大会アルバム(4)各種表彰など
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[2016年7月22日最終更新]
第32回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)各種表彰など
年間最優秀な作品に与えられる看寿賞に続いて詰将棋パラダイスの解答順位戦の優秀成績者を表彰する七條賞。
今回は第2位の加賀さんが参加、詰パラの水上編集長より表彰された。
「加賀さんは解答上位の常連で、確か4年前の松本でもお越しいただきました。いつもありがとうございます。」
「18才のときから今72才です。ずっと詰将棋を解いてきて、看寿賞はほとんどの作品を解いてます。年をとって棋力が衰えるといいますけれども、継続は力なり。どうぞみなさんも頑張ってください。解答者に力を与えてくださった七條賞、そして解く方と作る方は両輪だと思っています。解答者に光を与えてくださったことを深く感謝いたします。」
次は詰将棋の普及・発展に貢献された方に贈られる門脇芳雄賞。2015年は、東京詰将棋工房(詰工房)が300回を超えたこともあり、25年間世話人として詰工房を開催し続けた金子さんが受賞。北村委員長より表彰された。
金子さんは毎月の会合開催だけではなく、関東での詰将棋全国大会の牽引、詰工房作品集の発行、長年にわたる全日本詰将棋連盟役員としての活動など、詰棋界の活性化に大きな貢献を果たした。
「300回というのは詰工房になる前からの回数で、詰工房になってからは私がやっていますけど全体としては27年ぐらい、私になってからは25年ぐらいやっております。今の人数になってからは割と安定してますが、昔は参加者が4、5人ということもありました。しばらくは続けていくつもりなので詰工房をよろしくお願いします。」
今回で10回参加になる6名を表彰。猪股さんから記念メダルをかけていただく。
小泉さん、荒川さん、大野さん、岡村さん、北浜さん、中村さん。小泉さんは前回10回だったが手違いで漏れたため、11回目の今回表彰。
「11回参加記念ということで、一回り重いのをいただいたみたいです。どうもありがとうございました。」
「私は詰将棋を解かない作らないという会員なんですけれども、何をしているかというと詰将棋を集めています。データベース委員会を預かって、あと詰将棋保存会で一般の紙誌にでた問題を集めて楽しんでいるというちょっと変わった楽しみ方をしています。今回で10回ですが、今後も毎年でていきたいと思います。」
「安南詰将棋を作ってフェアリーに細々と投稿している大野です。何年か前になくなられたSubさんという方がいらっしゃるんですが、その人の本を作って後ろにありますので、ぜひお求めいただきたい。その宣伝の意味もあってきましたので、よろしくお願いします。」
「メダルは重いって話は聞いてたんですけど、実際かけてみるとすごい重くて、看寿賞の賞状よりも重いなと(笑)。全国大会初めて出させてもらってから30年ぐらいで10回というスローペースなんですけど、これからもぼちぼち参加させていただければと思います。」
「初参加のときは確か横浜で二次会から参加させていただいて、松本の時1回お休みして、自分でも何回参加したかわからなかったんですけど今回10回ということで、本当にありがとうございます。倉敷に来るのは初めてで棋士として恥ずかしいんですけど、真っ先に大山先生の記念館におじゃまして、ご挨拶できた気がして、倉敷に来れて本当によかったと思います。今後は早く入選10回を達成したいと思います。」
「私は初めての参加は大阪の南港だったと思います。10回になったのかと数えてみると各大会それぞれ思い出があってなつかしく感じられます。これからも20回、30回と増やしていきながら思い出を積み重ねていきたいと思います。」
「恒例ですので、メダルは懇親会が終わるまでよろしくお願いします。なんだったら、家に帰るまででも。」
平井さん(写真左)がプロジェクターに作品を映して、その場で長谷川さん(写真中央)が解いていくというユニークな紹介方法。会場の皆も一緒に解く気分が味わえる。会場には図面は最初に配られているが、解答はまだ配られていない。
その場で解くのはかなり大変だが、平井さんがヒントを出したり、手が外れれば教えてくれる。長谷川さん、かなり鋭く、第1感があたることが多い。
「左右対称形です。とりあえず真ん中から行きましょう。」
「54香とかですか」
「はいそうですね。合駒直接打つと桂馬打ってばらしていけばすぐ詰むので中合が正解です。」
「取る手もあるんですけど、取ると紛れに入ってしまうんで(笑)取る手ではない。普通に打ってくれたらいいです。」
「じゃあ桂馬。」
という感じで紹介・解説が進んでいく。
本の宣伝、どうぶつしょうぎカフェ、詰パラ316冊3万円を1万円に値下げ、6月に亡くなられた駒場和男さんに九段位を贈呈、未発表の百番の話などもろもろ。
詰パラ316冊は売れたのかな。
今回の新刊、「解答選手権年鑑2016」、海老原辰夫作品集「星河」。角さんのお店では「一番星」などこれまで発行した詰棋書もずらり。
(大会アルバム(5)ミニ解答選手権 に続く)
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