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2013年7月14日 (日)

TETSUの全国大会レポート

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[2013年7月15日最終更新]

2013年7月14日、名古屋市の愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)で行われた第29回詰将棋全国大会の速報。


2013年7月15日0時

  • 全国大会のあとは近くのパストランテで懇親会。握り詰優秀作や的中者の発表、記念詰将棋の解説や結果発表などもあり、たくさんの人が賞品をゲットしてニコニコ。
  • 握り詰は135手の井上作が僅差で馬屋原作をおさえて1位、3位は利波作。優秀作は詰パラに掲載される予定。
  • 石黒さんが全国大会の司会10回ということで「日本一の司会者」の襷を服部さんにかけてもらう。金のマイクの代わりかな。
  • 懇親会ではちょっと失敗。デジカメのバッテリーが途中で切れてしまった。よく考えたらiPadで撮ればよかったと気付いたがあとのまつり。
  • そうでなくてもTETSUの写真はピンボケが多いので、全国大会や懇親会で撮った写真を提供してもいいよ、という方はよろしくお願いします。
  • 懇親会のあとはお酒組とコーヒー組に分かれて二次会。TETSUは上田さん、風みどりさんや創棋会の若手と一緒に近くでお茶会。
  • 第29回の詰将棋全国大会は参加106名と盛況で無事終了。大会スタッフのみなさん、参加者のみなさん、お疲れ様でした。楽しい1日をありがとうございました。

2013年7月14日15時56分 記念撮影

  • これから記念撮影。会場の整理に入るので、速報はこれで終了します。

2013年7月14日14時38分 創作競争

  • エントリーは19名+1名。
  • Aチーム 藤井、佐藤、水上、馬屋原、井上
  • Bチーム 久保、佐藤、太田、角、村田
  • Cチーム 北浜、宮原、饗庭、三宅、小山
  • Dチーム 高橋、鈴川、かめぞうさん、浜川、芹田
  • 第一試合はAチーム対Bチーム。課題作1題を創作して会場全体で判定する。
  • お題は最終手香の離し打ち(9手以内)
  • 創作時間10分を使ってスクリーンでは握り詰の作者アピール。イノテツさんの135手詰にはびっくり。馬屋原さん「こういう馬ノコはすぐに思いつくと思いますけど」と対抗アピール。
  • はい、10分終了。両チーム作品はできたようです。
  • Aチーム5手詰。余詰なし。水上「レベルの高いメンバで、見た瞬間勝ちやなと」
  • Bチーム5手詰。機械検討の結果不詰! 角「時間がなくなってしまって。水上さんに負けたのは悔しい」
  • 第一試合はAチームの勝ち。
  • 第二試合はCチーム対Dチーム。お題は「作意手順中に香不成が2回以上ある作品」(9手以内)
  • 利波さんアピール「5筋1直線で完全作で発表されたのは初めて。」
  • 宮原さんアピール「不利合駒の香を最遠打。握りで明確な狙いを持たせました」
  • 時間があるので香不成2回の例題を。「最低でもこのぐらいの水準は期待したいですね」
  • はい終了。Cチーム 北浜「課題がきびしすぎるんじゃないかと。余詰の図しかつくれませんでした」 Dチーム 芹田「若手のおかげでとりあえずできたかと」
  • ということでDチーム勝ち。左右対称で香不成を出したアイデアの勝利。
  • 決勝ははAチーム対Dチーム。お題は作意手順中に生香による王手が4回以上ある作品(9手以内)。作るだけなら簡単だが・・・
  • Aチームは一つキープしてもう1作チャレンジ 馬屋原「テーマが難しくて困惑しました」 Dチームは40枚配置!
  • Aチームの作品は残念ながら余詰あり。
  • Dチームの作品も余詰。余詰数28!
  • 会場の投票は、意外に接戦。黄色34青31でAチーム優勝! 

2013年7月14日13時45分 第二部 最初は解答競争

  • 第二部スタート、最初は解答競争。3手詰、5手詰、協力詰、各10題。1問30秒。
  • まずは3手詰から。残り10秒、3、2、1、はい2問目・・・
  • 正解1点、書いてなければ0点だが、誤解は-1点なので感で書くのも勝負。
  • 7問目にして凶悪な問題が登場。続く8問目、9問目、10問目まで盤面いっぱい。
  • こんなの30秒でわかるわけがない。
  • 10点満点の方・・いない 9点・・・いない 8点・・・井上さん一人
  • そのままいきおいで5手詰に突入。5手詰も1問30秒。最初は素直な問題。2問目、3問目、このあたりは形がいい。4問目「徐々にやな感じになってきましたね」。
  • 8問目「そろそろ来ましたよ」 最終10問は、やっぱり盤面いっぱい。はい終了です。
  • 10点満点の方・・・いない 9点・・・いない 8点・・・馬屋原さん一人
  • 3手5手合計でも14点で馬屋原さんトップ。
  • 最後は協力詰。7問目までは3手詰、あとは5手詰。
  • 1問目「これはわかった」 2問目で双玉登場 協力詰はシンプルな形でも読みにくい。
  • 6問目、7問目は盤面いっぱい。8問目からは5手詰。
  • 総合の結果確認。24点以上 なし 23点 なし 22点 なし 21点 なし 20点 馬屋原さん優勝 19点 井上さん 18点 堀内さん 17点 なし 16点 真島さん中筋さんお二人
  • ブービーは-18点菱田さんがダントツ
  • 馬屋原「創作競争と握り詰で3冠を狙っています」
  • 優勝の馬屋原さんには谷川先生から月下推敲など豪華3点セットをプレゼント。

2013年7月14日13時10分~40分 休息

  • 解答競争に備えて、松さか子先生より協力詰の解説。

2013年7月14日13時10分 新刊本紹介

  • とくつめ、解答選手権2013など、新刊本のアピール。

2013年7月14日13時5分 岡田さん追悼

  • 柳田さん「詰将棋10段位を認定します。代表作を紹介します。まず塚田賞をとりました大菱です。・・・」

2013年7月14日12時55分 10回参加者表彰

  • 猪俣さんよりメダルの授与。今年は4名。
  • 大橋さん、古川さん、山田さん
  • 大橋「府中の全国大会が最初でした。詰将棋博物館のサイトを開いて13年、詰将棋にどっぷりつかりました」
  • 田中「北海道の田中です。20回の全国大会で出席して、こんなすばらしいものがあるんだなと、それから10回連続です。」
  • 古川「京都の古川です。府中で初めて参加して、前回まで9回ということだったので今回参加しました。」
  • 山田「学生のころから20年かけて10回になりました。」

2013年7月14日12時50分 門脇賞表彰

  • 北村委員長に変わって柳田会長より若島さんに表彰状授与。
  • 若島「個人の楽しみを団体でという話がありましたが、元はモスクワでチェスの解答選手権で山田康平君と詰将棋でもできないかなと話していたのが発端です。今後も詰将棋界のお役にたてればと思います。」

2013年7月14日12時45分 七條賞表彰

  • 水上詰パラ編集長より発表、5名も満点がいたが、残念ながら5人とも出席していなかったので、筒井さんが代理で受取る。「解答してないんですけど・・・」

2013年7月14日12時30分 看寿賞作品解説

  • 柳田委員長より作品解説
  • 芹田作。「オール同馬を実現した作品です。週刊将棋の詰将棋探検隊でも紹介されました。成銀を取る、46金を消去、そのたびに馬の位置を変えておかなければならない。非常に深い世界を構築していると思います」
  • 廣瀬作。「37金がいなくれば46歩以下詰み。37金をどけるのは38とも邪魔なので、これを香を使って翻弄するわけです。38と、49金の形にしてこの収束が実現します。と金と金の翻弄が緻密な組み立てです。」
  • 井上作。「龍追いでの持駒変換による多重連取りですが、ぎりぎりの駒配置で実現しています。と金をはがしていくと99角と打てるようになります。87はなぜと金でないのか、難しいので作者に説明してもらいましょう」
    井上「と金だと・・・の変化で86、97と逃げられたとき詰まなくなります」
    柳田「最後のと金が消えて、見事な詰上り、圧倒的な支持を得ました。」
  • 岡村作。「4×9の密集形煙、しかもこれまでの煙にない追い方を目指した作品です。オリジナリティあふれた消し方に徹しています。」

2013年7月14日12時12分 看寿賞表彰

  • 柳田看寿賞委員長より、まずは表彰状の授与。「選考経過は詰パラ7月号にでていますが、詰パラモバイルなどにもいい作品がありました。」
  • 短編は該当なし。
  • 中編賞の芹田さん、長編賞の井上さん、特別賞の岡村さんに表彰(中編賞廣瀬さんは海外にいるため欠席)。
  • 芹田さん「自分の作品には奥深さはないですが、自分のいいところを追及していくといいこともあるのかなと。」
  • 井上さん「藤井君に出した問題を片っ端から解かれて、この年で世代交代かと。創作ではまだまだ頑張っていきたいと思います」
  • 岡村さん「札幌に続いて特別賞を受賞しましたが、特別賞については思い入れもあるので、喜んでいます」

2013年7月14日12時 全国大会開幕

  • 司会は短大担当の石黒さん、10回目の司会。
  • 関大会委員長よりご挨拶。「心行くまで楽しんで帰っていただきたいと思います」
  • 柳田全詰連会長よりご挨拶。「挨拶は短くします。」
  • 水上詰パラCEO「残念ながら岡田さんが亡くなられました。岡田さんに黙とうをささげたいと思います。」
  • 来賓を代表して谷川日本将棋連盟会長よりご挨拶。「将棋連盟のホームページに詰将棋を載せました(詰パラ提供)。これからもよい関係を築きたいと思います。」
  • 幹事会報告。猪俣事務局長。「解答選手権、来年から全詰連中心でやります。データベース、中断していましたが、またスタートしました。吉松さんが関西担当の幹事として就任されました。」

2013年7月14日11時55分

  • 会場もだんだん詰まってきて、もうそろそろ開幕。若島さんも到着したので、解答選手権2013をゲット。

2013年7月14日10時50分

  • だいたい準備完了。待ちかねた人がフライングで受付、さっそく本を購入する人も。浦野さんはハンドブックシリーズとともに八段昇段記念の扇子と詰将棋タオルも。三宅さんの解けてうれしい詰将棋、京都新聞で紹介されたとのこと。

2013年7月14日10時30分

  • 全国大会の会場は名古屋駅からすぐ、愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)。901会議室では、大会スタッフが名札の準備、プロジェクタの調整など着々と準備を進めている。
  • 書籍コーナーではおかもとさん(「竹馬」)、角さん(「からくり箱」など)が本を並べて販売の準備中。本は重いので大変そう。
  • 会議室の片隅では、全日本詰将棋連盟の幹事会が。看寿賞、データベース、規約などいろいろな活動について報告、議論。吉松さんが新任幹事に。

2013年7月14日0時

  • 14日は名古屋で全国大会。その前日に、名古屋近辺の詰将棋グループの会合「香龍会」が名古屋市中村生涯学習センターで行われた。
  • いつもの香龍会メンバーに加えて、明日の全国大会に備えて前日から宿泊する方など、会場の定員を大幅にオーバーする大盛況になった。
  • 全国大会のスタッフ、有志の方が、資料をケースに詰めたり、明日の全国大会の準備を進める。
  • 会場では完成したばかりの作品集を全国大会に先駆けて販売。
    徳島新聞詰将棋好作選「とくつめ」
    ・ 香龍会詰将棋作品集「翼」
    詰将棋作品集 竹馬(ちくば) (岡本正貴、高木秀夫)
  • 全国大会では上記に加えて次の2冊も販売予定。
    詰将棋解答選手権2013
    酒井克彦詰将棋作品集「からくり箱」
    5冊とも一般書店では販売されない本なので、この機会に入手したい。
  • 全国大会のプログラムを入手したので、第29回詰将棋全国大会ご案内に懇親会のスケジュールなどを追加した。
  • 香龍会の終了後は名古屋駅の方に移動して、笑笑、庄屋で前夜祭。若島さんや角さんたちのグループも別な場所で濃い詰将棋談義を繰り広げていたようだ。
  • 14日は11時開場に向けて9時から会場の設営、準備。会場の片隅では並行して全日本詰将棋連盟の幹事会が行われる予定。

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