大会アルバム(2)フリータイム
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[2014年7月23日最終更新]
第30回詰将棋全国大会 大会アルバム(2)フリータイム
来場者の多くが真っ先に向かうのが、会場後ろの書籍コーナー。この全国大会に向けて発行された新刊の詰棋書も何冊もあって、飛ぶように売れていく。
- 詰将棋作品集 アトリエ
今回の全国大会を運営した東京詰将棋工房の第4作品集。 - 詰将棋解答選手権2014
今年行われた第11回詰将棋解答選手権の全記録。表紙は優勝した若島さん。 - 詰パラ別館 幻の城 三輪勝昭 詰将棋作品集
活発な作品発表で同人作家となった三輪勝昭さんの作品集。解説陣がすごい。 - 詰将棋作品集 般若一族 全作品
謎の詰将棋集団、般若一族の全作品を詳細解説。随想も多数収録。
いずれも濃い内容で、詰将棋マニアなら必読。
新刊4冊のうち、アトリエ以外はすべて角さんの編集。3冊同時進行とはすごい。お疲れ様でした。
角さんのブースでは、新刊3冊以外に、「この詰」や詰パラ700号記念号も販売。
お隣はProblem Paradiseの若島さん。Paradise Booksがずらり。
もう絶版になっていて本屋では入手できない「盤上のパラダイス」をおもちゃ箱の賞品用にゲット。
たくさん並べているのは、全詰連書籍部の大橋さん。
詰工房の作品集「アトリエ」もここで販売、持ってきた60冊すべてはけて完売御礼とのこと。欲しい方は全詰連書籍部へどうぞ。
こちらは、同一作検索のデモコーナー。詰パラなどの雑誌だけでなく、新聞、単行本からスマホ詰パラまで、20万作以上の詰将棋から同一作があるか検索できるスグレモノ。作家、担当者は必ずチェックするようにしたい。
同一作検索は、スマホ詰パラの空気ラボのエモンさん(左)と全詰連データベース委員長の荒川さん(右)のコラボで実現したもの。きょうは空気ラボ発行の「市パラ」などの詰将棋作品集や「解けてうれしい詰将棋」、詰将棋年報、詰パラバックナンバーも販売。
柳田さん所蔵のレア本閲覧コーナー。秀局回顧録下巻(右下)の厚さにびっくりした人も多かった。
久しぶりに全国大会参加、伝説の詰将棋400年記念全国大会の名プロデューサー清水さん。参加するなら、と、昔の詰工房や全国大会の写真や貴重な資料を並べて臨時ブースをオープン。
食玩を将棋駒にした「チョコエッグ将棋」に興味津々。
11時10分、正面のスクリーンでは、アートシアター 華麗なる立体曲詰の世界の1回目の上映が始まった。
「年賀詰では、干支も良く使われます。21世紀最初の年は、巳年でした。」
(ここで手順を並べて鑑賞)
「巳から21に。この年の、年賀詰コンクール、第1位。」
ナレーションが入っていて、見ているだけで楽しめる。
アートシアター(奥のスクリーン)の横では、大道棋屋さんが2問同時出題でみなを迎え撃つ。といっても今回出題しているのは9手以内の短手数の問題ばかり。
大道棋コーナー担当の新ヶ江さんは当然研究済だが、右側の盤では、臨時の大道棋屋さんがネタ帳をみながら出題。
大道棋屋「私もまだ解けてないんだけど(笑)」
さて、ちゃんと受けられるのかな?
今回の問題はおもちゃ箱のこちらで挑戦できる(リロードで新しい問題)。Javaを利用できる環境が必要、JavaはOKなのに見れないときは、Javaコントロールパネルのセキュリティの例外リストにおもちゃ箱のアドレスを追加する。
(http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/)
協力詰(ばか詰)はわかりやすいが、透明駒の問題はフェアリーファンでもよくわからないという人が多い。今回の紹介で透明駒ファンがふえたかな。
12時になって、詰将棋知識検定が始まった。30問、すべて三択。試験会場の雰囲気だ。
第一問 初代大橋宗桂が詰将棋集を献上した天皇は? (1正親町天皇 2後陽成天皇 3後水尾天皇)
という感じで、将棋世界詰将棋サロン担当の村田先生も苦戦する難しさ。しかし、28問正解した人がいたのだった・・・
*詰将棋知識検定の問題が公開されたので、みなさんも挑戦されたし。制限時間は20分。
北浜先生は川崎市民だったが、この4月の関西移籍で川崎の全国大会が遠くなってしまった。しかし、東京での対局日程を合わせてしっかり参加。
安達康二さんのご遺族も参加、アートシアターのNHK詰を感慨深くごらんになっていた。
安達康二さんの作品集発行の予定があるとのこと。
そろそろ1時、会場もかなり詰まってきて、いよいよ全国大会の開幕だ。
(大会アルバム(3)全国大会開幕 に続く)
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