大会アルバム(6)創作競争
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[2013年7月21日最終更新]
第29回詰将棋全国大会 大会アルバム(6)創作競争
解答競争の次は創作競争。AチームからDチームの各5人の4チームがトーナメントで優勝を争う。勝負を決めるのは会場の判定。
第一試合、Aチーム対Bチーム。Aチームは藤井さん、佐藤さん、水上さん、馬屋原さん、井上さんとすごいメンバー。
対するBチームは久保さん、佐藤さん、太田さん、角さん、村田さんとこちらもすごい。
第一試合の課題が表示された。「最終手が香の離し打ちとなっている作品」。あと10秒で創作開始だ。
今回の創作競争の課題は、香龍会にちなんで香に関係するテーマが指定されているようだ。
こんな感じで5人で相談しながら創作していく。制限時間は10分間。
待っている間、会場向けにはアマレン杯握り詰の作者アピールタイム。イノテツさんの135手詰にはびっくりしたが、馬屋原さん「こういう馬ノコはすぐに思いつくと思いますけど」と対抗アピール。
利波さんアピール「5筋1直線で完全作で発表されたのは初めて。」
宮原さんアピール「不利合駒の香を最遠打。握りで明確な狙いを持たせました」
第一試合はAチームがこの作品を創作して勝利。大駒捨て2連発の5手詰。わずか10分でうまく作るものだ。
水上さん「レベルの高いメンバで、見た瞬間勝ちやなと」
Bチームの5手詰は機械検討の結果不詰!
角さん「時間がなくなってしまって。水上さんに負けたのは悔しい」
第二試合、Cチーム対Dチーム。お題は「作意手順中に香不成が2回以上ある作品」(9手以内)。
Cチームは北浜さん、宮原さん、饗庭さん、三宅さん、小山さん、詰パラの担当やプロ棋士など、強そうなメンバー。
対するDチームは、高橋さん、鈴川さん、かめぞうさん、浜川さん、芹田さん。こちらも看寿賞作家から新鋭作家まで、負けてはいない。
創作時間中、スクリーンには香不成2回の例題が。「最低でもこのぐらいの水準は期待したいですね」とプレッシャーをかける。
左右対称のアイデアで見事に香不成を2回出したDチームが勝利。
Cチームが余詰ということもあって、会場の判定は圧倒的に青(Dチーム)。
Cチーム 北浜さん「課題がきびしすぎるんじゃないかと。余詰の図しかつくれませんでした」
Dチーム 芹田さん「若手のおかげでとりあえずできたかと」
決勝はAチーム対Dチーム。お題は作意手順中に生香による王手が4回以上ある作品(9手以内)。
馬屋原さん「テーマが難しくて困惑しました」といいながら、Aチームは一つキープしてもう1作チャレンジ。
作るだけなら簡単。しかしこれでは勝てない。
創作のポイント: 付加価値が必要。
なるほど、こうすれば香の王手が5回に。
創作のポイント: ところで香の王手は必ずしも後手玉に対する王手でなければならないわけではありません。
確かに香の王手が4回入っている。
カウントの結果、黄色34青31でAチーム優勝!
楽しかったアトラクションも終了し、最後は記念撮影。人数が多いので2回に分ける。「受賞者のみなさんは2回とも入ってください」
(大会アルバム(7)懇親会 その1 に続く)
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