大会アルバム(3)全国大会開幕
===> 詰将棋おもちゃ箱 ===> 詰将棋全国大会 ===> 第30回詰将棋全国大会
[2014年7月24日最終更新]
第30回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)全国大会開幕
「それではただいまより第30回詰将棋全国大会を行います。」
司会は詰パラで短大を担当している石黒さん。全国大会30回のうち、なんと11回の司会を担当している大ベテランだ。アバウトな運営をフォローして臨機応変に進行する技術は、神業の域。
芹田大会実行委員長より開会の挨拶。芹田さんも川崎在住の看寿賞作家だ。
「ようこそ川崎市へ。川崎というと、最近毎年看寿賞を出す看寿賞の街という形になっております。特に今日はまさに毎年看寿賞をとっている添川公司さんもいらっしゃってますので、交流をとっていただけたらいいかなと。それではみなさま、一日楽しんで、いい思い出を作って帰っていただけるようにお願いします。」
主催の全日本詰将棋連盟、柳田会長の挨拶。柳田さんは今大会の事務局長も務めている。
「私はJRでほんの一駅の鶴見という町に住んでいて地元ということで事務局を一手に引き受けまして、ミスも多くて私も年かなと。いろいろな企画をフリータイムから本大会まで盛りだくさん、全部詰将棋工房のみなさんのご協力を得て成り立っています。みなさま、一日お楽しみいただければなによりです。」
「詰パラ700号おめでとうございます。これからも800号、1000号目指して末永く続いてほしいなと思います。全国大会、今回は川崎ということで、私も川崎市民として参加するはずだったんですけど、4月から大阪に移籍することになりまして、いきなり遠い会場に。なんとか対局がついて参加することができてほんとにうれしく思っています。実行委員の方がご苦労されて設営されていてほんとうにお疲れ様でした。1年1回の詰将棋のお祭りなんで一緒に楽しんでいけたらと思います。」
詰将棋パラダイス誌の水上社長の挨拶。
「全国大会ちょうど30回、詰パラは7月号で700号、私が編集部に参加してから20年と、なにかとエポックメイキングな大会ということになるかと思います。7月15日の朝日新聞に記事が載りましてけっこうな反響がございました。私もけっこうな年になってますので、若手を含めて盛り上げていきたいと思います。」
ここで柳田事務局長より、「ご寄付をたくさんいただいております。」ということでご寄付の報告。
田島秀男さんは看寿賞の賞金を寄付。
田宮克哉さんの息子さんから、田宮さん考案の京都将棋を寄贈。
全日本詰将棋連盟の猪股事務局長より午前中行われた全詰連幹事会の報告。
「各委員会の活動報告や会計報告。今年は順調にいきまして45分ぐらいで終わりました。今まで規約が微妙な問題があってクローズアップされてなかったんですけれども、今後詰将棋でトラブルが生じたときに規約委員の方で判定を行うことによって徐々に問題点をクリアーにしていこう、というふうに決まりました。」
挨拶が終わったところで、北村門脇芳雄賞選考委員長よりサプライズ表彰の発表。
「第3回門脇賞、北海道からきて該当者なしでのほほんと帰るわけにはいかないと、また詰パラ700号、全国大会30回と節目の年であるということで、選考委員長の独断と偏見で選考委員長特別賞を設けることにしました。門脇さんは全国大会24回参加という記録を作っていました。去年やっとそれを超えた人が二人でました。そのお二人を表彰したいと思います。」
そのお二人は金子清志さん(右)と高見秀夫さん(左)。お二人とも今回も参加しているので、通算26回になる。
「門脇芳雄賞選考委員長特別賞 あなたは永年に亘り詰将棋に深い理解と愛情を注いでこられました。詰将棋全国大会に対しては積極的に参加を心がけ、昨年度参加回数二十五回の偉業を達成されました。」
「主人が生きていたら大喜びで参加させていただいたと思いますので、今日は写真を持ってまいりました。主人の詰将棋人生を語ってくださった皆様に心から感謝とお礼を申し上げたくて、老体に鞭打って参加させていただきました。主人も個性の強い人でしたので、ずいぶんいやな思いをなさったかと思いますので、心からお詫びを申し上げます。」
(大会アルバム(4)看寿賞表彰 に続く)
| 固定リンク
コメント