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2016年7月21日 (木)

大会アルバム(3)看寿賞表彰

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[2016年7月21日最終更新]

第32回詰将棋全国大会 大会アルバム(3)看寿賞表彰


Zt32c01_2 柳田看寿賞委員長より、選考結果の説明。

「(詰パラ)7月号に詳細に出ている通り、今年も6作ということで、短編賞が片山さん、中編賞が山路さん、長編賞が岡村さんと田島さんが2作。特別賞が広瀬さん。」

Zt32c02 柳田委員長より、各受賞者に表彰状と賞金の授与。

今回の大会には片山さん、山路さん、岡村さん、広瀬さんが参加、はなやかな表彰式となった。

Zt32c03 表彰状はこんな感じで、受賞作の図面が入っている。

Zt32c04 喜びの受賞者。左から短編賞片山さん、中編賞山路さん、長編賞岡村さん、特別賞広瀬さん。

Zt32c05 短編賞 片山さん。

「今回賞をいただいた作品、非常に自分らしい作品です。手筋ものといろんなところで書かれているんですけれども、作者的にもそう自負しています。使い古された収束から作った作品です。今の詰将棋界ではあんまり、逆にちょっと新鮮なぐらいじゃないかと思ってますけれども、自分らしい作品で賞がいただけてうれしく思っています。」

Zt32c06_2  中編賞 山路さん。

「僕は趣向作品が好きなので、単なる趣向作品として出したつもりなんですが、半期賞をいただいて、それからまさか看寿賞をいただきまして、本当に驚きずくしです。ただ、作家目線の賞という声もありますので、今度は解答者からも作家からも評価される作品で看寿賞を取りたいと思います。宣伝ですが、9月17日の土曜日、とり研第2回目を開きたいなと上谷と考えていますので、ご検討ください。」

Zt32c07 長編賞 岡村さん。

「まず、中国地方で初めて詰将棋全国大会の開催ということでおめでとうございます。私も先祖代々中国地方に住んできたもので、初代は延享の頃。延享といえば宗看と看寿の魚釣りの歩の故事があった年代で、その時代からずっとうちの先祖が山を開いて田畑を耕してきたと思うと、宗看と看寿の時代にルーツをもつ煙詰という様式で看寿賞をいただくというのはひとしおのものがございます。」

Zt32c08 特別賞 広瀬さん。

「本作は思っていた以上にすごい反響があって、ついに看寿賞までいただくことになってびっくりもしてすごいうれしく思っています。自分は刺激がないと創作意欲が続かなかったりするのですが、ほかの方から刺激をくれて本作も作れたし、また創作を続けられていると思っています。今後もマイペースで創作を続けられていけたらと思います。」

Zt32c09 続いて柳田委員長による受賞作の解説。

「まず、短編賞の片山さんの作品。23銀に同飛ですが、同玉、同角の変化も難しい。32飛が合駒請求の手ですが角の利きに打って捨駒になっています。対する銀合も調べたら全く同じのはでてこなかったですね。既存の収束から32飛打から22銀合という新しい部分を付けて、まだ手筋のアレンジでもこういったいい作品ができる余地があるんだなとあらためて感じさせてくれた作品です。」

図面  棋譜ファイル

Zt32c10 「山路さんの作品(中編賞)。持駒の桂4枚が金1枚なら22金と捨てて詰むんですが、桂4枚でそれをどうやるかという作品です。四桂連打から四桂成捨てという、今まで誰もやったことがない構想でした。」

図面  棋譜ファイル

Zt32c11 「岡村さんの「来たるべきもの」(長編賞)。理論的最短手数の煙詰です。2手で必ず1枚消さなければいけないわけです。新ヶ江さんの「伏龍」79手があって、最短煙が実現してもあまりおもしろい手順ができないんじゃないかと想像していたわけですね。ところがどっこい、実に複雑怪奇で、邪魔駒消去とか不利打ちとかいろいろなことを入れてくださった。条件を抜きにしても煙詰としては非常な傑作ではないかと思っています。」

図面  棋譜ファイル

Zt32c12 「田島さんの長編賞。四桂連合を4回繰り返すなんて、よく考えつきましたよねえ。ここの部分で四桂連合がでるんですが、2筋の香を取ってまた繰り返す。こんなもの(四桂連合)をモジュール化して繰り返すなんて信じられないことですね。」

図面  棋譜ファイル

Zt32c13 「これも田島さん(長編賞)。金知恵の輪という横擦り趣向ですが、2枚の角が空き王手で動けて、その場所の組み合わせで進んでいきます。目的は47桂と打ってと金を剥すんですが、1枚はがすのに最初は5往復、2回目からが4往復するという。金知恵の輪で519手、はがしという観点からは1/4手微分はがしになっているという想像もしていなかったことが実現しています。」

図面  棋譜ファイル

Zt32c14 「広瀬さん(特別賞)。時計回りに金銀8枚を連打して捨駒するという作品です。全部違う駒で取るところ、ロジックで打つ順、金か銀かすべて限定しているところがすごいですね。誰も考えたことがない構想を短い手数でいっさい無駄手なくまとめたというのがすごいと思います。」

図面  棋譜ファイル

*図面、棋譜ファイルは詰将棋パラダイスより

大会アルバム(4)各種表彰など に続く)

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