大会アルバム(6)アタック25
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[2014年7月27日最終更新]
第30回詰将棋全国大会 大会アルバム(6)アタック25
休息後は、同一作検索の紹介。全詰連、データベース委員長の荒川さん。
「同一作検索、今までにみなさんがお作りになられた詰将棋に同じものがあるかどうか検索できるページを開いています。投稿される方は確認していただければと思います。そのページをやっていただいてますのが、空気ラボの新井さんです。スマホ詰パラをやっている方です。」
空気ラボの新井(エモン)さん。
同一作検索だけでなく、スマホ詰パラや個人作品集アプリといった、空気ラボの詰将棋関係の活動をプレゼンしていただいた。
同一作検索。現在詰パラなど新聞雑誌単行本からスマホ詰パラまで21万作品登録。
スマホ詰パラ。20万ユーザを突破、毎日3800人が利用と、本家の詰パラをはるかにしのぐ規模に成長。リアルタイムの投稿、解答で4000作品以上。今後スマホ詰パラ上でも、同一作検索、余詰チェックなどを付ける計画もあるとか。
個人作品集アプリ。市原誠さん、山川悟さんなど現在10本の作品集アプリを提供中(すべて無料!)。作品集をまとめたい人はご相談くださいとのこと。
同一作検索のやり方は簡単。柿木将棋やKifu for Windowで局面をコピーして、同一作検索のページに張り付けて検索ボタンを押すだけ。
左右反転を含め、同一作があれば一覧で表示される。
もはや、詰将棋作家や詰将棋コーナーの担当者には必須のツール。ここでチェックしてなくて同一作を出題したりしたら、もう言い訳はできない。
さて、いよいよお待ちかね、詰将棋パネルクイズアタック25。テレビの人気番組、パネルクイズアタック25の詰将棋版だ。
出題も5×5のパネルに1文字ずつ表示されていく。知識を問うクイズも詰将棋がらみだが、詰将棋自体の出題も。
解答するのは、この4人。誰が何枚パネルを取って優勝するかを全員が予測して投票する。
赤:北海道地区代表、デパート担当、會場さん。
緑:東京地区代表、将棋文化検定1位、田口さん。
白:東海地区代表、将棋のアマ強豪、水谷さん。
青:近畿地区代表、充実の若手、宮原さん。
若手とベテラン、誰が優勝するのか、まったく予断を許さない。
トップ賞は駒場和男「ゆめまぼろし百番」、そして優勝者が最後のクイズに正解すると、海外旅行・・・は流石になかったが、七條兼三「将棋墨酔」という豪華賞品。
これを見せられては、解答者、本気にならざるを得ない。
さて、第1問。まだ最初とあって、途中で「山本民雄」とか、「11手」と答えた人はいなかったが・・・
青(宮原)「99飛」 ・・・不正解
緑(田口)「27角」 ・・・正解
最初から波乱が。中央の13番が緑に変わる。青は立って2問の間お休み。2問目も緑が取って緑が先行。
詰将棋の場合もヒトマスずつ駒配置が表示されていく。早押しクイズなので、途中で残りの駒を推測して答えるかが勝負。
赤(會場)「24香」 ・・・正解
第3問で赤(會場)が隅に飛び込み、第4問も取ってひっくり返し、すべて赤に。さらに赤2枚追加して独走状態。
あとの3人も反撃して、いい勝負で残り5枚のアタックチャンスを賭けた問題に。
これも赤取って、右隅にアタック。ついに4隅奪取に成功。
終盤、白の水谷さんが猛烈に追い上げたが、4隅を取ったのが利いて赤會場さんが14枚で優勝、まずは「ゆめまぼろし百番」を獲得。
優勝した會場さん向けの問題、詰将棋の図面だが、取ったパネルが端の方ばかりなので、真ん中辺が見えない。
赤(會場)「寿」
では、残りのパネルも見てみましょう・・・ 正解!
「11龍でわかりました。」
みごと正解して「将棋墨酔」もゲット。
投票では、田口、水谷、宮原、會場の順で、大穴だった。それでも、會場さん、14枚を当てた人が4名も。松沢さん、上田さん、吉田さん、飯山さんに賞品贈呈。
會場「優勝したら山田さんが透明駒の作品を作ってくれるという約束をしていたので、フェアリーの大家の山田さんの透明駒の作品をしばらく楽しみにしていたいと思います」
(大会アルバム(7)ミニ解答競技 に続く)
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