最後の10問目がこれ(松たか子作)。

「3手詰の答え合わせやりますので近所の人と解答用紙を取り換えてください。それでは解答の方見てまいります」

10点満点の方・・・いない 9点・・・いない 8点・・・井上さん一人で現段階でのトップ

Zt29e07 「そのまま勢いで5手詰。これも30秒。スタート!」

5手詰も最初は素直な問題だが、だんだん手ごわい問題が。そして5手のラスボスはこれ。受方の持駒を調べるだけで30秒たってしまいそうだ。

10点満点の方・・・いない 9点・・・いない 8点・・・馬屋原さん一人
3手5手合計でも14点で現時点で馬屋原さんがトップ。

Zt29e08 最後は協力詰。7問目までは3手詰、あとは5手詰。答えがわかっても書くのに悩みそうな問題も。

さて、総合成績は。
24点以上・・・いない
23点、22点、21点・・・いない
20点・・・馬屋原さん、優勝!
19点・・・井上さん、準優勝
18点・・・堀内さん、3位
17点・・・いない
16点・・・真島さん中筋さんお二人
ブービーは-18点菱田さんがダントツ

Zt29e09 馬屋原さん「最近詰将棋サボってたんですけどこのような結果でうれしく思っています。このあと創作競争と握り詰があるので、3冠を狙っています。」

井上さん「2位ということなんですけど、こんなに敗北感を味わった準優勝は初めてです。」

堀内さん「スタッフなので入賞していいのかという気持ちもありますけれども、とりあえずうれしいです。」

Zt29e10 真島さん「昨日練習のために・・・を解いてきたんですけど、そのかいがありました。」

中筋さん「5手詰が2点だったんで、絶対あかんと思ってましたが、まさか入賞できるとは。」

菱田さん「とにかく全部書いて。それでも一番最後の問題は二つ当たりました。」

Zt29e11 優勝の馬屋原さんには谷川先生からサイン入り月下推敲など豪華3点セットをプレゼント。記念にツーショットの写真を。

大会アルバム(6)創作競争 に続く)

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2013年7月19日 (金)

大会アルバム(4)各種表彰、岡田さん追悼

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[2013年7月19日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)各種表彰、岡田さん追悼


Zt29d01 看寿賞に続いて、詰将棋パラダイス誌の優秀解答者に贈られる七條賞の表彰。詰パラの水上編集長より表彰状と副賞の贈呈。

「昨年度は下期だけ大学院が月3題して、合計点数が例年700点のところが720点満点となりました。にもかかわらず満点が5名も出まして、6月号に発表済なんですが、今川さん、竹中さん、永島さん、野口さん、福村さんの5名の方です。」

残念ながら5名とも不参加で、筒井さんが代理で賞状を受け取る。

Zt29d02 昨年新設された門脇芳雄賞。創作、解答とは別に、詰将棋界に功績があった人を表彰するもの。選考委員長の北村さんがどうしても出席できず、代理で柳田さんから若島さんを表彰。

「貴方は永年に亘り詰将棋に深い理解と愛情を注いでこられました。特に平成16年に貴方の企画により開始された詰将棋解答選手権は、個人の楽しみであった解く行為を団体で行い楽しむという斬新な発想で、新たな詰将棋ファンの掘り起こしにつながりました・・・」

Zt29d03 若島さん「解答選手権のきっかけは、確か山田君とモスクワでチェスの解答選手権をやったあとに、詰将棋でやったらおもしろいだろうねという話をしたんですよね。詰将棋作家というのは夢のような構想をいっているととりあえず盤に駒を並べちゃうもので、だったらこれぐらいの問題を出して時間は何分でとかいった記憶があります。それを実行に移したのがこのイベントでして、思っていたことはこの大会がノルマになってきたらやめようという。幸い10年間赤字にもならず、やっている間楽しいことばかりでした。今後も詰将棋界のお役にたてればと思っています。ありがとうございました。」

Zt29d04 事務局猪股さんより、全国大会10回参加者の表彰。記念の大きなメダルを授与。

猪俣さん「調べてみましたら今年参加していれば25回になる方がお二人いらっしゃいます。その方も含めて盛大な粗品を、と思ったんですが間に合いませんで、今年は10回まででご勘弁いただきたい。」

Zt29d05 今年は(右から)大橋さん、田中さん、古川さん、山田さんの4名。おめでとうございます。

Zt29d06 大橋さん「最初は11年前府中の全国大会でした。詰将棋博物館という古典詰将棋のサイトを開いてもう13年になります。詰将棋にどっぷり浸かりまして、会計担当で全詰連の幹事に。今は書籍部を担当しています。「竹馬」なども販売しますので、ご購入のほどよろしくお願いします。」

田中さん「北海道の田中です。20回の札幌大会に出て以来、こんなすばらしいものがあるんだなと10年連続参加しています。解答専門で七條賞で50位以内を目指して頑張りますので、よろしくお願いします。」

Zt29d07 古川さん「京都の古川です。府中で初めて参加して、何回参加したのかも忘れていたんですが、詰パラで前回まで9回と書いてあったので今回参加しました。私も解答専門で、来年は解答優秀者の一番下の方にでも載ったらなと思っています。」

山田さん「川崎の山田です。名古屋で学生時代から10回までに足掛け20年以上かかっています。最近は解答選手権とか会合に参加するぐらいしかしていませんが、細々と続けて10回まで来られたということで、ありがとうございました。」

Zt29d08 5月に亡くなられた岡田さんの追悼。

柳田会長「岡田さんの誕生日6月5日に合わせて詰将棋十段を認定しました。代表作を5作並べて追悼したいと思います。」

Zt29d09 並べられたのは、いずれも大型のあぶり出し曲詰。1作目は塚田賞を受賞した「大菱」(詰上り◇)、そして2作目はこれも塚田賞のたすき掛け(詰上り×)(写真)。

Zt29d10 そして3作の連作「太陽三態」。詰上りが「日の出」、「真昼の太陽」、「日没」になる3作で、写真は「日没」の詰上り、山の稜線に夕日が沈むところ。

柳田さん「岡田さんは駒を持って絵を描く。誰が呼んだか昭和の宗太夫と。曲詰を作るにしても絵を描く感性のようなものを感じますね。あらためまして追悼の意を表したいと思います。ありがとうございました。」

大会アルバム(5)解答競争 に続く)

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2013年7月18日 (木)

大会アルバム(3)看寿賞表彰

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[2013年7月18日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)看寿賞表彰


Zt29c01 柳田看寿賞委員長より選考経過について。

「7月の詰パラに詳しく出ていますが、中でも一つ、詰パラモバイルから1作委員の推薦でリストアップされまして、そういったところも楽しみに見てもらえればと思います。短編は残念ながら該当なし。中編の芹田さんは今日こられていますが廣瀬さんは海外出張中で帰国は10月ぐらいとのこと。では、中編賞、長編賞、特別賞の順に表彰状をさしあげたいと思います。」

Zt29c02 柳田看寿賞委員長より、受賞者の芹田さん、井上さん、岡村さんに賞状と副賞の授与(廣瀬さんは海外出張中)。

「平成24年度中編部門において最優秀作品に選ばれました。ここに詰将棋看寿賞を贈り永くその栄誉を讃えます。」

Zt29c03 受賞者の記念写真。

左より、特別賞の岡村さん、中編賞の芹田さん、長編賞の井上さん。

Zt29c04 芹田さん「本作、発表時に蟻銀という誤植があったおかげで皆さんに解いていただいて、半期賞でラッキーだなと思っていたら看寿賞まで。奥深さとか難解性とか、複雑怪奇的な部分が自分の作にはないので、看寿賞は難しいかなと思っていたんですが。本作は自分らしさ全開の作品で、難しさはないけど楽しんでいただけたんじゃないかなと。自分の目指す方向に看寿賞があるのか迷っている方は、開き直って自分のいいところを追及していくと看寿賞をもらえるかも。ありがとうございました。」

Zt29c05 井上さん「選考委員の皆さん、受賞作を鑑賞していただいた皆さんに感謝申し上げます。解答選手権で上位に入った藤井君という男の子に昨日会ってきました。出す問題を片っ端から解かれて圧倒的なスピードにびっくりしました。まさかこの年で世代交代されるとは。創作ではまだまだ渡り合えるように今後もがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。」

藤井君は前回の全国大会でも対戦詰将棋で優勝している。

Zt29c06 岡村さん「2004年の札幌大会のときに特別賞をいただいていますが前回とは違い意味で感慨深いなと思います。特別賞というのに特に光栄に思っています。手数区分を超越したところで作品の価値を認めていただいたということ、また毎年ではなく、特に選びたいものがあるときに選ばれるという点で、特別賞をいただけることは誇りに思っています。今後も手数とか数で比べるとかいうのと違った観点から新しいもの、素晴らしいものを作っていければな、と思います。本日はどうもありがとうございました。」

Zt29c07 柳田委員長による受賞作品の解説。まず、中編賞、芹田さんの19手詰。出題時28成銀が蟻銀と誤植された。

「持駒は山のようにありますが、そう大きな配置ではありません。オール同馬を実現した作品です。作意手順だけ見るとシンプルですが、いきなり成銀を取ると飛合で詰まないとか、際どい変化紛れを乗り越えて非常に深い世界を構築しています。」

Zt29c08 中編賞、廣瀬さんの25手詰。

「この金がいなければ、46歩、同桂、44馬、36玉、27龍、同玉、26馬で詰み。この収束にもっていきたいがためにいろいろ工夫するわけです。37金をどけるには38とが邪魔。この2枚を持駒の桂香を使って翻弄するわけです。作者のページ金子さんとやりとりして推敲されていく過程がでていますが、元の図から比べるずいぶんよくなっています。あたかも上田さんの作品のような緻密な組み立ての作品です。」

Zt29c09 長編賞、井上さんの「涛龍」849手詰

「持駒変換による多重連取りで、王様の軌道がぐるぐる回りながら持駒変換するのがオリジナルなアイデアです。その分制約が強く1枚のすきもない形で、もう1枚と金を置ければ手数が延ばせるんですが。空王手で消していって斜めの筋がなくなると隅から角を打てるようになります。(と金なら手数が延びるのに)87歩がなぜと金じゃないのか、作者の井上さん、教えてください。」

井上「86と、97とが消えたあと66歩でいきなり収束に入る手があって、87と金だと詰まないんですよ」

「今年の選考でも断トツで圧倒的な支持を集めました。」

Zt29c10 特別賞、岡村さんの「涓滴」107手詰

「あと3枚置けるじゃないかと思ったんですが、目指すは4×9の完全密集形の煙詰で、その前にあるのが「月蝕」です。しかも追い方は完全なオリジナルな手順を目指したということで序盤が非常に難しいです。この辺の手順は煙詰でこんなことをやろうと思った人はいないだろうという。全体にオリジナリティあふれた新しい消し方に徹しています。何より特別賞にふさわしい作品だと思います。」

Zt29c11 全日本詰将棋連盟平成24年度看寿賞受賞作のページで、各作品の手順を鑑賞できる(要Java)。

作者のブログや受賞作への反響などの情報は、平成24年度看寿賞詰将棋メモ)から。

大会アルバム(4)各種表彰、岡田さん追悼 に続く)

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2013年7月17日 (水)

大会アルバム(2)全国大会開幕

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[2013年7月17日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(2)全国大会開幕


Zt29b01 そろそろ12時、全国大会の開幕だ。

「それではただいまより第29回詰将棋全国大会を行います。」

司会は詰パラで短大を担当している石黒さん。これまで何回も全国大会の司会を担当している大ベテランだ。何が起きるかわからない全国大会を臨機応変にうまく進行してくれる。今回でついに全国大会司会10回目となった。

Zt29b02 関大会実行委員長より開会の挨拶。

「遠いところ、またお忙しいところありがとうございます。私も25年詰将棋をやってまして60になりました。こういう役がまわってくる年なのかなと思っています。今日はみなさん、心行くまで楽しんで帰っていただきたいと思います。」

Zt29b03 主催の全日本詰将棋連盟、柳田会長の挨拶。

「本日はお忙しい中を谷川会長、それから北浜先生、浦野先生、村田先生、ありがとうございます。ようこそ、名古屋の地へ。本日は心行くまで楽しんでいただきたいと思います。」

Zt29b04 詰将棋パラダイス誌の水上社長の挨拶。

「みなさまありがとうございます。こういう新しい場所をセットしてくれました香龍会のスタッフのみなさまにも感謝申し上げます。悲しい話ですが、5月に岡田敏さんが亡くなられました。詰パラだけで763回の入選、近代将棋などほかも含めますととんでもない数入選された立派な詰将棋作家でした。この場で黙とうをささげたいと思います。黙とう。 ・・・・・・ ありがとうございました。」

Zt29b05 来賓祝辞として、日本将棋連盟の谷川会長よりご挨拶。

「第29回の詰将棋全国大会が盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。棋士、奨励会員、棋士を目指す少年少女にとって詰将棋はかかせないものですので、これからもよりいっそういい関係を築いていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。」

Zt29b06 猪股事務局長より午前中行われた全詰連幹事会の報告。

「お伝えしたいことが3点ございます。
1) 若島さん中心にやってみえた解答選手権、全詰連で引き継いでやることになりました。柳田会長、小林さん、吉松さんの3名が中心になってやりますが、ぜひ参加、ご協力をお願いします。
2) データベース。中断していましたが今年からまたスタートしました。
3) 吉松さんが関西担当の幹事として就任されました。」

さあ、次はお待ちかね、看寿賞の表彰だ。

大会アルバム(3)看寿賞表彰 に続く)

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2013年7月16日 (火)

大会アルバム(1)名古屋で全国大会

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[2013年7月16日最終更新]
2013年7月14日に愛知県名古屋市で開催された第29回詰将棋全国大会を写真で振り返ります (写真をクリックすると大きな写真がごらんいただけます)。参加された方は思い出を新たに、参加できなかった方は大会の雰囲気をお楽しみください。
なお、掲載されては困る写真があった場合は、削除・差し替えなど対応いたしますので、メール(omochabako@nifty.com)にて管理人(TETSU)までご連絡ください。


Zt29a01 詰将棋全国大会は、毎年7月頃に開催。中京、関東、関西、他の地方の4年サイクルで、2013年は中京地区の番。7月14日に名古屋で全国大会が開催された。名古屋は詰将棋パラダイス発祥の地。東京や大阪からも行きやすく、今回の全国大会は、名古屋駅前での開催、日帰りできる時間設定などの配慮もあり、100人を超える参加者で盛況だった。図はグレーター・ナゴヤ・イニシアティブより。

Zt29a02 今回の全国大会は中京地区の詰将棋ファングループ香龍会のメンバーが中心となって運営。大会前日の7月13日、いつも開催している名古屋市中村生涯学習センターで香龍会の定例会が行われた。

Zt29a03 この日の香龍会は全国大会のため前日から宿泊する人なども参加して24名と大賑わい。大会参加者に配布する資料をケースに詰めたり、全国大会に向けて皆で協力して着々と準備を進める。

Zt29a04 全国大会開催に合わせて、いろいろな詰将棋作品集が作られている。そのうちの3冊、できあがったばかりの作品集が香龍会でお披露目された。写真は詰将棋の会合 香龍会より。

Zt29a05 7月14日、第29回詰将棋全国大会開催の日。会場はJR名古屋駅桜通口から徒歩5分の 愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)

主催: 全日本詰将棋連盟
後援: 日本アマチュア将棋連盟
    詰将棋パラダイス

Zt29a06 全国大会が行われるのは901会議室。最大171名収容可能な大きな会議室だ。9時すぎに入っていくと、前の方で何か打ち合わせが行われているもよう。

Zt29a07 全日本詰将棋連盟の幹事会だった。来年から全詰連が中心に運営することになった詰将棋解答選手権、詰将棋データベース、詰将棋規約、詰将棋段級位など、いろいろな課題について議論が続いている。新たに吉松さんが関西担当として幹事に任命された。

Zt29a08 全国大会は12時開始だが、受付は11時から。それに向けて大会スタッフは9時に集合し、会場の設営や受付の準備を始める。

Zt29a09 全国大会では作品解説や解答競争などでプロジェクターが活躍する場面が多い。スクリーンにぴったり表示できるか、どこからでも見えやすいか、調整が続く。

Zt29a10 長年(いつから?)受け継がれている詰将棋全国大会のタイトル。とても大きいので、毎年設置に苦労しているようだ。

Zt29a11 会場の後ろには書籍コーナー。普通の本屋にはないレアな詰将棋の本がずらり。この大会に合わせて発行された作品集も多い。

Zt29a12 前述の3冊に加えて、この2冊も全国大会に合わせて発行。

「からくり箱」は昨年亡くなられた酒井克彦さんの作品集を角さんがまとめたもの。

Zt29a13 徳島新聞詰将棋好作選「とくつめ」は何と2種類あった。右はコミックマーケットでの販売用に作成されたもので、表紙以外は全く同一とのこと。

Zt29a16 浦野八段はハンドブックシリーズに加えて、八段昇段記念の扇子や詰将棋タオルも販売。右は「竹馬」の著者の一人、岡本さん。

Zt29a14 受付が始まると、待っていた参加者が次々と並ぶ。

Zt29a15 門脇芳雄賞を受賞した若島さんも到着、さっそく書籍コーナーにお店を広げる。新刊の詰将棋解答選手権2013をはじめ、これまでの年鑑や「この詰」などParadise Booksがずらり。昨年神戸で行われたチェスプロブレムの世界大会のブックレットや記念Tシャツ(若島さんが着ているもの)も販売。

Zt29a17 来賓の日本将棋連盟谷川会長も到着。会場もだんだん席が埋まってきて、そろそろ全国大会の開幕だ。

大会アルバム(2)全国大会開幕 に続く)

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2013年7月15日 (月)

第29回詰将棋全国大会レポート

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[2013年7月31日最終更新]
第29回詰将棋全国大会参加者のみなさん、スタッフのみなさん、おつかれさまでした。ここでは、全国大会のレポート、反響をお伝えします。


2013年7月29日

2013年7月24日

  • 推理将棋第69回出題(8月20日まで) (詰将棋メモ
     「先日、初めて詰将棋全国大会に参加いたしました。当コーナー常連解答者や黎明期からのスイリストの方も数名いらっしゃって、たいへん楽しい時間を過ごさせていただきました。お会いした皆様、またスタッフの香龍会の皆様、どうもありがとうございました。 ・・・」

2013年7月16日

  • 予告 (81puzzler
     「先日行われた詰将棋全国大会に参加してきました。昨年に続き2度目の参加となりましたが、非常に楽しめました。2次会、3次会でも有名作家の方々と2時近くまで密度の濃い話をでき、有益な一日を過ごせました。来年も是非参加したいと思います。 ・・・」
  • 詰将棋全国大会に行ってきました (9×9の宇宙
     「7月14日に名古屋で詰将棋全国大会がありました。今日はそのレポートです。11時から受け付け開始。近くにいた人を撮りまくる。 ・・・ 解答競争。3手詰と5手詰とフェアリーでしたが中々難しい。でも僕は引っ掛け問題とかは大好きなので楽しかったです。次は、創作競争。僕も参加しました。結果は・・・・・・まぁまぁです。たくさんの人と創るのは大変ですねー ・・・」
  • 詰将棋全国大会参加記 (ストンリバーの日記
     「・・・ さて、第1部メインの看寿賞表彰である。毎年、受賞作品がプロジェクターで詳しく手順が公開解説される。今年の感想として、特に看寿賞という言葉の重みがスクリーンに華麗にくりひろげられる駒の舞いをみて、はじめて私のこころにことりとおさまった感じがした。やはり、かなわないなと己の創作力の拙さを再認識するとともに、詰将棋に対する若干のモチベーションの高揚感に救いを求めた次第である。 ・・・」

2013年7月15日

  • 2013年全国大会投げやりレポート (my cube
     「・・・ 創作競争 僕もエントリーしちゃいましてDチーム。制限時間10分以内で課題作を作る。5人のメンバーは『木星の旅』作者さん、前デパート担当さん、ssさん、かめぞうさん。 ・・・ 2回戦C対D。「作意香不成2回(9手以内)」。Cチームは玉方香不成2連続、しかし余詰。我々Dチームは52玉型に左右から香不成の開王手という発想で作成。変同なんてなんのそので勝ち進みました。3回戦A対D。「生香の王手4回以上(9手以内)」。いろいろと作れそうだが、どれもありきたりな手順になってしまう。しかも創作中に「例題」といってスクリーンで紹介され、「ネタがかぶったー」と。結局玉による開王手作になりましたが、全駒配置の上に余詰28。負けは確定かと思われましたが、34点対31点で意外な接戦でした。 ・・・」
  • 全国大会前後の出来事など (詰将棋の会合 香龍会
     「・・・ 私は8時半頃会場に集合して準備の手伝い→10時半頃角さんが来られたので早速「からくり箱」を購入→会場を抜け出して大相撲観戦→終了後いったんホテルに荷物を置きに行く→その後全国大会懇親会会場に行くと丁度三本締めのところ→元水さんのホテルに今回の事務用品の残部等を置きに行く→全国大会スタッフの若手(年齢的にはもう中堅)と喫茶店で軽く打ち上げ といった流れでした。 ・・・」
  • 2013年07月15日(月) (ちょろぺけ@maruX
     「そういえば、今年に亡くなられてしまった詰将棋作家のおかださんの追悼として、何作品か紹介があったのだけれど、その中の太陽三部作というのが心に残っ た。朝日と真昼の太陽と落日の三部作なんだけど、夕暮れの太陽が山の尾根に落ちる図が詰め上がりになっていてそれが一番好きだった。」
  • 詰将棋指し@nenehimapapa
     「むくりと立ち上がって拍手をし、ここぞとばかりに行商人となり、随所で反省会を開き、初めてのあんかけ焼きそばに落胆し、闇にまぎれてオフレコ話で盛り上がる。年に一度、長くてあっという間の日曜日。」

2013年7月14日

  • 詰将棋全国大会 (Ma vie quotidienne
     「・・・ 各役員の挨拶に続き、看寿賞の表彰式。今年は中編賞が2作、長編賞が1作、特別賞が1作選ばれた。賞状の授与が行われた後、受賞者が一人一人感想を述べたが、個人的には特別賞を受賞した岡村さんのコメントが印象に残った。 ・・・ 第2部はおなじみの解答競争。こちらは毎年全然解けないので、もうあきらめムードで参加する。今年は協力詰が入っているのが目新しかったが、やはり制限時 間内に解くのは難しく、ほとんど手がつかなかった。その後は創作競争なる催しが行われる。希望者がチームを組み、限られた時間内に与えられたお題を満たす 詰将棋を即興創作するというものだ。初めての試みでなかなか面白かった。 ・・・」
  • 2013年07月14日(日) (ちょろぺけ@maruX
     「バカ詰め選手権が催されていたよ。三十秒に一問、合計三十問解かされまくる上に、正解一点、空欄零点、不正解マイナス一点という厳しい選手権だったよ。わたしと某さんは一問だけ正解して喜びあったよ。採点は隣と交換して採点するんだよ。」
  • route188@route188
     「あっと言う間に日暮れて夜更ける夏の一日。詰将棋全国大会でお会いした皆様、本日は誠にありがとうございました。」
  • 西遊棋実行委員会@kansaishogi
     「詰将棋全国大会は初めて参加させて頂きましたが、楽しい企画が満載で一日中楽しめました♪詰将棋マニアでなくても、詰将棋を知ってる方なら誰でも楽しめる内容だったと思います!参加者の皆様、運営の方々、今日はありがとうございました!」
  • あいば@aibata
     「詰将棋全国大会終わり。いろんな方にお礼を言いたいんだけれど、挙げていけばきりがないのでまとめて皆さんありがとうございましたと書いてしまいますが、特に角さんには最初から最後までお世話になりっぱなしで、こんなに楽しい大会だったのは角さんのおかげだと思うのです。ありがとうございました。」
     「若手とたくさん話せたのもよかった。みんなめちゃくちゃ才能あるし意識高い。プロの先生ともお話できた。アイドル先生にはフォローしていただけたし、北浜先生にも面白いお話をたくさん伺えたし、谷川先生とお話できたのは先生の扇子を使っているファンとしては激熱だった。」
  • ss@serisiu
     「神様谷川先生と名刺交換をするという暴挙を敢行。」
     「蟻銀名刺売り切れました。」

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2013年7月14日 (日)

TETSUの全国大会レポート

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[2013年7月15日最終更新]

2013年7月14日、名古屋市の愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)で行われた第29回詰将棋全国大会の速報。


2013年7月15日0時

  • 全国大会のあとは近くのパストランテで懇親会。握り詰優秀作や的中者の発表、記念詰将棋の解説や結果発表などもあり、たくさんの人が賞品をゲットしてニコニコ。
  • 握り詰は135手の井上作が僅差で馬屋原作をおさえて1位、3位は利波作。優秀作は詰パラに掲載される予定。
  • 石黒さんが全国大会の司会10回ということで「日本一の司会者」の襷を服部さんにかけてもらう。金のマイクの代わりかな。
  • 懇親会ではちょっと失敗。デジカメのバッテリーが途中で切れてしまった。よく考えたらiPadで撮ればよかったと気付いたがあとのまつり。
  • そうでなくてもTETSUの写真はピンボケが多いので、全国大会や懇親会で撮った写真を提供してもいいよ、という方はよろしくお願いします。
  • 懇親会のあとはお酒組とコーヒー組に分かれて二次会。TETSUは上田さん、風みどりさんや創棋会の若手と一緒に近くでお茶会。
  • 第29回の詰将棋全国大会は参加106名と盛況で無事終了。大会スタッフのみなさん、参加者のみなさん、お疲れ様でした。楽しい1日をありがとうございました。

2013年7月14日15時56分 記念撮影

  • これから記念撮影。会場の整理に入るので、速報はこれで終了します。

2013年7月14日14時38分 創作競争

  • エントリーは19名+1名。
  • Aチーム 藤井、佐藤、水上、馬屋原、井上
  • Bチーム 久保、佐藤、太田、角、村田
  • Cチーム 北浜、宮原、饗庭、三宅、小山
  • Dチーム 高橋、鈴川、かめぞうさん、浜川、芹田
  • 第一試合はAチーム対Bチーム。課題作1題を創作して会場全体で判定する。
  • お題は最終手香の離し打ち(9手以内)
  • 創作時間10分を使ってスクリーンでは握り詰の作者アピール。イノテツさんの135手詰にはびっくり。馬屋原さん「こういう馬ノコはすぐに思いつくと思いますけど」と対抗アピール。
  • はい、10分終了。両チーム作品はできたようです。
  • Aチーム5手詰。余詰なし。水上「レベルの高いメンバで、見た瞬間勝ちやなと」
  • Bチーム5手詰。機械検討の結果不詰! 角「時間がなくなってしまって。水上さんに負けたのは悔しい」
  • 第一試合はAチームの勝ち。
  • 第二試合はCチーム対Dチーム。お題は「作意手順中に香不成が2回以上ある作品」(9手以内)
  • 利波さんアピール「5筋1直線で完全作で発表されたのは初めて。」
  • 宮原さんアピール「不利合駒の香を最遠打。握りで明確な狙いを持たせました」
  • 時間があるので香不成2回の例題を。「最低でもこのぐらいの水準は期待したいですね」
  • はい終了。Cチーム 北浜「課題がきびしすぎるんじゃないかと。余詰の図しかつくれませんでした」 Dチーム 芹田「若手のおかげでとりあえずできたかと」
  • ということでDチーム勝ち。左右対称で香不成を出したアイデアの勝利。
  • 決勝ははAチーム対Dチーム。お題は作意手順中に生香による王手が4回以上ある作品(9手以内)。作るだけなら簡単だが・・・
  • Aチームは一つキープしてもう1作チャレンジ 馬屋原「テーマが難しくて困惑しました」 Dチームは40枚配置!
  • Aチームの作品は残念ながら余詰あり。
  • Dチームの作品も余詰。余詰数28!
  • 会場の投票は、意外に接戦。黄色34青31でAチーム優勝! 

2013年7月14日13時45分 第二部 最初は解答競争

  • 第二部スタート、最初は解答競争。3手詰、5手詰、協力詰、各10題。1問30秒。
  • まずは3手詰から。残り10秒、3、2、1、はい2問目・・・
  • 正解1点、書いてなければ0点だが、誤解は-1点なので感で書くのも勝負。
  • 7問目にして凶悪な問題が登場。続く8問目、9問目、10問目まで盤面いっぱい。
  • こんなの30秒でわかるわけがない。
  • 10点満点の方・・いない 9点・・・いない 8点・・・井上さん一人
  • そのままいきおいで5手詰に突入。5手詰も1問30秒。最初は素直な問題。2問目、3問目、このあたりは形がいい。4問目「徐々にやな感じになってきましたね」。
  • 8問目「そろそろ来ましたよ」 最終10問は、やっぱり盤面いっぱい。はい終了です。
  • 10点満点の方・・・いない 9点・・・いない 8点・・・馬屋原さん一人
  • 3手5手合計でも14点で馬屋原さんトップ。
  • 最後は協力詰。7問目までは3手詰、あとは5手詰。
  • 1問目「これはわかった」 2問目で双玉登場 協力詰はシンプルな形でも読みにくい。
  • 6問目、7問目は盤面いっぱい。8問目からは5手詰。
  • 総合の結果確認。24点以上 なし 23点 なし 22点 なし 21点 なし 20点 馬屋原さん優勝 19点 井上さん 18点 堀内さん 17点 なし 16点 真島さん中筋さんお二人
  • ブービーは-18点菱田さんがダントツ
  • 馬屋原「創作競争と握り詰で3冠を狙っています」
  • 優勝の馬屋原さんには谷川先生から月下推敲など豪華3点セットをプレゼント。

2013年7月14日13時10分~40分 休息

  • 解答競争に備えて、松さか子先生より協力詰の解説。

2013年7月14日13時10分 新刊本紹介

  • とくつめ、解答選手権2013など、新刊本のアピール。

2013年7月14日13時5分 岡田さん追悼

  • 柳田さん「詰将棋10段位を認定します。代表作を紹介します。まず塚田賞をとりました大菱です。・・・」

2013年7月14日12時55分 10回参加者表彰

  • 猪俣さんよりメダルの授与。今年は4名。
  • 大橋さん、古川さん、山田さん
  • 大橋「府中の全国大会が最初でした。詰将棋博物館のサイトを開いて13年、詰将棋にどっぷりつかりました」
  • 田中「北海道の田中です。20回の全国大会で出席して、こんなすばらしいものがあるんだなと、それから10回連続です。」
  • 古川「京都の古川です。府中で初めて参加して、前回まで9回ということだったので今回参加しました。」
  • 山田「学生のころから20年かけて10回になりました。」

2013年7月14日12時50分 門脇賞表彰

  • 北村委員長に変わって柳田会長より若島さんに表彰状授与。
  • 若島「個人の楽しみを団体でという話がありましたが、元はモスクワでチェスの解答選手権で山田康平君と詰将棋でもできないかなと話していたのが発端です。今後も詰将棋界のお役にたてればと思います。」

2013年7月14日12時45分 七條賞表彰

  • 水上詰パラ編集長より発表、5名も満点がいたが、残念ながら5人とも出席していなかったので、筒井さんが代理で受取る。「解答してないんですけど・・・」

2013年7月14日12時30分 看寿賞作品解説

  • 柳田委員長より作品解説
  • 芹田作。「オール同馬を実現した作品です。週刊将棋の詰将棋探検隊でも紹介されました。成銀を取る、46金を消去、そのたびに馬の位置を変えておかなければならない。非常に深い世界を構築していると思います」
  • 廣瀬作。「37金がいなくれば46歩以下詰み。37金をどけるのは38とも邪魔なので、これを香を使って翻弄するわけです。38と、49金の形にしてこの収束が実現します。と金と金の翻弄が緻密な組み立てです。」
  • 井上作。「龍追いでの持駒変換による多重連取りですが、ぎりぎりの駒配置で実現しています。と金をはがしていくと99角と打てるようになります。87はなぜと金でないのか、難しいので作者に説明してもらいましょう」
    井上「と金だと・・・の変化で86、97と逃げられたとき詰まなくなります」
    柳田「最後のと金が消えて、見事な詰上り、圧倒的な支持を得ました。」
  • 岡村作。「4×9の密集形煙、しかもこれまでの煙にない追い方を目指した作品です。オリジナリティあふれた消し方に徹しています。」

2013年7月14日12時12分 看寿賞表彰

  • 柳田看寿賞委員長より、まずは表彰状の授与。「選考経過は詰パラ7月号にでていますが、詰パラモバイルなどにもいい作品がありました。」
  • 短編は該当なし。
  • 中編賞の芹田さん、長編賞の井上さん、特別賞の岡村さんに表彰(中編賞廣瀬さんは海外にいるため欠席)。
  • 芹田さん「自分の作品には奥深さはないですが、自分のいいところを追及していくといいこともあるのかなと。」
  • 井上さん「藤井君に出した問題を片っ端から解かれて、この年で世代交代かと。創作ではまだまだ頑張っていきたいと思います」
  • 岡村さん「札幌に続いて特別賞を受賞しましたが、特別賞については思い入れもあるので、喜んでいます」

2013年7月14日12時 全国大会開幕

  • 司会は短大担当の石黒さん、10回目の司会。
  • 関大会委員長よりご挨拶。「心行くまで楽しんで帰っていただきたいと思います」
  • 柳田全詰連会長よりご挨拶。「挨拶は短くします。」
  • 水上詰パラCEO「残念ながら岡田さんが亡くなられました。岡田さんに黙とうをささげたいと思います。」
  • 来賓を代表して谷川日本将棋連盟会長よりご挨拶。「将棋連盟のホームページに詰将棋を載せました(詰パラ提供)。これからもよい関係を築きたいと思います。」
  • 幹事会報告。猪俣事務局長。「解答選手権、来年から全詰連中心でやります。データベース、中断していましたが、またスタートしました。吉松さんが関西担当の幹事として就任されました。」

2013年7月14日11時55分

  • 会場もだんだん詰まってきて、もうそろそろ開幕。若島さんも到着したので、解答選手権2013をゲット。

2013年7月14日10時50分

  • だいたい準備完了。待ちかねた人がフライングで受付、さっそく本を購入する人も。浦野さんはハンドブックシリーズとともに八段昇段記念の扇子と詰将棋タオルも。三宅さんの解けてうれしい詰将棋、京都新聞で紹介されたとのこと。

2013年7月14日10時30分

  • 全国大会の会場は名古屋駅からすぐ、愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)。901会議室では、大会スタッフが名札の準備、プロジェクタの調整など着々と準備を進めている。
  • 書籍コーナーではおかもとさん(「竹馬」)、角さん(「からくり箱」など)が本を並べて販売の準備中。本は重いので大変そう。
  • 会議室の片隅では、全日本詰将棋連盟の幹事会が。看寿賞、データベース、規約などいろいろな活動について報告、議論。吉松さんが新任幹事に。

2013年7月14日0時

  • 14日は名古屋で全国大会。その前日に、名古屋近辺の詰将棋グループの会合「香龍会」が名古屋市中村生涯学習センターで行われた。
  • いつもの香龍会メンバーに加えて、明日の全国大会に備えて前日から宿泊する方など、会場の定員を大幅にオーバーする大盛況になった。
  • 全国大会のスタッフ、有志の方が、資料をケースに詰めたり、明日の全国大会の準備を進める。
  • 会場では完成したばかりの作品集を全国大会に先駆けて販売。
    徳島新聞詰将棋好作選「とくつめ」
    ・ 香龍会詰将棋作品集「翼」
    詰将棋作品集 竹馬(ちくば) (岡本正貴、高木秀夫)
  • 全国大会では上記に加えて次の2冊も販売予定。
    詰将棋解答選手権2013
    酒井克彦詰将棋作品集「からくり箱」
    5冊とも一般書店では販売されない本なので、この機会に入手したい。
  • 全国大会のプログラムを入手したので、第29回詰将棋全国大会ご案内に懇親会のスケジュールなどを追加した。
  • 香龍会の終了後は名古屋駅の方に移動して、笑笑、庄屋で前夜祭。若島さんや角さんたちのグループも別な場所で濃い詰将棋談義を繰り広げていたようだ。
  • 14日は11時開場に向けて9時から会場の設営、準備。会場の片隅では並行して全日本詰将棋連盟の幹事会が行われる予定。

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