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2014年7月25日 (金)

大会アルバム(4)看寿賞表彰

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[2014年7月25日最終更新]
第30回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)看寿賞表彰


Zt30e01 石黒「本日のメインイベント、看寿賞の授賞式ですね。柳田さん、お願いします。」

柳田さん、今回は看寿賞委員長として登場。
「選考過程は詰パラ7月号に詳細にでておりますが、短編は空白というのが多かったんですけど、今回は2作、長編も豊作で、詰将棋界は平成の黄金期を迎えてるんじゃないかと思います。」

ということで、2013年度は短編賞2作、中編賞1作、長編賞2作の5作品が受賞。

Zt30e02 全国大会には中村さん、久保さん、添川さんの3人が参加、額入りの賞状と副賞を授与された。

「平成25年度詰将棋看寿賞 短編賞 中村雅哉殿。貴方が詰将棋パラダイス平成25年6月号B級順位戦に発表された15手詰は平成25年度短編部門において最優秀作品に選ばれました。ここに詰将棋看寿賞を贈り、長くその栄誉をたたえます。」

Zt30e03 受賞した3人。左から、短編賞 中村雅哉さん、中編賞 久保紀貴さん、長編賞 添川公司さん。田島秀男さんは短編賞、長編賞同時受賞だったが、残念ながら全国大会には不参加。

Zt30e04 短編賞 中村雅哉さん。

「アメリカに単身赴任していまして、この作品は赴任中の作品です。詰パラは作品が載るときに在住地も一緒に載るので、「アメリカ 中村雅哉」で載せようと頑張りました。まさか看寿賞をいただけるとは思わなかったんですけれども。純粋にアイデアからアメリカで作ったメイドインアメリカの作品なので、看寿賞では初めてじゃないかなと。本当にどうもありがとうございました。」

Zt30e05 中編賞 久保紀貴さん。

「看寿賞ありがとうございます。発表したときもついてたんですが、看寿賞の発表が700号だったのもけっこうついてたかなと喜んでおります。作品全然関係ないんですけど今日なんか服装が派手だねっていわれて。作品については、宮原君が解説をブログに書いてくれたんで、興味のある方は是非読んでいただければなあと。それから僕のブログで相馬さんの作品の解答募集してるんでよかったら解答してください。」

Zt30e06 長編賞 添川公司さん。

「今回の「幻想飛行」は20年ぐらい前作って、ようやく最近完成と、かなり自分の中では時間をかけて苦労した作品なんでうれしく思っています。ありがとうございました。」

Zt30e07 続いて、柳田さん自らパソコンを操作しながら受賞作品の解説。

「あまり厳密な解説を期待されても・・・。なにしろ予習数分だけなんで。」

図面、棋譜ファイルや関連記事は平成25年度看寿賞からどうぞ。

Zt30e08 短編賞、中村雅哉作。

「審査をしているときに時間差中合という名称が飛び出しました。さてなんでここに中合するんだろう。」

2手目35玉の変化:19角、35玉、44銀、同桂、46角、45玉、37角、35玉、25金、同玉、28龍、35玉、46銀まで
この龍回りを防ぐ47銀中合だが、37角のときに47銀では46銀の1手詰。そこで19角のとき先に47銀と中合するのが「時間差中合」という斬新な一手。

「新手じゃないかということで高評価を得た作品です。」

ちなみに初手37角は47桂合、同龍、35玉、44銀、24玉で逃れ。このとき27龍と回れるようにするのが19角の意味(28角では35玉、44銀、24玉で28龍と回れない)。

Zt30e09 短編賞 田島秀男作。

「解答選手権で出題された作品。桂4枚香4枚で王様は動かない。左右の桂打ちと香打ちしかないのに大量の誤解者を生んでるんですね。69香と打ちたいんですが、その前に68香、同金、58桂、同金左、78桂、同金と下準備が必要。元の形から48の金が一つ寄っただけですが、これでやっと69香が成立します(同金右、67香、同玉なら58銀と金が取れる)。・・・ 打ち捨て趣向不動玉で究極を極めた作品になっているんですね。桂香8枚でよく成立させたと思います。」

Zt30e10 中編賞 久保紀貴作「位置エネルギー」。

「打診中合2回。作者がブログで解説しています。同じ筋で2回はできない・・・」

柳田さんの解説はちょっとわかりにくい。流石の柳田さんでも予習数分では無理があったか。打診中合2回というか、連続打診合なのがポイント。作者の解説宮原さんの解説を参照されたい。

Zt30e11 長編賞 添川公司作「幻想飛行」。

「添川さんの香はがし。はがしといっても移動合のはがしで、従来のはがしとは感覚的には違います。玉方の持ち駒なしという状態で飛車には飛合という感じで進んでいきますが、ところどころ角が動きます。基本的に香の移動合を繰り返すわけですが、はがしといっていいのか、類例のない手順です。時間をかけただけあって、収束にリキが入っています。」

Zt30e12 長編賞 田島秀男作。

「柳原裕司さんの角と銀の入替の形を発展させて、それに馬ノコを絡めた作品です。50手ぐらい進んで、この形になったときしか馬が飛び出せないようにできているわけです。64馬が63に動くのにまた32手かかるんですね。打合駒なしの驚異の579手。信じがたい作品です。」

注)合駒なしの長手数記録は、添川公司「桃花源」767手。

Zt30e13 昨年看寿賞を受賞したときインドネシアに行っていた廣瀬崇幹さん。

「受賞したときはマラリアで寝込んでました」

改めて表彰。といっても架空の表彰状なので何も書かれてない。

「去年海外に行っていて何もできなかったので、今年参加できて良かった。全国大会は参加したことがなかったので。ありがとうございました。」

大会アルバム(5)各種表彰など に続く)

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コメント

30回大会出席でき感謝!なお、13回連続10位以内、は間違い一回途切れてます、フエアリーに熱中したため、羊の詩6、は関西の方、安永さんフエアリー担当者に是非上げたい、8月24日詰工房に持っていきます、予約制

投稿: 加賀孝志 | 2014年7月29日 (火) 10時27分

加賀さん、ご指摘ありがとうございます。アルバム(5)にコメントを追加しました。ついでに詰将棋の欠片にあった、平成3年からの累計点数の記載(加賀さんが1位)も追記しました。

投稿: TETSU | 2014年7月29日 (火) 21時10分

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