大会アルバム(7)ミニ解答競技
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[2014年7月28日最終更新]
第30回詰将棋全国大会 大会アルバム(7)ミニ解答競技
さて、次は全員参加のシンキングタイム、全国大会恒例のミニ解答競技。
石黒「はい、これからミニ解答競技に行きますので、ミニ解答競技と書かれた縦に長い白いA4の紙ですね。お手元の方にご用意ください。」
昨年の名古屋大会と同じく3ラウンド、各10問。考える時間は1問につき30秒。
ラウンド1 3手詰10問
ラウンド2 5手詰10問
ラウンド3 協力詰10問(3手・5手)
答えるのは初手だけなので、ヤマ勘で答えるのもありだが、書かなければ0点だが間違うと-1点なので、悩むところ。
1問目はわかりやすい問題。全問このぐらいだとうれしいのだが、昨年の解答競争でも、最後の方は凶悪な問題が・・・。
今年の作者は3手詰、5手詰は馬屋原さん。さて、どんな問題が登場するだろうか。
右端の星が30から0に向かって落ちていく。5問目ぐらいになると、かなり紛れがあって(角の打ち場所が16通り!)30秒で読み切るのは大変。
途中でヒントをつぶやいたりするが、こんなような思わず笑っちゃう大ヒントだったりするので、あてにならない。
最初のうちは余裕だった皆の表情がだんだん真剣な眼差しに変っていく。
3手詰でも、30秒の時間制限で、「あと5秒!!」なんて表示されると、かなりのプレッシャーだ。
きれいな形だが飛の打ち場所は16通り。当然、正解は1か所だけだ。
前の人の頭で下の方が見えないとの声あり、ここは反省点。問題の作成、表示方法に工夫が必要だ。
隣の人と解答用紙を交換して答え合わせ。その結果、驚愕の事実が。一見おとなしそうな8問目がおそろしい落とし穴で、正解者ゼロ!
当然10点満点の人はなし。
「では、9点」 いない。
「では、8点」 やっとちらほら手が上がる。
「マニアなら8点以上は欲しいところ」って・・・。厳しい。
シンプルな形でも悩ましい問題が多い。
後半になってくると、半ばあきらめムードの方も。
第9問。「後手の持駒は歩だけ・・・」とヒントが表示されるが、その10秒後には「後手の持駒は歩だけ・・・じゃないよ」
凶悪な問題に凶悪なヒントで、解答者はグロッキー。
それもそのはず。5手詰の最高点はなんと5点!
「マニアなら7点以上は欲しいところ」
この会場にはマニアは一人もいないようだ(^^;
第3ラウンドは協力詰(ばか詰)。先手後手が協力して最短手数で詰ます詰将棋だ。最初の3問は3手詰で、あとは5手詰。
最後までシンプルな形でほっとするが、協力詰は詰み形が見えないと短手数でも難しい。作者はフェアリーランド200回以上入選の大ベテラン、加賀さん。
第3ラウンドも最高得点は8点だった。
さて、総合成績はいかに。
「25点以上」・・・ いない。
「24点・・・23点・・・22点・・・21点・・・」
「20点・・・武藤さん、お見事。賞品をどうぞ。」
「流という1文字ペンネームでたまに・・・ご存知ですか。5時から池袋で食事をする予定で嫁さんと子供が12時から1階のロビーで待ってるんで、今すぐ出ちゃいますが、ありがとうございました。」
「3手詰6点で、5手詰3点で、協力詰8点という、職業柄ちょっと不安を感じる・・・ 喜んでいいかわからないんですけど。はい。協力詰得意です。」
「今年は三輪勝昭さんの作品集「幻の城」の筆者の一人として参加していますので、みなさんも良かったらご購入をお願いします。」
恒例の一番下表彰は細川さん、-10点。書いたものがすべて誤答のパーフェクト。
「3手詰はトイレに行ってまして最後の10問だけ。5手詰に本気で挑戦したんですが、全部不正解でした。協力詰はもうグロッキー状態で・・・。まさかびりになるとは思わなかったんで、初参加で衝撃です。」
時間が押していて、このあと、同じ会場で懇親会をするため、参加者にも手伝ってもらって全力撤収。並行して記念撮影。
人数が多いので2回に分けて撮影する。「受賞者のみなさんは2回とも入ってください」
(大会アルバム(8)懇親会 その1 に続く)
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コメント
写真撮りっぱで消えまして、申し訳ありません。
何とか撮れていたようでホッとしました。
投稿: パパス | 2014年7月30日 (水) 09時19分